白魔道士

記事名読み
しろまどうし/White Mage/WHM
スタンダードジョブの一つ。ジョブ略称は「」。
治療や回復等の支援魔法を主体とする『白魔法』のエキスパート。
近接戦も得意だが、刃物はタブーとされており使用できない。


概要
回復能力に最も長けたジョブであるが、実際にはそれに止まらない。範囲強化魔法を駆使することで強化魔法においても学者と第一人者の座を争い、白魔法系統の弱体も実用レベルにあり、パーティに1人はいた方が安心できるジョブであろう。

近接戦でも優秀であり、というスタイルが成立するほどであるが、パーティ近接戦が求められることはほとんど無い。

各種の状態異常回復魔法を使用出来るのは白魔道士学者白の補遺使用時)であるため貴重である。移動時にもテレポインスニパーティ狩場や目的地へ安全・円滑に移動させることもできる。
ステータス
HPMPSTRDEXVITAGIINTMNDCHR
ECDFDEEAC

スキル
格闘短剣片手剣両手剣片手斧両手斧両手鎌両手槍片手刀両手刀片手棍両手棍
B+C+
弓術射撃投擲ガード回避受け流し
EED
神聖回復強化弱体精霊暗黒歌唱弦楽器管楽器忍術召喚
AA+C+C
風水魔法風水鈴

弱体魔法スキルの上限は2003年4月15日のバージョンアップで引き上げられている。

名前種別習得Lv敵対心
累積/揮発
女神の祝福SPアビリティ10/320
魔法防御力アップジョブ特性10-
女神の印ジョブアビリティ150/80
クリアマインドジョブ特性20-
トランキルハートジョブ特性21-
オートリジェネジョブ特性25-
魔法防御力アップジョブ特性30-
クリアマインドジョブ特性35-
ハートオブソラスジョブアビリティ400/80
ハートオブミゼリジョブアビリティ400/80
女神の慈悲ジョブ特性50-
魔法防御力アップジョブ特性50-
クリアマインドジョブ特性50-
ディバインベニゾンジョブ特性50-
ディバインベニゾンジョブ特性60-
クリアマインドジョブ特性65-
魔法防御力アップジョブ特性70-
ディバインベニゾンジョブ特性70-
マータージョブアビリティ75+0/320
デヴォーションジョブアビリティ75+0/320
ソウルオブソラスジョブ特性75+-
ソウルオブミゼリジョブ特性75+-
オートリジェネジョブ特性76-
クリアマインドジョブ特性80-
ディバインベニゾンジョブ特性80-
魔法防御力アップジョブ特性81-
女神の愛撫ジョブアビリティ830/80
エクストリームガードジョブ特性85-
ディバインベニゾンジョブ特性90-
魔法防御力アップジョブ特性91-
女神の聖域ジョブアビリティ950/320
エクストリームガードジョブ特性95-
女神の羽衣SPアビリティ96
クリアマインドジョブ特性96-

マーターデヴォーションメリットポイントを使用することで覚えることができる。

取得レベルは白魔道士が習得可能なレベルであり、他ジョブで覚える場合は異なる。
Lvレベル・名称
1~101ケアル3ディア4パライズ
5バストンラバニシュ6ポイゾナ7バスリプラプロテアプロテス
9バウォタラパラナ10アクアベールバポイゾラ
11~2011ケアルII12バパライラ13スロウバエアロラ
14ブライナ15サイレスデオードバニシュガ16ケアルガ
17シェルシェルラバファイラ18ディアガバブライラ19サイレナブリンク
20スニーク
21~3021ケアルIII,バブリザラリジェネ23バサイレラ25インビジレイズ, リレイズバサンダラ
27プロテアII,プロテスII28ストンスキン29カーズナ
30バニシュII
31~4031ケアルガII32イレース34ウィルナ
36ディアII,テレポデムテレポホラテレポメア
37シェルII,シェルラII38テレポヨトテレポルテ39ストナバウィルラ
40バニシュガII,ヘイストケアルラ
41~5041ケアルIV42テレポヴァズ43バブレクラ
44リジェネII45フラッシュ47プロテアIII,プロテスIII
48リポーズ50ホーリー
51~6051ケアルガIII53リコールジャグリコールパシュリコールメリファ
55オースピス56レイズIIリレイズII57シェルIII,シェルラIII
61~7061ケアルV,エスナ63プロテアIV,プロテスIV65バニシュIII,サクリファイス
66リジェネIII68シェルIV,シェルラIV70レイズIIIリレイズIII
71~8071ケアルガIV
75プロテアV,シェルラV
76プロテスV,シェルV78バアムネジラ80ケアルVI
81~9081アディバイト83ケアルラII84アディマイン
86リジェネIV87アディカリス90アディアジル
91~9991ケアルガV93アディストアドル95ホーリーII
96ケアルラIII,アディイン99アディデックアレイズ
99(G)リレイズIVフルケア

99(G)はギフトにて習得。詳細は【白魔法】の項あるいは個別魔法の項を参照。

これらの項目の効果を受けるためには、メインジョブ白魔道士に設定し、かつ白魔道士メインジョブレベルが75以上である必要がある。
グループ1
白魔道士カテゴリグループ1内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。

項目効果
女神の印使用間隔能力値1につき再使用間隔を20秒短縮(最大1分40秒短縮)
ケアル詠唱時間能力値1につき発動タイミングを4%早める(最大20%早める)
属性耐性魔法効果能力値1につきバ系効果+2及びに対応する属性魔法防御力+2(最大+10)
バニシュ効果能力値1につきバニシュ系に掛かる魔法攻撃力+2(最大+10)
注釈1
魔法攻撃力アップの合計値に加算される。

アンデッド特殊防御減衰効果時間+2秒(最大+10秒)
リジェネ効果能力値1につきリジェネ系の3秒ごとに回復する値+1(最大+5)
グループ2
白魔道士カテゴリグループ2内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。

項目効果
マーター標的のパーティメンバーに自身のHPの一部を倍増し
て分け与える。使用間隔:10分
能力値1でHP回復量を5%アップします。
デヴォーション標的のパーティメンバーに自身のHPの一部をMP
して分け与える。使用間隔:10分
能力値1でMP回復量を5%アップします。
ソウルオブソラスハートオブソラスの特定の回復魔法で付与される
ストンスキン被ダメージ吸収量上限をアップする。
能力値1で被ダメージ吸収量上限を+5します。
ソウルオブミゼリハートオブミゼリ被ダメージ蓄積上限をアップする。
能力値1で被ダメージ蓄積上限を5%アップします。

マーターアビリティなので移動しながらでも使用でき、ケアルでは間に合わない場面、MPが不足(の懸念)の場合などの回復手段としても有用である。
デヴォーションパーティメンバーMPを瞬時に回復する手段として有用である。
ソウルオブソラスソウルオブミゼリはそれぞれハートオブソラスハートオブミゼリ強化するジョブ特性
ジョブポイント(項目別)】参照。
ギフト】参照。
種類オリジナルアイテムレベル
アーティファクトヒーラーアタイアセオフニアタイア
レリック装束クレリクアタイアパエティアタイア
エンピリアン装束オリゾンアタイアエーベルアタイア

白魔道士を巡る環境とその変遷
各人のイメージの問題であるが、多くのファンタジー系作品における「ヒーラー=ヒロイン」的な役割を求めてこのジョブを育てている人も存在する。
一方で白魔道士が必須であると評される特権的立場を利用したプレイヤーの存在が問題となることあるが、結局のところ中の人の問題であるといえる。

当初は兎に角、味方の減ったHPを、ひたすらケアルで穴埋めするだけの単純作業が要求されるジョブで、時に「もぐら叩き」とも揶揄され、「白魔道士寝落ちしやすい」とまで云われる有様であった。ケアルヘイトが導入されてからは、ヘイト管理をする必要が生まれ、場合によっては白魔道士以外のジョブサポ白ケアル支援をし、「パーティを自分が支える」と云った実感が沸きにくいこともあった。
また、ケアルには高位になるにつれヘイトが急上昇する設計だったため、小さいケアルをチビチビ数打つのが効率的であるとされていた。「一気に回復する」などと云う爽快感が根本的に欠けていた事が問題視されたのである。
ケアルVのヘイトケアルIVよりも低く設定され、各種リジェネ系などが実装されたことで一応の対策がなされた。


サポ忍による空蝉回避が主流になってからの一時期は、回復強化と言った性能があまり重視されなくなり、状態異常回復魔法ストナ以外全てサポ白で使用可である事などから、それ以前の人気ジョブ面影が随分薄れてしまった事もある。
女神の慈悲リポーズ、各種リコールといった様々な追加措置により徐々にテコ入れがなされてきてはいるものの、2009年4月9日のバージョンアップによって状況は大きく変化するまでは雌伏の時を強いられていた。
上記のバージョンアップハートオブソラスハートオブミゼリアビリティの追加とそれに伴う既存魔法の修正、ケアルラオースピスエスナサクリファイスの4種の新魔法の追加が行われ、よりテクニカルな動きを要求されるようになった。

2010年6月22日のバージョンアップより導入されたコンテンツであるアビセアでは、アートマ支援効果によってPCHPが2000を超え、モンク盾役に至っては3000を優に超えるHPになる場合もあるため、ケアルIVですら物足りなくなっており、低ヘイトかつ特大のケアルが可能な白魔道士ヒーラーを独占していた。
またディバインベニゾンが追加されたことで、状態異常回復魔法に限ってはサポートジョブを選ばずファストキャストに相当する効果を得ることとなった。

上記の通り回復に特化した白魔道士であるが、サポートジョブによっては様々な動きも出来る。
スタンバラードなども準備しておけば、頼れるパーティの守り神となれるだろう。

サポートジョブ選びはパーティ構成や作戦などで柔軟に対処出来るのが一番である。
しかし、本人のプレイヤースキルや慣れによって最良の動きが出来るサポートジョブは変動するものなので、各々で判断で選択をしていきたい。

2010年11月頃は、ノーブルチュニックレイズIIIが高騰してしまい、経済的な意味で白魔道士には苦しい時期となっていた。いったん底値まで落ちていたノーブルチュニックの値段はわずか数ヶ月で10倍近くになり、レイズIIIノーブルチュニックだけで100万ギルかかるワールドもあった。

2013年4月にメナスインスペクター実装された。このコンテンツも従来以上に敵の攻撃が激しく、回復に特化した白は必須ジョブとなった。

2013年12月に実装された上位ミッションバトルフィールドや、2014年2月スカーム-ラ・カザナル宮外郭〔U〕実装、さらにヘイト関連の調整により、一時期は単純にパーティメンバーHPが減ったからと大ケアルを使うと、容易にターゲットが移ってしまう状況になっていた。

2020年現在は盾役アタッカー敵対心を上昇・保持する能力が向上し、白魔道士自身も敵対心-装備が以前より充実したため、多くの場面でほとんど敵対心を気にせず回復ができる環境になっている。

以下の内容はフェイス実装前の情報です。フェイスを使用した場合は、その能力や状況等を加味して参考にしてください。
主に弱体魔法コンサーブMPなど目立たないが有用な手が揃う。
デジョンレイズ時の安全確保にトラクタダンジョン脱出にエスケプ精霊の印を使ったスリプガバインド等緊急時に適したものが多く、PTの命綱とも言える白魔道士にとってバランスが良い。また、移動魔法としては全ての魔法(全てのテレポ、全てのリコールデジョン系、リトレース)が使えるため、こと移動に関しては全ジョブ全サポにおいて最も優秀な組み合わせの一つ。
Lv90に到達するとスタンが使用可能になり、戦闘面でも更に優秀さが際立つ。
一方、スタンに関わる暗黒魔法スキルはあくまでサポートジョブレベルに留まるため、Lv99以降で挑む高CLのコンテンツでは魔命が不足する場面も多い。
高レベル帯での白魔道士の基本となるサポートジョブ

初期~中レベル帯では白魔道士と機能の重複が多く、ファストキャストサポ学白のグリモアに食われ気味なためいまいちパッとしない。
メインLv80まで上げればコンバート、さらにLv82でリフレシュが使用可能となり、ここでMPに関する能力が一気に向上する。レベル上昇に伴うファストキャスト強化と相まって、この辺りからサポ赤が真価を発揮し始める。
弱体魔法グラビデディストラフラズルなどが使えるようになる。ディスペルサポ学でも黒の補遺状態に限って使用可能だが、無条件で使えるサポ赤の方が取り回しは良い。
遠隔攻撃を主体とするパーティならスナップも便利。

リポーズを併用することで、好きな時に不意打ちスピリットテーカー/ミスティックブーンを打つことが出来る。
サポシの特徴とも言えるトレジャーハンタージョブ特性については、トレジャーハンター+が付与された装備実装により、必要とされるケースは減っている。

ソロ活動においてはオートリフレシュMPの底上げ、シールドマスタリーおよび各種防御力アップなどの恩恵を得る。
しかしパーティプレイにおいては同じオートリフレシュを持つサポ召の方がMP増強量や履行(真空の鎧など)の面において優れている。
他のサポートジョブと比べるとあえてナイトを選ぶメリットは薄い。

バラード目的となるためレベル50以上での選択肢。
フィナーレも中レベル帯まではレジストされにくく、有用。
ただし楽器装備できないため1曲しか掛けることができない点や、あくまでサポートジョブレベルの歌唱スキルのみで効果が決まる為、どの歌も効果がイマイチである。
レベル上げメリポ・キャパポ用途としては一考の余地はあるが、他ジョブに比べると出来ない事のほうが目立ってしまう。
玄人好みのサポートジョブ

白魔道士ヘキサストライクを使用できるため、物理攻撃片手棍を用いて行う事が多い。そのため、二刀流を存分に活かすことが可能。
また空蝉の術による防御能力を持ち、ミスティックブーンによるMP回復力も二刀流で上昇するため、長期戦となる強敵ほど有効になっている。本領を発揮するのは、空蝉の術:弐が使用可能となるLv74から。

ハイジャンプスーパージャンプを用いて自主的にヘイト抜きが出来るのが最大の特徴。ターゲットが頻繁に来てしまったり、女神の祝福戦術に組み込まれるような戦闘であれば一考に値する。

オートリフレシュMPmaxアップ。サポになっても能力が落ちない真空の鎧などから以前は一定の人気があった。
本家より神獣HPが少ないため難易度は上がるが、ペット釣りに用いることも可能。
現在は好んで選択されることは少ないが、針千本のような「範囲内に頭割ダメージ」の攻撃への対策として、比較的サポートジョブに自由の利く白魔道士サポ召にして頭数を増やすことがある。

かつては回復魔法スキル・高いMNDによる回復系青魔法のコストパフォーマンスの良さがウリだった。
しかし現在はケアルI~IVの仕様変更により性能が向上し、あえてサポ青にしてまで回復系青魔法を使う事は無くなっている。
また、青魔法スキルサポートジョブレベルに留まることから、敵にかける青魔法はほとんど効果を見込めない。
極めつけはサポートジョブを青にすることにより、サポートジョブLv+1以上の青魔法がすべて解除されてしまうことも、敬遠される理由と言えるだろう。

ヒーラーズロール被ケアル回復量アップ)が主目的。
サポで効果が半減するものの、白魔道士自身が使うことで常時ジョブボーナスの恩恵を得られる。
またコルセアズロールで多少なりとも取得経験値を上げる用途でも利用できる。

Lv40まで上げて白魔法戦ヘッドパールアリエス」を取得し、これを魔法戦フレーム装備させることでPTメンバーへのケアルや状態回復リジェネなどが可能。オートマトンHP回復よりも状態異常回復を優先してしまうため、オートマトンは状態回復、主人はHP回復など一人で分担するなどの行動も可能。ダメージゲージO.ファイバーの装着により、ライトマニューバ1の状態でもHP79%以下のPTメンバーに自動でケアルをしてくれる。スキャナーを装着するとオートマトンは敵に対する魔法を使わなくなるため、回復専用オートマトンとして運用することができる。
スキャナーを装着したオートマトンは、レジストの確率が高い魔法は使わなくなる。サポかオートマトンのレベルはサポレベルになるため、メインジョブ経験値が入る敵が相手ではレベル差が大きく、レジスト率が高いと判断する。)

パーティメンバーがあまり被弾しないような状況の場合、ヘイストなどの強化魔法に専念することが出来る。白魔道士パールアリエスが並んでいる姿をソフトバンクのCMに例えて「ダブルホワイト」と呼ぶとか呼ばないとか。

白のグリモア白魔法消費MPを10%軽減できる。
更に詠唱時間再詠唱時間が10%短縮される。この詠唱時間再詠唱時間短縮効果はファストキャストディバインベニゾン等による短縮とは別枠であり、乗算の関係にある。
女神降臨の章を用いて、状態異常回復魔法や一部の強化魔法を範囲化することが可能。意気昂然の章回復魔法神聖魔法の効果を高めることもできる。

戦闘速度の遅かった昔は、再使用時間の長い女神の印よりも運用に自由が利くため、特にヤグルシュを持たない白魔道士状態異常への対策を目的としてサポ学を選択する事があった。
現在は戦闘速度の高速化によりチャージが追いつかないことがほとんどであることから、専らリジェネIVやストンスキンといった強化魔法の範囲化目的で選択される。

白のグリモアコンサーブMPによる消費MPの低減と、机上演習による自己MP回復も有用である。強化魔法弱体魔法スキルが上昇するのも利点。
また黒のグリモアによって高い暗黒魔法スキルドレインアスピルを使用でき、黒の補遺中にはスリプルディスペルも使用可能となる。

極光の陣光輪の帯八輪の帯)を用いることで、ケアル系の効果を上昇させる事が可能。
デュナミス等の常時闇天候になるエリアの影響が気になるなら、それを上書きする手段として活きるだろう。

戦闘能力
白魔法で直接的な攻撃魔法と言えるものはホーリーバニシュ系統しかない。ディア系でもダメージは発生するが微々たるものであり、ダメージ源として用いられることはまずない。
これらは消費MPも多く、リキャストも長めのため、白魔道士攻撃に参加する場合は近接戦闘となる。例外として、ハートオブソラスで十分にケアルを行った後のホーリーは十分なダメージ源となるため、追い込みの一撃としては選択肢となる。ただし、ダメージを発生させるのではなく行動を阻害する弱体魔法や、オースピスヘイスト近接戦を支える魔法は多い。

最も得意とする武器片手棍スキルはB+、EXWSSPWSを有する。ミシックWS片手棍となっている。

スキルB+は本職の前衛程ではないにせよかなり高い部類で、しっかりと装備を整えればレベル上げバトルコンテンツで戦う強敵にも命中させることは可能。
ただ白魔道士自身のステータスは低めで装備の種類も限られているため、「当てる」事は難しくないが「当ててダメージを出す」ことは不可能に等しい。

WSをとってみれば、低Lvにおいてはセラフストライクを駆使して格上相手にも安定したダメージを与え、高Lvになれば6回攻撃ヘキサストライクを繰り出すことができる。
高レベル帯ではミスティックブーンダガンを習得することでMP回復も可能となる。ミスティックブーンの場合はMPゼロの状態からほぼ満タンにまで回復する事も(当たれば)可能である。

両手棍スキルランクこそ片手棍より低いC+だがEXWSが扱える。
こちらもスピリットテーカーによるMP回復が可能であるほか、アースクラッシャーカタクリスムといった属性WSによる範囲攻撃が可能な点が特徴。

以上のような近接戦闘を行うためのジョブ設計がなされているものの、前衛と比較すると攻撃用のアビリティジョブ特性があるわけではなく、「攻撃力/STRを補正できる装備」も選択肢は多くは無い。

白魔道士パーティにおいては回復・支援が求められる事が多いため、接近攻撃による戦闘力に自信があっても「前衛をこなす白」に対しての風当たりは決してよいとは言えないので接近戦に参加する場合は、PTメンバーとの合意があった上で行うようにしたい。詳しくはを参照。

TPOが大事などというのはなにも白魔道士に限った話ではないのだが、鈍器の魅力にとりつかれた方々は、上記のことを踏まえた上で、装備品パーティの戦力などを吟味し、快適な殴り白ライフを送って頂きたい。

なお戦闘能力に限った話ではないが、近年は装備の拡充により、カット性能と回復性能を両立することが出来ることから、ソラススキンを活用する等して、前衛全滅した場合の立て直しにおいて耐える立ち回りをすることも出来る。
FF1で登場して以来多くの作品に登場している、古参かつ定番のジョブである。また黒魔道士同様、FFの代表的なジョブとして関連作品へ出演することも多い。

FF1では、白魔術師がクラスチェンジした上位ジョブとして登場。

FF2では、ジョブの表示は無いが、仲間キャラのミンウがゲーム中で「徳の高い白魔道士」として紹介されている。初期状態で多くの白魔法を習得しているが、育成次第で白魔道士的特徴は薄れる。

FF3では、FF1とは逆に白魔道士が下位のジョブであり、「導師」という上位ジョブが存在していた。8ランクあるうちのランク7までしか白魔法を使用できなかったものの、導師にジョブチェンジできるのはストーリー後半であり、それまで十分に活躍の場が存在していた。

FF4ではヒロインのローザと仲間キャラのポロムが白魔道士であった他、ミシディアの村に白魔道士をはじめ多くの魔道士たちが暮らしていた。さらにローザはともかく普通の白魔道士までもが、主人公セシルとともにパッケージイラストに大きく描かれていたりする。

FF5で登場した際にはジョブの上位・下位は撤廃されており、白魔法の専門家は白魔道士に統一されたのだった。

FF12のオリジナル版では未登場だが、インターナショナル版のゾディアックジョブシステムにて登場を果たしている

FFTシリーズでもジョブの一つとして登場している。

白魔道士的特徴のキャラとしてはFF9ガーネットとエーコ、初期状態で白魔道士的特徴を持つキャラとしてはFF10のユウナが存在する。ただしガーネットとエーコは召喚士の特徴も持っており、ユウナは成長のさせ方次第で白魔道士的特徴は薄れる。さらにいずれのキャラも肩書きが白魔道士ではない。

なおチョコボシリーズや任天堂のゲームソフト「マリオバスケ 3on3」などでは、白魔道士的性質・外見をした女性キャラ「シロマ」として登場している。
上述のように日本では「ヒーラー=ヒロイン」という連想が見られることから、白魔道士に女性のイメージを求めたり女性を割り当てたりすることが多いようである。
ちなみに海外のRPGなどで回復魔法の使い手は、鈍器や鎧を纏った「屈強なクレリック」のイメージが濃いらしい。FF11においてハンマー類やメイス類の強力な片手棍を扱え、ホーリーブレストレヴランドメイルなどが用意されているのは、海外のイメージに合わせたものといえるだろう。
関連項目
ヒーラー】【もぐら叩き】【白ガル】【白エル】【尻魔道士】【白樽】【

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