範囲攻撃(はんいこうげき)
単体ではなく複数の対象にその影響が及ぼされる攻撃の総称。
物理系/魔法系の属性による分類と、効果範囲タイプによる分類ができる。
一般的に範囲攻撃という場合には、「攻撃」という単語の持つニュアンスから、物理ダメージを伴うWS/特殊技(TP技)を指すことが多いように思われる。
なお物理系範囲攻撃に対してはカウンター、ガードなどの発生する可能性がない(仕様上できない)ことが→フォーラムで明かされた。
大まかには扇形範囲と円形範囲に分けることができ、円形範囲については効果範囲表示に対応している。
前者の代表的なもの(Lv上げで狩り対象となるモンスター)にクロウラー族のポイズンブレス、フライ族の毒液、ワイバーン族のレイディアントブレス、コカトリス族のサウンドバキュームなどがある。ヘルプテキストでは「対象に向かって扇範囲」と表現される。
後者にはミュレクス族のベンシクタイフーンや両手槍WSのソニックスラストがある。
また、前方範囲攻撃の中には「視線判定」を持つものも存在する。
術者の視界内にいるもの全てを対象とするものと、術者に視線を向けているものだけを対象とするものに大別される。詳細は【視線】項を参照のこと。
前者は一部のNMのみだが、後者はヘクトアイズ族の凶眼など一般モンスターも使用する。
また、扇型の範囲に攻撃する魔法・ウェポンスキルは、PCとモンスターとの角度によってダメージが増減する仕様となっている*2。この仕様はブレスに近く、できるだけ正面に敵を捉えて使用する方が望ましい。
後方カウンター技の多くがこの範囲を持つが、後方カウンターは対象が「後方」にいることが使用のトリガーであるだけであり、効果範囲も「後方範囲」であるとは限らない。
逆にサブゼロスマッシュのように後方カウンターではない後方範囲技もある。
ジラント族のデクスターウィングとシニスターウィングなど、この範囲を持つ技は限られている。
ゴブリン族の爆弾投げ(通常)、フライ族のカースドスフィア、ガ系魔法などがこれにあたる。
イビルウェポン族の怒りの旋風、オーク族のバトルダンス、クラブ族のバブルシャワーなど、またゴブリン族の爆弾投げ(自爆)をはじめとする自爆系攻撃がこれにあたる。
また、前方範囲の節にて述べた「視線判定」の性質を持つ技がこのカテゴリにも存在する。
ラミア族(NM)のベリーダンス、アプカル族のヤーン、オロボン族のヒプニックランプなどがこれに該当する。
青魔法の中で、ベースとなるTP技の攻撃範囲が先述の「前方範囲」に当たるものが、すべてこれに該当する。
一例を挙げると、テールスラップ、超低周波、臭い息など。
自分と攻撃対象の二点を結ぶ直線を扇形の中心とし、そこから左右等角度に攻撃範囲が展開される。
対象中心円形範囲と違い、ターゲットの位置は角度の中心であって、中央ではない。
攻撃射程の限界は、もともと青魔法に定められている射程に依存する。
ちなみに、ターゲットに背を向けてこのタイプの青魔法を放つとターゲットのみが対象の単体攻撃になる。周囲の敵を巻き込みたくない場合など、覚えておくと役に立つかもしれない。
円形範囲攻撃は相手がどこを向いていようとその相手を殴れる範囲にいればほぼ確実に相手の攻撃範囲に入る*3ことになるので、直接攻撃でのダメージを期待できないパーティメンバーは出来る限り範囲に入らないことが望ましい。バ系・プロシェルをかけるために白魔道士などがやむなく一時的に近づく場合などは、ストンスキンをかけておくのがベター。また、追加効果の痛い範囲攻撃を持つ敵と対峙する場合など、狩人も範囲から離れて攻撃することが望ましいことがある。
前方範囲の場合は、タゲを取る人が後衛に背を向けて立たない事が鉄則。盾役はもちろんの事、一時的にタゲを取るアタッカーも後衛側に背を向けないように考慮する必要がある。ブレス系攻撃は敵の残りHPによっては大ダメージとなり、後衛が喰らうと即死する事もあるし、またレイディアントブレスのように状態異常となる攻撃を回復役が喰らってしまうと盾役の回復が遅れて死なせてしまう危険もある。
後衛も立位置を調整して攻撃を喰らわないようにする必要があるが、通路など立位置に自由が利かない場所でキャンプをする事も多いのでやはり前衛が意識する必要がある。吟遊詩人や召喚士やコルセアなど中衛的な行動をする場合も、歌や履行やロールをかける時には極力盾役の背後に立たないよう注意が必要。
視線判定でダメージを伴わない白眼視などは相手に視線を向けないように後ろを向いていれば盾役の背後にいても問題は無いが、敵をターゲットする際のカーソル移動がやや面倒になる。
後方範囲型はモンスターが盾役以外に背を向けないようにすることで回避できる。もっとも後方範囲攻撃を使う敵は、攻撃対象が攻撃範囲内にいる限り向きを変えないという性質を持つものも多いので、向きを調整するのは手間がかかる。この場合は後衛も位置取りに協力したほうが良いだろう。
なお、かつてはパーティメンバーのみならず周囲にいる赤の他人にまで被害を及ぼすような範囲攻撃も多かったが、仕様変更によりヘイトリストに載らない限り他PTが戦っているモンスターの範囲攻撃に巻き込まれることはほぼなくなった*4。
また、2016.8.3にはモンスターが使用する属性を持つ範囲系特殊技において、対象以外が受けるダメージ量を軽減する仕組みがまず「アンバスケード」「レギオン」に導入され、2016.9.6には全エリアに導入された*5。
物理系/魔法系の属性による分類と、効果範囲タイプによる分類ができる。
範囲攻撃の属性 編
バトルダンスや鉄巨人通常攻撃などの物理系範囲攻撃と、爆弾投げやブレス、ガ系魔法、ラ系魔法などの魔法系範囲攻撃に分けられ、空蝉の術の分身の消費なども異なる。一般的に範囲攻撃という場合には、「攻撃」という単語の持つニュアンスから、物理ダメージを伴うWS/特殊技(TP技)を指すことが多いように思われる。
なお物理系範囲攻撃に対してはカウンター、ガードなどの発生する可能性がない(仕様上できない)ことが→フォーラムで明かされた。
範囲攻撃の効果範囲タイプ 編
効果範囲によって、いくつかのタイプに分けられる。大まかには扇形範囲と円形範囲に分けることができ、円形範囲については効果範囲表示に対応している。
前方範囲 編
攻撃者の前方の扇形(およそ120度)に効果範囲が展開されるタイプ*1と、攻撃者の前方へ直線的な射程をもつタイプに大別される。前者の代表的なもの(Lv上げで狩り対象となるモンスター)にクロウラー族のポイズンブレス、フライ族の毒液、ワイバーン族のレイディアントブレス、コカトリス族のサウンドバキュームなどがある。ヘルプテキストでは「対象に向かって扇範囲」と表現される。
後者にはミュレクス族のベンシクタイフーンや両手槍WSのソニックスラストがある。
また、前方範囲攻撃の中には「視線判定」を持つものも存在する。
術者の視界内にいるもの全てを対象とするものと、術者に視線を向けているものだけを対象とするものに大別される。詳細は【視線】項を参照のこと。
前者は一部のNMのみだが、後者はヘクトアイズ族の凶眼など一般モンスターも使用する。
また、扇型の範囲に攻撃する魔法・ウェポンスキルは、PCとモンスターとの角度によってダメージが増減する仕様となっている*2。この仕様はブレスに近く、できるだけ正面に敵を捉えて使用する方が望ましい。
後方範囲 編
攻撃者の後方に効果範囲が展開されるタイプ。後方カウンター技の多くがこの範囲を持つが、後方カウンターは対象が「後方」にいることが使用のトリガーであるだけであり、効果範囲も「後方範囲」であるとは限らない。
逆にサブゼロスマッシュのように後方カウンターではない後方範囲技もある。
側方範囲 編
攻撃者の右方もしくは左方に効果範囲が展開されるタイプ。ジラント族のデクスターウィングとシニスターウィングなど、この範囲を持つ技は限られている。
対象を中心とした円形範囲 編
攻撃対象を中心とした円形に攻撃範囲が展開されるタイプ。投擲系攻撃に多い。ゴブリン族の爆弾投げ(通常)、フライ族のカースドスフィア、ガ系魔法などがこれにあたる。
自分を中心とした円形範囲 編
放射型と呼ばれることもある。攻撃者本体を中心とした円形に攻撃範囲が展開されるタイプ。身体を張った攻撃に多い。イビルウェポン族の怒りの旋風、オーク族のバトルダンス、クラブ族のバブルシャワーなど、またゴブリン族の爆弾投げ(自爆)をはじめとする自爆系攻撃がこれにあたる。
また、前方範囲の節にて述べた「視線判定」の性質を持つ技がこのカテゴリにも存在する。
ラミア族(NM)のベリーダンス、アプカル族のヤーン、オロボン族のヒプニックランプなどがこれに該当する。
対象を中心とした扇形範囲 編
これは、正面以外の敵にも攻撃をすることが可能な「魔法」と、モンスターの「特殊攻撃」という二つの側面を併せ持つ、青魔法のみの攻撃範囲である。青魔法の中で、ベースとなるTP技の攻撃範囲が先述の「前方範囲」に当たるものが、すべてこれに該当する。
一例を挙げると、テールスラップ、超低周波、臭い息など。
自分と攻撃対象の二点を結ぶ直線を扇形の中心とし、そこから左右等角度に攻撃範囲が展開される。
対象中心円形範囲と違い、ターゲットの位置は角度の中心であって、中央ではない。
攻撃射程の限界は、もともと青魔法に定められている射程に依存する。
ちなみに、ターゲットに背を向けてこのタイプの青魔法を放つとターゲットのみが対象の単体攻撃になる。周囲の敵を巻き込みたくない場合など、覚えておくと役に立つかもしれない。
範囲攻撃を持つ敵との対戦について 編
基本的に円形範囲攻撃を持つ敵との対峙は、前衛のみが望ましいとされる。円形範囲攻撃は相手がどこを向いていようとその相手を殴れる範囲にいればほぼ確実に相手の攻撃範囲に入る*3ことになるので、直接攻撃でのダメージを期待できないパーティメンバーは出来る限り範囲に入らないことが望ましい。バ系・プロシェルをかけるために白魔道士などがやむなく一時的に近づく場合などは、ストンスキンをかけておくのがベター。また、追加効果の痛い範囲攻撃を持つ敵と対峙する場合など、狩人も範囲から離れて攻撃することが望ましいことがある。
前方範囲の場合は、タゲを取る人が後衛に背を向けて立たない事が鉄則。盾役はもちろんの事、一時的にタゲを取るアタッカーも後衛側に背を向けないように考慮する必要がある。ブレス系攻撃は敵の残りHPによっては大ダメージとなり、後衛が喰らうと即死する事もあるし、またレイディアントブレスのように状態異常となる攻撃を回復役が喰らってしまうと盾役の回復が遅れて死なせてしまう危険もある。
後衛も立位置を調整して攻撃を喰らわないようにする必要があるが、通路など立位置に自由が利かない場所でキャンプをする事も多いのでやはり前衛が意識する必要がある。吟遊詩人や召喚士やコルセアなど中衛的な行動をする場合も、歌や履行やロールをかける時には極力盾役の背後に立たないよう注意が必要。
視線判定でダメージを伴わない白眼視などは相手に視線を向けないように後ろを向いていれば盾役の背後にいても問題は無いが、敵をターゲットする際のカーソル移動がやや面倒になる。
後方範囲型はモンスターが盾役以外に背を向けないようにすることで回避できる。もっとも後方範囲攻撃を使う敵は、攻撃対象が攻撃範囲内にいる限り向きを変えないという性質を持つものも多いので、向きを調整するのは手間がかかる。この場合は後衛も位置取りに協力したほうが良いだろう。
なお、かつてはパーティメンバーのみならず周囲にいる赤の他人にまで被害を及ぼすような範囲攻撃も多かったが、仕様変更によりヘイトリストに載らない限り他PTが戦っているモンスターの範囲攻撃に巻き込まれることはほぼなくなった*4。
また、2016.8.3にはモンスターが使用する属性を持つ範囲系特殊技において、対象以外が受けるダメージ量を軽減する仕組みがまず「アンバスケード」「レギオン」に導入され、2016.9.6には全エリアに導入された*5。
関連項目 編
【範囲魔法】【範囲青魔法】【効果範囲表示】【攻撃範囲修正】- *1
- ブレス系攻撃などに多い。
- *2
- →スレッド: 獣使いというジョブについて(2015/07/09 公式フォーラム)
- *3
- 範囲攻撃の対象半径と攻撃可能範囲の直径がほぼ同じ距離であることが理由の一つだが、カースドスフィアは獣使いのペットがトンボと攻撃範囲ギリギリの間合いを保ち、かつ獣使い本体がトンボの背後から攻撃範囲ギリギリの間合いをとることで本体への被弾を避けることが可能といわれている。ちなみに、範囲攻撃の中にはTP:範囲修正のものも存在するので、この戦法が常用できるわけではない。
- *4
- 一部NMの持つ範囲攻撃など、例外は存在する。
- *5
- 正確には2016.9.6のバージョンアップ告知では「一部の範囲特殊技」となっており、アブダルスの模型-レギオンに導入された仕様と同一ではない可能性もある。