ファストキャスト(ふぁすときゃすと/Fast Cast)
  1. 赤魔道士ジョブ特性。また青魔道士追加特性の一つ。
  2. 良性ステータス変化の一つ。


1.ジョブ特性ファストキャスト

魔法の詠唱完了時間と再詠唱時間が短くなる。頭文字を取り、一般に「FC」と略される。但し広義には、他の特性を含めた詠唱時間短縮効果または短縮率を指してFCと称することもある。

赤魔道士Lv15で修得後、Lv35、55、76、90でランクアップする。さらにギフト150、500、1125、2000毎に2%(合計8%)アップする。

赤魔道士の象徴的ジョブ特性であり、高レベルの赤魔道士ともなると、テレポ魔法ですらあっという間に詠唱完了となる。

青魔道士追加特性

対象青魔法特性値BP習得レベル
臭い息(4)5Lv61
サブゼロスマッシュ(4)4Lv72
オーロラルドレープ(4)4Lv84
ウィンドブレス(4)2Lv99
エラチックフラッター(8)6Lv99

上記青魔法の中から特性値8以上のセットでランク1、特性値16以上でランク2、特性値24でランク3を得ることができる。またギフト100のジョブ特性効果アップで1ランクギフト1200以上で2ランク上げることができる。

青魔道士にとってもファストキャストは大きな味方となる。常用魔法となっているエラチックフラッターの存在により、手軽に効果を享受できる。

ジョブでのファストキャスト

赤魔道士青魔道士以外のジョブでも、Lv30以降でサポ赤にするか、ファストキャスト効果アップのある装備によって恩恵を受けることができる。サポ赤の代表的なメリット。

詠唱が長い魔法が多い黒魔道士吟遊詩人は、ファストキャストの潜在的な恩恵は大きい一方、サポ白をやめることにより女神の印ケアルガ・状態回復魔法などを捨てることになるので、このあたりはパーティジョブバランスや個人の嗜好に依存することになる。

Lv90以降には赤魔道士以外にも装備できる係数の高い装備実装されたことや、特定種の魔法限定で詠唱時間を大きく短縮するジョブ特性装備実装されたことにより、サポ赤でなくとも少数の着替えキャップ近くまで詠唱を高速化できるようになったこと、そして詠唱行動が高位のものへシフトしたことで詠唱時間が長くなり、短縮される詠唱時間が大きくなったことなどから重要性が増している。

詳細

通常、魔法の詠唱完了はCTゲージ75%の時点であるが*1、このジョブ特性により早く発動するようになる。具体的にいえば、詠唱時間ファストキャスト(FC)値*2に従って短縮され、「魔法が発動するCT値」が通常より小さい数字となる。
詠唱時間が短縮されるということはそれだけ詠唱中断を受ける可能性も低く、ソロ戦闘はもとよりパーティ戦でも役立つ。

ランクFC詠唱時間短縮
再詠唱時間短縮
発動CT再詠唱時間
(60秒換算)
なし--0-75.0%100%
1:00(60.0秒)
1-725-5%
-2%
71.25%98%
0:58(58.8秒)
2159910-10%
-5%
67.5%95%
0:57(57.0秒)
3359915-15%
-7%
63.75%93%
0:55(55.8秒)
45599(G100)20-20%
-10%
60.0%90%
0:54(54.0秒)
57699(G1200)25-25%
-12%
56.25%88%
0:52(52.8秒)
690-30-30%
-15%
52.5%85%
0:51(51.0秒)
-99(G150)-32-32%
-16%
51.0%84%
0:50(50.4秒)
-99(G500)-34-34%
-17%
49.5%83%
0:49(49.8秒)
-99(G1125)-36-36%
-18%
48.0%82%
0:49(49.2秒)
-99(G2000)-38-38%
-19%
46.5%81%
0:48(48.6秒)

FC詠唱時間短縮
再詠唱時間短縮
発動CT再詠唱時間
(60秒換算)
40-40%
-20%
45.0%80%
0:48(48.0秒)
50-50%
-25%
37.5%75%
0:45(45.0秒)
60-60%
-30%
30.0%70%
0:42(42.0秒)
70-70%
-35%
22.5%65%
0:39(39.0秒)
80-80%
-40%
15.0%60%
0:36(36.0秒)

魔法の詠唱開始時の装備詠唱時間が決定され、詠唱完了時の装備再詠唱時間が定まる。

ファストキャスト係数

分率(または%を略した表記)ではなく、FC値を少数で表した数値。ファストキャスト係数0.1はファストキャスト+10%に相当する。
ゲーム中では用いられない便宜的な表記だが、装備品に明確な数値が表示されていなかった時期から当辞典を含め広く用いられている。

詠唱時間の計算について

詠唱時間の短縮の計算方法は以下のとおりである。
75(%)×(100-FC)%
(※FCの上限=80)

例えば、Lv60の赤魔道士が裸で詠唱する場合には、75%×(100-20)%=60%で、全ての魔法CTが60%を指した時点で詠唱完了、発動となる。

もっとも、実際に発動するタイミングは、クライアントサーバ間のラグおよび(ラグの影響の受けやすさに関わってくる)魔法毎の詠唱時間により変化する。これは、基準時点がクライアント側に表示されているCTゲージではなく、サーバ側の情報を基準にしているためと考えられている*3

なお、魔法の連続使用によるディレイは、手を上げたり広げたりする動作から一呼吸おけば次の魔法が唱えることができる。
これは連続魔も同様であり、連続魔魔法のキャストが0になるだけで、魔法魔法との詠唱の間は通常間隔と同じである。

効果の重複

ジョブ特性ファストキャストと、ファストキャスト効果アップまたはファストキャスト+を持つ装備品の効果は全て合算(加算)される。また、エレメントセレリティ精霊魔法詠唱時間-なども加算されるが、これらは詠唱時間にのみ関わり、再詠唱時間の短縮効果を持たない。
学者ジョブアビリティであるグリモア詠唱時間再詠唱時間短縮効果とは別枠であり、乗算の関係にある。

ファストリキャスト再詠唱時間短縮)

2004年4月22日のバージョンアップにおいて、このジョブ特性による「再詠唱時間(リキャスト)の短縮」効果も認められた。

こちらの効果は詠唱時間短縮の丁度半分*4と言われており、例えばLv60+AF1で15%の短縮となる。これはヘイストマーチなどの再詠唱時間の短縮効果とも重複する。例えばワーロックシャポーヘイストで約28%短縮となる。
ファストリキャストの効果計算の詳細については、「ファストリキャスト」の項を参照されたい。

着替え時の注意点

ファストキャスト魔法詠唱時の装備で判定される。例えば以下のように詠唱開始前に装備変更しておくことで反映される。
/equipワーロックシャポー
/magic ドレイン <t>

逆に、ファストリキャストは詠唱完了時の装備で判定される。例えば以下のように詠唱開始後に装備変更しても反映される。
/magic ドレイン <t>
/equipワーロックシャポー

ファストキャストファストリキャストの両方の効果を得るには、ファストキャスト効果アップ装備を詠唱開始から完了まで着続ける必要がある。
しかしファストキャストのみを求めるのであれば、詠唱開始前にファストキャスト効果アップ装備を着け、詠唱開始後にINT/MND装備スキル/魔攻装備に変更すれば素早く詠唱しつつ高い魔法効果を得ることが可能である。

バージョンアップによる効果の変遷

かつてはファストキャストが発動するかしないかはランダムであった*5。そのため、タイミングが重要なMBをねらう際の足かせとなっていたが、2003年4月15日のバージョンアップにおけるファストキャストの常時化によりこの問題が解消された。

しかも、常時発動になったことは、トータルでみた詠唱時間の大幅短縮をもたらし、加えて再詠唱時間の短縮は、リフレシュヘイストの回転率を上げる効果を生んだ。

こうしてみると、リフレシュコンバートの追加が話題になりがちな赤魔道士だが、ファストキャストの仕様変更も見逃せない強化ポイントであったといえる。

2.ステータス変化ファストキャスト

魔法詠唱時間再詠唱時間が短縮している状態。

インスパイアを習得した魔導剣士の「ヴァレション」「ヴァリエンス」をうけることでこの状態変化を得られる。また、レイヴ・トロフィーファストキャスト効果アップ」でも得られる。

ジョブ特性同様、魔法詠唱時間再詠唱時間の短縮効果があるが、ジョブ特性ファストキャストとは異なり、魔法の詠唱開始時にファストキャスト効果が有効でも、完了前にファストキャスト効果が切れた場合、その時点で本来の魔法詠唱時間が適用されるといった仕様になっている。

関連項目

ファストリキャスト】【詠唱時間】【再詠唱時間】【詠唱中断】【ファストキャスト効果アップ】【ファストキャスト慣れ
*1
スクウェア・エニックス自身が監修・発行した攻略本ヴァナ・ディール ワールドリポート version.050224)の表記(p.25)に従えば、発動CTは80%であるが、ここでは実際に発動する75%を基準に計算する。なお、詠唱完了時点に関する議論は、時点の判定が(クライアント側ではなく)サーバー側の情報を使用しているために検証が困難になっている側面がある。詳しくは「詠唱中断」の項を参照されたい。
*2
単位は%。FC10であれば10%短縮される。
*3
実際にはクライアント側よりも0.5~1秒ほど前に判定が行われていると言われている。従って、詠唱時間が短い魔法ほどラグの影響を受けやすいことになる。ラグによる影響の一例として、ファストキャストがない状態で、デジョンの詠唱を始め、CTゲージ70%以下で移動を開始しても詠唱中断が生じないことがあるのはこのためである。
*4
但し小数点以下は切り捨てられる。ファストキャスト5%なら、再詠唱時間短縮は2.5%ではなく2%である。
*5
さらに発動時にどれだけ短縮されるかもランダムであった。つまり、現在のコンサーブMPの仕様と同様でそれがキャストタイムに適用されているというものだった。
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