両手剣(りょうてけん/Great Sword)
武器種別、または武器スキルの一つ。
刃渡りが使用者の身長近くもある大型の剣。
剣ではあるが切れ味よりもその重量で対象を叩き割ることに重点が置かれている。
全体的にD値はそこそこだが両手武器としては比較的隔が短い。
公式分類上、両手剣はすべてグレートソード系に属しており、そこから5つに派生する*1。
以上の種類(見た目別)が存在する(装備ジョブは例外多数)
極めて長い不遇期間の後、アビセアNMの弱点候補や乱獲などにおける黄色〆となっていることもあり、振るわれる機会もある程度増えた。主力として見直される転機となったのは高いダメージ修正を持つエンピリアンWSトアクリーバーの登場である。そして、武器を選ばず使用できる武神流秘奥義レゾルーションの登場で、主力武器として認知されるに至る*2。
スキルが設定されていないものは使用できる最低レベルを記載する。両方必要なものは併記する。性能は2014年6月17日のバージョンアップで大幅に変更された。
低レベルでそれ程強力なWSは無いが、連携を求める場合はパワースラッシュで湾曲、フリーズバイトで分解の一番手を務められる、レベル60代後半から70代で習得するスピンスラッシュ、グラウンドストライクは単発WSとして高い攻撃補正を持つ。レゾルーションは5回攻撃の多段WSでメリットポイントに応じて強さが増す。
全体的に分解、湾曲をメインとした連携属性となっており、例外的にスカージが核熱持ちといったところ。
ただしグラウンドストライクは分解の優先度が高いため、狙った通りの連携にならないこともある。湾曲はトアクリーバーのほうが使いやすいだろう。
魔導剣士はトアクリーバーが使えないため分解だらけで苦労するかもしれない。
ナイトはスキルBで最も低いが、SPWSスピンスラッシュが使用でき、両手武器強化以降は性能が上がっているため、メインの盾役では無く、アタッカー兼ヒーラーとして動く様な場面では両手剣ナイトも有効な選択肢の一つと言える。3ジョブで最も低いスキルを補う攻撃、命中系装備は数多く、揃えれば、そこそこ削りつつ回復もできる両手武器アタッカーとして機能することも可能。レゾルーションの登場によりアタッカーには及ばぬものの、高い攻撃力を得る事となった。*3だが、盾役をする場合に両手剣を扱う等はご法度。盾役を担わない場合や、タゲを保有していない時等で価値を発揮する。ナイトの主力武器である片手剣にはスピリッツウィズインやロイエ、シャンデュシニュといった、盾役をしつつ、それなりに安定したダメージを与えられるWSが存在しているため、状況によって使い分ける事ができる。
スキルAを所持する暗黒騎士の場合、サポシの不意打ちとの相性から単発WSのスピンスラッシュで一時代を築くこともあったが、不意打ちWS、連携パーティの衰退と共にサポシに依存少ない両手鎌に主力が移っていく。Lv75キャップ時代は、非常に高い防御力を持つモンスターとの戦闘は限られており、攻撃補正の高いスピンスラッシュなど使用するメリットが少なく、大抵のことが両手鎌で足りてしまっていた。レベルキャップが上昇して、85となった時、ダメージ修正の高いエンピリアンWSトアクリーバーの登場で主力として見直す機運が高まる。そして、2011年12月15日のバージョンアップで実装されたMPWSレゾルーションは両手鎌WSをしのぐ5回攻撃であり、大抵の場合において、威力で両手鎌WSを圧倒するものだった。こうしたことから、両手鎌から両手剣へ主力交代が見られるようになる*4。
アドゥリンの魔境で実装となった魔導剣士は、それまで両手剣スキル最高だった暗黒騎士のスキルAを超えるA+に設定され、両手剣のスペシャリストとして登場。EXWS、SPWS、EVWS、MPWSを使用可能だが、レリックWSは潜在レリックWS武器クロロスブレードに限定され、エンピリアンWSは使用できる両手剣を装備できない*5。その代わりエルゴンWSを使用できるようになっている。両手剣は単発WSが多いが、メインジョブの能力で単発WSを効果的に使う手段を持たないため、汎用性高い多段WSレゾルーションまで実戦で使うことは難しくなっている。開発側からは魔導剣士のコンセプトである盾役としての能力を上げる両手剣を実装していくというアナウンスがある。
なお、2011年の第10回国勢調査では、戦闘スキルのメリットポイントで最下位の投てきに次ぐ少なさであった*6。2012年の第11回国勢調査では総数は多くないものの、8段階まで振る人が増えている。
代表的なものとして、剣を刃厚を薄くし刃先を砥いだ形状のクレイモアや、刃自体の形状を波状に曲がらせたフランベルジュ等がある。
刃渡りが使用者の身長近くもある大型の剣。
剣ではあるが切れ味よりもその重量で対象を叩き割ることに重点が置かれている。
全体的にD値はそこそこだが両手武器としては比較的隔が短い。
公式分類上、両手剣はすべてグレートソード系に属しており、そこから5つに派生する*1。
系統 | 分類 | 装備ジョブ | 間隔 | 外見 |
グレートソード系 Great Sword | クレイモア類 | 戦ナ暗剣 | 隔444 | 細身の真っ直ぐかつ長い刃 |
グレートソード類 | 戦ナ暗剣 | 隔456 | 先細りする真っ直ぐな刃 | |
ファルクス類 | 暗 | 隔430 | 大きく曲がった刃 | |
フランベルジュ類 | ナ暗剣 | 隔480 | クネクネ湾曲した刃 | |
アルゴル類 | 戦ナ暗剣 | 隔489 | 刀身の根元から二本に枝分かれした刃 |
両手剣スキルを持つジョブは、戦士、ナイト、暗黒騎士、魔導剣士であり、その中で最も得意とするのが魔導剣士、次いで暗黒騎士である。
しかしながら、サービス開始から慢性的な種類不足が続くとともに、ジラート終盤までナイト専用にあつらえたものが多いことも特徴であった。また、その性能においても、スピンスラッシュが強化されるまでは実用性に欠け、不遇の武器として周知されることとなる。もっともサポシによる不意打ち前提での強さだったため、後に不意打ちWSの機会が減っていくと使用機会は限られてしまい、長い不遇の期間を過ごすこととなった。また、両手剣はミシックWSからも除外された。主力として汎用的なWSに乏しく、ナイトフォールやガラティンといった固有グラフィックの武器も有効活用されること少ないまま、Lv75キャップ時代の終了を迎えることとなった。
極めて長い不遇期間の後、アビセアNMの弱点候補や乱獲などにおける黄色〆となっていることもあり、振るわれる機会もある程度増えた。主力として見直される転機となったのは高いダメージ修正を持つエンピリアンWSトアクリーバーの登場である。そして、武器を選ばず使用できる武神流秘奥義レゾルーションの登場で、主力武器として認知されるに至る*2。
スキルキャップ | |||||||||||||||||||||
戦 | モ | 白 | 黒 | 赤 | シ | ナ | 暗 | 獣 | 吟 | 狩 | 侍 | 忍 | 竜 | 召 | 青 | コ | か | 踊 | 学 | 風 | 剣 |
B+ | - | - | - | - | - | B | A | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | A+ |
ウェポンスキル 編
WS分類 | 使用可能ジョブ |
EXWS | 戦ナ暗剣 |
SPWS | ナ暗剣 |
EVWS | 戦ナ暗剣 |
スキルが設定されていないものは使用できる最低レベルを記載する。両方必要なものは併記する。性能は2014年6月17日のバージョンアップで大幅に変更された。
スキル | WS名 | WS分類 | 連携属性 | ステータス修正 | 備考 | 使用条件 |
5 | ハードスラッシュ | 切断 | STR100% | |||
30 | パワースラッシュ | 貫通 | STR60% VIT60% | |||
70 | フロストバイト | 硬化 | STR40% INT40% | 氷属性ダメージ | ||
100 | フリーズバイト | EXWS | 硬化 / 炸裂 | STR40% INT40% | 氷属性ダメージ | |
150 | ショックウェーブ | 振動 | STR30% MND30% | 範囲攻撃 追加効果:睡眠 | ||
175 | クレセントムーン | 切断 | STR80% | |||
200 | シックルムーン | SPWS | 切断 / 衝撃 | STR40% AGI40% | 2回攻撃 | |
225 | スピンスラッシュ | SPWS | 分解 | STR30% INT30% | ||
250 | グラウンドストライク | EVWS | 分解 / 湾曲 | STR50% INT50% | 「剣を継ぐ者」クリア orアンバスケード武器(第4段階以上)装備時 | |
290 | ヘラクレススラッシュ | EXWS | 硬化 / 炸裂 / 衝撃 | VIT80% | 氷属性ダメージ 追加効果:麻痺 | |
Lv75 | スカージ | レリック | 光 / 核熱 | STR40% VIT40% | ラグナロク等の武器装備時 | |
Lv85 | トアクリーバー | エンピリアン | 光 / 湾曲 | VIT80% | 3倍撃 | 「クポフリートの秘術<両手剣>」クリア orカラドボルグ等の武器装備時 |
Lv96 357 | レゾルーション | MPWS | 分解 / 切断 | 最大5段階 STR73%/76%/79%/82%/85% | 5回攻撃 | 「契約と覚悟、武の道程」クリア メリットポイントを1以上振る orライオンハート装備時 |
Lv99 | デミディエーション | エルゴン | 光 / 分解 | DEX80% | 2回攻撃 | 「先の剣」クリア or エピオラトリー装備時 |
低レベルでそれ程強力なWSは無いが、連携を求める場合はパワースラッシュで湾曲、フリーズバイトで分解の一番手を務められる、レベル60代後半から70代で習得するスピンスラッシュ、グラウンドストライクは単発WSとして高い攻撃補正を持つ。レゾルーションは5回攻撃の多段WSでメリットポイントに応じて強さが増す。
全体的に分解、湾曲をメインとした連携属性となっており、例外的にスカージが核熱持ちといったところ。
ただしグラウンドストライクは分解の優先度が高いため、狙った通りの連携にならないこともある。湾曲はトアクリーバーのほうが使いやすいだろう。
魔導剣士はトアクリーバーが使えないため分解だらけで苦労するかもしれない。
ジョブごとの使用感 編
戦士は3番目の高さのスキルB+でSPWSを使用できない。使用可能なグラウンドストライクはスチールサイクロンと性質が似通っており、結果としてスキルに勝り、使用武器に選択肢の多い両手斧の方が使いやすい。ただし、両手斧にはない連携属性を持つWSもあるため、連携を重視する戦術を取るならば、この限りではないが、連携機会は少ない。また、戦士はレリックウェポンのラグナロクを除いて、メイジャンの試練における両手剣の装備可能ジョブからは外されている。2011年12月15日のバージョンアップで実装されたMPWSレゾルーションの登場で、使用武器はナイト、暗黒騎士より限られるものの、攻撃の主力として使用する戦士も見られるようになった。特にマイティストライクを絡めたレゾルーションの破壊力は折り紙つきである。しかし、アドゥリンの魔境開始以降に追加された高いアイテムレベルの両手剣は装備不可能なものがほとんどを占めるようになり、実戦投入は厳しいものとなった。ナイトはスキルBで最も低いが、SPWSスピンスラッシュが使用でき、両手武器強化以降は性能が上がっているため、メインの盾役では無く、アタッカー兼ヒーラーとして動く様な場面では両手剣ナイトも有効な選択肢の一つと言える。3ジョブで最も低いスキルを補う攻撃、命中系装備は数多く、揃えれば、そこそこ削りつつ回復もできる両手武器アタッカーとして機能することも可能。レゾルーションの登場によりアタッカーには及ばぬものの、高い攻撃力を得る事となった。*3だが、盾役をする場合に両手剣を扱う等はご法度。盾役を担わない場合や、タゲを保有していない時等で価値を発揮する。ナイトの主力武器である片手剣にはスピリッツウィズインやロイエ、シャンデュシニュといった、盾役をしつつ、それなりに安定したダメージを与えられるWSが存在しているため、状況によって使い分ける事ができる。
スキルAを所持する暗黒騎士の場合、サポシの不意打ちとの相性から単発WSのスピンスラッシュで一時代を築くこともあったが、不意打ちWS、連携パーティの衰退と共にサポシに依存少ない両手鎌に主力が移っていく。Lv75キャップ時代は、非常に高い防御力を持つモンスターとの戦闘は限られており、攻撃補正の高いスピンスラッシュなど使用するメリットが少なく、大抵のことが両手鎌で足りてしまっていた。レベルキャップが上昇して、85となった時、ダメージ修正の高いエンピリアンWSトアクリーバーの登場で主力として見直す機運が高まる。そして、2011年12月15日のバージョンアップで実装されたMPWSレゾルーションは両手鎌WSをしのぐ5回攻撃であり、大抵の場合において、威力で両手鎌WSを圧倒するものだった。こうしたことから、両手鎌から両手剣へ主力交代が見られるようになる*4。
アドゥリンの魔境で実装となった魔導剣士は、それまで両手剣スキル最高だった暗黒騎士のスキルAを超えるA+に設定され、両手剣のスペシャリストとして登場。EXWS、SPWS、EVWS、MPWSを使用可能だが、レリックWSは潜在レリックWS武器クロロスブレードに限定され、エンピリアンWSは使用できる両手剣を装備できない*5。その代わりエルゴンWSを使用できるようになっている。両手剣は単発WSが多いが、メインジョブの能力で単発WSを効果的に使う手段を持たないため、汎用性高い多段WSレゾルーションまで実戦で使うことは難しくなっている。開発側からは魔導剣士のコンセプトである盾役としての能力を上げる両手剣を実装していくというアナウンスがある。
なお、2011年の第10回国勢調査では、戦闘スキルのメリットポイントで最下位の投てきに次ぐ少なさであった*6。2012年の第11回国勢調査では総数は多くないものの、8段階まで振る人が増えている。
両手剣一覧 編
実世界の両手剣 編
「両手剣」という武器は文字通り両手で扱う武器で、その形状は広く長い大きな剣である。長さとしては2m級の物も実在した。その長大さから腰には帯刀できないため背や肩に担いだり馬の鞍に括り付けて運んだりしたといわれる。両手で扱わねばならない条件があることから大半は歩兵隊が実戦において使用する武器であり、ハルバード同様に対騎馬用兵器として半ば使い捨てに使用される事が多かった。また、見た目の威圧感から隊長格の兵士や騎士が儀礼用・示威用として実際は使わず装備だけしていたと言う事も多い。時として騎士が決闘用に用いることもあったようだが、こちらは其処まで刀身が長くないバスタードソード(柄が長く片手でも両手でも扱える剣)やエストック(刃の無い、中世に発達した重厚なスーツアーマーを貫通するためだけに特化した超巨大な針のような両手剣)などが使用されていた。代表的なものとして、剣を刃厚を薄くし刃先を砥いだ形状のクレイモアや、刃自体の形状を波状に曲がらせたフランベルジュ等がある。
関連項目 編
【武器】【ナイト専用両手剣】- *1
- 分類は→ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ファッション2007 「武器・防具公式分類表」より
- *2
- とはいえ、レゾルーション以外のWSは全くテコ入れされておらず、依然としてレベル上げでは使用し辛い武器である事には変わらない。そのため、専らエンドコンテンツ用の武器である。
- *3
- 但し、アビセア内ではアートマの補正もあり、クリティカル修正のWSが主力な為、敢えて両手剣を使う意味は薄い。
- *4
- 時期は違えど、こうした主力交代は、二つ得意武器を持つ戦士や狩人でも起きている。
- *5
- メイジャンの試練のNMルートそのものから除外されている。
- *6
- WSのある武器スキルとしては最下位。