女神の祝福(めがみのしゅくふく/Benediction)
白魔道士のSPアビリティ。
再使用時間1時間。
通称「女神」「祝福」。
範囲内にいるパーティメンバーのHPを大幅に回復させ、回復不可能な状態異常*1を除く全ての状態異常を治す。公式設定上「全回復」ではないが、実用の範囲では全回復と考えられている。
敵が使う女神の祝福は何故か状態異常が治らない。*2
アムネジアや死の宣告、魅了といった状態異常は治せないが、メルトンのスリップは回復させることができる。
現状、メルトンはオーラで上書きするか女神の祝福、フルケアを使うしか回復方法がないため、メルトンを使ってくる敵と相対する時はおしまず使っていこう。
とりわけ、発動に伴い白魔道士が死ぬ可能性が高い時(ナイトによるかばうやインビンシブルなどと組み合わせられない場合)には、代替的な選択肢(狩場からの一時的撤退など)がないか、一呼吸置いて検討してみる値打ちがある。
一般論として、エリア逃げができない状況において、敵のHPを削りきる直前まで来てMPが尽きた場合、前衛が次々と戦死して後衛だけが残されたりすると全滅を免れることは考えにくいが、逆に複数の前衛のHPを一気に全回復する代わりに白魔道士が戦闘不能のリスクを冒すことにより全滅を免れられる局面は現実にある。こうした状況下で、その他に有効な選択肢がない場合、トータルでみた衰弱回復に伴う時間ロスを最も短く止める観点から、女神の祝福がベストの選択である可能性もありえる*3。
このように、敵の残りHPや他のメンバーの残りHP・MPなどを考慮に入れて、女神の祝福の発動がベストと判断される場合には、「リレイズ等のリカバリー対策は十分か」「(戦闘不能になる場合には)どこが死に場所としてベストか」にも留意する必要がある。
エスケプ発動までの時間稼ぎ兼タゲ取りといった撤退を前提とした使い方もある。
現実的に時間稼ぎになりうる手段としては、他のメンバーと息をあわせての足止め策(寝かせ、バインド、スタン、狩人の影縫い、赤魔道士によるグラビデなど)があるが、女神の祝福の発動が必要になるような危機的状況においては、困難が伴うのも事実。
獣人が信仰する神は種族によって様々だが、このアビリティの名前はどれも女神の祝福となっている。いったいどこの女神に祝福されているのかは不明だが、女神の祝福を使用する獣人の信仰する神は次のようになっている。
ちなみに、トンベリ族には「ウガレピ」という独自に信仰している女神が存在するが、残念ながらトンベリ族に白魔道士はいない。
なお、英語名は「Benediction」(「福音」の意)であり、この問題とは無縁であるようだ。効果とこの名前から判断して、FFVIIのエアリスのリミットブレイク技「大いなる福音」がベースにあるものと考えられる。
範囲内のパーティメンバーのHPを大幅に回復し、状態異常も回復する。
再使用時間1時間。
通称「女神」「祝福」。
範囲内にいるパーティメンバーのHPを大幅に回復させ、回復不可能な状態異常*1を除く全ての状態異常を治す。公式設定上「全回復」ではないが、実用の範囲では全回復と考えられている。
敵が使う女神の祝福は何故か状態異常が治らない。*2
特性 編
「一発限りの強力なケアルガ」という単純な認識に対して、実際には異なる点が多い。- 魔法ではないので、詠唱時間は存在せず、移動しながらでも発動可能。
- ケアルガは自分以外を中心に回復できるが、女神の祝福は必ず自身が中心となる。前衛を回復するためには自ら前に出る必要があり、使用の際には若干のタイムラグが発生する。
- 回復量あたりのヘイトはケアルガよりは少ない。
- 一部の状態異常からも回復する(対象はフルケアの項目を参照)。
- ハートオブソラス中に使用すると、回復したHPの量に応じた一定値がハートオブソラスに対応した一部の魔法に対するボーナスとして加算される。
- レベル差補正を受ける。格下の白魔道士が、大きくレベルが離れた格上のPCに祝福を使っても、全回復させることが出来ない。Lv1の白魔道士がLv80のキャラクターに使ったところ、HPを50も回復させられなかった報告がある。
アムネジアや死の宣告、魅了といった状態異常は治せないが、メルトンのスリップは回復させることができる。
現状、メルトンはオーラで上書きするか女神の祝福、フルケアを使うしか回復方法がないため、メルトンを使ってくる敵と相対する時はおしまず使っていこう。
使いどころ 編
「危機的状態からみんなを助けるため、死ぬのを覚悟で女神の祝福を使う」のは美談ではあるが、戦術的にはベストではない場合もあるので、使いどころには気をつけたい。とりわけ、発動に伴い白魔道士が死ぬ可能性が高い時(ナイトによるかばうやインビンシブルなどと組み合わせられない場合)には、代替的な選択肢(狩場からの一時的撤退など)がないか、一呼吸置いて検討してみる値打ちがある。
一般論として、エリア逃げができない状況において、敵のHPを削りきる直前まで来てMPが尽きた場合、前衛が次々と戦死して後衛だけが残されたりすると全滅を免れることは考えにくいが、逆に複数の前衛のHPを一気に全回復する代わりに白魔道士が戦闘不能のリスクを冒すことにより全滅を免れられる局面は現実にある。こうした状況下で、その他に有効な選択肢がない場合、トータルでみた衰弱回復に伴う時間ロスを最も短く止める観点から、女神の祝福がベストの選択である可能性もありえる*3。
このように、敵の残りHPや他のメンバーの残りHP・MPなどを考慮に入れて、女神の祝福の発動がベストと判断される場合には、「リレイズ等のリカバリー対策は十分か」「(戦闘不能になる場合には)どこが死に場所としてベストか」にも留意する必要がある。
エスケプ発動までの時間稼ぎ兼タゲ取りといった撤退を前提とした使い方もある。
ヘイト対策 編
女神の祝福は膨大なヘイトという「リスク」を伴っている点で、他のSPアビとは趣が異なる。ヘイト対策としては、他のジョブ(ナイト等)の助けを借りるのがベスト。自分でできること 編
自分自身で取り得る対策としては以下のようなものがあるが、効果には限りがある。- リレイズを使用する。ヘイト対策うんぬんを論じる以前に、常に切らさないのが望ましい。なお、リレイズそのものにはヘイトへの積極的な対応という側面は無く、あくまでも受動的なリカバリー対策でしかない。
- ブリンク・ストンスキンを使用しておく。危機になってからでは詠唱する余裕が無いことも多いので、早めに唱えておくか、平時から切らさないように心がけるしかない。
- 敵対心マイナス装備で身を固める。ケアルヘイト対策としては有用だが、祝福ヘイト対策としての効果は限定的。
- エリアチェンジする。主にNMと戦うときに採る戦法*4。
ナイトがいる場合 編
女神の祝福の使用によって発生する白魔道士自身の危機的状況に対して、ナイトの持つアビリティ「かばう」および「インビンシブル」が非常に相性が良い。ナイトの好判断を無駄にしないためにも、「かばう」発動のメッセージを見たらナイトの真後ろに移動するのが重要。竜騎士がいる場合 編
竜騎士のSPアビ「竜剣」中のスーパージャンプは竜騎士の背後にいるパーティメンバー一人のヘイトを50%カットするため、ナイトの「かばう」と同様、竜剣発動のログを見たら竜騎士の背後に移動するといいだろう。シーフが居る場合 編
高レベル限定ではあるが、使いどころが難しい「アカンプリス」が活躍する。敵対心を半分奪う効果があり、自己の回避性能も高いシーフがタゲを確保できれば白魔道士の安全を確保する事が出来る。他ジョブができること 編
「女神の祝福」の発動そのものによるヘイトは、時間とともに急速に減衰していくことが知られている。従って、発動後、ある程度の時間稼ぎが出来れば、挑発によりタゲを取り返しやすくなる。現実的に時間稼ぎになりうる手段としては、他のメンバーと息をあわせての足止め策(寝かせ、バインド、スタン、狩人の影縫い、赤魔道士によるグラビデなど)があるが、女神の祝福の発動が必要になるような危機的状況においては、困難が伴うのも事実。
モンスターの「女神の祝福」 編
冒険者だけではなく、モンスターの中にも女神の祝福を使用するものがいる。Yagudo High Priest、Diamond Quadav、Ark Angel EV、デュナミスの白獣人など。モンスターの持つHPはPCよりもはるかに多いが、それでもほぼ全回復してしまう。Keiのような高CLの相手が使うとログは99999回復表示なのに全回復するので、回復量は10万を超えることができるようだ。推定HP2000万とも言われるダイバージェンスwave3のボス(Disjoined Mithraなど)の場合、女神の祝福を受けても全回復には至らない。獣人が信仰する神は種族によって様々だが、このアビリティの名前はどれも女神の祝福となっている。いったいどこの女神に祝福されているのかは不明だが、女神の祝福を使用する獣人の信仰する神は次のようになっている。
- ヤグード:現人神(現在はヅェー・シシュ(♀))
- クゥダフ:原初神ド・ヌ(♀)、グ・ダ(♂)
- オーク:転生観を持っているが、どのような神を信仰しているのかは不明
- ゴブリン:不明
- サハギン:様々な神を信仰(一部はアルタナも信仰)
- デーモン:不明。闇の神オーディンに仕えているようだが、それ以外の神を否定しているかは定かではない。
- マムージャ:不明
ちなみに、トンベリ族には「ウガレピ」という独自に信仰している女神が存在するが、残念ながらトンベリ族に白魔道士はいない。
なお、英語名は「Benediction」(「福音」の意)であり、この問題とは無縁であるようだ。効果とこの名前から判断して、FFVIIのエアリスのリミットブレイク技「大いなる福音」がベースにあるものと考えられる。
関連項目 編
【SPアビリティ】【CRブリオー+2】- *1
- 衰弱・テラー・死の宣告・アムネジア・魅了や、一部の呪い、沈黙など
- *2
- HP回復効果によって睡眠は治る。
- *3
- 白魔道士がリレイズで起き上がって、前衛1名にレイズをかける程度であれば、衰弱回復は最低限でとどまりうるが、全滅に近い状況からのリカバリーだと、MP回復・レイズのリキャスト待ちなどがあいまって、非常に大きな時間のロス(=その時間に狩りをしていたら得られたであろう経験値のロス)になりかねないため。
- *4
- レベル上げであればエリアチェンジが出来る場所では、女神の祝福の発動は考えにくい。