学者(がくしゃ/Scholar/Gelehrte/L'érudit/SCH)
エキストラジョブの一つ。いわゆるアルタナジョブ。ジョブ略称は「学」。
習得Lvが75+となっているものはメリットポイントを使用することで覚えることができる。
「~の章」「~の補遺」のアビリティは「戦術魔道書」の中にまとめられている。これらは再使用時間と「Charge」と呼ばれるアビリティ使用可能回数を共有しており、再使用時間*2は基本4分である。
「戦術魔道書」と「Charge」というシステムについてはそれぞれの項目に詳しい説明が記載されているので、そちらを参照していただきたい。
また、意外にも攻防に直接的に作用する魔法を扱う割に「魔法攻撃力アップ」や「魔法防御力アップ」を習得しない。
「魔法名(補)」とあるものは、対応する補遺(白の補遺、黒の補遺)の効果中のみ使用可能。
99(G)はギフトにて習得。
白魔法は回復魔法と強化魔法の一部を習得するが、神聖魔法と弱体魔法は全て習得不可。
ケアル系(ケアルV以降は使用不可)、プロテス系、シェル系、リジェネ系、デオード、スニーク、インビジのMGS魔法、レイズ、アクアベール、ブリンク、ストンスキンを使用可能。
白の補遺を使用すると、さらにナ系魔法やレイズII、レイズIII、リレイズI、リレイズII、リレイズIIIを使用可能になる。
特にリジェネ系の魔法は全ジョブで最も早く習得が可能で唯一リジェネVまでを使用できる。その他、学者専用の白魔法として「天候魔法」(~の陣)と「悪事千里の策」「暗中飛躍の策」「鼓舞激励の策」「オーラ(連環計中のみ)」を使用することができる。
黒魔法は精霊魔法と暗黒魔法、弱体魔法の一部、スパイク系を習得する。
通常時で精霊III系までの単体精霊魔法とドレイン、アスピル、黒の補遺を使用すれば精霊IV/V系と単体スリプル系、ディスペル、ブレイクを使用可能。その他、学者専用の黒魔法として「虚誘掩殺の策」と「計略」(~門の計)「メルトン(連環計中のみ)」を使用することができる。
詳しい解説は【白魔法】【黒魔法】の項目を参照。
白魔法・黒魔法に関わる魔法スキルを全種持っているが、その全てがDと低い。だがこれらはグリモアにより一時的にB+まで増強することが可能であり、それぞれのグリモアに対応する効果アップのあるアーティファクトの部位を装備する事で、A付近までのスキルが利用出来るようになる。
戦術魔道書と呼ばれる、白・黒のグリモアにそれぞれ対応したアビリティを駆使する事が学者の能力を引き出す鍵となる。それぞれのグリモア・戦術魔道書の効果については個別に参照されたし。
グリモアによって白魔法と黒魔法のどちらかが得意になり、もう片方が不得手になる状態を切り替えることができる。再使用時間の関係で頻繁には変更できないため、想定外の状況への対応は苦手となり、先を読んで適切なグリモアを選んでいくことが重要となる。
あえてデメリットを承知でどちらかの魔法に特化する戦術を試行するなど、タクティクス要素が非常に重要となるだろう。また、本来自身専用で有益な強化魔法を範囲化し、他人の強化が出来るようになるため、ダメージを受けてから回復するだけではなく、ダメージを未然に軽減するなど、能動的な支援を心がけると良い。
メインジョブ能力として覚える魔法は、学者専用魔法を除いて基本的なものしか無い。ある程度は戦術魔道書「白の補遺」「黒の補遺」によって補うことが可能だが、効果的に立ち回るにはサポートジョブの能力を活かす必要がある。
グリモアや戦術魔道書もそうだが、コンサーブMPや机上演習といったMPを効率的に使う特性や手段が豊富な点も大きな特徴で有るため、基本的にはMPコストを武器に回復や精霊魔法の本職との差別化を図る事になる。
上記に加え、学者はヘイトコントローラーとしての高いポテンシャルを秘めている。ライブラにヘイトの数値化というある意味絶対的な確認手段を筆頭に、SPアビであるカペルエミサリウスによるヘイトの移動、AF+グリモアの組み合わせによる敵対心減少や戦術魔道書、高位リジェネとケアルの使い分け、さらにはヘイトへ直接影響する悪事千里の策、暗中飛躍の策を持っていたりとヘイト管理能力については全ジョブ中トップクラスの性能を持つ。
そのため、学者で有力なサポートジョブは後述するサポ白・サポ黒・サポ赤の3つとされている。
それ以外に白魔法、黒魔法を扱えるジョブとしてサポナ・サポ暗・サポ剣・サポ風があるが、これらをサポートジョブに選んでも使用可能になる魔法はフラッシュやスタン、アブゾ系、バ系魔法、精霊ラ系魔法のみとかなり少ない。このような場合ではグリモアによって拡張される性能も限定的となり、前述の3つと比べてメリットがある選択肢とは言い難く、これらのサポが選ばれる機会は少ない。
とは言えもちろん、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士以外のサポートジョブの選択肢が否定される訳ではない。汎用的とは言えないまでも、局面によって使用できる組み合わせは多々考えられよう。頭を固くせず、敵や戦地、戦術、戦略に応じたジョブ切り替えを最大限に活用していきたい。
また、Lv4までは魔法を持たず、Lv10に到達するまでは最大の特徴であるグリモアすら持たない。加えて、身体能力も他ジョブに大きく劣る。この事から序盤のレベル上げに非常に苦労する。能力が充実し始めるレベル2桁代になるまでは魔法に拘らず、サポモやサポ獣、サポか等サポートジョブ自体が強力なものを活かして乗り切るのも良いだろう。
その他、範囲バ系魔法、オートリジェネ、テレポ、リコール、フラッシュ、リポーズ、オースピスなど、必須ではなくても役に立つものは多い。
2008年3月11日のバージョンアップで戦術魔道書「白の補遺」が実装される前は、状態異常回復魔法のためにサポ白を選択せざるを得ない場面が多かった。
ストーンを覚えるLv4未満はもちろん、魔法攻撃力アップ特性やスリップ魔法等「代替としての黒」としてそれなりに振舞うことができる。他にはトラクタ・エスケプ・デジョン・リトレースなども地味ながらあると便利である。
範囲化させてもストンスキンが使えないため、これまでLv56以降はサポ黒は選択肢として選ばれることはほぼなかったが、2010年12月7日のバージョンアップによって学者にブリンク・ストンスキン・アクアベールが追加されたため、選択肢として選ぶ価値がでてきた。
高レベル帯では、メインLv90からスタンが使用できる。黒のグリモアを使用すれば、魔法命中やリキャストの恩恵を受けることができ、スタナーとして活躍できる。2013年7月9日のバージョンアップで大きく仕様が変更された精霊ガI系を使えるのも大きい。
範囲エン系、範囲ファランクスなどは、Chargeが豊富で素早い学者にとって有効な戦術となる。(赤/学でも同様のことは可能だが、Chargeが最大3で回復が遅いのと、再詠唱時間3倍のペナルティが重くなる)
マナバーンPTやアビセアでの後衛班に所属した際には範囲リフレシュを行うと、一度に使用するMPは増えるがトータルで一人一人にかけて行くよりは遥かにMP節約と成るので、かなり有効な戦術である。
白の補遺、黒の補遺が追加されたことで、より多彩な動きができるようになったが、その分グリモアを切り替えるタイミングがさらに重要になったと言え、玄人向けな面が強調されたといえる。
また、製作段階では「賢者」として作られていたと公表された*3。最終的にこういった内容のジョブであるならば「学者」が適切ではないかと言う方向で落ち着いたようである。
既に公表済みだった踊り子の説明中に、画面奥から駆け寄ってくる演出で学者が公開された*4。
また、トークセッションにおいて公開された映像(アルタナ祭りin大阪の公式サイトでも期間限定で配信されていた)の中では、状態異常回復魔法、レイズII、ディスペル、範囲化グラビデ、精霊IV系……などといった様々な魔法を駆使する姿が見られていた。
学者(アルタナの神兵)実装に先んじて魔法スクロールに「学」の表示が取り入れられ、着々と正式実装に向けての準備が進んで行き、プレイヤーの期待は高まっていった。
その後満を持して「アルタナの神兵」が発売、正式に新ジョブ「学者」が実装された、のだが……。
実装直後の性能は以下の様なものであった。
このように、プレイヤー側の運用方法だけでどうにかなるような状態ではなく、サポートジョブとしての有用性も低かった。
アルタナ祭りin大阪で公開されていた映像にあった魔法の多くが実装されていなかったり、サポートジョブ頼みで学者自身の性能ではなかったこともプレイヤーの不満に拍車をかける結果となった。「ヒーラー不足を短絡的に解消するケアルタンク」などといった酷評も目立っていた。
同時に実装された踊り子が初期レベルでは超性能のヒーラー(高レベルの踊り子は少なかったため、そちらのバランスは語られなかった)として好評であったことも、見劣り感を一層強めるものとなった。
ネ実の学者スレでは学者実装からバージョンアップまでお通夜状態が続き、絶望する者、煽る者、煽られる者、自虐に走る者、開発チームを罵る者、追加要素の妄想に走る者、改善案をスクウェア・エニックスに送る者、現状を打破する可能性を求め各種性能の検証を続ける者……と様々な書き込みがあったが、彼等に共通していたのは皆一様に、「学者の性能に不満を持っている」ということであった。
その後2008年3月11日のバージョンアップにより以下のような変更が行われた。
これにより、学者の性能は総合的に大幅に強化された。
また、素でブリンク・ストンスキンを使えないことから防御面で難があったが、2010年12月7日のバージョンアップでブリンク・ストンスキン・アクアベールと精霊スパイク系が学者に開放された。
Lv75キャップ時代の終了により、ライブラや戦術魔導書の追加、学者専用魔法の拡充もあって徐々にヘイトコントローラーやバッファーとしての強化が行われていく。
2011年12月15日のバージョンアップではグリモア周りの仕様が大幅強化。計略・リジェネ系の専門家としての役割を確立するようになり、この頃に概ね学者の仕様が固まったと言える。
このような変更を経ても、現在でも回復において白に及ばず、弱体において赤に及ばず、精霊において黒に及ばず、独自の長所を生かすまでには至っていないのが現状である。
しかし、連環計の効果中のみ使えるオーラは、強化魔法スキル次第でパーティ全体の圧倒的な火力の底上げが可能であり、強大な強さを持つ敵と短時間で決着をつける際や、時間制限の厳しいコンテンツを攻略する際には、必要不可欠とまで言われる存在である。
この為、オーラの使用を前提としているかそうでないかで、学者への評価は分かれるだろう。
何にせよ、学者の名に恥じないよう、さらなる知識探求と技術練磨、「知行合一」を旨としたい。
DS版のFFIIIでは、低レベルの白魔法と黒魔法を使うことができるようになった上に、アイテムの効力が2倍になる「アイテムの知識」というアビリティが追加され、大幅に強化されている。
FFTA2ではン・モゥ族のジョブとして存在しており、敵味方全体に効果のある属性攻撃魔法を主に使う。
PCがジョブチェンジすることが出来ないジョブ(NPC)としてもシリーズ中様々な場所で登場し、学者でありながら飛空艇を造り上げる技術的な能力を持っていたり、古代文献の調査や遺跡の発掘に勤しむ姿を見ることができた。
【グリモア】【白のグリモア】【黒のグリモア】【戦術魔道書】
【その名はシュルツII世】【シュルツ流軍学】
水晶大戦中、各国の軍師として活躍した軍学者。
古の戦術魔道大典「グリモア」にも精通しており、
戦況に応じて2つの魔法大系を使い分けて諳じる。
→ファイナルファンタジーXI 公式サイト アルタナの神兵より
取得方法 編
クエスト「魔道大典グリモア」クリア。ステータス・スキル 編
HP | MP | STR | DEX | VIT | AGI | INT | MND | CHR |
E | D*1 | F | D | E | D | B | D | C |
格闘 | 短剣 | 片手剣 | 両手剣 | 片手斧 | 両手斧 | 両手鎌 | 両手槍 | 片手刀 | 両手刀 | 片手棍 | 両手棍 |
- | D | - | - | - | - | - | - | - | - | C+ | C+ |
弓術 | 射撃 | 投擲 | ガード | 回避 | 盾 | 受け流し | |||||
- | - | D | - | E | - | E | |||||
神聖 | 回復 | 強化 | 弱体 | 精霊 | 暗黒 | 歌唱 | 弦楽器 | 管楽器 | 忍術 | 召喚 | 青 |
D | D | D | D | D | D | - | - | - | - | - | - |
風水魔法 | 風水鈴 | ||||||||||
- | - |
アビリティ 編
名前 | 種別 | 習得Lv | 敵対心 (累積/揮発) |
---|---|---|---|
連環計 | SPアビリティ | 1 | 0/320 |
戦術魔道書 | ジョブアビリティ | 10 | 0/80(共通) |
白のグリモア | ジョブアビリティ | 10 | 0/80 |
黒のグリモア | ジョブアビリティ | 10 | 0/80 |
簡素清貧の章 | ジョブアビリティ | 10 | 0/80 |
勤倹小心の章 | ジョブアビリティ | 10 | 0/80 |
白の補遺 | ジョブアビリティ | 10 | 0/80 |
レジストサイレス | ジョブ特性 | 10 | - |
クリアマインド | ジョブ特性 | 20 | - |
電光石火の章 | ジョブアビリティ | 25 | 0/80 |
疾風迅雷の章 | ジョブアビリティ | 25 | 0/80 |
コンサーブMP | ジョブ特性 | 25 | - |
黒の補遺 | ジョブアビリティ | 30 | 0/80 |
MPmaxアップ | ジョブ特性 | 30 | - |
トランキルハート | ジョブ特性 | 30 | - |
机上演習 | ジョブアビリティ | 35 | 0/80 |
クリアマインド | ジョブ特性 | 35 | - |
女神降臨の章 | ジョブアビリティ | 40 | 0/80 |
精霊光来の章 | ジョブアビリティ | 40 | 0/80 |
レジストサイレス | ジョブ特性 | 40 | - |
クリアマインド | ジョブ特性 | 50 | - |
意気昂然の章 | ジョブアビリティ | 55 | 0/80 |
気炎万丈の章 | ジョブアビリティ | 55 | 0/80 |
以逸待労の計 | ジョブアビリティ | 65 | 0/320 |
クリアマインド | ジョブ特性 | 65 | - |
レジストサイレス | ジョブ特性 | 70 | - |
不惜身命の章 | ジョブアビリティ | 75+ | 0/80 |
一心精進の章 | ジョブアビリティ | 75+ | 0/80 |
天衣無縫の章 | ジョブアビリティ | 75+ | 0/80 |
無憂無風の章 | ジョブアビリティ | 75+ | 0/80 |
大悟徹底 | ジョブアビリティ | 75+ | 0/80 |
陣頭指揮 | ジョブ特性 | 75+ | - |
ライブラ | ジョブアビリティ | 76 | 0/0 |
クリアマインド | ジョブ特性 | 76 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 78 | - |
MB.ボーナス | ジョブ特性 | 79 | - |
レジストサイレス | ジョブ特性 | 81 | - |
令狸執鼠の章 | ジョブアビリティ | 87 | 0/80 |
震天動地の章 | ジョブアビリティ | 87 | 0/80 |
MPmaxアップ | ジョブ特性 | 88 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 88 | - |
MB.ボーナス | ジョブ特性 | 89 | - |
クリアマインド | ジョブ特性 | 91 | - |
カペルエミサリウス | SPアビリティ | 96 | |
コンサーブMP | ジョブ特性 | 96 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 98 | - |
MB.ボーナス | ジョブ特性 | 99 | - |
「~の章」「~の補遺」のアビリティは「戦術魔道書」の中にまとめられている。これらは再使用時間と「Charge」と呼ばれるアビリティ使用可能回数を共有しており、再使用時間*2は基本4分である。
「戦術魔道書」と「Charge」というシステムについてはそれぞれの項目に詳しい説明が記載されているので、そちらを参照していただきたい。
また、意外にも攻防に直接的に作用する魔法を扱う割に「魔法攻撃力アップ」や「魔法防御力アップ」を習得しない。
魔法 編
「魔法名(連)」とあるものは、SPアビリティの連環計の効果中のみ使用可能。「魔法名(補)」とあるものは、対応する補遺(白の補遺、黒の補遺)の効果中のみ使用可能。
Lv帯 | レベル・名称 | |||
1~10 | 4 | ストーン | 5 | ケアル,オーラ(連),メルトン(連) |
8 | ウォータ | 10 | プロテス,ポイゾナ(補) | |
11~20 | 12 | パラナ(補),エアロ | 13 | アクアベール |
15 | デオード | |||
16 | ファイア | 17 | ケアルII,ブライナ(補) | |
18 | リジェネ,土門の計 | 20 | シェル,スニーク,ブリザド,水門の計 | |
21~30 | 21 | ドレイン | 22 | サイレナ(補),風門の計 |
24 | サンダー,火門の計 | 25 | インビジ | |
26 | 氷門の計 | 28 | 雷門の計 | |
29 | ブリンク | |||
30 | ストーンII,ケアルIII,プロテスII,スリプル(補),ブレイズスパイク,闇門の計 | |||
31~40 | 32 | カーズナ(補),ディスペル(補),光門の計 | 34 | ウォータII |
35 | レイズ,リレイズ(補) | 36 | アスピル | |
37 | リジェネII | 38 | エアロII | |
39 | イレース(補) | 40 | シェルII | |
41~50 | 41 | 砂塵の陣 | 42 | ファイアII,豪雨の陣 |
43 | 烈風の陣 | 44 | ストンスキン,熱波の陣 | |
45 | 吹雪の陣 | |||
46 | ウィルナ(補),ブリザドII,虚誘掩殺の策,疾雷の陣 | 47 | 妖霧の陣 | |
48 | 極光の陣 | 50 | プロテスIII,ストナ(補),アイススパイク | |
51~60 | 51 | サンダーII | ||
54 | ストーンIII | 55 | ケアルIV | |
57 | ウォータIII | 59 | リジェネIII | |
60 | エアロIII,シェルIII | |||
61~70 | 63 | ファイアIII | ||
65 | スリプルII(補) | 66 | プロテスIV,ブリザドIII | |
69 | サンダーIII | |||
70 | レイズII(補),リレイズII(補),ストーンIV(補),ショックスパイク | |||
71~80 | 71 | シェルIV,ウォータIV(補) | 72 | エアロIV(補) |
73 | ファイアIV(補) | 74 | ブリザドIV(補) | |
75 | サンダーIV(補) | 79 | リジェネIV,ストーンV(補) | |
80 | プロテスV | |||
81~90 | 83 | ウォータV(補) | 85 | 悪事千里の策,暗中飛躍の策 |
87 | エアロV(補) | 88 | 鼓舞激励の策 | |
90 | シェルV,ブレイク(補) | |||
91~99 | 91 | レイズIII(補),リレイズIII(補),ファイアV(補) | ||
95 | ブリザドV(補) | 97 | アスピルII | |
99 | リジェネV,サンダーV(補) | |||
99(G) | 砂塵の陣II,豪雨の陣II,烈風の陣II,熱波の陣II,吹雪の陣II,疾雷の陣II,妖霧の陣II,極光の陣II 土門の計II,水門の計II,風門の計II,火門の計II,氷門の計II,雷門の計II,闇門の計II,光門の計II |
99(G)はギフトにて習得。
白魔法は回復魔法と強化魔法の一部を習得するが、神聖魔法と弱体魔法は全て習得不可。
ケアル系(ケアルV以降は使用不可)、プロテス系、シェル系、リジェネ系、デオード、スニーク、インビジのMGS魔法、レイズ、アクアベール、ブリンク、ストンスキンを使用可能。
白の補遺を使用すると、さらにナ系魔法やレイズII、レイズIII、リレイズI、リレイズII、リレイズIIIを使用可能になる。
特にリジェネ系の魔法は全ジョブで最も早く習得が可能で唯一リジェネVまでを使用できる。その他、学者専用の白魔法として「天候魔法」(~の陣)と「悪事千里の策」「暗中飛躍の策」「鼓舞激励の策」「オーラ(連環計中のみ)」を使用することができる。
黒魔法は精霊魔法と暗黒魔法、弱体魔法の一部、スパイク系を習得する。
通常時で精霊III系までの単体精霊魔法とドレイン、アスピル、黒の補遺を使用すれば精霊IV/V系と単体スリプル系、ディスペル、ブレイクを使用可能。その他、学者専用の黒魔法として「虚誘掩殺の策」と「計略」(~門の計)「メルトン(連環計中のみ)」を使用することができる。
詳しい解説は【白魔法】【黒魔法】の項目を参照。
メリットポイント 編
これらの項目の効果を受けるためには、メインジョブを学者に設定し、かつ学者のメインジョブレベルが75である必要がある。グループ1 編
学者グループ1内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。項目 | 効果 |
グリモア使用間隔 | 能力値1で白のグリモア、黒のグリモアの使用間隔をともに2秒短縮します。 |
以逸待労の計効果時間 | 能力値1で以逸待労の計の効果時間を10%延長します。 |
計略魔法命中率、魔法攻撃力 | 能力値1で計略の魔法命中率を+3、魔法攻撃力を+2します。 |
机上演習上限 | 能力値1で机上演習によるMP蓄積量の上限を+10します。 |
グループ2編
学者グループ2内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。項目 | 効果 |
不惜身命の章 | 白のグリモア戦術魔道書アビリティ(必要Charge:1) 次の白魔法の命中率をアップ。 能力値1で魔法命中率を+5します。 |
一心精進の章 | 黒のグリモア戦術魔道書アビリティ(必要Charge:1) 次の黒魔法の命中率をアップ。 能力値1で魔法命中率を+5します。 |
天衣無縫の章 | 白のグリモア戦術魔道書アビリティ(必要Charge:1) 次の白魔法の敵対心を下げる。 能力値1で敵対心を-10します。 |
無憂無風の章 | 黒のグリモア戦術魔道書アビリティ(必要Charge:1) 次の黒魔法の敵対心を下げる。 能力値1で敵対心を-10します。 |
大悟徹底 | グリモアに関わらず次の1回だけ白魔法、黒魔法ともに特化し、 両方の補遺の魔法を詠唱可能。使用間隔:5分 能力値1でINTとMNDを+5します。 |
陣頭指揮 | 陣の効果に、天候の属性に対応するステータスアップ効果を付与。 初期値:ステータス+3 能力値1でステータスを+1します。 |
ジョブポイント 編
【ジョブポイント(項目別)】参照。ギフト 編
【ギフト】参照。ジョブ専用装束 編
種類 | オリジナル | アイテムレベル |
アーティファクト | スカラーアタイア | アカデミアタイア |
---|---|---|
レリック装束 | アギュトアタイア | ペダゴギアタイア |
エンピリアン装束 | サバントアタイア | アバテルアタイア |
ジョブ概要 編
白・黒のグリモア、またそれぞれに対応する戦術魔道書を駆使する事で、魔法への能力を変化させて効果的な運用を目指す事により活躍出来るジョブ。白魔法・黒魔法に関わる魔法スキルを全種持っているが、その全てがDと低い。だがこれらはグリモアにより一時的にB+まで増強することが可能であり、それぞれのグリモアに対応する効果アップのあるアーティファクトの部位を装備する事で、A付近までのスキルが利用出来るようになる。
戦術魔道書と呼ばれる、白・黒のグリモアにそれぞれ対応したアビリティを駆使する事が学者の能力を引き出す鍵となる。それぞれのグリモア・戦術魔道書の効果については個別に参照されたし。
グリモアによって白魔法と黒魔法のどちらかが得意になり、もう片方が不得手になる状態を切り替えることができる。再使用時間の関係で頻繁には変更できないため、想定外の状況への対応は苦手となり、先を読んで適切なグリモアを選んでいくことが重要となる。
あえてデメリットを承知でどちらかの魔法に特化する戦術を試行するなど、タクティクス要素が非常に重要となるだろう。また、本来自身専用で有益な強化魔法を範囲化し、他人の強化が出来るようになるため、ダメージを受けてから回復するだけではなく、ダメージを未然に軽減するなど、能動的な支援を心がけると良い。
メインジョブ能力として覚える魔法は、学者専用魔法を除いて基本的なものしか無い。ある程度は戦術魔道書「白の補遺」「黒の補遺」によって補うことが可能だが、効果的に立ち回るにはサポートジョブの能力を活かす必要がある。
グリモアや戦術魔道書もそうだが、コンサーブMPや机上演習といったMPを効率的に使う特性や手段が豊富な点も大きな特徴で有るため、基本的にはMPコストを武器に回復や精霊魔法の本職との差別化を図る事になる。
上記に加え、学者はヘイトコントローラーとしての高いポテンシャルを秘めている。ライブラにヘイトの数値化というある意味絶対的な確認手段を筆頭に、SPアビであるカペルエミサリウスによるヘイトの移動、AF+グリモアの組み合わせによる敵対心減少や戦術魔道書、高位リジェネとケアルの使い分け、さらにはヘイトへ直接影響する悪事千里の策、暗中飛躍の策を持っていたりとヘイト管理能力については全ジョブ中トップクラスの性能を持つ。
サポートジョブ考察 編
以下の内容はフェイス実装前の情報です。フェイスを使用した場合は、その能力や状況等を加味して参考にしてください。元々のジョブ設計方針がサポートジョブシステムありきのため、サポートジョブ選択によって立ち回りが大きく変わる。白魔法と黒魔法であればグリモアによって大きく性能を拡張出来るため、時に元々その魔法を使用するジョブ以上にそれらの魔法を使いこなす場合さえある。しかし、裏を返せば基本的な魔法しか学者自身が持たないために、グリモアと連携を取れない殆どのサポートジョブは有効に働かないという事になる。
そのため、学者で有力なサポートジョブは後述するサポ白・サポ黒・サポ赤の3つとされている。
それ以外に白魔法、黒魔法を扱えるジョブとしてサポナ・サポ暗・サポ剣・サポ風があるが、これらをサポートジョブに選んでも使用可能になる魔法はフラッシュやスタン、アブゾ系、バ系魔法、精霊ラ系魔法のみとかなり少ない。このような場合ではグリモアによって拡張される性能も限定的となり、前述の3つと比べてメリットがある選択肢とは言い難く、これらのサポが選ばれる機会は少ない。
とは言えもちろん、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士以外のサポートジョブの選択肢が否定される訳ではない。汎用的とは言えないまでも、局面によって使用できる組み合わせは多々考えられよう。頭を固くせず、敵や戦地、戦術、戦略に応じたジョブ切り替えを最大限に活用していきたい。
また、Lv4までは魔法を持たず、Lv10に到達するまでは最大の特徴であるグリモアすら持たない。加えて、身体能力も他ジョブに大きく劣る。この事から序盤のレベル上げに非常に苦労する。能力が充実し始めるレベル2桁代になるまでは魔法に拘らず、サポモやサポ獣、サポか等サポートジョブ自体が強力なものを活かして乗り切るのも良いだろう。
サポ白 編
補遺(≒戦術魔道書のCharge消費)なしに状態異常回復魔法を使える、ケアルガや女神の印、女神の慈悲、ディバインベニゾンが使える等、ヒーラーに特化するという、より積極的な理由で選択される。スロウなど白魔法系弱体魔法やヘイストも便利。その他、範囲バ系魔法、オートリジェネ、テレポ、リコール、フラッシュ、リポーズ、オースピスなど、必須ではなくても役に立つものは多い。
2008年3月11日のバージョンアップで戦術魔道書「白の補遺」が実装される前は、状態異常回復魔法のためにサポ白を選択せざるを得ない場面が多かった。
サポ黒 編
ブラインなどの黒魔法系弱体魔法、バーンやラスプといった精霊系弱体魔法、スリプガ、精霊の印、エレメントセレリティが使えることが主な利点である。スリプガが使えることで、リンク時や多くの敵を相手にするバトルフィールドなどで対応しやすくなったり、ジョブ特性「魔法攻撃力アップ」で精霊魔法や計略を強化でき魔法による攻撃能力が向上する。ストーンを覚えるLv4未満はもちろん、魔法攻撃力アップ特性やスリップ魔法等「代替としての黒」としてそれなりに振舞うことができる。他にはトラクタ・エスケプ・デジョン・リトレースなども地味ながらあると便利である。
範囲化させてもストンスキンが使えないため、これまでLv56以降はサポ黒は選択肢として選ばれることはほぼなかったが、2010年12月7日のバージョンアップによって学者にブリンク・ストンスキン・アクアベールが追加されたため、選択肢として選ぶ価値がでてきた。
高レベル帯では、メインLv90からスタンが使用できる。黒のグリモアを使用すれば、魔法命中やリキャストの恩恵を受けることができ、スタナーとして活躍できる。2013年7月9日のバージョンアップで大きく仕様が変更された精霊ガI系を使えるのも大きい。
サポ赤 編
コンバートという強力なアビリティを持ち、サポ白・サポ黒で使える主要な弱体魔法とグラビデ・ディスペル・ディストラ・フラズルがこのサポ1つで一通り扱え、ファランクス・エン系・リフレシュ・ヘイスト・スナップといった強化魔法も使える。また、魔法攻撃力アップ・ファストキャストなどの有用なジョブ特性もあるため、学者だけで様々な役割をこなす場合に有効なサポである。範囲エン系、範囲ファランクスなどは、Chargeが豊富で素早い学者にとって有効な戦術となる。(赤/学でも同様のことは可能だが、Chargeが最大3で回復が遅いのと、再詠唱時間3倍のペナルティが重くなる)
マナバーンPTやアビセアでの後衛班に所属した際には範囲リフレシュを行うと、一度に使用するMPは増えるがトータルで一人一人にかけて行くよりは遥かにMP節約と成るので、かなり有効な戦術である。
白の補遺、黒の補遺が追加されたことで、より多彩な動きができるようになったが、その分グリモアを切り替えるタイミングがさらに重要になったと言え、玄人向けな面が強調されたといえる。
学者という名称 編
上部で引用した公式のジョブ解説を見ても解るとおり、シュルツ流軍学者をシステム上、「学者」というジョブ名で呼んでいる。つまりヴァナ・ディール内でもリアルと同じく一般用語として学者という言葉は使われており(天文学者や神学者は以前から存在している)、事実学者の取得クエストにおいても基本的に「軍学者」という呼称が使われている。また、製作段階では「賢者」として作られていたと公表された*3。最終的にこういった内容のジョブであるならば「学者」が適切ではないかと言う方向で落ち着いたようである。
学者調整の歴史 編
アルタナ祭りin大阪にて初紹介。既に公表済みだった踊り子の説明中に、画面奥から駆け寄ってくる演出で学者が公開された*4。
また、トークセッションにおいて公開された映像(アルタナ祭りin大阪の公式サイトでも期間限定で配信されていた)の中では、状態異常回復魔法、レイズII、ディスペル、範囲化グラビデ、精霊IV系……などといった様々な魔法を駆使する姿が見られていた。
学者(アルタナの神兵)実装に先んじて魔法スクロールに「学」の表示が取り入れられ、着々と正式実装に向けての準備が進んで行き、プレイヤーの期待は高まっていった。
その後満を持して「アルタナの神兵」が発売、正式に新ジョブ「学者」が実装された、のだが……。
実装直後の性能は以下の様なものであった。
- 白のグリモア・黒のグリモアに専用のアイコンが用意されていなかった
- このため、自分が今どちらのグリモアを使っているかが非常にわかり難かった。
- このため、自分が今どちらのグリモアを使っているかが非常にわかり難かった。
- 白のグリモアで弱体魔法スキルが上がらない
- 白の補遺・黒の補遺なし(対応魔法なし)
- 机上演習・コンサーブMPなし
- 戦術魔道書が使い難い
- 学者専用魔法の性能が悪い
このように、プレイヤー側の運用方法だけでどうにかなるような状態ではなく、サポートジョブとしての有用性も低かった。
アルタナ祭りin大阪で公開されていた映像にあった魔法の多くが実装されていなかったり、サポートジョブ頼みで学者自身の性能ではなかったこともプレイヤーの不満に拍車をかける結果となった。「ヒーラー不足を短絡的に解消するケアルタンク」などといった酷評も目立っていた。
同時に実装された踊り子が初期レベルでは超性能のヒーラー(高レベルの踊り子は少なかったため、そちらのバランスは語られなかった)として好評であったことも、見劣り感を一層強めるものとなった。
ネ実の学者スレでは学者実装からバージョンアップまでお通夜状態が続き、絶望する者、煽る者、煽られる者、自虐に走る者、開発チームを罵る者、追加要素の妄想に走る者、改善案をスクウェア・エニックスに送る者、現状を打破する可能性を求め各種性能の検証を続ける者……と様々な書き込みがあったが、彼等に共通していたのは皆一様に、「学者の性能に不満を持っている」ということであった。
その後2008年3月11日のバージョンアップにより以下のような変更が行われた。
- AF防具「スカラーアタイア」とAF魔法「虚誘掩殺の策」及び、それらに関するクエストの追加
- 戦術魔道書のCharge環境の改善
- 補遺(と補遺時限定の魔法)・机上演習・コンサーブMPが一気に追加
- 女神降臨の章・精霊光来の章使用時の消費MPが3倍から2倍に軽減
- 陣の性能が向上
- 白のグリモアで弱体魔法スキルが上がるようになる
- 白のグリモア・黒のグリモアに専用アイコン追加
- グリモアの効果時間が無限から2時間に制限される
これにより、学者の性能は総合的に大幅に強化された。
また、素でブリンク・ストンスキンを使えないことから防御面で難があったが、2010年12月7日のバージョンアップでブリンク・ストンスキン・アクアベールと精霊スパイク系が学者に開放された。
Lv75キャップ時代の終了により、ライブラや戦術魔導書の追加、学者専用魔法の拡充もあって徐々にヘイトコントローラーやバッファーとしての強化が行われていく。
2011年12月15日のバージョンアップではグリモア周りの仕様が大幅強化。計略・リジェネ系の専門家としての役割を確立するようになり、この頃に概ね学者の仕様が固まったと言える。
このような変更を経ても、現在でも回復において白に及ばず、弱体において赤に及ばず、精霊において黒に及ばず、独自の長所を生かすまでには至っていないのが現状である。
しかし、連環計の効果中のみ使えるオーラは、強化魔法スキル次第でパーティ全体の圧倒的な火力の底上げが可能であり、強大な強さを持つ敵と短時間で決着をつける際や、時間制限の厳しいコンテンツを攻略する際には、必要不可欠とまで言われる存在である。
この為、オーラの使用を前提としているかそうでないかで、学者への評価は分かれるだろう。
何にせよ、学者の名に恥じないよう、さらなる知識探求と技術練磨、「知行合一」を旨としたい。
ファイナルファンタジーシリーズにおける学者 編
初出はFFIII。敵のHPを知る「しらべる」や敵の弱点属性を知る「みやぶる」のコマンドを持ち、バリアチェンジという弱点属性を変化させる特殊能力を持つボスに対し有効なジョブであった。本や辞典を武器として装備することができ、敵を背表紙で幾度もメッタ打ちにする様は数多くのプレイヤーに強烈なインパクトを残した。残念ながらFFXIにおいては本はアビリティのエフェクトのみに登場し、本で殴ることはない。しかしながらこの「グリモア」バッシュ、日の目を見るのを切望するプレイヤーは多いのではないであろうか?DS版のFFIIIでは、低レベルの白魔法と黒魔法を使うことができるようになった上に、アイテムの効力が2倍になる「アイテムの知識」というアビリティが追加され、大幅に強化されている。
FFTA2ではン・モゥ族のジョブとして存在しており、敵味方全体に効果のある属性攻撃魔法を主に使う。
PCがジョブチェンジすることが出来ないジョブ(NPC)としてもシリーズ中様々な場所で登場し、学者でありながら飛空艇を造り上げる技術的な能力を持っていたり、古代文献の調査や遺跡の発掘に勤しむ姿を見ることができた。
外部リンク 編
関連項目 編
【アルタナの神兵】【アルタナジョブ】【サポ学】【グリモア】【白のグリモア】【黒のグリモア】【戦術魔道書】
【その名はシュルツII世】【シュルツ流軍学】
- *1
- さらにMPmaxアップのジョブ特性あり。
- *2
- 厳密には「Charge」を貯めるための時間なので、リキャストタイムではなく、チャージタイムとでも呼ぶほうが判りやすいかもしれない。
- *3
- →2007年11月17日付 GAME Watch インタビュー
- *4
- →アルタナの神兵トークセッションレポート(GAME Watch)