二刀流(にとうりゅう/Dual Wield)
シーフ・忍者・踊り子のジョブ特性。及び青魔道士の追加特性として習得可能。
武器自体の隔を小さくするといった意味合いが強く、得TPはそれに伴い小さくなるが、二刀流時は単位時間当たりの攻撃機会が増加し、ダブルアタック・トリプルアタック等の抽選機会も増えるため、より多く攻撃することが可能になる。打撃一発の得TPこそ減るものの、単位時間当たりの得TPは増加する。
また、WS使用時に左手に持った武器で1回分追撃する効果もあり、WSのダメージを上昇させる目的でも使われる。WSがメインウェポンに依存する点を生かし、サブウェポンをステータスブーストに費やしたり、サブに複数回武器を装備し得TPスピードを上昇させたりと、柔軟な活用ができる。
メインジョブに二刀流の特性を持たないジョブの場合、サポ忍かサポ踊を選択することで二刀流を得ることができる。サポ忍はLv20から、サポ踊はLv40から二刀流を習得でき、Lv90でサポ忍は3段階目、サポ踊は2段階目となる。
長らく忍者専用のジョブ特性であったが2010年6月22日のバージョンアップにより、踊り子と青魔道士にも追加された。また、2010年9月9日のバージョンアップからはシーフにも追加された。
なお、二刀流の効果が100になると二刀流係数が1.00(つまり二刀流による短縮が無くなる)に戻ってしまう問題があったが、2019年8月13日のメンテナンスで修正された*1。
サポ忍においても、最大ランク3まで習得できる。前衛ジョブが片手武器二刀流にするのはもちろん、狩人の飛命ブースト用、後衛の片手棍二本持ちによる魔攻・魔法ダメージブーストなど、用途は幅広い。
サポ踊では最大ランク2まで得られる。サポ踊の有用性の一つである。
習得レベルの関係上、残念ながらサポシでは得られない。
主力武器が片手剣の青魔道士にとって二刀流は相性が良い。最短Lv80で、特性値合計8によるランク1を得られる。また特性値16でランク2、24でランク3、32でランク4を習得できる。サポ忍・サポ踊以外でも二刀流が得られるので、サポートジョブの選択がさらに広がる。
ギフトのジョブ特性効果アップでジョブポイント100使用した時と1200使用した時の2段階のアップが可能である。追加特性でランク4を習得していれば、2段階アップで合計ランク6となり、これは忍者のランク5を上回る。
Lv90キャップの頃は追加特性ではランク2までしか上がらず、メイン90サポ忍のランク3には及ばなかった。Lv99キャップ解放に伴い追加特性でランク3が解放され、さらにモルトプルメイジの追加によってランク4が解放された。ただし実現には、26もの大量のBPが必要になる。
その後ギフトによるジョブ特性効果アップの追加で最大ランク6まで得られるようになった。
実際の攻撃間隔となる基本間隔を求める計算式は、
基本間隔=(メインウェポンの隔+サブウェポンの隔)×二刀流係数
となる。
なお、攻撃の命中判定は格闘同様、この基本間隔ごとに2回同時に行われる。
「二刀流係数」とは間隔減少効果を表す。
また、装備品のプロパティ「二刀流+」でブーストをかけることができる。詳細や装備品一覧は「二刀流効果アップ」を参照。
隔の合計に二刀流係数をかけた値を攻撃時の「基本間隔」とするので、ヘイスト・スロウの効果はこの基本間隔から短縮・遅延が行われる。
注意点として二刀流とヘイストを合わせた攻撃間隔の減少の上限は、武器の値の合計の20%の間隔となり、高支援下での過剰な二刀流+装備は得TPを下げるだけになってしまう。
参考資料として、「装備ヘイストキャップのキャラが特性二刀流と魔法枠のヘイストを変化させた場合」における必要なブースト値を記す。
例えば戦士サポ忍のキャラがヘイストIIを受けた場合、攻撃間隔キャップに持っていくためには装備品の二刀流+が31必要となる。
上例のように左右の武器の隔が大幅に違っていても、蓄積の基準となる隔は両者の平均となる。
また、この場合どちらの手で攻撃しても蓄積するTPは同じとなる。
隔の実質的な短縮がもたらされているため、一刀時に比べ片手あたりの得TPは下がる。
しかし、特に180相当未満において隔の短縮度合いに比べた得TPの減少が緩やかになっているため、単位時間あたりのTP効率は隔が短くなるほど良くなる。
装備画面での攻撃力の表示は、メインウェポンの攻撃力が表示される。
サブウェポン側の攻撃力は表示されず、武器種が違う場合は、各々の武器スキルによる攻撃力、命中率などの判定が用いられている。
ただし、武器に附随する攻撃力・命中の+効果などは、一部の武器を除き両方の武器に対し反映される。
具体的な数値は/checkparam <me>で確認できる。
尚、スキル上昇判定については、それぞれ左右別に判定され、異なるタイプの武器を装備した際でも、それぞれにスキル上昇判定がなされる。
FFXIにおける「二刀流」は片手刀とよばれる小太刀タイプを左右の手に持つが、武芸の二刀流諸派においてその多くは片手に太刀(FFXI内で呼ばれるところの両手刀タイプの尺の長い大刀)を持ち、もう片手に尺の短い脇差、小太刀、小刀を持つのが特徴である。*3
また、左右の腰に1本ずつの武器を携帯するのではなく、主として左腰側に二本そろえて帯刀するのが一般的な武士の作法である。だがFFXIでは現在のところ、侍が片手刀を二本帯刀しても両腰に分けて携帯する仕様となっている。鞘なし、太刀と打刀で同じ佩き方をする等、ヴァナ・ディールの武士道は現実に対して無作法な面が多い。
余談ながら、過去のFFシリーズにおいても二刀流は最高峰の攻撃手段だったり、最高峰過ぎてバランスブレイカーだったりする事が少なくない為、FFXIでも二刀流が強力なのはシリーズの伝統なのかもしれない。特に、二刀流効果アップ等の追加要素を得て更に強力になる辺りは、FF5の乱れ撃ち二刀流等に通じるものがある。
2つの武器を右手と左手に装備して攻撃することができる。
概要 編
左右それぞれの武器の隔と二刀流係数に応じた速度でオートアタックを行い、右手と左手でそれぞれ1度ずつ攻撃機会が発生する。武器自体の隔を小さくするといった意味合いが強く、得TPはそれに伴い小さくなるが、二刀流時は単位時間当たりの攻撃機会が増加し、ダブルアタック・トリプルアタック等の抽選機会も増えるため、より多く攻撃することが可能になる。打撃一発の得TPこそ減るものの、単位時間当たりの得TPは増加する。
また、WS使用時に左手に持った武器で1回分追撃する効果もあり、WSのダメージを上昇させる目的でも使われる。WSがメインウェポンに依存する点を生かし、サブウェポンをステータスブーストに費やしたり、サブに複数回武器を装備し得TPスピードを上昇させたりと、柔軟な活用ができる。
段階 | 忍 | 踊 | 青 | シ | 二刀流係数 | 二刀流+ | 手数 |
1 | 10 | 20 | 80 | 83 | 0.90 | 10 | 約11%増 |
2 | 25 | 40 | 89 | 90 | 0.85 | 15 | 約18%増 |
3 | 45 | 60 | 99 | 98 | 0.75 | 25 | 約33%増 |
4 | 65 | 80 | 99 | G550 | 0.70 | 30 | 約43%増 |
5 | 83 | G550 | G100 | - | 0.65 | 35 | 約54%増 |
6 | - | - | G1200 | - | 0.60 | 40 | 約67%増 |
- 「手数」とは、二刀流なしの場合に比較した一定時間あたりの手数の増加数。
- 「G」はギフトによる強化を表す。青魔道士の場合は「ジョブ特性効果アップ」によるもの。
- 「二刀流+」は二刀流係数を装備品のプロパティ「二刀流+」表記に変換した物。
二刀流+1=二刀流係数-0.01に相当する。
メインジョブに二刀流の特性を持たないジョブの場合、サポ忍かサポ踊を選択することで二刀流を得ることができる。サポ忍はLv20から、サポ踊はLv40から二刀流を習得でき、Lv90でサポ忍は3段階目、サポ踊は2段階目となる。
長らく忍者専用のジョブ特性であったが2010年6月22日のバージョンアップにより、踊り子と青魔道士にも追加された。また、2010年9月9日のバージョンアップからはシーフにも追加された。
なお、二刀流の効果が100になると二刀流係数が1.00(つまり二刀流による短縮が無くなる)に戻ってしまう問題があったが、2019年8月13日のメンテナンスで修正された*1。
各ジョブ別 編
忍者・サポ忍編
二刀流の本家、忍者は最大ランク5まで上昇する。手数が飛躍的に増え、忍者のジョブイメージにも貢献している重要なジョブ特性である。空蝉の術とあいまって、Lv75キャップ時代はサポ忍の大きなメリットであった。サポ忍においても、最大ランク3まで習得できる。前衛ジョブが片手武器二刀流にするのはもちろん、狩人の飛命ブースト用、後衛の片手棍二本持ちによる魔攻・魔法ダメージブーストなど、用途は幅広い。
踊り子・サポ踊編
Lv80時点でランク4まで習得でき、いずれのレベル帯においてもサポ忍と二刀流ランクが同等あるいはそれ以上となるため、二刀流目的でサポ忍を選ぶ理由はなくなった。これにより高レベル踊り子のサポートジョブの選択肢が広くなっている。サポ踊では最大ランク2まで得られる。サポ踊の有用性の一つである。
シーフ 編
習得がLv83と遅いものの、メインシーフは最終的にLv98で二刀流ランク3に到達する。これは従来のサポ忍と同等のものである。このため高レベルシーフは手数を増やすためにサポ忍に依存する必要はなくなった。習得レベルの関係上、残念ながらサポシでは得られない。
青魔道士 編
下記青魔法をセットすることにより、追加特性として習得できる。特性値 | 魔法名 | 習得Lv | 必要BP |
4 | 鯨波 | 79 | 5 |
ブレーズバウンド | 80 | 3 | |
四連突 | 85 | 4 | |
デルタスラスト | 89 | 2 | |
モータルレイ | 91 | 4 | |
偃月刃 | 99 | 2 | |
8 | モルトプルメイジ | 99 | 6 |
主力武器が片手剣の青魔道士にとって二刀流は相性が良い。最短Lv80で、特性値合計8によるランク1を得られる。また特性値16でランク2、24でランク3、32でランク4を習得できる。サポ忍・サポ踊以外でも二刀流が得られるので、サポートジョブの選択がさらに広がる。
ギフトのジョブ特性効果アップでジョブポイント100使用した時と1200使用した時の2段階のアップが可能である。追加特性でランク4を習得していれば、2段階アップで合計ランク6となり、これは忍者のランク5を上回る。
Lv90キャップの頃は追加特性ではランク2までしか上がらず、メイン90サポ忍のランク3には及ばなかった。Lv99キャップ解放に伴い追加特性でランク3が解放され、さらにモルトプルメイジの追加によってランク4が解放された。ただし実現には、26もの大量のBPが必要になる。
その後ギフトによるジョブ特性効果アップの追加で最大ランク6まで得られるようになった。
攻撃間隔の変化 編
攻撃間隔は基本的にメイン、サブに装備した武器に依存するが、忍者または踊り子のレベル、および装備品での効果アップに応じて攻撃間隔が減少していく。実際の攻撃間隔となる基本間隔を求める計算式は、
基本間隔=(メインウェポンの隔+サブウェポンの隔)×二刀流係数
となる。
なお、攻撃の命中判定は格闘同様、この基本間隔ごとに2回同時に行われる。
「二刀流係数」とは間隔減少効果を表す。
また、装備品のプロパティ「二刀流+」でブーストをかけることができる。詳細や装備品一覧は「二刀流効果アップ」を参照。
隔の合計に二刀流係数をかけた値を攻撃時の「基本間隔」とするので、ヘイスト・スロウの効果はこの基本間隔から短縮・遅延が行われる。
注意点として二刀流とヘイストを合わせた攻撃間隔の減少の上限は、武器の値の合計の20%の間隔となり、高支援下での過剰な二刀流+装備は得TPを下げるだけになってしまう。
二刀流計算 編
ヘイストと二刀流の攻撃間隔減少は乗算の関係にあるため、攻撃間隔短縮キャップに必要な二刀流ブーストを算出するには、下記の計算を行う必要がある。100-【20÷(100-ヘイスト)×100】-ジョブ特性の「二刀流+」
※ヘイストは装備枠・魔法枠・アビリティ枠等全て合算。
※【】内は小数点以下切り捨て。
参考資料として、「装備ヘイストキャップのキャラが特性二刀流と魔法枠のヘイストを変化させた場合」における必要なブースト値を記す。
例えば戦士サポ忍のキャラがヘイストIIを受けた場合、攻撃間隔キャップに持っていくためには装備品の二刀流+が31必要となる。
特性二刀流+ | 備考 | +ヘイストII (ヘイスト+55%) | +魔法枠キャップ (ヘイスト+68.75%) |
15 | サポ踊 | 41 | 21 |
25 | シ99・サポ忍 | 31 | 11 |
30 | 青99・踊99・シG550 | 26 | 6 |
35 | 忍99・青G100・踊G550 | 21 | 1 |
40 | 青G1200 | 16 | 不要 |
TPの変化 編
攻撃時のTP増加値は、各々の武器の隔合計にこの係数を掛け、2で割った値を一発あたりの隔とした算出となる。例)
不動+隼、二刀流係数0.60の場合
(227+190)*0.6≒250…基本間隔(端数の扱いは不明…以下切り捨てるものとする)
250/2=125…TP計算の基準となる間隔
5.0+(125-180)*1.5/180=3.5+125/180*1.5=3.5+125/120≒4.5…一発あたりの蓄積TP
ホーネットニードル+遺品短刀、二刀流係数0.60の場合
(150+999)*0.6≒689…基本間隔
689/2=344…TP計算の基準となる間隔
5.0+(344-180)*6.5/270≒8.9…一発あたりの蓄積TP
上例のように左右の武器の隔が大幅に違っていても、蓄積の基準となる隔は両者の平均となる。
また、この場合どちらの手で攻撃しても蓄積するTPは同じとなる。
隔の実質的な短縮がもたらされているため、一刀時に比べ片手あたりの得TPは下がる。
しかし、特に180相当未満において隔の短縮度合いに比べた得TPの減少が緩やかになっているため、単位時間あたりのTP効率は隔が短くなるほど良くなる。
装備武器による変化 編
二刀流では左右の手に武器スキルの異なる武器を装備することが出来るが、ウェポンスキルはメインウェポンに装備した武器のものしか使用出来ない*2。装備画面での攻撃力の表示は、メインウェポンの攻撃力が表示される。
サブウェポン側の攻撃力は表示されず、武器種が違う場合は、各々の武器スキルによる攻撃力、命中率などの判定が用いられている。
ただし、武器に附随する攻撃力・命中の+効果などは、一部の武器を除き両方の武器に対し反映される。
具体的な数値は/checkparam <me>で確認できる。
尚、スキル上昇判定については、それぞれ左右別に判定され、異なるタイプの武器を装備した際でも、それぞれにスキル上昇判定がなされる。
備考 編
一般的に武芸における「二刀流」とは、両手に一本ずつの刀を持って戦う剣術、またはその流派をさす。宮本武蔵の創始した二天一流などの流派が有名である。FFXIにおける「二刀流」は片手刀とよばれる小太刀タイプを左右の手に持つが、武芸の二刀流諸派においてその多くは片手に太刀(FFXI内で呼ばれるところの両手刀タイプの尺の長い大刀)を持ち、もう片手に尺の短い脇差、小太刀、小刀を持つのが特徴である。*3
また、左右の腰に1本ずつの武器を携帯するのではなく、主として左腰側に二本そろえて帯刀するのが一般的な武士の作法である。だがFFXIでは現在のところ、侍が片手刀を二本帯刀しても両腰に分けて携帯する仕様となっている。鞘なし、太刀と打刀で同じ佩き方をする等、ヴァナ・ディールの武士道は現実に対して無作法な面が多い。
余談ながら、過去のFFシリーズにおいても二刀流は最高峰の攻撃手段だったり、最高峰過ぎてバランスブレイカーだったりする事が少なくない為、FFXIでも二刀流が強力なのはシリーズの伝統なのかもしれない。特に、二刀流効果アップ等の追加要素を得て更に強力になる辺りは、FF5の乱れ撃ち二刀流等に通じるものがある。
関連項目 編
【二刀流効果アップ】【二刀流+】【ジョブ特性効果アップ】- *1
- →ファイナルファンタジーXI 更新のお知らせ(8/13)
- *2
- ただし、威力はサブウェポンも計算される。
- *3
- 近い将来、侍用の両手刀+片手刀の二刀流ジョブ特性が追加されるとか、侍専用の太刀並にでかい片手刀が実装されるとか期待は膨らんでいたが、2007年5月のスクウェア・エニックス パーティ2007「FFXI 5th Anniversary」の開発トークセッションにおいて、両手武器装備時に空いているサブウェポンスロットに、何かしらのアイテムを装備することによって性能アップ等を図るという案が発表され、後に「グリップ」が導入された。