二刀流

記事名読み
にとうりゅう/Dual Wield
シーフ忍者踊り子ジョブ特性。及び青魔道士追加特性として習得可能。
2つの武器を右手と左手に装備して攻撃することができる。

概要
左右それぞれの武器の隔と二刀流係数に応じた速度でオートアタックを行い、右手と左手でそれぞれ1度ずつ攻撃機会が発生する。

武器自体の隔を小さくするといった意味合いが強く、得TPはそれに伴い小さくなるが、二刀流時は単位時間当たりの攻撃機会が増加し、ダブルアタックトリプルアタック等の抽選機会も増えるため、より多く攻撃することが可能になる。打撃一発の得TPこそ減るものの、単位時間当たりの得TPは増加する。

また、WS使用時に左手に持った武器で1回分追撃する効果もあり、WSダメージを上昇させる目的でも使われる。WSメインウェポンに依存する点を生かし、サブウェポンステータスブーストに費やしたり、サブに複数回武器装備得TPスピードを上昇させたりと、柔軟な活用ができる。

段階二刀流係数二刀流+手数
1102080830.9010約11%増
2254089900.8515約18%増
3456099980.7525約33%増
4658099G5500.7030約43%増
583G550G100-0.6535約54%増
6--G1200-0.6040約67%増


メインジョブ二刀流の特性を持たないジョブの場合、サポ忍サポ踊を選択することで二刀流を得ることができる。サポ忍Lv20から、サポ踊Lv40から二刀流を習得でき、Lv90でサポ忍は3段階目、サポ踊は2段階目となる。

長らく忍者専用のジョブ特性であったが2010年6月22日のバージョンアップにより、踊り子青魔道士にも追加された。また、2010年9月9日のバージョンアップからはシーフにも追加された。

なお、二刀流の効果が100になると二刀流係数が1.00(つまり二刀流による短縮が無くなる)に戻ってしまう問題があったが、2019年8月13日のメンテナンスで修正された
ジョブ
二刀流の本家、忍者は最大ランク5まで上昇する。手数が飛躍的に増え、忍者ジョブイメージにも貢献している重要なジョブ特性である。空蝉の術とあいまって、Lv75キャップ時代サポ忍の大きなメリットであった。

サポ忍においても、最大ランク3まで習得できる。前衛ジョブ片手武器二刀流にするのはもちろん、狩人飛命ブースト用、後衛片手棍二本持ちによる魔攻魔法ダメージブーストなど、用途は幅広い。

Lv80時点でランク4まで習得でき、いずれのレベル帯においてもサポ忍二刀流ランクが同等あるいはそれ以上となるため、二刀流目的でサポ忍を選ぶ理由はなくなった。これにより高レベル踊り子サポートジョブの選択肢が広くなっている。

サポ踊では最大ランク2まで得られる。サポ踊の有用性の一つである。

習得がLv83と遅いものの、メインシーフは最終的にLv98で二刀流ランク3に到達する。これは従来のサポ忍と同等のものである。このため高レベルシーフ手数を増やすためにサポ忍に依存する必要はなくなった。

習得レベルの関係上、残念ながらサポシでは得られない。

下記青魔法をセットすることにより、追加特性として習得できる。
特性値魔法習得Lv必要BP
4鯨波795
ブレーズバウンド803
四連突854
デルタスラスト892
モータルレイ914
偃月刃992
8モルトプルメイジ996

主力武器片手剣青魔道士にとって二刀流は相性が良い。最短Lv80で、特性値合計8によるランク1を得られる。また特性値16でランク2、24でランク3、32でランク4を習得できる。サポ忍サポ踊以外でも二刀流が得られるので、サポートジョブの選択がさらに広がる。

ギフトジョブ特性効果アップジョブポイント100使用した時と1200使用した時の2段階のアップが可能である。追加特性ランク4を習得していれば、2段階アップで合計ランク6となり、これは忍者ランク5を上回る。

Lv90キャップの頃は追加特性ではランク2までしか上がらず、メイン90サポ忍ランク3には及ばなかった。Lv99キャップ解放に伴い追加特性ランク3が解放され、さらにモルトプルメイジの追加によってランク4が解放された。ただし実現には、26もの大量のBPが必要になる。

その後ギフトによるジョブ特性効果アップの追加で最大ランク6まで得られるようになった。

攻撃間隔の変化
攻撃間隔は基本的にメイン、サブに装備した武器に依存するが、忍者または踊り子のレベル、および装備品での効果アップに応じて攻撃間隔が減少していく。
実際の攻撃間隔となる基本間隔を求める計算式は、

基本間隔=(メインウェポンの隔+サブウェポンの隔)×二刀流係数

となる。
なお、攻撃命中判定は格闘同様、この基本間隔ごとに2回同時に行われる。

二刀流係数」とは間隔減少効果を表す。
また、装備品プロパティ二刀流+」でブーストをかけることができる。詳細や装備品一覧は「二刀流効果アップ」を参照。

隔の合計に二刀流係数をかけた値を攻撃時の「基本間隔」とするので、ヘイストスロウの効果はこの基本間隔から短縮・遅延が行われる。
注意点として二刀流ヘイストを合わせた攻撃間隔の減少の上限は、武器の値の合計の20%の間隔となり、高支援下での過剰な二刀流+装備得TPを下げるだけになってしまう。

二刀流計算
ヘイスト二刀流攻撃間隔減少は乗算の関係にあるため、攻撃間隔短縮キャップに必要な二刀流ブーストを算出するには、下記の計算を行う必要がある。

100-【20÷(100-ヘイスト)×100】-ジョブ特性の「二刀流+
ヘイスト装備枠・魔法枠・アビリティ枠等全て合算。
※【】内は小数点以下切り捨て。

参考資料として、「装備ヘイストキャップキャラが特性二刀流魔法枠のヘイストを変化させた場合」における必要なブースト値を記す。
例えば戦士サポ忍キャラヘイストIIを受けた場合、攻撃間隔キャップに持っていくためには装備品二刀流+が31必要となる。

特性二刀流+備考+ヘイストII
ヘイスト+55%)
+魔法キャップ
ヘイスト+68.75%)
15サポ踊4121
25シ99・サポ忍3111
30青99・踊99・シG550266
35忍99・青G100・踊G550211
40青G120016不要

TPの変化
攻撃時のTP増加値は、各々の武器の隔合計にこの係数を掛け、2で割った値を一発あたりの隔とした算出となる。
例)
不動+隼、二刀流係数0.60の場合
(227+190)*0.6≒250…基本間隔(端数の扱いは不明…以下切り捨てるものとする)
250/2=125…TP計算の基準となる間隔
5.0+(125-180)*1.5/180=3.5+125/180*1.5=3.5+125/120≒4.5…一発あたりの蓄積TP

ホーネットニードル遺品短刀二刀流係数0.60の場合
(150+999)*0.6≒689…基本間隔
689/2=344…TP計算の基準となる間隔
5.0+(344-180)*6.5/270≒8.9…一発あたりの蓄積TP

上例のように左右の武器が大幅に違っていても、蓄積の基準となるは両者の平均となる。
また、この場合どちらの手で攻撃しても蓄積するTPは同じとなる。

の実質的な短縮がもたらされているため、一刀時に比べ片手あたりの得TPは下がる。
しかし、特に180相当未満においての短縮度合いに比べた得TPの減少が緩やかになっているため、単位時間あたりのTP効率はが短くなるほど良くなる。

装備武器による変化
二刀流では左右の手に武器スキルの異なる武器装備することが出来るが、ウェポンスキルメインウェポン装備した武器のものしか使用出来ない
注釈2
ただし、威力はサブウェポンも計算される。


装備画面での攻撃力の表示は、メインウェポン攻撃力が表示される。
サブウェポン側の攻撃力は表示されず、武器種が違う場合は、各々の武器スキルによる攻撃力命中率などの判定が用いられている。

ただし、武器に附随する攻撃力命中の+効果などは、一部の武器を除き両方の武器に対し反映される。
具体的な数値は/checkparam <me>で確認できる。

尚、スキル上昇判定については、それぞれ左右別に判定され、異なるタイプの武器装備した際でも、それぞれにスキル上昇判定がなされる。

備考
一般的に武芸における「二刀流」とは、両手に一本ずつの刀を持って戦う剣術、またはその流派をさす。宮本武蔵の創始した二天一流などの流派が有名である。

FFXIにおける「二刀流」は片手刀とよばれる小太刀タイプを左右の手に持つが、武芸の二刀流諸派においてその多くは片手に太刀FFXI内で呼ばれるところの両手刀タイプの尺の長い大刀)を持ち、もう片手に尺の短い脇差、小太刀小刀を持つのが特徴である。
注釈3
近い将来、用の両手刀+片手刀二刀流ジョブ特性が追加されるとか、専用の太刀並にでかい片手刀実装されるとか期待は膨らんでいたが、2007年5月のスクウェア・エニックス パーティ2007「FFXI 5th Anniversary」の開発トークセッションにおいて、両手武器装備時に空いているサブウェポンスロットに、何かしらのアイテム装備することによって性能アップ等を図るという案が発表され、後に「グリップ」が導入された。


また、左右の腰に1本ずつの武器を携帯するのではなく、主として左腰側に二本そろえて帯刀するのが一般的な武士の作法である。だがFFXIでは現在のところ、片手刀を二本帯刀しても両腰に分けて携帯する仕様となっている。鞘なし、太刀打刀で同じ佩き方をする等、ヴァナ・ディールの武士道は現実に対して無作法な面が多い。

余談ながら、過去のFFシリーズにおいても二刀流は最高峰の攻撃手段だったり、最高峰過ぎてバランスブレイカーだったりする事が少なくない為、FFXIでも二刀流が強力なのはシリーズの伝統なのかもしれない。特に、二刀流効果アップ等の追加要素を得て更に強力になる辺りは、FF5乱れ撃ち二刀流等に通じるものがある。

関連項目
二刀流効果アップ】【二刀流+】【ジョブ特性効果アップ

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