トラクタ(とらくた/Tractor)
黒魔法の一つ。暗黒魔法に属する。2002年11月26日のバージョンアップで実装された。
戦闘不能になった者を術者の足下へ移動させる事が出来る。対象は戦闘不能でさえあれば自パーティ外のプレイヤーにも有効。ただし、使用できないケースもあるので注意が必要(後述)。
デジョンや各テレポと同じ移動系魔法なので強化魔法と思われがちだが、魔法のカテゴリとしては暗黒魔法に属する。
売却標準価格は959ギル。
魔法感知や視覚感知のモンスターがいる場合は術者自身が絡まれる可能性が高く、そういう場合はトラクタよりも周辺の掃除という手段が取られることが多い。掃除が不可能な状況・狩場であれば、実質トラクタができるかどうか=レイズができるかどうかに近い。生命感知のスケルトンのど真ん中など、トラクタはできてもレイズができないケースはあったりするが。
この魔法が届く範囲であれば、PC自身がその2点間を移動できるかどうかは一切無視される。すなわち、高低差のある場所を下から上に移動することも、アイテムを使わなければ開かない扉を越えることも*1可能。再出現する位置は、詠唱者が立っていた位置になる*2。
この性質を利用したのが古代石碑巡礼・炎の祈り編や熊爪嶽ENMトリガーで、一つの段差を超えるのに30分以上の遠回りをしなければならない場合の中途合流などをスムーズに行うために自殺するケースが多い*3。また、トゥー・リアにおいては、NMの白虎のいるエリアに行く最短の近道として利用される事もあるほか、サンドリアミッションを進めていなくともボストーニュ監獄に入れるようになるなど、半ば反則的な使い方も可能である*4。
2008年12月9日のバージョンアップにて、トラクタの効果を受けるか否かの選択肢が表示されているPCに対しては後からトラクタを詠唱できなくなるように変更され、二重がけでMPを無駄にすることがなくなったが、レイズとは異なり、ビシージやカンパニエでは御法度のため、影響を受けることは皆無であろう。
戦闘不能の標的を自分の足下に引き寄せる。
名称 | 属性 | MP | 習得可能レベル | 詠唱 | 再詠唱 | |
---|---|---|---|---|---|---|
黒 | 暗 | |||||
トラクタ | 闇 | 26 | 25 | 32 | 3秒 | 10秒 |
戦闘不能になった者を術者の足下へ移動させる事が出来る。対象は戦闘不能でさえあれば自パーティ外のプレイヤーにも有効。ただし、使用できないケースもあるので注意が必要(後述)。
デジョンや各テレポと同じ移動系魔法なので強化魔法と思われがちだが、魔法のカテゴリとしては暗黒魔法に属する。
入手手段 編
スクロールは魔法屋では販売されておらず、Wightなどスケルトン族の黒魔道士(鎌持ち)がドロップする。売却標準価格は959ギル。
主な用途 編
通常の用途としては、主に聴覚感知や生命感知を有するモンスターから戦闘不能者を離すために使われる。つまり、レイズで生き返ってもその直後に近くのモンスターに絡まれ、再度戦闘不能になることが予想されるときなどに使用される。一応、射程は長めなのだが、場合によっては2度、3度とこの魔法での移動が必要になることもある。魔法感知や視覚感知のモンスターがいる場合は術者自身が絡まれる可能性が高く、そういう場合はトラクタよりも周辺の掃除という手段が取られることが多い。掃除が不可能な状況・狩場であれば、実質トラクタができるかどうか=レイズができるかどうかに近い。生命感知のスケルトンのど真ん中など、トラクタはできてもレイズができないケースはあったりするが。
この魔法が届く範囲であれば、PC自身がその2点間を移動できるかどうかは一切無視される。すなわち、高低差のある場所を下から上に移動することも、アイテムを使わなければ開かない扉を越えることも*1可能。再出現する位置は、詠唱者が立っていた位置になる*2。
この性質を利用したのが古代石碑巡礼・炎の祈り編や熊爪嶽ENMトリガーで、一つの段差を超えるのに30分以上の遠回りをしなければならない場合の中途合流などをスムーズに行うために自殺するケースが多い*3。また、トゥー・リアにおいては、NMの白虎のいるエリアに行く最短の近道として利用される事もあるほか、サンドリアミッションを進めていなくともボストーニュ監獄に入れるようになるなど、半ば反則的な使い方も可能である*4。
留意点など 編
- レイズ/リレイズが先に対象者にかけられている際にあとからこの魔法をかけても効果は発動しない。
蘇生の前にトラクタが必要な状況であるのなら、先にレイズ/リレイズによる蘇生を断ってもらえばトラクタを行うことができるので、対象者との打ち合わせの後に詠唱するのが吉であろう。
- トラクタによる移動はエリアチェンジ扱いとなる*5。 特に下記の点で注意が必要。
- 一部のクエストやミッション(エリアチェンジせずに次のアクションを起こす必要があるもの)を遂行中にトラクタを受け入れると失敗する場合がある*6。
- ビシージではエリアチェンジしてしまうと、ビシージ中に稼いでいる功績情報がリセットされてしまう上に、700人の定員をオーバーしているとアトルガン白門へ追い出されてしまう。
- カンパニエでは功績情報がリセットされ、アライドタグが没収されてしまう。
- GoVでは自主訓練の報酬がリセットされる上、一時技能の効果も全て消失してしまう。
- アビセアエリアでは、エリアチェンジ扱いによって各エリアの拠点入り口まで飛ばされた上にビジタント効果が消失してしまう。
拠点にて5分以内に蘇生を行わないと強制排出されてしまうので、重ねて注意が必要。
- 一部のクエストやミッション(エリアチェンジせずに次のアクションを起こす必要があるもの)を遂行中にトラクタを受け入れると失敗する場合がある*6。
- バトルフィールド(エリア)でエリア内転送型に分類されるバトルフィールド(インスタンスエリア、デュナミスを除いたBF)ではこの魔法は使用できない*7。
これらのBF内で立て直しを図る場合は、とにかく敵の初期位置から離れた場所で戦闘不能になることが重要である。
2008年12月9日のバージョンアップにて、トラクタの効果を受けるか否かの選択肢が表示されているPCに対しては後からトラクタを詠唱できなくなるように変更され、二重がけでMPを無駄にすることがなくなったが、レイズとは異なり、ビシージやカンパニエでは御法度のため、影響を受けることは皆無であろう。
関連項目 編
【移動魔法】- *1
- 扉は移動を遮るが魔法や遠隔攻撃の視線判定を妨げはしない。ただ、格子状ではない扉はその向こうを通常の手段でターゲットすることはできないため、/targetコマンドを使うなり予めパーティに入れておいたりする必要はある。ごく稀に扉の合わせ目から向こうをターゲットすることができたりするが。
- *2
- このため、再出現時は詠唱者に踏みつけられている構図となる。詠唱完了の少し前(75%辺り)に移動して詠唱を完了させると、詠唱開始位置と異なる場所に再出現させる事も可能。意味はないが、これを利用すれば足場のない空中に死体を置くことも出来なくはない。
- *3
- 例えば集合時間に遅れた人でインスニを持っていない・使えない人は、障害物の前で戦闘不能になることで、本来長いダンジョンを超えてこなければならない場所にトラクタで運んでもらうことが出来る。
- *4
- 昔は一度きりの手段であったが、Survival Guideが実装された現在、一度でもこの手段で入ってしまえば、あとは何度でも行けるようになった。
- *5
- ただし、レイヴ参加中のプレイヤーに使用した場合のみ、エリアチェンジは発生しない。
- *6
- 同様に、エリアチェンジ扱いのため、TPも0になる。
- *7
- アトルガンの秘宝まではデュナミスを除く全てのBFでトラクタが使えなかったためか、BF=トラクタが使えないという覚え方をしている人もいるが、これは誤りである。