戦術魔道書

記事名読み
せんじゅつまどうしょ/Stratagems
学者ジョブアビリティグリモア発動中に使用できる各種戦術魔道書の総称。レベル10で習得し、以後レベルアップと共に使用できる種類が増える。魔法ファントムロールのようにアイテムを使用して覚えるものではなく、レベルアップと共に自動的に使用できるようになるアビリティ群。

戦術魔道書は、同じく学者ジョブアビリティである白のグリモア黒のグリモアのいずれかを発動している状態でのみ使用できるアビリティで、いずれも「~の章」という名前が付けられている。
アビリティ欄には、レベル10になった時点で戦術魔道書が表示される。しかし、いずれのグリモアも使用していない状態では、戦術魔道書を選択してもその次のリストには何も表示されず、アビリティを発動することができない。

レベル10の時点で覚えられる戦術魔道書は「簡素清貧の章」と「勤倹小心の章」だが、前者は白のグリモア使用時にのみ、後者は黒のグリモア使用時にのみ使うことのできるアビリティで、これ以後に習得する戦術魔道書も、同じようにそれぞれのグリモアに対応した2つを同時に覚える。
ただし「白の補遺」と「黒の補遺」はそれぞれレベル10、レベル30と習得するレベルが異なっている。また、メリットポイントで習得するものに関しては、メリットポイントを費やして個別に習得する必要がある。

英語名の「Stratagems」はラテン語で『戦略』や『策略』の意味。
習得Lvが75+のものはメリットポイントを費やして習得する必要がある。
白のグリモア黒のグリモア習得Lv消費Charge効果
簡素清貧の章101次に唱える白魔法消費MPを半減させる。
勤倹小心の章101次に唱える黒魔法消費MPを半減させる。
白の補遺101白のグリモアの効果中、特定の白魔法を詠唱可能にする。
電光石火の章251次に唱える白魔法詠唱時間再詠唱時間を半減させる。
疾風迅雷の章251次に唱える黒魔法詠唱時間再詠唱時間を半減させる。
黒の補遺301黒のグリモアの効果中、特定の黒魔法を詠唱可能にする。
女神降臨の章401次に唱えるパーティメンバーを対象とした強化回復系の白魔法の効果を範囲にする。
ただし消費MP2倍、再詠唱時間2倍。
精霊光来の章401次に唱える敵を対象とした弱体暗黒系の黒魔法の効果を範囲にする。
ただし消費MP2倍、再詠唱時間2倍。
意気昂然の章551次に唱える白魔法の威力をアップさせる。
気炎万丈の章551次に唱える黒魔法の威力をアップさせる。
不惜身命の章75+1次に唱える白魔法命中率をアップ。
一心精進の章75+1次に唱える黒魔法命中率をアップ。
天衣無縫の章75+1次に唱える白魔法敵対心をダウン。
無憂無風の章75+1次に唱える黒魔法敵対心をダウン。
令狸執鼠の章871次に唱える白魔法強化ステータスの持続時間延長。
震天動地の章871次に唱える精霊魔法連携できるようになる。
ただし、マジックバーストをしなくなる。

戦術魔道書を発動させるとPCの目の前に宙に浮いた本が現れ、ページが素早くめくられ始める。白のグリモアの場合は白い装丁が施された本が、黒のグリモアの場合は緑色の装丁が施された本が現れる。
いずれの戦術魔道書も、次に唱える魔法を使いやすくしたり、性能を向上・変化させるアビリティになっていて、これが学者の「魔法をより戦術的に使う」という大きな特徴を支える一つの要因ともなっている。

なお、戦術魔道書は同一のものでない限り重複して使用できる。この場合、直後に使った魔法に複数の戦術魔道書の効果が重複して表れる。
例えば、簡素清貧の章電光石火の章を発動して魔法を使用すると、「消費MP半減」と「詠唱時間再詠唱時間半減」の効果を同時に得られる。

また、戦術魔道書の効果中に適用対象外の魔法を使った場合、戦術魔道書の効果は切れない。(例:女神降臨の章の使用後にストーン気炎万丈の章の使用後にケアル

メリットポイントを消費して習得する4つのアビリティは、実装当初はその使用時に2Charge消費する仕様であったが、後に変更された。
戦術魔道書Chargeシステムが用いられている。詳しくは該当項目を参照のこと。

戦術魔道書におけるChargeの特色は以下の通り。

Lv最大ChargeCharge回復時間
1014:00
3022:00
5031:20
7041:00
9050:48
99(G)50:33

Lvが上がってCharge数上限が上がっていくことと併せて、回復時間が短縮されることの恩恵が大きくなる。
魔法の詠唱などで自然と時間が経過していくため、状況を見極めつつある程度出し惜しみせず使っても、Charge回復が追いついてくれる。

2015年3月26日のバージョンアップからChargeの残数が「/recast 戦術魔道書」で表示できるようになった。
歴史
アルタナの神兵実装に伴い、エキストラジョブとして学者実装された当初(2007年11月20日のバージョンアップ。)から/recastを使用した際の表示が正しく表示されないバグがあった。
学者Lv10でも、リキャストがマイナスの数値を表しているにも関わらず3回戦術魔道書が使えた。

この状態はしばらく放置されていたが、現在は修正されている。

また、2008年3月11日のバージョンアップでは、戦術魔道書の仕様に大幅な変更が施された。

2008年3月10日以前の仕様
学者Lv最大チャージ1チャージ当りのリキャスト
Lv101一律4分
(3チャージ12分)
Lv402
Lv703

2008年3月11日以降の仕様
学者Lv最大チャージ1チャージ当りのリキャスト
Lv1014分
Lv3022分
Lv5031分20秒
Lv7041分
(4分でチャージ数が最大まで回復する)
この仕様変更により、戦術魔道書を効果的に使う機会が増えた。さらに、新たに学者用の魔法が追加され、黒の補遺白の補遺机上演習実装されるなど、学者というジョブの性能が飛躍的に向上した。

しかし、このバージョンアップでは/recastコマンドを使用すると、以下の例の様に最大チャージ数までのリキャストが表示されてしまう不具合が発生した。

例:Lv50 チャージ数3 リチャージ1分20秒
[簡素清貧の章] 3:50 (0)
↓↓↓1分10秒後
[簡素清貧の章] 2:40 (1)

この不具合は2008年3月18日のアップデートで修正されたと発表されたが、本来のリキャストの半分の時間が表示されてしまう新たな不具合が発生した。

例:Lv70 チャージ数4 リチャージ1分
[簡素清貧の章] 0:00 (4)  ←フルチャージ状態
↓↓↓この状態で使用しても
[簡素清貧の章] 0:30 (3)
※本来のリキャストの半分を表示してしまい、30秒後0になるはずが、また30秒からカウントが始まる。(30秒のカウントが2度の行われた後にチャージ回復する。)

これらのリキャスト表示に関する不具合は、2008年4月16日のアップデートで修正された。

2015年5月14日のバージョンアップで、ギフトジョブポイント550)に「戦術魔道書再使用時間短縮」が追加された。

関連項目
学者】【白のグリモア】【黒のグリモア

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