飛空艇(ひくうてい/Airship)
飛空艇は、交通手段のひとつで、空を航行する大型の乗り物。
ジュノ大公が復活させたクリスタル推進機関と古の設計図を基に、天才技師シドが指揮して作り上げた「空に浮く船」。
特殊な回転翼による揚力とクリスタル機関による推力によって、ほとんど滑走を必要とせずに、離水・着水することができる。
その一番艇は、864年1月、連合軍の秘密兵器として進水。数度のテスト飛行を成功させていたが、大規模戦闘が早期に終結したため、実践に投入されることはなかった。
後に、飛空旅行社が、民間用により小型化された貨客型飛空艇を建造。各都市を空で結ぶようになった。
飛空艇の登場は、各国に物流革命をもたらすと同時に、国籍に囚われず活躍し、協力し合うという全く新しい冒険者スタイルを作り出す遠因となった、とも言われている。
ファイナルファンタジーXI 公式設定資料集 ~Life in Vana'diel~P54より



短時間で都市間を移動できるため、大変便利だが、利用するための飛空艇パスカザムパスを取得するのはそれなりに手間がかかる。

乗り場

飛空旅行社が運営している。飛空艇乗り場の入場料は200ギルで、出場しない限り何度でも飛空艇に乗ることができる。

ジュノを除く飛空艇乗り場内には売店があり、アッシュ原木カザムパインなどがよく購入される。

飛行中

飛行中のプレイヤーはどのリージョンにも属さない、特殊なエリア上に配置される。このエリアの特徴については【飛空艇航路】の項を参照。

運行ダイヤ

ヴァナ時間で、片道の航行が2時間、停泊がそれぞれ1時間、の往復6時間サイクルで運行されている。それぞれの路線で飛空艇は1隻ずつなので、どの航路も1日に4便が出航している。

航路出航時刻
ジュノ港サンドリア港01:1507:1513:1519:15
バストゥーク港ジュノ港
ジュノ港バストゥーク港04:1510:1516:1522:15
サンドリア港ジュノ港
ジュノ港ウィンダス港02:4508:4514:4520:45
カザムジュノ港
ジュノ港カザム05:4511:4517:4523:45
ウィンダス港ジュノ港

関連クエスト


雑考

ヴァナ・ディールにおける大量高速輸送手段」という世界観の構築とその(小)道具としての存在がその真価である。

かつては4国間の安全かつ最速の移動手段であったが、代替移動手段の増加とともに利用価値が低下していった。往時より利用者が大幅に減ったが、利便性改善がなされず長期に亘り放置されている。
何よりプレイヤーの不満が大きいのは定時航行である点だろう。乗船時間自体は5分程度と短いように感じられるが、運悪く目の前で飛空艇が飛び去ってしまえば次の便まで15分程待たなければいけない。このため、三国間を移動するために二回飛空艇に乗ろうと思えば、運が悪いと40分程かかってしまう。多くの移動手段を持った冒険者にとっては、これは非常に長く思える時間である。各プレイヤー毎に好きな時間に乗船することができればかなり利便性が向上するのに、というのが多くのプレイヤーの思いだろう。

設定としてはかなり裕福な層のみが飛空艇に乗れることになっており、各国のミッションクリアして初めて飛空艇に乗ることができた冒険者は感慨を覚えたものだが、カザム行き飛空艇実装され、ミッションクリアの必要なく飛空艇に乗れるようになると「あれ?」と思った人も多いのではないだろうか。

とはいえ、当然だがテレポを未修得であったりOPテレポを使用可能なリージョンが多くない冒険者にとっては今でも貴重な移動手段である。また、低価格で三国からジュノへ移動する手段として利用される場合もあるようだ。ジュノに集合する場合に、飛空艇キャラクターを乗せておいて時間まで離席する、ということもできる。

2009年5月には、モグタブレット・クエストによって不定期とはいえ、3国間の移動経路が設定され、移動手段としての利用がさらに遠のいている。

2013.12.11には、街から街どころかダンジョン内にまで瞬時に移動可能なホームポイントワープ実装され、移動手段としての存在意義はほぼ失われている。

なお、定時航行の移動手段としては


などがある。
これらも移動手段としての利用はほとんど廃れたが、釣り場としての需要が一部あるようだ*1。また、モンスターの出現するエリアでもあり、NMを狙いに行くこともあるかもしれない。

移動手段としての飛空艇

FFXI初期、一度に数十人が乗り合わせることも珍しくなかった。
理由は簡単で、それ以上に便利な交通手段が存在しなかったためである。
特にアトルガンの秘宝実装前は「ジュノLv20以上の全プレイヤーの拠点」だったため、各地の特産品を買い集め渡り歩いたり、バトルフィールドに向かったりするプレイヤーが数多くいた。
アトルガン地方のレベル上げに適したキャンプが発見されると、Lv60以上のプレイヤーアルザビに拠点を移し始め、さらに三国からアルザビへのテレポアルザビからジュノまたは三国へのデジョンなど交通網が発達した今日、飛空艇全盛期の面影はない。
昨今では事前に開通作業さえ完了していれば多少のギルを消費して各エリア間を一瞬で行き来できるHome Pointワープ実装されており、移動手段として飛空艇を利用するプレイヤーは滅多に見かけることはない。

その他

しばしば「飛空"挺"」と誤記される。
これは、一般の辞書には「飛空艇」という語はなく、「空挺」*2という語があることに起因する。
字も似ており問題なく通じるため、さほど意識はされないようだ。

雑考II

拡張ディスクが増え、アトルガンの秘宝では遙か東方へ、アドゥリンの秘境では西方へと版図が広がっている。ここで「飛空艇があれば最初から全部行けたのでは?」等といった疑問もあるだろうが、この点については世界設定上の説明があり、アトルガン地方については『条約』によって航行が不可能である*3とされ、西のウルブカ大陸については「飛空艇すら到達不能の彼方」*4との理由に留まっている等の説明付がなされている。ただし、イングリッド中の国から神聖アドゥリン都市同盟に帰るときに飛空艇を使っていることから、アドゥリン諸島までなら飛空艇を飛ばすことはできる模様。もっとも、一般搭乗は許可されていないが…。

またアドゥリンNPCによると、原因不明の機関障害により飛空艇ウルブカ大陸上空を飛ぶことができないようなので、例え神聖アドゥリン都市同盟から飛び立ったとしてもウルブカ大陸上空を飛ぶことはできないようだ。

動力源が『クリスタル機関による推力』であることから、同様にこの力の及ばない場所又は無力化される場所があれば当然ながら航行不能であろう。

FFシリーズにおける飛空艇

FFシリーズで必ずと言っていいほど登場する移動手段。ワールドマップのほとんどを移動できるため、登場するのも終盤近くなってからがほとんど。中盤に登場することもあるが、その場合は基本的に山を越えられない、平地にしか着陸できないなど移動に制約がある。

船などと異なり、乗っている間には敵は出現しない。ただし、FF6のデスゲイズのように飛行中突然襲われることもある。

伝統的にワールドマップを自由に動き回ることができる便利な乗り物だが、ワールドマップを廃止し、マップ間をピンポイントで移動することの多い昨今のFFではポイント間の移動手段という位置づけになっていることもある。FFXIでの飛空艇もどちらかというとこちらに近いだろう。

また多くのシリーズでシドが関係しており、この点でもFFXIは伝統を踏襲していると言えるだろう。

関連項目

飛空旅行社】【飛空艇パス】【カザムパス】【飛空艇航路
*1
とはいえ、航路によってはその需要もかなり少ない。
*2
空輸挺身の略。兵士を航空機で輸送し、落下傘などで降下させること。
*3
クエスト山猫の招待」より。アトルガンミッションでは飛空艇アトルガン皇国に潜入するシーンもあるので、到達できない距離ではない模様。
*4
ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド アルタナの神兵編より。
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