獣人類(じゅうじんるい/Beastmen)
モンスター大分類の1つ。

世界設定上獣人と呼ばれる種族と基本的には一致しているが、必ずしも同一ではない。世界設定上の獣人については【獣人】の項で解説し、この項目ではモンスターとしての獣人類について解説する。

ヴァナ・ディールにおいては、以下の種族が確認されている。
初出ディスク*1名称英名備考
オリジナルモーグリMoogle通称「白豚」、皮肉った呼び方
戦う機会は追加シナリオの一部BFのみ
オークOrc通称「」、オークの戦闘機械含む
クゥダフQuadav通称「
ヤグードYagudo通称「
巨人Giant
Gigas
Jottun
通称「ジャイアン」。ジャイアント族、ギガース族、ヨトゥン族、ウラノス家などの部族(家系)を持つほか、
亜種ベルグリッシヘカトンケイレスがいる
ゴブリンGoblin
(Hobgoblin)
(Moblin)
(Bugbear)
通称「ゴブ」、ホブゴブリンの名を持つ個体もいる。
亜種モブリンバグベアがいる
ミーブルMeeble通称「モグラ」
オリジナルエリアではNPCのみ配置
戦うためにはアルタナの神兵が必要
ジラートアンティカAntica通称「
サハギンSahagin通称「
トンベリTonberry
(Cryptonberry)
亜種クリプトンベリウォントンベリがいる
アトルガンキキルンQiqirnNPCキキルンの名前にはNPCタルタルの名前と同様に法則性があり、名前の末尾に●●roonと付く 
トロールTroll
(Hilltroll)
ヒルトロールの名を持つ個体もいる
マムージャMamool Ja通称「トカゲ
サハギンでありながらマムージャの一員となっている部族もある
ラミアLamia設定上は「合成獣
メローMerrows設定上は「合成獣
メドゥーサMedusa設定上は「合成獣
ポロッゴPoroggo通称「カエル」、一部トード族ポロッゴ族亜種扱い
アドゥリンヴェルクVelkk通称「鰐」

これらを総じて獣人と呼ばれる。モンスター相関関係の枠外にあり、当初は大分類上のカテゴリが明確ではなかったが、青魔法の登場により「獣人類」という大分類が存在することが明らかになった。

他のモンスター大分類は、同じに所属する種族の間である程度の特徴を共有しているが、獣人に関してはこれが当てはまらず、感知方法・弱点なども族によって異なる。強いて共通項を挙げるならばキキルンを除く獣人の多くはアクティブリンクであり、概してエリア内に存在する他モンスターよりレベルが高い。ただし、場所によってはノンアクポロッゴ族や、アクアン類だったり獣人類だったりするトード族など、変則的な種族もいる。

また、前述のようにモンスター相関関係の枠外にあり、獣人類全体に効果を及ぼすようなアイテムも存在しない、ニュートラルであるといえる。このため、獣人類であることを特定することは困難で、攻略本ないし青魔法の分類などで明らかにされるまでは断定することができなかったが、獣人キラーを備えたフェイスロンジェルツ」が実装されたことで、相手がひるむことでも確認できるようになった。

獣人のジョブ

一般的なモンスターはせいぜい1~2通りのジョブしか持たず、またレジスト系のジョブ特性を有していないなど、プレイヤーの持つジョブとは特性が異なる。しかし、獣人類は多数のジョブに分かれていることが多く、またレジスト系を含むプレイヤーと同じようなジョブ特性を持つことも大きな特徴である。ただし、この特徴はアーン族フォモルのような獣人ではない種族も有しており、必ずしも獣人類の特徴というわけではない。とはいえ、獣人と戦う上でジョブとその特徴の把握は必要不可欠であると言えるだろう。

獣人モンスター本来の特性・特殊技に加え、プレイヤーのレベルと同じ*2水準のジョブ特性魔法を使うことができる。NMクラスやアサルトに登場する敵になるとSPアビまで使用してくるため、対処には注意を要する。

全体的に後衛ジョブの獣人は、回避HPなどが格段に低く、特にサイレスなどを用いれば格段に組しやすくなる傾向にある。しかし、基本的にジラート以降のエリアで登場する獣人にはそうした事例はないものの、オリジナルエリア後衛ジョブの獣人に関しては、一部でレベル詐称とも言えるものが実装されているので注意が必要である。

具体的に言えば、ベドー白魔道士黒魔道士タイプのクゥダフ、そしてオズトロヤ城吟遊詩人黒魔道士タイプのヤグードズヴァール城内郭オンゾゾの迷路赤魔道士タイプのゴブリンなどがこれに該当する。これらの獣人は、プレーヤーが調べたときに表示されるレベル及び獲得経験値が算出されるレベルと実際のレベルが3レベルほどずれている。いくら後衛系といっても結局はレベル差補正が強いゲームであるため、非常に割の合わない敵となっており、最後までベドーオズトロヤ城狩場とならなかった理由と無関係ではないだろう(アクセスの悪さ、キャンプ地の無さなどが主因だとしても)。これは、2002年7月のパッチ実装されたという説があり、現在にいたるまで修正されてはいない。

戦士
種族特性にダブルアタックが含まれない種族でも、戦士タイプならレベル25以上でダブルアタックを使用してくる。また、攻撃力防御力が比較的高め。ダブルアタックの発動率も、冒険者のそれを遥かに凌ぐ。精霊魔法に対する抵抗力が低め。

モンク
格闘マーシャルアーツによる2回攻撃ガードカウンター蹴撃*3を有する。そのため低レベルのモンク獣人は強いとは言えないものの、高レベルになるとかなり厄介な相手である。ただ、一撃の威力は高くないので高防御のジョブ赤魔法ファランクスの前には無力。忍盾が苦手な相手のひとつ。逆にナ盾からは苦ではない。

白魔道士
白魔法の一部を行使できるほか、ジョブ特性魔法防御力アップオートリジェネを有する。プロテスシェルで自分のみならず周囲の同族モンスター強化も行っているため鬱陶しい。自己強化を全て剥がしてしまえば、回避も防御も低めなので比較的楽である。サイレスを入れないとバニシュガなどで大被害の可能性があることに注意。体力が減るとケアルガIVなどの高位魔法を使うため、状況によっては白魔道士回復魔法で一気に不利な状況に陥れられることがある。キャスタージョブすべてに共通することだが、スキル差の関係で対冒険者よりも詠唱中断が発生しにくいことにも注意。特に白魔道士(と赤魔道士)の場合はアクアベールがかかっていることもあるためさらに中断しにくい。低レベルの場合は、物理攻撃に弱くケアル回復量も少ないため、倒し易いジョブになる。

黒魔道士
黒魔法の一部を行使する。HPが一定量を下回るか静寂沈黙にならない限り自分から接近戦を仕掛けようとはしてこない。そのためキャンプにおびき寄せるのが面倒であり、近づいてくる前にリンクする可能性に留意する必要がある。レベルが一定以上の場合、詠唱が長大で威力も高いガ系古代魔法を詠唱し始める可能性があり、釣った後の行動を確認しないとリンク等の危険が伴う。素の回避防御力およびHPは低いので接近戦なら比較的楽。ただしINTが高いので、精霊を初めとする魔法レジスト率が高め。サイレスを入れないとガ系でたちまち全滅の危険があることに注意。高レベルの場合、古代魔法も惜しみなく使用してくる。こちらの行動をスタンで封じ込めたり、スリプガ空蝉を剥がしたうえで睡眠状態にしてから古代魔法でトドメを狙ってくるタイプもいるため、運次第では「練習相手にならない」でも苦戦することがある。

赤魔道士
白魔法黒魔法の一部を行使するほか、ジョブ特性魔法攻撃力アップ魔法防御力アップファストキャストを有する(但し獣人の魔法は元々ラグにより詠唱時間が速く感じるため、劇的な変化を感じる事は稀)。放置されている獣人のなかではかかっている強化魔法が飛びぬけて多い部類であり、また使用魔法のバリエーションも多く鬱陶しい。赤魔道士ゴブリンクゥダフトロールメローくらいしかいないのが救いか。低レベルではディアポイズンブラインなどを立て続けに使ってくることがあり、意外に苦戦する敵の1つ。

シーフ
ジョブ特性物理回避率アップトリプルアタックレジストグラビティを有する。攻守に長ける強力なジョブ。特に高レベルになると軽く2~3レベルは上の回避力を持っているため接近戦による撃破は困難。レベル上げで嫌われる相手のひとつ。短剣とは思えないほど攻撃力も高く、トリプルアタック空蝉剥がれ→特殊技で多量のHPを持っていかれることもある。

ナイト
白魔法の一部を行使するほか、ジョブ特性物理防御力アップレジストスリープを有する。とにかく硬く、その上にプロテスシェルまでかかっていることがある。攻撃力も平均以上で、さらにサイレスが切れると大ケアルを使ってくることがあると、レベル上げではシーフと並んで嫌われるジョブと言えるかも知れない。シールドバッシュは使わないがスタン効果の特殊技を持っている事は多く、レベルが足りればフラッシュまで使う等、実にナイトらしい戦法を使ってくる。

暗黒騎士
黒魔法の一部とジョブ特性物理攻撃力アップを持つ。攻撃力がやたら高い割に精霊魔法はどんなにレベルが高くてもII系までしか修得できないため、むしろ黙らせないほうが被害が少ない場合も。

獣使い
ペット召喚ジョブ特性各種キラーレジストスロウを有する。キラーペットを連れている場合くらいでしか意味がない。ペットを予め仕留めておけば本体は最も戦いやすい部類。仕留めない場合、本体戦闘ペットが(異種族)リンク→周囲のペットの同が続々リンクという笑えない事態が発生する可能性がある。特にビビキー湾ウサギペットには注意。ウサギ2匹とゴブリンだけで、適正レベル+2~3のパーティでも簡単に全滅できる程の強さを持つ。

狩人
遠隔攻撃に加え、ジョブ特性レジストポイズン物理命中率アップを持つ。黒魔道士と同様HPが一定を下回までは接近戦を仕掛けてこない。遠隔攻撃のせいで攻撃のタイミングがつかめず、遠隔攻撃で100%分身が剥がされる(フォモル族を除く)ため忍盾はこの敵を嫌う傾向にある。冒険者とは違い、至近距離でも高威力の遠隔攻撃をガンガン撃ってくるが、PC側と同じく回避防御力HPは最低ランクなので狩りやすい部類に入る。ユタンガ・ヨアトル大森林聖地ジ・タの弓ゴブのように、レベル上げの対象になるケースもある。NMの使うイーグルアイナイトですら即死の可能性があり、危険。ラグの都合上か、冒険者よりも遠い距離や、反撃できない壁越しからでも平気で遠隔攻撃を仕掛けてくる。近接時は遠隔攻撃武器攻撃を繰り返す性質があり、HPを0にしたにも関わらず、最後っ屁のように遠隔攻撃を仕掛けてくる事もある。(最も最悪なケースの場合、倒した後の遠隔攻撃PC戦闘不能になる事がある)

吟遊詩人
呪歌の一部とジョブ特性レジストサイレスを持つ。呪歌ダメージでの中断がないものの詠唱時間がやたら長いため、1匹が相手だと脅威ではない。その為、海蛇の岩窟付近のサハギン等が(マイナーながら)レベル上げで利用される事がある。ただし、当然ながら周囲の他の獣人にも呪歌はかかるため、リンクした際に混じっていると処理し切れなくなる可能性もある。時には、ララバイ冒険者PTリンク処理する等の芸当も。

竜騎士
アビリティジャンプ(サハギン族ジャンプスラスト)」を使用。ジョブ特性物理命中率アップ物理攻撃力アップドラゴンキラーを持つ。コールワイバーンの仕様はSPアビ変更の前後で実装された獣人により異なる。SPアビコールワイバーンであった時期に実装された獣人は、NM以外では飛竜を呼ばないので戦いやすい。マムージャ族コールワイバーンが20分アビリティに変更された以降の獣人であり通常の敵であっても飛竜を呼び出す。竜剣は基本的に使用しないが、アトルガンの秘宝実装されたマムージャ族の一部NMコールワイバーン竜剣をともに使用してくる。忘れた頃に飛竜クリムゾン装備者がひるむ。獣人のジャンプ特殊技扱いであるためPCのそれよりかなり痛いことに注意。アトルガンエリアマムージャコールワイバーンを20分アビリティとして使用する個体もいるため、ペット狩りの獲物として選ばれる事もある。

ジョブ特性ストアTPレジストブラインを持つ。特殊技の回転率が高く、厄介な特殊技を持つ種族だと戦闘が長引いたりもする。残心発動でブリンク分身が複数枚消されることが多い。

忍者
遠隔攻撃忍術の一部を行使する。ヤグードは片手のみの装備であったり、マムージャ格闘タイプであったりするなど、基本的に二刀流ではない(一部例外あり)。HPが一定を下回るまで接近戦を仕掛けてこない。離れたところで空蝉に守られながら遠隔攻撃をしてくるため、リンクすると厄介。また、NMが使用してくる微塵がくれは、パーティに甚大な被害を及ぼす上に相手は死ぬわけではないと非常に厄介。

召喚士
精霊召喚し、ジョブ特性レジストスロウを持つ。精霊を無力化すれば本体にさしたる戦闘力はない。常時精霊召喚(エレ)を行っているタイプが多いため、見た目でジョブを判断しやすい。NMアストラルフロウはあらかじめ召喚している精霊のタイプにより2種の挙動に分かれる。直接神獣を呼び出しているタイプ(デュナミスの個体など)であれば、これが究極履行を放つため直接の対処(神獣を寝かせるなど)が可能だが、いわゆる精霊召喚獣(エレ)を呼び出しているタイプの場合、アストラルフロウ発動とともに神獣が自動的に飛び出し、即究極履行を実行する。事実上これを防ぐ術はない。どちらの場合も対処に失敗すれば甚大なダメージを受けるので、予防やリカバリーのプロセスはきっちり確認しておいたほうがいいだろう。

青魔道士
マムージャ族のみ確認されている。当然ながら数多くの青魔法を使用してくるため非常に厄介。ブレス系の青魔法は、人間と獣人のHPの差やキャップがないことにより猛烈なダメージをかましてくるので、戦闘には細心の注意を要する。細かなケアが難しいビシージでは、忍者と並んでかなりの破壊力を誇るジョブの一つだ。裏パッチで修正されたが、かつては無詠唱青魔法が飛んできたので問答無用で危険な獣人ジョブであった。現在はPC側と同じロジックに変更になっているのか詠唱時間が存在する。針千本など冗長な詠唱中に一方的に殴れたりするのでかつて程の警戒は必要なくなった。

コルセア
ラミア族メロー族に確認されている。ジョブ特性レジストパライズをもつ。死者の軍団魔笛を奪われた際の奪還BFに出現する Lamia No.18やアラパゴ暗礁域にいるLamia Fatedealer・Merrow Icedancer、ビシージ行軍Lv2~4で来るLamia Roverがコルセアタイプである。ランダムで分身HP回復など様々な効果をもたらす特殊技ドゥッケリペンを使うのもコルセアタイプのみである。

からくり士
トロール族のみ確認されている。オートマトンは3つのタイプがおり、PCオートマトンとほぼ似たような挙動をする。本体格闘タイプとなるが、モンクとは違いカウンターは有していない。さらにシーフタイプに次ぐ回避能力を有するため、撃破にはかなりの苦労を要する。オートマトンスリプルに強力な耐性を有するため、こちらを先に処理するのがセオリーとなるだろう。

踊り子
とある契約カルゴナルゴ城砦〔S〕で戦うことになるヤグード族NMLaa Vaqu the Sutlerトランスを使用するが、実際に踊ったりはせず、トランス中も特殊技を連発するのみとなっている。

学者
オーク族ヤグード族*4NMに確認されている。ラヴォール村〔S〕獣人軍将領NMであるFeeblescheme Bhogbiggカンパニエops即身成神討伐(連邦軍)」に登場するSoo Luma the Ascendedが学者タイプとなっている。

魔導剣士
BFアンバスケード-エキスパート」に出現するオーク族NM「Bozzetto Duelist」に確認されている。エンチャントルーンヴァレションフォイルなどを使用し属性ダメージに対する耐性が高い。

関連項目

獣人】【
*1
ここでは、実装時点で遭遇するためにどの拡張ディスクが必要とされたかで分類している。ただし、戦うためには追加コンテンツ(追加シナリオを必要とするモーグリ族、アルタナの神兵を必要とするミーブル族など)の購入が必要となるものもいる。配置エリアが増えて、現在では追加購入なしで遭遇できるようになったもの(トライマライ水路ポロッゴ族など)もいる。
*2
後衛とされるジョブなど、同レベルでの接近戦が比較的弱いジョブは内部的に1レベル上の扱いになっているケースもある。
*3
ただし、一般的な獣人には蹴りのモーションがないため、3回目の攻撃は手で行なう。PCとは違い彼らはもともと素手なので、蹴撃によるD値通常攻撃と同じである。
*4
獣人以外であれば、アーリマン族NMAll-seeing Onyx Eye」も含まれる。
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