ラミア(らみあ/Lamia/Lamie)
拡張データディスク「アトルガンの秘宝」より追加されたモンスター。獣人類ラミア族。
アラパゴ諸島リージョンに生息する他、死者の軍団を編成してアルザビを襲撃することもある。
獣人の扱いではあるがかつて皇国が作りだした生物兵器(合成獣)である。
FFシリーズでは比較的定番モンスターで、シリーズを通して登場回数も多く、ラミアの竪琴などアイテム名にもその名を見ることができる。
本作ではよく似た姿のメロー族も存在するが、両者をまとめてラミアと認識しているプレイヤーも多い。メドゥーサ族も長らくラミア族だと思われていたが、電撃本*1によって別種族であることが明らかになった。
視覚感知のみのアクティブだが、大抵の場合はドラウガーやクトゥルブを従えており、かいくぐるにはインスニ両方が必要であろう。
シリーズを通しての定番どおり、NM個体は魅了効果の特殊技「ベリーダンス」を使用し、範囲内のPCを魅了してくる。さすがに魅了は被害が絶大であるためか、通常個体の特殊技は「恍惚のダンス」によるアムネジアに留まったようだ。
また、戦闘中に武器を捨てる(持ちかえる)といった、プロマシアの呪縛で登場したマメットのようなアクションを起こす。素手状態の際に使用してくる「ヒステリックバラージ」は5回攻撃のため、空蝉を剥がした上にダメージを与えてくるので注意が必要である。なお初期状態では狩コが短剣、黒召は両手棍を所持しており、それぞれ使用特殊技が異なる。
以下は、製造された順番が推測できるNMである。

また、名称にLamia~とLamie~がつくものがいる。能力的にはLamie~は見破り持ちという違いはあるものの、なぜこのような名称の違いがあるのかは不明である。
「双蛇の謀」ではLamiaを指して”Lethal Assault...”と言うシーンが出てくるので、「LAMIA」は何らかの略称であるようだが、台詞が途中で終わってしまうため正式名称は現段階では不明。そのため、Lamieは誤記ではなく、別の言葉の略称である可能性もある。
例
Lamia Deathdancer
Lamie Deathdancer
ラミアはその美貌によりゼウスに見初められたが、ゼウスの妻ヘラの怒りを買って子供を全て殺された上に怪物に変えられてしまう。ラミアは子供を亡くした悲しみから、他人の子供を食べるようになってしまったという。人の言葉を失った代わりに美しい口笛を吹いて人を虜にするともいわれ、FFシリーズでその名を冠した竪琴が出てきたり、魅了の力を持っているのはこの伝承に由来するものと思われる。
アラパゴ諸島リージョンに生息する他、死者の軍団を編成してアルザビを襲撃することもある。
上半身はヒュームの女性、下半身は毒蛇の身体のように見える、妖艶な姿の獣人。
近東に割拠する他の獣人に比べて数こそ少ないものの、人間の兵士の骸を操って「死者の軍団」を編制し、暗礁域を拠点に一大勢力を誇っている。
深夜、彼女らが兵力補充のため、ひそかに町に侵入し、強弓を巧みに用いて人間狩りを行うため、近東の人々は日が暮れるのを大変恐れているらしい。
噂によると、ラミアは正確には獣人ではなく、かつて錬金術師によって複数の生物より合成された生体兵器(キメラ)の一種だと云うが……。
→公式サイト「アトルガンの秘宝~立ちはだかる敵」より
獣人の扱いではあるがかつて皇国が作りだした生物兵器(合成獣)である。
FFシリーズでは比較的定番モンスターで、シリーズを通して登場回数も多く、ラミアの竪琴などアイテム名にもその名を見ることができる。
本作ではよく似た姿のメロー族も存在するが、両者をまとめてラミアと認識しているプレイヤーも多い。メドゥーサ族も長らくラミア族だと思われていたが、電撃本*1によって別種族であることが明らかになった。
特徴 編
- 索敵:視覚感知
- 獣人本拠地(アラパゴ暗礁域)の高位の個体はみやぶる
- 魔法防御力がやや高く、その上さらに魔法ダメージを一定量(1/8ほど?)カットする。
- メロー族と相互にリンクする
- ジョブ:黒狩召コ
- 弱点属性:雷氷光(連携ダメージ130%)*2
- 耐性属性:水闇(連携ダメージは60%および70%)
- 主な戦利品:水のクリスタル、ラミアの腕輪、ラミアの抜け殻、合成獣の血、各種ラミアのカギ
- 停止時間が短く、止まってから5~6秒で再び動き出す*3。
視覚感知のみのアクティブだが、大抵の場合はドラウガーやクトゥルブを従えており、かいくぐるにはインスニ両方が必要であろう。
特殊技 編
技名 | 範囲 | 効果 | 空蝉 | 備考 |
---|---|---|---|---|
テールスラップ | 前方範囲 | 物理ダメージ+スタン+ノックバック | 複数 | ラミア族からはラーニング不可 (メロー族から可) |
恍惚のダンス | 視線単体 | アムネジア | 貫通 | |
ヒステリックバラージ | 近接単体 | 物理ダメージ | 5枚 | 素手時のみ ラーニング可 |
ガスティンググージ | 前方範囲 | 物理ダメージ | 複数 | 短剣装備時のみ |
ポールスウィング | 近接単体 | 物理ダメージ | 1枚 | 両手棍装備時のみ |
矢衾 | 遠隔単体*4 | 物理ダメージ | 複数 | 狩人のみ |
ドゥッケリペン | - | 以下の中からランダム ・自身に10枚前後の分身の効果 ・自身中心範囲HP回復 ・範囲麻痺 | 貫通 | コルセアのみ |
ベリーダンス | 視線範囲 | 魅了 | 貫通 | NM限定*5 |
グリムリパー | 前方範囲 | 物理ダメージ + 死の宣告 | 複数 | NM限定*6 |
ベノモステール | 前方範囲 | 物理ダメージ + 毒 | 複数 | ミッション「暗雲の去来」のみ |
ラクスバラディダンス | 視線範囲 | 魅了 | Bozzetto Friggなど一部NMのみ | |
チェイシングディスリガード | 逆視線範囲 | アムネジア+沈黙 |
シリーズを通しての定番どおり、NM個体は魅了効果の特殊技「ベリーダンス」を使用し、範囲内のPCを魅了してくる。さすがに魅了は被害が絶大であるためか、通常個体の特殊技は「恍惚のダンス」によるアムネジアに留まったようだ。
また、戦闘中に武器を捨てる(持ちかえる)といった、プロマシアの呪縛で登場したマメットのようなアクションを起こす。素手状態の際に使用してくる「ヒステリックバラージ」は5回攻撃のため、空蝉を剥がした上にダメージを与えてくるので注意が必要である。なお初期状態では狩コが短剣、黒召は両手棍を所持しており、それぞれ使用特殊技が異なる。
ラミア族NM 編
ラミア族には番号がつけられており、製造された順番が推測できる。ゴルゴーン姉妹のうち、長女のEuryaleだけはラミア族と同じ姿をしており、製造ライン上はメドゥーサ族も同系統のモンスターであることが分かるが、前述のようにモンスターの種族としては別扱いとなる。以下は、製造された順番が推測できるNMである。

名称 | Job | 出現エリア | 備考 |
Euryale | コルセア | アラパゴ暗礁域(MAP[1]) | |
Lamia No.1 | ? | アラパゴ暗礁域 | 蝕世のエンブリオ「海猫党の水難」ムービー内 |
Lamia No.2 | 狩人 | ビシージ | ビシージ関連 |
Lamia No.3 | 黒魔道士 | ビシージ | ビシージ関連 |
Lamia No.4 | コルセア | ビシージ | ビシージ関連 |
Lamia No.5 | ? | アラパゴ暗礁域 | 蝕世のエンブリオ「海猫党の水難」ムービー内 |
Lamie No.7 | コルセア | アラパゴ暗礁域(MAP[10]) | ビシージ関連 |
Lamie No.8 | 狩人 | アラパゴ暗礁域(MAP[10]) | ビシージ関連 |
Lamie No.9 | 召喚士 | アラパゴ暗礁域(MAP[11]) | ビシージ関連 |
Lamia No.11 | 狩人 | ラミアの霊園攻略戦 | 魔笛奪還BF関連 |
Lamia No.13 | 狩人 | ラミア13号討伐作戦 | アサルト関連 |
Lamia No.14 | ? | 双頭の蛇作戦 | アサルト関連 |
Lamia No.15 | コルセア | ビシージ | ビシージ関連 |
Lamia No.16 | ? | 双頭の蛇作戦 | アサルト関連 |
Lamia No.17 | ? | 双頭の蛇作戦 | アサルト関連 |
Lamia No.18 | コルセア | ラミアの霊園攻略戦 | 魔笛奪還BF関連 |
Lamia No.19 | 黒魔道士 | アラパゴ暗礁域(MAP[10]) | |
Lamia No.21 | 黒魔道士 | ビシージ | ビシージ関連 |
Lamia No.24 | 黒魔道士 | ラミアの霊園攻略戦 | 魔笛奪還BF関連 |
Lamia No.27 | 黒魔道士 | カダーバの浮沼 | クエスト「空知らぬ雨」 |
Lamia No.34 | 狩人 | ビシージ | ビシージ関連 |
名称について編
2005/11/24に公式サイト特設ページで公開されたばかりの時に、情報公開直後のネ実ですでに人心を掌握しつつあったという過去をもつ。また、名称にLamia~とLamie~がつくものがいる。能力的にはLamie~は見破り持ちという違いはあるものの、なぜこのような名称の違いがあるのかは不明である。
「双蛇の謀」ではLamiaを指して”Lethal Assault...”と言うシーンが出てくるので、「LAMIA」は何らかの略称であるようだが、台詞が途中で終わってしまうため正式名称は現段階では不明。そのため、Lamieは誤記ではなく、別の言葉の略称である可能性もある。
例
Lamia Deathdancer
Lamie Deathdancer
出典 編
ラミアという名を持つ人物、ないし怪物はギリシャ神話にいくつか登場するが、FFシリーズのラミアの特徴(下半身が蛇、魅了を使うこと)から、おそらくリビアの女王でゼウスの愛人であったラミアが元ネタであると思われる。FFシリーズではFFIIから登場と、かなり古参のモンスターである。ラミアはその美貌によりゼウスに見初められたが、ゼウスの妻ヘラの怒りを買って子供を全て殺された上に怪物に変えられてしまう。ラミアは子供を亡くした悲しみから、他人の子供を食べるようになってしまったという。人の言葉を失った代わりに美しい口笛を吹いて人を虜にするともいわれ、FFシリーズでその名を冠した竪琴が出てきたり、魅了の力を持っているのはこの伝承に由来するものと思われる。
なお、Gurfurlur the MenacingやGulool Ja Jaはトロールやマムージャに対して別種族扱いはされていない。