ナ盾(なたて)
ナイトPT内において、敵の攻撃を主に受ける盾役となること。

様々な敵のターゲット誘導手段と、高い防御性能の装備や特性に加え、回復魔法が使用できる盾役として設計されたナイトの基本的な運用法とも言える。
戦術面で回避盾と比較されることが多い。

ナ盾の利点は、忍盾が苦手な部類の敵でも盾役が可能である事。
二刀流または格闘タイプの敵や攻撃間隔が短い敵、範囲攻撃多段攻撃空蝉を一気に剥がす特殊技を多用する敵は、ナ盾の方が安定する。
回復魔法ヘイトの高いアビリティの使用でターゲットを固定する事が基本なので、MP消費が負担になるが、与ダメージ以外によるヘイト獲得能力が高いので、格上を相手にする場合に優れた盾役となる。


ナイトの基本設計

ナイトは基本の能力として「HP回復」による治癒、味方への攻撃を身代わりになって「かばう」という守備、身体的+アビリティによる防御力の高さ、というように「守備設計」のされたジョブである。

SPアビにも敵からの物理攻撃を受け付けない「インビンシブル」があることでも、ジョブ自体の設計の方向性が伺えるだろう。
インビンシブル中は、ナイト自身も落ち着いてHP回復アイテム使用などをしつつさらなるヘイトを稼いだり、他のメンバーも戦況の建て直しを図ることが可能(場合によってはエスケプ等による戦線離脱も可能)となる。

一般的にレベル上げにおいては、火力の高いパーティでは盾役が敵をひきつけることが難かしくなるが、ナ盾の場合、アタッカーたちの火力が開放されてくる戦闘後半も、ダメージを負うメンバーに大ケアルや、敵の物理攻撃の邪魔をするフラッシュ等を詠唱していくことで安定したレベル上げが可能であり、高レベルでは、かばうも利用価値が高い。

このため、ナ盾の場合は他のジョブ盾役を張った場合に比べて、アタッカーが全力を出しやすいと言われており、その爽快感を好むアタッカー(とくに装甲が薄い黒魔道士狩人など)も多い。

ヘイト稼ぎ

自己回復によるヘイト稼ぎや、サポシ前衛からのヘイトの入れ込み等、幅広いヘイト稼ぎの手段をもつ。
ナイト自身の被ダメージが少ない状態で他メンバーの与ダメージが多いと、そのメンバーに対するヘイトナイトヘイト釣り合わなくなるが、そういう場面ではナイト自身のHP量を装備変更によって増減させ、HPバーに対して削れている部分を自己回復する事で、ヘイト関係に対処する事も可能となる。


防御

忍盾にも一部共通することだが、魔法には弱いという点に注意が必要である。
ナ盾の場合、魔法バリア効果も持つランパートの使用でのダメージ軽減や、シールドバッシュ片手剣WSフラットブレード魔法回避する事も一応は可能だが、これらアビリティリキャストTPが間に合わないタイミングでの魔法被弾が増えると危険である。
危険な魔法を防ぐ事前のHP回復や、盾役静寂回復、有効であればサイレス、止め(ヘッドバット/シールドバッシュ/ウェポンバッシュ/スタン等)、補助(ファランクスII/大地の守り/高位シェル)等、パーティーメンバーで準備をするのが賢明となる。

VIT
ナイトは全ジョブ中、最高のVITを有している。
しかし、高レベルのモンスターは非常に高いD値を有しているため、VITを伸ばしてもダメージの減少は体感し難い。

盾スキル
装備することでを使用して敵からのダメージを軽減する行動が発動され、ナイト盾スキルがA+、続く戦士はC+である。
土杖実装直後からその「ダメージ軽減」に注目し、土杖利用方法が試行錯誤され、格上相手に対して確実にダメージを軽減したい場面において武器を捨てて、土杖を持つこともあった。
しかし、シールドマスタリーリアクトロイエ実装により、剣とというナイト本来のスタイルが復権し、土杖を取り出す機会は減少傾向にある。

ジョブ特性(防御系)




アビリティ(防御系)


  • かばう (Lv35~)
     仲間と敵の間に立ち、攻撃を代わりに受ける。



魔法(防御系)


攻撃

STRこそ戦士暗黒騎士に次ぐものの、戦士暗黒騎士竜騎士らが持っている攻撃系のジョブ特性ジョブアビリティ等はない。
ことナイト盾役の場合、ナイト食事等も防御系の食事をすることが多く、攻撃系の食事をする戦士らに攻撃力に差をつけられてしまうことになる。
ただし、よほど格上の相手でない限りは、タゲ回し戦術の方が有用であるという認識も高く、装備食事攻撃よりにシフトすることも必要であり、その場合は他のジョブと比べて悲観するほど攻撃力に差がでることもない(タゲ回し戦術に関しては、パラニンの項目も参照されたい。)。

STR
戦士暗黒騎士が最高位で、続いて竜騎士ナイトが続く。

ジョブ特性アビリティ
ナイト攻撃系のジョブ特性ジョブアビリティを持っていない。

魔法


一般的なナ盾について

レベル上げにおいて、主として使用されるサポートジョブ戦士である。
これは、挑発によるヘイト確保と、バーサクによる一時的な攻撃力アップディフェンダーによる防御力アップの相互利用、戦士ジョブ特性となるダブルアタックナ盾にとって適しているからで、敵や装備状況によっては忍者踊り子を選択する事もある。

以前は忍者Lv37で空蝉の術:弐を習得して以降、ディフェンダー習得まで大きく性能の面で遅れを取ることとなっていたが、フラッシュオートリフレシュ等の追加、ガード効果、センチネルランパートの仕様変更、シグネットボーナスの追加と、特にLv35~49までのレベル帯で大きく強化された。

ただし、これは忍盾でも言える事だが、盾役は常に敵のターゲットを取っていなければいけない、という物ではないという事に注意したい。

ナ盾の場合、パーティーメンバーのHP回復する事でもヘイトを稼ぐ事が出来るので、サポ忍による空蝉の術を使用する前衛が増えている事もあり、そういった前衛と協力してタゲ回しをした方が効率よくパーティ盾役となれるだろう。
低レベル時や、盾役に拘らない構成の場合、ナイトケアルが出来る前衛*1としてだけでなく、危ない時に敵のターゲットを取ったり、パーティーメンバーをかばう動きも出来るので、パーティー全体のヘイト状況の把握が必要となる。

HNM戦におけるナ盾

HNM戦におけるナ/忍の利点は、攻撃行為を行わなくてもヘイトを維持できることであり、三龍戦などでは、敵が飛翔しても自己ケアルヘイトを稼ぎ続けることが出来る。
この点が、一般的な忍盾との最大の違いとなる。

被ダメージがさほど大きくなく、物理ダメージも通りやすい敵であれば、どの盾ジョブでも特に問題はない。
しかし、攻撃力の高いHNMを相手にする場合、特にヘイトリセット技を持つ敵であれば、ナ/忍(パラ忍)のパフォーマンスが頭一つ抜け出る。

被ダメージがあまりに大きい状況では、サポ戦によるディフェンダーの効果はほとんど意味を成さない。
被ダメージが大きすぎれば、それによるヘイト抜けだけではなく、ヒーラージョブ回復割合も大きくなる。
これにしたがってヘイトバランスが崩れ、敵のターゲットを維持できなくなるばかりか、被ダメージの多さにより自身も危険な状態になりやすくなる。

パラ忍であれば、その状況を空蝉ダメージを軽減しながら、空蝉張り替え時に受けたダメージ自己回復、さらにフラッシュや各種アビリティヘイトを安全に高めることが可能となり、敵対心に関してはロイエ実装による影響が大きい。
攻撃間隔の短い敵に対しては余り有効とは言えないこの戦法だが、そういった場合には、盾役パラ忍を複数人用意する等、プレイヤーごとに工夫をして対処している。
また、戦闘序盤でのヘイトは、TPを貯めておいて最初にナイトWSを撃つことや、サポシ前衛からヘイトを入れ込むなど、比較的短時間でヘイトを高めることは可能である。

ナ/忍を空蝉の術での回避に特化させた赤盾という戦術もあったが、魔法ヘイト量の変更によって事実上過去のものとなってしまった。


ナ盾を機能させるために

ナ盾のウィークポイントを知る

弱点を予め知っておくことでカバーする目的や効率を上げることができる。

盾役の仕事は「ヘイトを稼ぐ」ことにあり、ナ盾ヘイト稼ぎの主軸である「ケアルヘイト」仕様の弱点は、そのまま「ケアルできなくなる」という点にある。
ケアルできなくなる」原因として以下のようなケースが考えられる。

  1. MPが枯渇
  2. 詠唱できない状態になる
  3. 後衛が過度に回復する
  4. 周囲に魔法感知の敵がいる

また、ナイト火力が低いことも弱点の一つである。

ウィークポイントをカバーする

ナ盾ヘイト稼ぎの主軸であるケアルヘイトの効率化をはかることで、瞬間ヘイト稼ぎ手段である様々なアビリティの使用にも余裕が生まれ、少々のアクシデントが発生してもPT活動は安定するようになる。

■ 「MPが枯渇」への対応

■ 「詠唱できない状態になる」への対応

ログを見落とすケースを想定して、事前にステータス異常時のアナウンスをお願いしておくのも効果的である。
ステータス異常がない状態のナイトでも各ケアルを覚えたてのLv帯、または初顔合わせの敵、見慣れない敵との対峙するケースでは詠唱開始のタイミングが掴みづらく詠唱を連続失敗することもあるため、HPの減り具合に応じて必要な場合はケアルサポートをすると良い。

■高火力アタッカーへの対応

吟遊詩人などによりアタッカーが大幅に強化される場合や、格下の敵を相手にする場合は、与ダメージによるヘイトの割合がアビリティ魔法により蓄積されるヘイトの割合を大きく上回る。そのため、ヘイトアビリティ魔法に頼るナイトではアタッカーからのターゲットの維持が非常に困難となる。こういった状況では、アタッカーサポ忍をつけることを考慮に入れ、ナイトタゲ固定に拘らずにケアルフラッシュかばうなどでアタッカーをサポートした方が効率が良くなる場合が多い。タゲ固定を放棄する場合、ナイトサポートジョブ戦士である必要性は薄く、また、防御装備は殆ど意味をなさず、攻撃よりの装備が有効となる。かばうを使う場合は、アタッカーが強力なWS魔法を打つときはあらかじめナイト背後に立っておきWS発動後かばってもらう、などお互いの協力が必要となる。

■ 「後衛が過度に回復する」への対応
フルケアル、と言っては大げさだが、ナイトケアルする機会を頻繁に減らしてしまうとヘイト稼ぎ率を落とすのでこの点は踏まえておく方が良い。
ナイトがそのレベルで持っている最大ケアルによる1回詠唱分の回復量を目安にして、戦闘中はそれ程度のダメージ分はナイト本人用に残すスタイルで良い。
1回詠唱分で到底回復できないほどのダメージナイトが負った場合は、自己ケアルで足りないHP程度をサポート回復する。

ナイトにとって大ケアルは、瞬時に大きなヘイトを稼ぎ出す(挑発フラッシュに並ぶ)貴重なヘイト獲得手段である。*2
しかし、ケアルヘイト揮発ヘイトの割合が大きく、時間経過でヘイトが減少してしまう。
ヒーラーであればこれを利用して、細かくケアルを刻み、ヘイトを抑えるのが常套手段だが、ナイトは逆に大ケアル揮発ヘイトを利用してタゲを取るのである。
ナイトにとっては大ケアルが出来ない=タゲがとりにくい、と言う事なのだ。

忍盾の場合は事故に備え忍者HPを高く保つ必要がある為、忍盾に慣れた後衛だと、ナイトにとっては過剰にケアルを飛ばしてしまいがちである。急ぎでないならリジェネを優先すると良いかもしれない。*3

■「周囲に魔法感知の敵がいる」への対応
例えば天候の変化に伴ってエレメンタルなどが突然横にPOPした場合の対応である。
魔法感知の敵は魔法を使えるものが多く、危険な敵が多いため注意が必要である。
また「1匹くらいどうってことない」と余裕を見せていると他のモンスターに絡まれた際に対応が追いつかず死亡するケースもあるため、絡まれる事を未然に防ぐことは必要不可欠である。

戦闘場所=盾役が立っている場所 と常に意識することが大事である。

この場合、今戦っている場所から少し離れた場所へ素早く移動するのが一番である。
しかし、この場合とても素早い判断能力が要求される。
  1. 安全な場所を見つける。(アクティブの敵がいない&後衛を今の敵の範囲攻撃等に巻き込まない場所)
  2. ロックオンを外す。(ロックオンしたままでは走れない。)
  3. 突然の移動で他の前衛WSを中断させたりしないように注意を促しつつ1の場所へ走る。(「移動します」など一言言うのが望ましい)

ナイト忍者と比べ、不慮の事故に対して持っている様々なヘイト稼ぎ手段を駆使することで事故死の起こりづらい特徴を持つジョブである。上記のようなナ盾の特徴を少しずつ踏まえていくことで、ナ盾ならではの安定したPT体感することができる。

関連項目

盾役】【Tank】【忍盾】【戦盾】【シ盾】【赤盾】【青盾
*1
タルタルナイトMP量が多い事からケアルタンクと称されており、他種族とは動きも異なる事から、もはや別ジョブと言われる事もある。
*2
そして、MP効率大ケアルのほうが若干良い。後衛に比べてMPが少な目であり、また盾役では専らサポ戦サポ忍といったMPを持たないジョブをサポートにする事が多く、メインとなるナイト側のみが有するMP量での運用となるナイトにとって見逃せないメリットである。
*3
基本的に常時殴られっぱなしのナ盾にとって、常時少しずつHP回復できるリジェネはとても効率が良く、大ケアルを阻害する事もない。
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