記事名読み
さむらい/Samurai/SAM
エキストラジョブの一つ。いわゆるジラートジョブ
凄まじい切れ味を誇る武器『刀』に魂を投影し、己が信じる道を極めんとする、東方の武術を身につけた戦士


取得方法
習得には拡張データディスクジラートの幻影』が必要。クエストある刀鍛冶の依頼クリアで習得する。
HPMPSTRDEXVITAGIINTMNDCHR
B-CCCEDDD

格闘短剣片手剣両手剣片手斧両手斧両手鎌両手槍片手刀両手刀片手棍両手棍
EC+B-A+E
弓術射撃投擲ガード回避受け流し
C+C+B+A
神聖回復強化弱体精霊暗黒歌唱弦楽器管楽器忍術召喚
風水魔法風水鈴

名前種別習得Lv敵対心
累積/揮発
明鏡止水SPアビリティ10/320
護摩の守護円ジョブアビリティ50/5
レジストブラインジョブ特性5-
ストアTPジョブ特性10-
心眼ジョブアビリティ150/0
残心ジョブ特性20-
レジストブラインジョブ特性25-
八双ジョブアビリティ250/320
ストアTPジョブ特性30-
黙想ジョブアビリティ30320/320
残心ジョブ特性35-
星眼ジョブアビリティ350/320
デーモンキラージョブ特性40-
ダメージ上限アップジョブ特性40-
石火之機ジョブアビリティ400/80
レジストブラインジョブ特性45-
ストアTPジョブ特性50-
残心ジョブ特性50-
レジストブラインジョブ特性65-
残心ジョブ特性65-
渾然一体ジョブアビリティ650/320
ストアTPジョブ特性70-
士気昂揚ジョブアビリティ75+0/320
峰打ちジョブアビリティ75+0/640
意気衝天ジョブ特性75+-
正正堂堂ジョブ特性75+-
先義後利ジョブアビリティ770/80
連携ボーナスジョブ特性78-
ダメージ上限アップジョブ特性80-
レジストブラインジョブ特性81-
デーモンキラージョブ特性86-
破魔の刃ジョブアビリティ870/320
連携ボーナスジョブ特性88-
ストアTPジョブ特性90-
葉隠ジョブアビリティ950/80
残心ジョブ特性95-
八重霞SPアビリティ96
連携ボーナスジョブ特性98-
士気昂揚峰打ち意気衝天正正堂堂メリットポイントを使用することで覚えることができる。
これらの項目の効果を受けるためには、メインジョブを侍に設定し、かつレベルが75以上である必要がある。

グループ1
侍グループ1内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。
項目効果再使用時間
心眼使用間隔能力値1で使用間隔を通常時2秒(星眼時1秒)短縮します。1分(星眼時は30秒)
護摩の守護円使用間隔能力値1で使用間隔を10秒短縮します。5分
ストアTP効果能力値1でストアTPを+2します。
黙想使用間隔能力値1で使用間隔を6秒短縮します。3分
残心確率能力値1で残心確率を1%アップします。

グループ2
侍グループ2内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。
項目効果
士気昂揚標的のパーティメンバーに自身の1000を超えた分のTPを分け与える。使用間隔:5分
能力値1で分け与えるTPを12%アップします。
峰打ち両手刀で強打しスタンさせ、悪疫状態にすることがある。使用間隔:3分
能力値1で悪疫状態を15秒延長します。
意気衝天残心命中時にTPが多く貯まる。
能力値1でTPを+30します。
正正堂堂敵の正面からウェポンスキルを打つ場合、ダメージにボーナスを得る。
能力値1~3はダメージを5%ずつアップします。
能力値4~5はダメージを2%ずつアップします。
ジョブポイント(項目別)】参照。
ギフト】参照。
種類オリジナルアイテムレベル
アーティファクト明珍具足脇戸具足
レリック装束早乙女具足左近士具足
エンピリアン装束雲海具足春日具足

概要
両手刀の扱いを最も得意とするジョブである。
ヴァナ・ディールでの侍の歩み
ジラートの幻影』で実装された、いわゆるジラートジョブ
「侍」という日本人に馴染み深い名称を冠するジョブということで、プレイヤーからの期待は極めて高かった。実装直後、得意武器である両手刀の供給数が極端に少なく、プレイヤー間で凄絶な争奪戦が繰り広げられ、一時は低レベル帯の両手刀が一本数万~数十万ギルで取引される事態を引き起こした。
また、ジラートジョブは取得難易度がやや高いことで知られているが、なかでも侍は取得レベルではまず勝ち目のないNMを2匹討伐というもので、多くの侍志願者が助力を請う姿が見られた。
そのうえ、1体は必要なアイテムを1匹で1個しか落とさなかったため、コンシュタット高地には似つかわしくない「ボム待ち行列」が見られた。これらはその後修正されているが、数時間待ちという過密状態は、侍というジョブへの注目度と期待度の高さの現れだったといえよう。

メリポアビリティ解放後にアビリティの基本性能が変更されたり追加されるなど、一風変わった変遷をたどった。詳細は後述。

一時は「凄まじい切れ味を誇る……」というジョブ設定と乖離するような時期もあったが、現在ではジョブ設定のイメージにかなり近い「瞬発力が高い前衛アタッカー」という独特の地位を獲得するまでに至っている。

ジョブの特徴
TPの獲得という点に特化し、高回転のWSで敵にダメージを与えるアタッカー専門職という設計。とはいえ、防御能力もある程度備えており、突発事故への対処能力が高い。

回避スキル受け流しスキルが高く設定されており、装備可能な防具などを見ると能力も意識されている面があるようだが、向きのアビリティがないため、少なくともプレイヤー側には盾役との認識はほとんどない。ただしサポ踊り子という新しいスタイルの能力の可能性が模索されている。

連携属性に優れる両手刀の扱いを得意とし、両手槍弓術もそれなりのスキルを有する。

任意にTPを増加させられる黙想をはじめ、両手武器装備時に威力を発揮するアビリティ残心八双星眼を低~中レベル帯で会得するため、両手武器アタッカー攻撃性能を増強するサポートジョブとして有効という面も持つ。
アタッカー職のサポートジョブといえば戦士が最もオーソドックスだが、最近では防御面も考慮してサポ侍という選択肢も多く採られるようになってきている。

一時期はPT時には連携を行わずTPが溜まり次第即撃ちのスタイルが主流となり侍の存在意義が薄れた頃も存在したが、その後連携時のダメージボーナスの修正等が入ったり、ジョブポイント導入によるジョブポPTで相手をするような固い事極まりない相手や上位ミッションBF等の「超」格上を相手にする場合には連携を行いMBで一気に削らない事には話にならないという事も有り今ではPTでは連携有りきの世界となっている。


攻撃能力
八双残心による命中能力の高さにくわえて、八双ヘイスト10%相当の効果も併せ持つため、両手武器の中では一撃は軽いながらも手数は多い。
もっとも、手数の多さでは二刀流格闘には及ばないため、通常攻撃削りは主軸としにくい。

一方、黙想ストアTPによるWS発射頻度は全ジョブ中屈指である。
WS単発が主体であり、多段WSに見られる爆発的な瞬間最大ダメージには一歩譲るもののヒットさえすれば安定したダメージが期待できる。

3分に1回の黙想、次に放つWSの消費TPを1000に固定する石火之機SPアビリティ明鏡止水による一人連携ではWS連射+大連携ダメージが可能であり、瞬間的火力の面でトップクラスに位置する。

与ダメージの半分以上をWS与ダメが占めるという非常にユニークな特徴があり、WSダメージのために通常攻撃削り能力を犠牲にする装備武器の存在がそれを助長している。
このためヘイトコントロールに大きなムラが生じてしまい、タゲ回しを主体とする戦闘では扱いづらい面があり、立ち回りの工夫が必要となる。
ただしタゲ回しに意味をおかない場合や戦闘ごとの間隔が長い場合(特に裏など)では、デメリットが薄れて瞬発力のメリットが大いに発揮される。

レベル上げパーティでは、ジョブ単体の能力もさることながら、WSの数を生かした連携MBの発射台としての貢献、サポシ不意だまWSによるヘイトコントロールなど、他パーティメンバーとの協調を引き出す動きが期待される。

HNM戦などTPを貯めにくくWSダメージも期待しにくい場面では、黙想不意だまWSを両立可能な点が、他のアタッカーに比べて大きなアドバンテージを持つ。

また八双命中能力を生かした槍侍、狩人に次ぐ弓術スキルを生かした弓侍など、ユニークな戦術も存在する。

特にユニークな部類として、ソボロ助広+プラチナグリップ+弐之太刀・鋒縛によるスタンマシンとして延々と敵の活動を阻害する戦術も存在するが、ソボロ助広の入手難易度の高さから余り広く知られる戦法ではないようだ
注釈1
現在ではジョブにも拠るがソロでの取得も可能となり、かなり容易に入手する事が可能となっている
。熟練した者がこの戦術を用い、且つ同等の青魔道士とタッグを組むと、敵の行動を完封しつつ一方的に削る事も理論上は可能となる。

防御能力
レベル帯により防御能力には大きな差がある。

レベル75程度までであれば、HPVITがB、受け流しA、回避B+、ジョブアビリティ星眼心眼などを有するため、それなりの防御能力を有する。装備においてはプレート系装備は出来ないものの、高レベル帯に羅漢羅刹ガビアルシリーズがあるので、装備次第では硬い部類に属する。特にダメージカット装備を組み合わせれば合計で物理ダメージが-15%~-24%になる。
中レベル帯以降のレベリングデュナミス等で流石に本家盾ジョブには劣るが、装備戦術を吟味すればサポ戦で一時的にを務める事も不可能ではない。
また、物理ダメージカット装備アーススタッフ装備した上でサポ狩を選択して、火力の低さをサイドワインダーで補うという荒業も存在する。
魔法に対する防御能力は皆無に等しいので、その点は八之太刀・月光追加効果:静寂や、仲間との連携が必要となる。

レベル99~IL119においては、受け流し回避ボトムに張り付き殆ど機能しなくなること・八双の使用がほぼ必須となり星眼の恩恵が受けられないこと・侍の装備HPカットの低さやウェポンスキルのダメージアップ装備に枠を取られてそれらを確保し辛いこと、などが災いし防御能力は一転して最下位争いをすることとなる。

連携能力
ジョブ特性は実質ストアTPのみであり、攻撃力も上がらなければ命中が高まる事もなく、攻撃間隔が速くなることもない。八双がそれらを補うのみで、直接攻撃できるアビリティも皆無である。

そのためWS連携能力はの最大の長所であり唯一の拠り所である。

Lv1から燕飛貫通/切断)を覚え、湾曲連携のトス、の両方を務めることが出来る。Lv9で鋒縛硬化)、Lv33で陽炎溶解)を覚え、分解核熱にも対応出来るようになる。EVWSである花車を習得した時点で全ての連携両手刀のみで作り出す事が可能となる。
特に雪風月光花車一人連携分解)は「雪月花」と呼ばれ、これに特別な思い入れのある諸氏は多い。
実質「明鏡止水」は花車習得を以って完成するといって過言ではない。

明鏡止水の使用時以外でも、TP2000以上で石火之機WS二連発、ソボロ助広装備黙想WS>2回攻撃以上>WSなどで一人連携も可能である。
ソボロ助広ストアTPヘイスト意気衝天などの調整次第では黙想の力すら必要なく一人連携が成立する可能性がある。
その気になれば、TP2000→石火之機WSWS明鏡止水WS黙想WSWSWSの6連続WSなどの一発芸も可能である。
また、ナイズル等で入手出来るダスティウィングを使う事で、TP2000からの(石火之機WSWS→(明鏡止水WSWSWS→(ダスティウィングTP3000)WSWSWS→(黙想WS→(イカロスウィングWSという10連発も可能だという噂もある。もっとも明鏡止水効果時間内にダスティウィングTP3000を使い切れるか?という問題もある。

その他
両手AFである明珍筒篭手(改)には、「おにぎりの真の味がわかる」という一風変わった効果がある。頭装備浪士陣鉢でも真の味がわかるようになり、両手AFと併用することでその効果が二倍になる。さらに両足装備野伏脚絆も加えれば、実に三倍の効果を実現できる。アビセア限定だが、奇鳥のアートマを付与すればなんと4倍。姫様おにぎり(皇女おにぎり)を食せば+240&+160という冗談のような効果が得られる。戦う相手によっては充分に選択肢に入りうる。

という日本人に馴染み深いジョブ名を有し、を特別視するプレイヤーが少なくないため、それなりの思い入れを持ってロールプレイしているプレイヤーも多いが、人によって目指す像にはかなりの違いがあるようである。
なお、ジョブ略称は「SAM」であるが、召喚士(SMN)と間違いやすいので、サーチリスト参照時には注意されたい。

プロマシアミッション出演のテンゼンは唯一、「鞘」を持つ(武士)であり、あこがれと妬みを持つプレイヤーは少なくない。
フェイス実装によって彼を呼び出すことができるようになったことで、鞘はもちろん明珍具足とは似て非なる彼の武者振りをじっくり堪能できる。

以下の内容はフェイス実装前の情報です。フェイスを使用した場合は、その能力や状況等を加味して参考にしてください。

における実用的なサポートジョブには、戦士シーフ忍者狩人竜騎士踊り子などがある。
ダブルアタックによりTPの蓄積速度が上がり、バーサクなどを使った攻撃力アップで、通常攻撃火力を底上げ出来る。またWSトスを行う時に一時的に挑発タゲを取ることが可能。
その際には星眼心眼を併用することで、被弾を極力減らすこともでき、非常に秀逸な組み合わせとなっている。
多少はしゃいでも、バーサクを切ることなくリキャストが短い星眼八双切り替えを行うだけで済むため、火力のアップにも繋がる。

をやるにあたって基本とも言えるサポである。両手武器強化を得た後では過剰にターゲットを取る機会があり、前述のように星眼心眼があるとはいえ過信は禁物。万一に備えてディフェンダーを使ったディフェンシブな運用も模索されている。

不意打ちだまし討ちを併用したWSが最大の利点。STRブーストTPもある程度貯めて撃てば、かなりの瞬間火力を出すことが可能。

戦闘ペースが速い連戦では力を十分に発揮することが出来ない反面、ヘイトコントロール連携MBを主力とする状況の他、移動や長時間戦闘などアビリティリキャスト回復が図りやすい戦闘に適している。

瞬発力やトレハンを持った上での戦闘力が求められるHNM戦や裏世界などでは、その力を如何なく発揮できる。ただし瞬間火力タゲを取った瞬間に魔法SPアビリティを喰らうと、即死する可能性が高いので注意が必要。予め星眼心眼、または心眼単体を使うなどの対処がある。不意打ち大ダメージタゲを取り、直後に飛んでくるイーグルアイをかわす、といった芸当も可能。

による射程サイドワインダーの高火力が最大の魅力である。両手武器強化後は火力で接近戦に大きく水をあけられた感があるが、強力な範囲攻撃を持つ強敵との戦闘などでは頼りになるサポートジョブ

詳細は弓侍項目を参照されたし。

デスペレートブロージョブ特性として習得し、段階的に強化されるように変更された。これを受け、ラストリゾート攻撃力アップを主眼に、サポ戦と似た運用方法として取り入れられるケースがある。

攻撃力アップの割合はバーサクに劣るが、デスペレートブローヘイスト効果が八双に加算されるため、ダブルアタックの不安定な発動率より手堅く攻撃回数を増やす手段として注目されつつある。
物理攻撃力アップは恒常的に得られる火力の底上げに有用に働き、メイン武器両手刀であるためにウェポンバッシュも問題なく使用できる。

サポ戦同様に多少やりすぎてタゲを取っても心眼星眼による防御能力である程度はやりくりできるだろう。とはいえ、サポ戦と異なりディフェンダーのような防御アビリティ物理防御力アップジョブ特性もない。より前のめりなスタイルとなり、多少スリリングな戦闘を望むのであれば充分選択肢となる。

なお、JA暗黒単発WSダメージを底上げすることに期待できるが、JA暗黒のまま一人連携などを連発すると自分のHPを大量に消耗したうえにタゲがはがれなくなるというまさに切腹ものの状況に陥ることもある。

侍は両手武器ジョブだが、スマイトを習得しないので二段階目のスマイトを持つサポ暗の有用性が少し増した。
空蝉の術による防御能力を増強するサポートジョブ。特に少人数PTBFアサルトで使い勝手が良い。

の特徴である瞬間火力ターゲットを取ってしまった場合にも、八双を維持させる事が可能。空蝉を唱えた直後に八双を切って、詠唱完了後に八双を張り直すという技術もある。また、星眼空蝉を併せた、いざという時の防御能力は、空蝉リキャスト延長というペナルティを補って余りある。このため、被弾を極力避けることが求められるメリポパーティでは両手武器強化以前からよく使われていた。

かつてレベル上げでは火力増強面での恩恵が少ないサポ忍を使うものは少なかったようだが、両手武器強化後はレベル上げPTでもよく使われるようになっている。

物理攻撃力アップ(+10)、物理命中率アップ(+10)、スマイト(+10%)、WSダメージアップ(+10%)のジョブ特性による強化ジャンプハイジャンプによる手数の増加が見込める。ジャンプハイジャンプの使用タイミングを黙想とあわせることにより、明鏡止水なしでの3連携も可能となる。また、ワイバーンピアスを活かすことも出来る。
それぞれの面では地味な強化なため目立ちにくいが、総合力ではサポ戦に勝るとも劣らない攻撃的なサポである。

サポ戦と同様上手く力をセーブしないと過剰に敵のターゲットをとってしまい、星眼心眼だけではかわしきれなくなるケースが増える可能性があるが、3分に1回はハイジャンプにより敵対心を減らす事もできる。ただしサポ竜に慣れていない場合には、ターゲットを逸らすことは難しいことが多く過信は禁物である。
マスターレベル5まで到達すればスーパージャンプを使用可能になり、ヘイト面での安全性が大きく上がる。
ジョブ特性の恩恵は少ないものの、TPを消費する踊り子アビリティと、ストアTP黙想等でのTP取得を得意とするの相性は良く、苦手分野である回復弱体、補助を備え、ソロのサポとしては群を抜いて優秀である。特にソボロ助広装備時の持久力は類を見ない程。

2008年3月11日のバージョンアップにおいて、サポ踊時のステータスボーナスに修正が入ったが、同時に侍自身に追加された石火之機によるTPの温存等と併せ、その有効性は非常に高い。
ただし最大の長所であるWS回数が必然的に少なくなるため火力は大きく下がることになり、パーティにおいてはサブヒーラー的な立ち回りも必要となる。

侍の変遷
多分の例に漏れず侍の歴史は弱体強化の歴史であるが、直接的な弱体はほとんどない。
ほとんどが何かをきっかけに間接的な弱体化が顕在化し、個性と戦闘力の両方で低迷していたのが不遇時代とされる。

不遇時代その壱
過去の多段WSTPの貯まりの速さ、そして当時の雪風及び月光の威力の低さから本来のメイン武器である両手刀を使う侍が激減し、ペンタマシーン弓侍に走った侍が非常に多かった。しかし多段WS得TP修正と黙想のサポ食われを皮切りに戦闘力が低迷する事になる。

その後雪月花強化されたことによって、サポシによる不意打ち月光などが強力になり、終焉を迎える。

不遇時代その弐
この時代の原因については諸説があるが、遠因としては主に以下が挙げられる。

  1. 空蝉の仕様変更に伴う心眼弱体
  2. 距離補正による狩人遠隔攻撃)の弱体
  3. TP計算方式での両手刀放置
  4. 二刀流多段WSによる片手武器の台頭

以上のようにほとんどが単体ではなく、他ジョブ強化弱体の煽りを受けた間接的な弱体と言ってもいい。

そのような最中に黙想より強力なアブゾタックの追加、及び追加されたメリポアビ正正堂堂』が「正常な効果が出ない」という不具合があったことから、ネ実においては煽りのスレが乱立などして祭りが発生した。
これが二回目の不遇時代とされる。
しかし開発サイドが短時間で強化を発表し、第二次不遇時代は終結した。

不遇時代にあって最弱アタッカーと(なかば自嘲的な)評価がされたこともあったが、裏やNM戦などでは有用性が大いに認められており、独自の地位を築いていた。そんな中、2006年10月19日のバージョンアップで大幅なジョブ調整が入ることとなった。

  1. 八双(Lv25)・星眼(Lv35)の2アビリティの追加。
  2. 心眼効果時間を30秒に短縮(以前は1分)。
  3. 残心の習得レベルをLv20に変更(以前はLv60)し、段階的に発動率を向上。
  4. 正正堂堂の仕様変更(攻撃力+6%/能力値1から、ダメージ+5%/能力値1に)。

この修正で瞬発力・攻撃速度・防御能力の全てが向上し、両手武器ジョブとしても個性付けが成された。
また、両手武器を得意とするジョブにとって、サポ侍サポ戦にならぶ地位を確立した。
反面、忍術を含む魔法とは相性が悪くなったという一面もあり、よりプレイヤースキルが問われるようになった。

回天、そして……。
2007年8月28日のバージョンアップによって、両手武器ステータス補正が大幅に強化された。これによりを含むエースジョブは一躍トップアタッカーとなった。
しかし、その3ヶ月後の2007年11月20日には両手武器ステータス補正が抑制されると同時に、高レベルの主力WSである雪月花の性能を落とされるという二重弱体を味わうことになった。

石火の如く。
2008年3月11日のバージョンアップにて、新アビリティ石火之機が追加された。これは簡易版の旧・明鏡止水と言って差し支えないもので、次に使用するWSTP消費とTPボーナスを1000に固定するというもの。これにより単独2連携黙想との併用での単独3連携が格段に容易になった。
また同時に連携ダメージレジスト率低下という変更が入っており、WS連携を得意とするにとって他のアタッカーとは大きく趣を変えたらしい方向での純強化となっている。

2011年7月12日のバージョンアップにて新アビリティ渾然一体実装。続いて2011年9月20日のバージョンアップ葉隠実装。どちらも侍の特徴であるWS連携に関わるもので、依然として侍がWS連携のスペシャリストであるというスタンスは変わりない。

そして2011年12月15日のバージョンアップにて武神流秘奥義十二之太刀・照破」が実装。これをもって、侍は武器に左右されることなくあらゆる連携を網羅することが可能になった。連携属性を持つ全てのウェポンスキル連携を可能とし、それらのダメージも考慮したうえでの総合的な火力は、どんなアタッカーにも引けを取らない。

全てのアビリティを短時間に投入し、爆発的な火力で圧倒する戦い方や、WSの回数を調節して一定のリズムで持続的にダメージを与え続ける戦い方もでき、状況によって静と動を使い分ける非常に柔軟なジョブとしてオンリーワンの地位を確かなものとした。

連携というチームプレイの象徴を体現する侍は、味方の協力なくしては成り立たないジョブといってよい。
強敵に臨むにあたっては、まさに渾然一体となって立ち向かうことが求められる。
「凄まじい切れ味を誇る」研ぎ澄まされた両手刀のように、日々精進を怠ることなく邁進していこう。

刀や忍者は第一作から登場していたもののの登場は遅く、FFVが初登場となっている。

FFVではジョブの一つとして登場。この時点で忍者は忍刀(FF11でいう片手刀)、は刀(FF11でいう両手刀)という装備の分担が行われていた。
刀の高性能さもさることながら、超強力な銭投げを最初から使用できる為、消費ギルさえ気にしなければ極めて強力なジョブであった。

FFVIではメンバーの一人カイエンのジョブとして登場。さまざまな技を繰り出す「必殺剣」というオリジナルコマンドを持っていた。ちなみに必殺剣は、あらかじめ登録されている漢字を使い、6文字以内で自由に改名することができた。様々な剣技を駆使して戦うのは比較的ヴァナ・ディールの侍に通じる点がある。また、カイエン自身も「ござる」「和風」「武人」といかにも侍、と言ったキャラクターであり、FFシリーズにおける侍のジョブイメージを形作る第一人者と言える。

FFTでもジョブの一つとして登場。アイテムストックにある刀を使用して(使用すると一定確率で壊れてしまう)様々な効果をもたらす「引き出す」というアビリティを持っていた。「引き出す」の威力は魔法攻撃力に依存するため、魔道士系のジョブに使わせたほうが真価を発揮できるという特徴がある。
もっとも、FFTにおける侍にはBraveというステータスの数値次第で物理攻撃を完全に無効化する強力なアビリティ「白刃取り」が用意されており、そちらの方が印象に残っていたり習得を優先したプレイヤーも多いのではないだろうか。

またFFIIIに登場したジョブ・魔剣士は、FC版において装備可能なアイテムが非常に限られていたのだが、専用武器の「暗黒剣」が日本刀の名称であること(こてつ、マサムネなど)、
魔剣士と忍者以外装備できない防具に「げんじシリーズ」があることなどから、侍のイメージが投影されたジョブとしての源流であると言えるかもしれない。
関連項目
ジラートジョブ】【サポ侍
エース】【五月人形

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