ヤグード(やぐーど/Yagudo)
モンスターの一種で、獣人類ヤグード族。
タルタル、ミスラが住み着く以前の昔からミンダルシア大陸で生活している獣人。
体中を黒い羽根が覆い、鋭いクチバシを持つ鳥型の獣人。
見た目通り「鳥」「カラス」とも呼ばれるが、省略して「ヤグ」と呼ばれることが多い。
魔法の時代にタルタル族によってサルタバルタから駆逐されて以来、メリファト山地のオズトロヤ城に本拠地を構える。クリスタル戦争終結後、その爪跡から衰退しきっていたタルタル族と優位な不可侵条約を結び、定期的な供物上納とギデアス割譲を約束させる。しかしそれは名目上でいつ破棄するかもわからない。

拷問官や暗殺者の存在から、ヤグード全員が強制的に教団に入信させられているのではないかと思われがちだが、実は意外なことに入信は自主判断に任せられているようだ。しかし結局社会的強制力からほぼ全員が教団に帰依することになるのだが(狂信者が多いのもまた事実)。アトルガンの秘宝にて異端のかどで教団を追放となったというヤグード・ゲッショーが登場するが、これは極めて稀なケースなのだろう*1。
現人神は高位のヤグードの中から自分の分身として「アバター(聖者)」を選定する。そして現人神が死ぬとアバターの中から次の現人神が選ばれる。これは単に後継者を選んでいるのか、それとも別の何かなのか未だにわかっていない。
現人神がヤグード族に最初に現れたのは、天晶暦441年で、レー・ハバロである。
ヤグードたちは教義の解釈や理論の研究、教学の講談、写本などを行うおかげで、他の獣人と比べてはるかに高い知性と文化レベルを維持している。しかしその反面教義の影響からか物質文明はほとんど発展しておらず、その建築物は周到な計算による構造と精密な仕掛けを凝らしながらも、見た目はそれとは不釣り合いと言えるほど原始的かつ質素である。また空を飛ぶ事もできるが人前で舞うのは非礼とされ、ヤグードが空を飛ぶ姿を見ることはまずない。
但しクリスタル戦争時には飛行とまではいかないまでも、高い跳躍によってアルタナ連合軍の塁壁を突破したりしていたようだ。
また、天晶暦589年、当時の現人神ムー・サジャによって、東の国との国交が樹立されている。7人の少女からなる東の国の姫の使節団は当初ウィンダスへの使者として訪れていた。しかしアルタナを信仰していない事を理由に門前払いをくらってしまう。すると姫が機転を利かせて独断で書状を渡す先をヤグードに変更したのである。ムー・サジャは宗教上の問題を一切不問として訪れた使節団を厚遇した。帰路の際には自らしたためた書状を渡し、100名からなるヤグード兵を家臣として姫に与え東の国に無事送り届けさせたのである。
このことにより、刀や数珠といった文物、忍者といった職業までヤグードに取り入れられ、定着していった。なお、この交流はクリスタル戦争が勃発するまでの200年間続いた。
クリスタル戦争に至るまでのウィンダス連邦との一連の争いの痕跡も彼らの文化から幾つか拾い上げることができる。例えばヤグードの楽師が用いる楽器はオズトロヤ城などで彼らが討ち果たしたミスラの骨や皮、爪、内臓を主要な材料にしている。
彼らの食事に関して資料は少ないが、甘いヤグードチェリーが好物であり、アップルビネガーが嫌いということははっきりしている。
またこのヤグードチェリーとブブリムグレープを醗酵させて作るヤグードドリンクという秘伝の飲み物があるが、何故秘伝で彼らとどう関わりがあるか不明である。
また、オズトロヤ城には"Meat Maggot"というクロウラー族がいる。meatには「食用の肉」というニュアンスがあり、もしかしたらヤグード族はこれらを食しているのかも知れない。
ヤグードの個人名はTzee Xicu、Huu Xalmoのように「○○○ △△△△」の形式で表記される。
前半部は母音を二つ重ね「ヅェー」や「アー」、後半部は子音+母音の組み合わせで2拍の者が多いが、3泊で発音されるものも少なくない。
QやXといった、アルファベット表記ではあまり用いられない文字が比較的多用されるのも特徴といえる。
後半部に関しては、同じ表記の者が複数存在し、家名や氏族名を表していると思われる設定も存在する。
また、ひんがし出身のヤグードは中の国の命名法則に囚われない東方名を名乗る。
手数の多いモンクや各種魔法を行使するジョブが一揃いしているため、PC側に対抗できるジョブがいない場合、思わぬ苦戦を強いられるケースがある。
決して倒しやすくはないため、レベリングの相手として選ばれることは滅多にない。
Theo-は「神の-」を意味する。
タルタル、ミスラが住み着く以前の昔からミンダルシア大陸で生活している獣人。
ミンダルシア大陸に覇を唱えるヤグードは、種族全体でひとつの巨大な宗教集団を形成している。故に彼らの呼び名も、宗教的地位に準じたものが多い。
(→公式サイト:闇の勢力より)
体中を黒い羽根が覆い、鋭いクチバシを持つ鳥型の獣人。
見た目通り「鳥」「カラス」とも呼ばれるが、省略して「ヤグ」と呼ばれることが多い。
魔法の時代にタルタル族によってサルタバルタから駆逐されて以来、メリファト山地のオズトロヤ城に本拠地を構える。クリスタル戦争終結後、その爪跡から衰退しきっていたタルタル族と優位な不可侵条約を結び、定期的な供物上納とギデアス割譲を約束させる。しかしそれは名目上でいつ破棄するかもわからない。

ヤグード教団 編
ヤグードは現人神ヅェー・シシュを頂点とするヤグード教団を形成し、職業もそれに基づいたものが多く、信者(モンク系)、僧侶(魔道士系)、楽士(詩人系)はおろか、拷問・取調官(忍者・侍系)といった暗部のものまで存在する。拷問官や暗殺者の存在から、ヤグード全員が強制的に教団に入信させられているのではないかと思われがちだが、実は意外なことに入信は自主判断に任せられているようだ。しかし結局社会的強制力からほぼ全員が教団に帰依することになるのだが(狂信者が多いのもまた事実)。アトルガンの秘宝にて異端のかどで教団を追放となったというヤグード・ゲッショーが登場するが、これは極めて稀なケースなのだろう*1。
現人神は高位のヤグードの中から自分の分身として「アバター(聖者)」を選定する。そして現人神が死ぬとアバターの中から次の現人神が選ばれる。これは単に後継者を選んでいるのか、それとも別の何かなのか未だにわかっていない。
現人神がヤグード族に最初に現れたのは、天晶暦441年で、レー・ハバロである。
歴史と文化 編
ヤグード族はタルタル族がミンダルシア大陸に入植する前からそこに住んでいた先住民である。入植当時(天晶暦217年頃)はタルタルと友好関係にあったようだが、天晶暦336年に交渉が決裂し、敵対関係になった。以降は何度もヤグード戦役を起こし、ウィンダスと戦争状態が続いている。ヤグードたちは教義の解釈や理論の研究、教学の講談、写本などを行うおかげで、他の獣人と比べてはるかに高い知性と文化レベルを維持している。しかしその反面教義の影響からか物質文明はほとんど発展しておらず、その建築物は周到な計算による構造と精密な仕掛けを凝らしながらも、見た目はそれとは不釣り合いと言えるほど原始的かつ質素である。また空を飛ぶ事もできるが人前で舞うのは非礼とされ、ヤグードが空を飛ぶ姿を見ることはまずない。
但しクリスタル戦争時には飛行とまではいかないまでも、高い跳躍によってアルタナ連合軍の塁壁を突破したりしていたようだ。
また、天晶暦589年、当時の現人神ムー・サジャによって、東の国との国交が樹立されている。7人の少女からなる東の国の姫の使節団は当初ウィンダスへの使者として訪れていた。しかしアルタナを信仰していない事を理由に門前払いをくらってしまう。すると姫が機転を利かせて独断で書状を渡す先をヤグードに変更したのである。ムー・サジャは宗教上の問題を一切不問として訪れた使節団を厚遇した。帰路の際には自らしたためた書状を渡し、100名からなるヤグード兵を家臣として姫に与え東の国に無事送り届けさせたのである。
このことにより、刀や数珠といった文物、忍者といった職業までヤグードに取り入れられ、定着していった。なお、この交流はクリスタル戦争が勃発するまでの200年間続いた。
クリスタル戦争に至るまでのウィンダス連邦との一連の争いの痕跡も彼らの文化から幾つか拾い上げることができる。例えばヤグードの楽師が用いる楽器はオズトロヤ城などで彼らが討ち果たしたミスラの骨や皮、爪、内臓を主要な材料にしている。
彼らの食事に関して資料は少ないが、甘いヤグードチェリーが好物であり、アップルビネガーが嫌いということははっきりしている。
またこのヤグードチェリーとブブリムグレープを醗酵させて作るヤグードドリンクという秘伝の飲み物があるが、何故秘伝で彼らとどう関わりがあるか不明である。
また、オズトロヤ城には"Meat Maggot"というクロウラー族がいる。meatには「食用の肉」というニュアンスがあり、もしかしたらヤグード族はこれらを食しているのかも知れない。
ヤグードの個人名はTzee Xicu、Huu Xalmoのように「○○○ △△△△」の形式で表記される。
前半部は母音を二つ重ね「ヅェー」や「アー」、後半部は子音+母音の組み合わせで2拍の者が多いが、3泊で発音されるものも少なくない。
QやXといった、アルファベット表記ではあまり用いられない文字が比較的多用されるのも特徴といえる。
後半部に関しては、同じ表記の者が複数存在し、家名や氏族名を表していると思われる設定も存在する。
また、ひんがし出身のヤグードは中の国の命名法則に囚われない東方名を名乗る。
特徴 編
- 索敵:視覚感知(明視)*2
- 耐性:(風・土)
- 弱点属性:氷
- ジョブ:モ白黒吟侍忍召*3
- 主な戦利品:ヤグードの羽根,ヤグードの数珠
- ぶんどる:フナの塩焼き(攻撃力ダウン)、ピピラの塩焼き(攻撃力ダウン)、トゥーナのかぶと煮(命中率ダウン)、ソールスシ*4(命中率ダウン)
手数の多いモンクや各種魔法を行使するジョブが一揃いしているため、PC側に対抗できるジョブがいない場合、思わぬ苦戦を強いられるケースがある。
決して倒しやすくはないため、レベリングの相手として選ばれることは滅多にない。
特殊技 編
技名 | 範囲 | 効果 | 空蝉消費 | 備考 |
羽根吹雪 | 遠隔単体 | 物理ダメージ +毒 | 1枚 | ラーニング可能 溜めが長い |
飛燕双脚 | 近接単体 | 物理ダメージ +ノックバック +スタン | 1枚 | 怒りの一撃避けの要領で回避可能 |
草払い | 自身中心範囲 | 物理ダメージ +スタン | 複数 | 溜めが長い |
受け流し | 敵自身 | 防御力アップ*5 | - | ディスペルなどで消去可能 溜めが長い |
雄叫び | 自身中心範囲 | ウォークライ(攻撃力アップ) | - | ディスペルなどで消去可能 |
羽根竜巻 | 前方範囲 | 脱衣*6 ミスも発生する | 貫通 | アルタナエリアのヤグードが使用 |
白羽取り | 前方範囲 | 物理ダメージ +ノックバック +バインド | 複数 | アルタナエリアの一部の個体が使用 |
八方払い | 範囲 | ダメージ+スタン | 複数 | 東方のヤグードが使用 |
飛電双脚 | 近接単体 | ダメージ +ノックバック +スタン | 1枚? | 東方のヤグードが使用 |
羽根乱吹 | 遠隔単体 | ダメージ +毒 | 1枚? | 東方のヤグードが使用 |
臨兵闘者皆陣烈在前 | 自身中心範囲 | ウォークライ | - | 東方のヤグードが使用 |
醜の御楯 | 自身中心範囲 | 防御力アップ | - | 東方のヤグードが使用 |
暫 | 自身中心範囲 | 大ダメージ | 複数 | 東方のヤグードが使用 |
鎌鼬 | 自身中心範囲 | 物理ダメージ +ディスペル | 複数 | アルタナエリアのヤグードが使用 |
闇の呪詛 | 遠隔単体 | 闇属性ダメージ | 貫通 | アルタナエリアのヤグードが使用 |
死の宣告 | 遠隔単体 | 死の宣告 | 貫通 | デュナミスやカンパニエバトルのヤグードNMが使用 |
羽根晴嵐 | 前方範囲 | ダメージ +バイオ +アムネジア | ? | Seed Yagudoが使用 |
ヴォーティコスサンズ | 自身中心範囲 | 風属性ダメージ +静寂 +装備全解除 +ノックバック | 全消去 | 過去世界のTzee Xicu the Manifestが光っているときに使用 |
影灯篭 | 自身 | 分身を呼び出す | - | 上位BF「★亡国の遺産」 |
辻風 | 範囲 | 魔法ダメージ | ||
機関灯篭 | 自分 | WS・忍術連動の分身を5体呼び出す。 本体にWSを当てる・ダメージのあるアビリティを当てる・HPバーを削りきると解除 | - |
ヤグード族NM 編
→ヤグード族のNM一覧へ亜種 編
コルシュシュおよびアラゴーニュリージョンでの遠征軍において、セオヤグード(Theoyagudo)と称されるモンスターの一団が出現するが、外見や特殊技に変化は見られない。Theo-は「神の-」を意味する。
関連項目 編
【獣人】【ヤグード教団軍】【獣人血盟軍】【ヤグード戦役】【Gessho】外部リンク 編
→公式:闇の勢力- *1
- ライファル同様にゲッショーも身分を偽っている可能性も考えられる
- *2
- 要は鳥目と考えると覚えやすい。
- *3
- ジラート以前は召喚士ジョブでも精霊を召喚していなかった、忍者も忍術を使用していない。
- *4
- オズトロヤ城〔S〕のYagudo Conductor、Yagudo Nokizaru等。
- *5
- デュナミスでは回避率アップ。
- *6
- 部位はランダムでメイン・サブ・レンジ・頭・胴・両手・両脚・両足のいずれか一箇所。