弓侍(ゆみざむらい)
広義として遠隔攻撃での戦闘を主体にしたのこと。

弓術WSのためにサポートジョブ狩人として*1近接攻撃が有効ではないNM等の相手に用いられる*2
弓術スキルはC+であるため飛攻飛命が低く、運用にはそれらを補う努力が必要となる。飛命装備食事で補う事が可能だが飛攻はそれが難しく、の特性であるTPの貯まりやすさを利用しWSの回転率を重視する傾向にある。

あえてメイン武器である両手刀を選ばず、弓術を選択するという傾(かぶ)いたスタイルは戦術の幅を広げる可能性を秘めている。
古来より弓取りといえば弓を取って戦う人=武士を意味し、転じて一国を治める地位にあるものを指す。
ヴァナ・ディールといえど、弓を取って戦うことはごく自然な流れだったのかもしれない*3

歴史

扱える両手刀WSが他ジョブと比較して威力が低かった時代に、サポ狩サイドワインダーを撃つというスタイルが考案されたが、スシ実装前で飛命が足りず、プレリュードシールドブレイク等の外部支援がないと遠隔攻撃を当てる事が難しいケースが多く、結果として下火になった。
そして両手刀WS雪月花の威力が大幅に強化されるにおよび、レベル上げパーティではほとんど見られなくなった。

その後、スシの登場によって単独の努力で大幅に命中率を向上させることが可能になり、さらにはレベル差補正が比較的少ないザコ連戦型の狩りが流行し始めたこともあいまって、弓侍の存在は見直されることになった。

しかし遠隔武器距離補正の導入による近距離からのサイドワインダーの威力減衰、上位NM戦での遠隔攻撃が難しくなったこともあり、その有効性が大幅に低下し、再び絶滅の危機を迎える事になった*4

だが、2006年10月のバージョンアップ距離補正が緩和されたこと、八双星眼の導入による自身の強化で、実戦に耐えうるレベルまで持ち直すという紆余曲折を経て、現弓侍が存在する*5

運用

低レベル

低レベルから中レベルにかけてはスキル差がそれほど問題にならないこともあり、有効に運用することが出来る。突弱点の敵と戦う機会が多い事も有用性に影響していると言えるが、両手刀での攻撃でも十分通用する為に、に依存するはあまり多くは無い。

中レベル

サイドワインダーの習得を境に、両手刀攻撃TPが貯まったら飛命装備着替えサイドワインダーを放つという戦闘スタイルが可能になる。
乱れ撃ち黙想、さらにソボロ助広を使用することで高回転でサイドワインダーを連射し、星眼で敵の攻撃回避するという戦法も可能になる。しかし、サイドワインダーの威力増加のために距離を取ることで敵を動き回らせたり、飛ばし過ぎてタゲが張り付きすぎるといった危険性も出てくるため、加減を見極めて運用することが必要不可欠である。

高レベル

レベル75~99向けのコンテンツであれば、リフルジェントアローの登場により、サイドワインダー命中への問題点も改善されている。その分下がってしまう火力は、多めにTPを確保することで充分に補填できる。レギオンなどの一部局地戦では利用価値の認められる戦術となっていた。

一方、アドゥリンの魔境から導入されたアイテムレベル帯では、弓術スキルC+がかなり大きくマイナスに作用する。そのため、現状最大であるIL119の弓を手に入れ、かつメリットポイント振り、できる限りの飛命装備をそろえても、一般的な環境では残念ながら実用レベルにあるとは言いがたい。

アドゥリンエリアモンスターはこれまでのモンスターと比較して回避がかなり高く設定されているため、弓術スキルC+止まりの遠隔攻撃を当てるためのハードルは高い。武神流秘奥義エイペクスアローは即打ちでもかなりの威力があるものの、命中補正が低いためコンスタントに当て続けることは難しい。

また、アドゥリンエリア初出のモンスターはほぼすべてに悪質な状態異常か、超強力な攻撃範囲のWSを持っており、与TPの問題も非常に大きい。ずっと離れて戦っていられる狩人と比較すると、範囲攻撃は受けるわTPは余計に溜めさせるわで逆にPTを危険に晒してしまう可能性すらある。
まして、ワイルドキーパー・レイヴメナスインスペクターでは言うまでもない。

さらには武神流秘奥義十二之太刀・照破がきわめて強力なWSであるため、わざわざ弓侍用の装備やセッティング・戦術までも変更する必要があるのかどうかは、結論を出しづらいだろう。
そのため、よほど装備キャラクターの育成、戦術を練りに練ったプレイヤーでなければとても使いこなせない、ピーキーなスタイルになってしまっている。

とはいえ、まったく見所がないかといえばそうでもない。一部の遠隔攻撃突属性攻撃が有効なNMに対して、近接斬属性両手刀を携えたまま弓術遠隔突属性WSを用いて戦えるという、他のアタッカーには真似できない戦闘スタイルをとる事が出来る。
2014年現在では、特にメナスインスペクターの一部エリアで実際に活躍の機会がある。ケイザック古戦場地下空洞カミール山麓閉ざされた領域において、与一の弓シビトシャヴォール板額の弓等を扱えるが起用される事がある。

有用な装備

飛命装備

弓術スキルはC+。
Lv75の/狩/侍では標準で実に63もの飛命の差が出る事実を踏まえると、可能な限り飛命装備を揃える必要性がある。

使用する弓

弓侍のスタイルから考えると、の長さは狩人のそれと違って逆にメリットとなる場合が多い。

名称Lv性能
フェイルノート6972582飛命+10 モクシャ+5 敵対心-5
筆頭魔戦隊長弓7177540レジストブライン効果アップ ウィンダス国民:飛命+7
コブラボウ7177524飛命+5 レジストブライン効果アップ
重藤弓7175600飛攻+15 :飛命+7
マーシャルボウ7267540TPボーナス
与一の弓(初期)7581524飛命+20 飛攻+10 南無八幡
ブルソーボウ8795600AGI+4 飛攻+4
塗籠藤の弓9795600飛命+9 飛攻+6
与一の弓(メイジャンの試練後)99126524飛命+40 飛攻+30 南無八幡
スピリオジェンボウIL113221600飛命+8 飛攻+5 弓術スキル+162 更にA.グリプトを付与できる
シビトシャヴォールIL119261600AGI+3 飛命+6 弓術スキル+242 更にA.グリプトを付与できる
板額の弓IL119251600飛命+15 飛攻+25 弓術スキル+242 トゥルーショット+1 TPボーナス+1000
与一の弓(Oboroによる強化後)IL119223524飛命+40 飛攻+30 弓術スキル+242
与一の弓(Oboroによるグロウ付与)IL119303524飛命+60 飛攻+45 弓術スキル+269

ソボロ助広

ソボロ助広という両手刀装備する事でTPの貯まるスピードが驚異的に上昇し、WS使用間隔を短縮できる。
ソボロ助広D値が低いために、両手刀WSを使用する場合は威力が下がってしまうので、高レベルでは別な両手刀に乗り換える場合が多い。
しかし弓術WSは弓矢のD値で威力が決定する為に、ソボロ助広TP貯めにのみ使用し弓術WS(主にサイドワインダー)でダメージを稼ぐというスタイルが可能になる。TPが貯まりやすいというの特徴・ソボロ助広の長所を最大限に活かした戦い方と言える。
自体TPが貯まりやすいので、黙想を併用しサイドワインダー後に運良くソボロ助広複数回攻撃が発動したりすれば、距離補正によって低下した近距離サイドワインダーの威力を補える程、高回転でWSを使用できる。
メイジャンの試練で作成できる複数回攻撃両手刀も、同じように運用できる。

クイントスピア

隔で両手刀に劣るものの、突属性のため弓と合わせて突弱点の敵にかなりの効果を発揮する。
攻撃回数も2~5回と多い。期待値ではソボロ助広よりも若干TP蓄積速度が速くなりうるが、スキルをしっかりと上げ、できればメリポにも振ったうえで望みたい。また、多段武器の常であるが与TPにはくれぐれも注意が必要と思われる。

クラーケンクラブ

クラーケンクラブを振ってサイドワインダーを連射してみたい」とは、弓侍なら誰しも一度は思った事があるのではないだろうか?
クラーケンクラブ装備してのサイドワインダー南無八幡の連射速度はソボロ助広のそれを上回っている。
ただし、両手刀を得意とするには武器スキルEである片手棍は使用する状況が限られる上、八双星眼が使用出来ないデメリットもあるが、使い方によっては凄まじい威力を発揮(ネタとしても)する武器でもある。残念ながら、アドゥリンの魔境実装の2014年現在では命中率ダメージの関係で、相当にブーストしてもミスが目立つ。また、すさまじい与TPで敵のWSを誘発してしまうため、むしろ自滅しかねない。

与一の弓

弓術レリック武器である与一の弓装備できる為、弓侍の最終目標として与一の弓を望む人も存在する。
与一の弓にはレリック固有WS南無八幡が存在し、これはサポートジョブに依存せず使用可能な弓術WSである為に、サポ狩の呪縛から逃れられるが…現在ではエイペクスアローと言う手軽な手段が有る為与一の弓の優位性はかなり失われている。
飛命+40が付いているため、サポ狩から離れることによる飛命低下をほぼ帳消しにする事ができるうえ、サポートジョブの選択次第でバーサク空蝉の術といった有効な能力を併用した弓侍のスタイルを行使する事が可能となる。さらに南無八幡サイドワインダーよりもヘイトが非常に低いため、遠慮なく最大火力を出せる。ソボロ助広などの複数回攻撃武器との組み合わせも当然有効であり、かつてはソボロ助広与一の弓最終形態と憧れるも少なくなかった。

レリック最終形態であるため入手及び強化難易度が高いことが、唯一かつ最大の難点と言える。

スピリオジェンボウ

メナス武器のひとつで、IL113。飛命こそ+8に過ぎないが、弓術スキル+162のおかげで強力な命中ブーストを得られる弓。また、エアリキッドによる段階強化で、最大飛命+15を追加できる(合計飛命+23)。
サポに縛られないエイペクスアローと組み合わせることで、アドゥリン拡張に合わせた弓侍の一つの形となる。

シビトシャヴォール

こちらもメナス武器で、IL119。飛命+6、弓術スキル+242を持っているため、総合スペックではスピリオジェンボウを上回る。
また、こちらもエアリキッドによる強化により、最大(Type:B時)でAGI+12と飛命+15を追加で得られる。しかし、Type:CではSTR+12とストアTP+7を得られるため、弓以外での運用を考えるとこちらを選択するケースが多い。
ネックは強化に必要なエアリキッドスピリオジェンボウの倍必要になる点だが、単なる遠隔武器に留まらず近接武器で戦う際のSTRストアTPブースト装備としても有用なため、できれば手に入れておきたい。

板額の弓

上位ミッションバトルフィールド「★武士道とは」の報酬として入手することがある。こちらは入手した時点で最大スペックの飛命+15、飛攻+25、弓術スキル+242、TPボーナス+1000、トゥルーショット+1のプロパティを持っている。なんといってもTPボーナスが大きく、即撃ちでも高い効果を得られる点は他の武器にない強み。
一方、バトルフィールド報酬のため出ないときはとことん出ないため入手難易度は未知数。さらにシビトシャヴォールよりもD値が10も低いことがどの程度のデメリットと考えるかで評価が分かれる。
といっても、WS以外の遠隔攻撃も重要なダメージソースである狩人と比べて、殴りでTPをため、WSの回転数で勝負する弓侍にとってはそれほど大きな問題とはならないのではないか。

アビリティジョブ特性

星眼八双

火力のためタゲを取りやすい弓侍にとって、防御の要である星眼>心眼は重要なアビリティである。八双がなくとも敵が頻繁に向いてくる場合は、常時星眼でも構わないだろう。

それに比べて八双の重要性が下がるが、ヘイスト効果による削り能力とWSの回転速度アップが見込めるため、火力で劣る場合の選択肢となる。

なお、エフェクトによる硬直の隙は、装備切り替える事によってキャンセルが可能である。

関連項目

サイドマシーン】【ソボロ助広】【与一の弓】【重藤弓】【マーシャルボウ
*1
エイペクスアローであればサポートジョブは関係ないが、命中のためにやはり狩人が推奨される。
*2
接近できないFaustマラソンで戦う敵、通常攻撃の当たらない飛行中の真龍など。
*3
大まかに、軍事に携わる身分の人を「武士」と呼び、武士の中でも主家を持つ人を「」と呼ぶ。ヴァナ・ディールはあるじを持っているとは限らないが。
*4
もっともこの弱体化の直後ににとってムゴいまでの間接弱体を受けており、ジョブ自体が絶滅の危機になってしまったらしいが。
*5
バリスタではその性能が弱体化された程の戦闘能力を誇る。
本記事に対して情報がある方は下記コメント機能をご利用ください。