両手剣

記事名読み
りょうてけん/Great Sword
武器種別、または武器スキルの一つ。
刃渡りが使用者の身長近くもある大型の剣。
剣ではあるが切れ味よりもその重量で対象を叩き割ることに重点が置かれている。
全体的にD値はそこそこだが両手武器としては比較的が短い。

公式分類上、両手剣はすべてグレートソード系に属しており、そこから5つに派生する

系統分類装備ジョブ間隔外見
グレートソード
Great Sword
クレイモア444細身の真っ直ぐかつ長い刃
グレートソード456先細りする真っ直ぐな刃
ファルクス430大きく曲がった刃
フランベルジュ480クネクネ湾曲した刃
アルゴル489刀身の根元から二本に枝分かれした刃
以上の種類(見た目別)が存在する(装備ジョブは例外多数)


両手剣スキルを持つジョブは、戦士ナイト暗黒騎士魔導剣士であり、その中で最も得意とするのが魔導剣士、次いで暗黒騎士である。
しかしながら、サービス開始から慢性的な種類不足が続くとともに、ジラート終盤までナイト専用にあつらえたものが多いことも特徴であった。また、その性能においても、スピンスラッシュ強化されるまでは実用性に欠け、不遇武器として周知されることとなる。もっともサポシによる不意打ち前提での強さだったため、後に不意打ちWSの機会が減っていくと使用機会は限られてしまい、長い不遇の期間を過ごすこととなった。また、両手剣ミシックWSからも除外された。主力として汎用的なWSに乏しく、ナイトフォールガラティンといった固有グラフィック武器も有効活用されること少ないまま、Lv75キャップ時代の終了を迎えることとなった。


極めて長い不遇期間の後、アビセアNM弱点候補や乱獲などにおける黄色〆となっていることもあり、振るわれる機会もある程度増えた。主力として見直される転機となったのは高いダメージ修正を持つエンピリアンWSトアクリーバーの登場である。そして、武器を選ばず使用できる武神流秘奥義レゾルーションの登場で、主力武器として認知されるに至る
注釈2
とはいえ、レゾルーション以外のWSは全くテコ入れされておらず、依然としてレベル上げでは使用し辛い武器である事には変わらない。そのため、専らエンドコンテンツ用の武器である。


スキルキャップ
B+-----BA-------------A+

WS分類使用可能ジョブ
EXWS
SPWS
EVWS

スキルが設定されていないものは使用できる最低レベルを記載する。両方必要なものは併記する。性能は2014年6月17日のバージョンアップで大幅に変更された。
スキルWSWS分類連携属性ステータス修正備考使用条件
5ハードスラッシュ切断STR100%
30パワースラッシュ貫通STR60% VIT60%
70フロストバイト硬化STR40% INT40%氷属性ダメージ
100フリーズバイトEXWS硬化 / 炸裂STR40% INT40%氷属性ダメージ
150ショックウェーブ振動STR30% MND30%範囲攻撃 追加効果:睡眠
175クレセントムーン切断STR80%
200シックルムーンSPWS切断 / 衝撃STR40% AGI40%2回攻撃
225スピンスラッシュSPWS分解STR30% INT30%
250グラウンドストライクEVWS分解 / 湾曲STR50% INT50%剣を継ぐ者クリア
orアンバスケード武器(第4段階以上)装備
290ヘラクレススラッシュEXWS硬化 / 炸裂 / 衝撃VIT80%氷属性ダメージ 追加効果:麻痺
Lv75スカージレリック / 核熱STR40% VIT40%ラグナロク等の武器装備
Lv85トアクリーバーエンピリアン / 湾曲VIT80%3倍撃クポフリートの秘術両手剣>」クリア
orカラドボルグ等の武器装備
Lv96
357
レゾルーションMPWS分解 / 切断最大5段階
STR73%/76%/79%/82%/85%
5回攻撃契約と覚悟、武の道程クリア
メリットポイントを1以上振る
orライオンハート装備
Lv99デミディエーションエルゴン / 分解DEX80%2回攻撃先の剣クリア
or エピオラトリー装備
Lv99フィンブルヴェトプライム炸裂 / 収縮 / 湾曲?ヘルヘイム(第3段階以上)装備

低レベルでそれ程強力なWSは無いが、連携を求める場合はパワースラッシュ湾曲フリーズバイト分解の一番手を務められる、レベル60代後半から70代で習得するスピンスラッシュグラウンドストライク単発WSとして高い攻撃補正を持つ。レゾルーションは5回攻撃多段WSメリットポイントに応じて強さが増す。
全体的に分解湾曲メインとした連携属性となっており、例外的にスカージ核熱持ちといったところ。
ただしグラウンドストライク分解の優先度が高いため、狙った通りの連携にならないこともある。湾曲トアクリーバーのほうが使いやすいだろう。
魔導剣士トアクリーバーが使えないため分解だらけで苦労するかもしれない。

ジョブごとの使用感
戦士は3番目の高さのスキルB+でSPWSを使用できない。使用可能なグラウンドストライクスチールサイクロンと性質が似通っており、結果としてスキルに勝り、使用武器に選択肢の多い両手斧の方が使いやすい。ただし、両手斧にはない連携属性を持つWSもあるため、連携を重視する戦術を取るならば、この限りではないが、連携機会は少ない。また、戦士レリックウェポンラグナロクを除いて、メイジャンの試練における両手剣装備可能ジョブからは外されている。2011年12月15日のバージョンアップ実装されたMPWSレゾルーションの登場で、使用武器ナイト暗黒騎士より限られるものの、攻撃の主力として使用する戦士も見られるようになった。特にマイティストライクを絡めたレゾルーションの破壊力は折り紙つきである。しかし、アドゥリンの魔境開始以降に追加された高いアイテムレベル両手剣装備不可能なものがほとんどを占めるようになり、実戦投入は厳しいものとなった。

ナイトスキルBで最も低いが、SPWSスピンスラッシュが使用でき、両手武器強化以降は性能が上がっているため、メイン盾役では無く、アタッカーヒーラーとして動く様な場面では両手剣ナイトも有効な選択肢の一つと言える。3ジョブで最も低いスキルを補う攻撃命中装備は数多く、揃えれば、そこそこ削りつつ回復もできる両手武器アタッカーとして機能することも可能。レゾルーションの登場によりアタッカーには及ばぬものの、高い攻撃力を得る事となった
注釈3
但し、アビセア内ではアートマの補正もあり、クリティカル修正のWSが主力なため、敢えて両手剣を使う意味は薄い。
。だが、盾役をする場合に両手剣を扱う等はご法度。盾役を担わない場合や、タゲを保有していない時等で価値を発揮する。ナイトの主力武器である片手剣にはスピリッツウィズインロイエシャンデュシニュといった、盾役をしつつ、それなりに安定したダメージを与えられるWSが存在しているため、状況によって使い分ける事ができる。

スキルAを所持する暗黒騎士の場合、サポシ不意打ちとの相性から単発WSスピンスラッシュで一時代を築くこともあったが、不意打ちWS連携パーティの衰退と共にサポシに依存少ない両手鎌に主力が移っていく。Lv75キャップ時代は、非常に高い防御力を持つモンスターとの戦闘は限られており、攻撃補正の高いスピンスラッシュなど使用するメリットが少なく、大抵のことが両手鎌で足りてしまっていた。レベルキャップが上昇して、85となった時、ダメージ修正の高いエンピリアンWSトアクリーバーの登場で主力として見直す機運が高まる。そして、2011年12月15日のバージョンアップ実装されたMPWSレゾルーション両手鎌WSをしのぐ5回攻撃であり、大抵の場合において、威力で両手鎌WSを圧倒するものだった。こうしたことから、両手鎌から両手剣へ主力交代が見られるようになる
注釈4
時期は違えど、こうした主力交代は、二つ得意武器を持つ戦士狩人でも起きている。


アドゥリンの魔境実装となった魔導剣士は、それまで両手剣スキル最高だった暗黒騎士スキルAを超えるA+に設定され、両手剣のスペシャリストとして登場。EXWSSPWSEVWSMPWSを使用可能だが、レリックWS潜在レリックWS武器クロロスブレードに限定され、エンピリアンWSは使用できる両手剣装備できない
注釈5
メイジャンの試練NMルートそのものから除外されている。
。その代わりエルゴンWSを使用できるようになっている。両手剣単発WSが多いが、メインジョブの能力で単発WSを効果的に使う手段を持たないため、汎用性高い多段WSレゾルーションまで実戦で使うことは難しくなっている。開発側からは魔導剣士のコンセプトである盾役としての能力を上げる両手剣実装していくというアナウンスがある。

なお、2011年の第10回国勢調査では、戦闘スキルメリットポイントで最下位の投てきに次ぐ少なさであった
注釈6
WSのある武器スキルとしては最下位。
。2012年の第11回国勢調査では総数は多くないものの、8段階まで振る人が増えている。
両手剣一覧
Lv装備レベル両手剣
Lv1~Lv10Lv1錆びた大剣カオスブリンガーソビロクレイモアイレデアンブレードブレイブブレイドIIラメントオフィデアンソードゴージエン幽世の大剣
Lv5デスブリンガー
Lv6サバイバー
Lv10クレイモア(+1),ガストクレイモア(+1)
Lv11~Lv20Lv13フレイムクレイモア(バーニンクレイモア),バルカンクレイモア
Lv15エストラマソン
Lv18ブレイブハート
Lv20トゥハンドソード(+1),傭兵の大剣プラトーンソードルセントソードプレーンソード
Lv21~Lv30Lv24バーバリアンソード
Lv25傭兵大剣+1(+2)
Lv27インフェルノソード(ヘルファイアソード),プロミネンスソード
Lv31~Lv40Lv31デモニックソード
Lv33ファルクス(+1)
Lv36ミスリルクレイモア(ファインクレイモア),ヘイロークレイモア
Lv39アイシクルソード
Lv40王国剣士制式大剣
Lv41~Lv50Lv41グレートソード(+1),ガストソード(+1)
Lv43王国剣士大剣+1(+2)
Lv47フォセ(+1)
Lv50ゲーヴィッツの剣コブラクレイモア
Lv51~Lv60Lv53グロリアスソード
Lv54ダーククレイモア(+1)
Lv55近衛騎士制式大剣
Lv57ダークファルクス(+1)
Lv59ラム・ダオ(+1)
Lv60ツバイハンダー(+1)
Lv61~Lv70Lv62アロンダイトメルクリウスソード
Lv64ロックハート
Lv66ミスリルハート(+1)
Lv68アスカロン
Lv69フランベルジュ(+1),ガストタン(+1),クルアダンバリザルド
Lv70バルムンクジニーブリンガークルードソードグルームクレイモアルーンアルゴル
Lv71~Lv80Lv71傭兵騎士団長大剣ナーガン(+1),ピールナーガントライアルソードドゥームブリンガーフェラーラ
Lv72サブドゥアマイティソードマーシャルソードシェヘラザード
Lv73ゴールドアルゴル(+1),バハドゥール(+1),バランソードバリンソードペルデュソードリュフトクレイモア
Lv74スコフニュングナーゲルリング
Lv75アルゴルダルクレイモアガラティンナイトフォールレリックブレードギルデッドブレードデュナミスブレードヴァルハララグナロクブレイクブレードサンブレードアルビオンサラマンドソードブランダルソンウルズブレード(+1)
Lv77クラトスソード(+1)
Lv80ラグナロクカラドボルグエスパフュプレストラームソンブルラームカラヴェヒスフェルスアルゴル
Lv81~Lv90Lv82マグヌスクレイモア
Lv85ラグナロクカラドボルグエスパフュ+1,プレストラーム+1,ソンブルラーム+1,カラヴェヒス+1,クロロスブレード
Lv87カーディアフォセ(+1),金剛双手剣
Lv90ラグナロクカラドボルグエスパフュ+2,プレストラーム+2,ソンブルラーム+2,カラヴェヒス+2,クリクスメッサ
Lv91~Lv99Lv92グラム
Lv95ラグナロクカラドボルグエスパフュ+3,プレストラーム+3,ソンブルラーム+3,カラヴェヒス+3
Lv97エツルディサント(+1)
Lv99ホアフロストソードボレアリスラグナロクカラドボルグシフィアス(-1)フルグランテテネブルーズカウリラリスイラシアダーヴィシュソード
IL100~109IL100トゥリサズソードハツオアーソードワークスソード
IL101トゥリサズソード+1,ハツオアーソード+1
IL105クロバッチヴォエイソード-1
IL106F.クレイモア
IL107ヴォエイソード
IL108ヴォエイソード+1
IL109ベオルクソードC.クレイモアメディコルカソードトライアルブレード
IL110~119IL113ベリーヴァークロバッチ+1
IL115カクルジャンソード
IL117センバクナーガンエミネンソード
IL118センバクナーガン+1
IL119ラグナロクカラドボルグタングルマルクヴィメスヨヒソードクロバッチ+2,ウクドゥヨニキビロッジュエーティルレクシムブレードエピオラトリーマカバインメコスカスブレードフォショックソードクラデネツ(+1),ソウルクリーバーニビルフォセバイデンハンダーヒュミリティーナリス(+1),ザルフィカールモンタント(+1),タコーバライオンハートウシェンジ(+1),H.クレイモアトッコクレイモアアジャクレイモアエレタクレイモアカジャクレイモアナンダカ真・斬鉄剣ボルスパブレードアグゥクレイモア真ブレイブブレイドプライムブレードヘルヘイムダサバソード
Su1アラシクレイモア(+1)
Su2マルフィーザンス(+1),ブラークレイモア(+1),ダンウィン(+1),ベリリムソード(+1)
Su3レテクアルゴル(+1)
Su4フサルククレイモア(ペオードクレイモア)
Su5モルゲライ
実世界の両手剣
両手剣」という武器は文字通り両手で扱う武器で、その形状は広く長い大きな剣である。長さとしては2m級の物も実在した。その長大さから腰には帯刀できないため背や肩に担いだり馬の鞍に括り付けて運んだりしたといわれる。両手で扱わねばならない条件があることから大半は歩兵隊が実戦において使用する武器であり、ハルバード同様に対騎馬用兵器として半ば使い捨てに使用される事が多かった。また、見た目の威圧感から隊長格の兵士や騎士が儀礼用・示威用として実際は使わず装備だけしていたと言う事も多い。時として騎士が決闘用に用いることもあったようだが、こちらは其処まで刀身が長くないバスタードソード(柄が長く片手でも両手でも扱える剣)やエストック(刃の無い、中世に発達した重厚なスーツアーマーを貫通するためだけに特化した超巨大な針のような両手剣)などが使用されていた。

代表的なものとして、剣を刃厚を薄くし刃先を砥いだ形状のクレイモアや、刃自体の形状を波状に曲がらせたフランベルジュ等がある。
関連項目
武器】【ナイト専用両手剣

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