クラーケンクラブ

記事名読み
くらーけんくらぶ/Kraken Club
片手棍の一つ。通称クラクラグラフィックシェルバスターと同じ。

獣人印章60BF南海の魔神」で入手可能。ドロップ率は極めて低い。ゴブリンの不思議箱から出現しないとされるアイテムの一つでもある
注釈1
開発からはスペシャルダイヤルモグボナンザ1等クラスの賞品は出現しないと明言されているが、2等賞品に格下げされた星唄モグボナンザ開催以降の対応がどうなるのかは不明である。

また、6周年記念モグボナンザ(第1回モグボナンザ)~13周年記念モグボナンザ(第12回モグボナンザ)の1等賞品の一つ、星唄モグボナンザ(第13回モグボナンザ)~初夢モグボナンザ2017(第15回モグボナンザ)の2等賞品の一つでもあった。
性能
レベル63で装備可能になる割には、D値はお世辞にも高いとは言い難い。しかし、多くの複数回攻撃武器がそうであるように、どこが時々なのか疑いたくなる程に複数回攻撃の発動率が高い。
攻撃回数は、検証によると順に「5:15:25:25:15:10:3:2」の割合で発生し、攻撃回数の期待値は3.82回程度と言われている。

タコ殴り」という慣用句を意識したネタアイテムという位置付けであろうが、ヘイストマーチがかかっている時の攻撃振りは正にそれ以外の形容が見当たらない。一度の攻撃モーションが完了する間もなく次の攻撃モーションが重なるためものすごいスピードで腕を振り回しているようにさえ見える。また、究極のスキル上げ武器という異名もある。

二刀流サブ武器としてこれを装備した場合、あたかも自分(と敵)が常時黙想状態であるかのごとくWSを連発する(される)ことができる
注釈2
敵はTP3000まではTP技の使用がランダムであること。またTP増減によるTP技使用判定に関しても、たとえ1ターンに8回攻撃したとしても1ターンの攻撃として1回分しか判定が行われないため、ソロで使う程度であれば、"連発される"ということはまずない。

また、赤魔道士装備すればエン系を併用し総ダメージを約二倍にすることが可能であるし、暗黒騎士が握れば暗黒ラスリゾブラッドで30秒間のダメージとしては他のどんなアビ魔法の追随を許さない程の削り能力を発揮することができるなど、用途を限定すれば最強とも評価できる武器である。

相手の強さ、強化魔法のサポートの有無にもよるが、Lv75だと30秒で5,000~15,000ダメージ程度を期待できる。ただし30秒で削りきれなかった場合、その膨大な与ダメージヘイトを上回るヘイト稼ぎはいかなるナイトでも不可能であり、もれなく自分が撃破されるという諸刃の剣だったが、竜騎士SPアビ竜剣」中のスーパージャンプ、または2007年11月20日のバージョンアップにおいてシーフ実装されたアビリティアカンプリス」によって、発生したヘイトを半分減らす(アカンプリスは分ける)ことが可能になった。
その後の暗黒騎士自身とパーティメンバーの行動如何によっては生き残ることも難しくはないだろう。

また、サポ踊にすることによって、二刀流R.フラリッシュを使い一人連携をすることもできることがある(ストアTP次第で高確率になる)。
(例)赤魔道士サベッジブレード得TP〕→R.フラリッシュ得TP600〕→複数回攻撃得TP〕→総TP1000以上時ロズレーファタール湾曲
詠唱の早い赤魔ならばこの後さらにブリザドIV・ウォータIVでMBも狙える。

神器クエスト白魔道士に追加されたミシックWSミスティックブーンを使用することにより、これを装備した白魔道士は驚異的なMP回復能力を発揮することができる。クラーケンクラブをそのまま使用しても有用だが、二刀流メインダメージ能力の高い片手棍装備することで、さらに効果が高まる。次々にMPが湧き出すその様子は、力技魔力の泉とすら言える。
なお、一刀流で使用する場合、スキル290で習得するEXWSフラッシュノヴァとの相性が良く
注釈3
属性WSの為、低いD値が問題にならない。
追加効果フラッシュの持続時間が比較的長いこともあって、敵をほぼ常時フラッシュ状態に陥らせる事も可能。

もっとも、こちらの得TPが多いということは敵への与TPも多いわけで、強烈な特殊技を持っている敵にこの武器を使うことは半ば自殺行為であるとも言える。いろんな意味で素人にはお勧めできない武器である。

またこの武器複数回攻撃武器においても、平均期待攻撃回数が約4回のため戦士DAブルタルピアスと非常に相性が悪い。理由は単純でDA判定>複数回攻撃判定のため、DAがでるとクラクラ攻撃回数は強制で2回固定になり、期待攻撃回数を逆に減らしてしまうからである。戦士サポ戦士で使用される際には注意して欲しい。

2012年7月4日に公開された第11回ヴァナ・ディール国勢調査には、全サーバーで3,252個存在している事が記載されている。
歴史
2006年4月17日までは装備可能ジョブ表記がAll Jobsだったのだが、アトルガンジョブ実装に伴い表記が変化した。アトルガン以降に実装された7つのジョブ装備不可である。

かつてはオンゾゾの迷路に君臨する「Lord of Onzozo」が非常に低確率でドロップしていた。
上記の特異な性能から取り合い等が過熱することとなり、開発においても問題視していたのか、2006年12月19日のバージョンアップドロップアイテムから除外された。
バージョンアップでは「近日中に従来の入手確率を極力保てるような代替の入手手段を導入する予定」と代替手段を実装するものと発表され、翌日2006年12月20日より獣人印章60BF南海の魔神」でドロップするようになった。
印章さえあれば誰であっても獲得のチャンスが得られ一見入手機会が増えたようにも見えるが、これがArmoury Crateに入っている確率は限りなく「従来の入手確率(1/128~1/256?)」に近い模様。

2022年11月09日突然にリアルでぬいぐるみ商品化。こちらでは税込7,480円で誰でも入手できる模様。

弱体
クラーケンクラブでは、攻撃モーションが終わるまで次の攻撃がでない」
という話を信じているプレイヤーが稀にいる。
もちろんガセネタなのだが、このような話が広まるに至った経緯は次の通りである。

2004年9月14日のバージョンアップで、海外版クライアントにおけるクラーケンクラブの表記が
DMG:11 Delay:264 +U656 Lv.63 All Jobs
と、本来あるべき時々2~8回攻撃の表記がなくなり、見慣れぬ+U656という文字列だけが書かれていた。
これを見たプレイヤーは「とうとうクラーケンクラブ弱体された」と思い込み、あまつさえ
クラクラ確認。
結果はほとんど変わってない。安泰。
遅くなったのは6回以上攻撃したときにモーションがキャンセルして次の判定が開始するのが無くなった位。

などと、さも弱体を確認したかのような書き込みを真に受けたあるウェブサイトが、バージョンアップのまとめとして大々的に転載してしまったのが原因と思われる。
結局+U656というのはただの表記ミスで即座に修正され、攻撃が遅れるような特殊な仕様もなく、たとえ何回攻撃しようとも表記通りの間隔264のタイミングで殴ることができる。
振りの間に時々二回から八回の打撃を見舞う、ヴァナ・ディールに存在するとてもとても珍しい棍。
その入手には途方もない労力と運を要するが、もしこの棍を二刀流することができたならば、
猛烈な速度で武芸の技術が上達していくという……

FF11コラボイベント「幻想のウタイビト」で入手可能な土属性SSR武器
グラブルに片手棍カテゴリーが無いため杖扱い。
奥義土属性ダメージ(特大)/自分の攻撃UP効果の「タコ殴り」。
また、タコ殴りの直後に時々2〜8回攻撃が発動する。
スキル土属性EX攻刃枠の「南海の魔神からの戦利品」と、メイン装備中は主人公のみ毎ターン連続攻撃確率UPの「百烈拳」。
プロデューサー・ディレクターがFF11プレイヤーかつ、かつてのFF11開発陣を含んだ元スクエニ社員を多く抱えていると言われる会社の作品だけあってかテキストと再現に凝っている。
関連項目
オクターブクラブ】【複数回攻撃武器】 【クラ狩】 【弓侍】【クラポン】【デルタアタック

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