マラソン(まらそん/Marathon)
ヴァナ・ディールで使われる場合には、「モンスターと相対して戦わずに引きずり回す戦術」もしくは「一つの行為を繰り返し行うこと」のどちらかの意味で使用されることが多い。
「モンスターを引きずり回す戦術」への対義語として、モンスターと正面から戦う「ガチ」が挙げられる。
また、イベントの名称に使われることもある。
NMに関して、累次のパッチにより、グラビデやバインドに耐性がついたり、(一部の敵については)時間とともに強さが変化するように修正されたことから、この戦術で勝つことが難しくなったものもいる。また、→2009年11月10日のバージョンアップにて追加されたNMの多くが、グラビデ・バインド・睡眠に完全耐性を持っており、この戦術は開発側から苦々しく思われているようだ。
一口にマラソンと言っても、実際には、TPOに応じて様々な戦術が編み出されている。
敵の属性や実行するプレイヤーのアプローチにより、「グラビデマラソン」、「絡まれマラソン」、「バインドマラソン」「カーバンクルマラソン」など幾つかの類型が存在する。
一般的なレベル上げPTにおいてはそもそも、モンスター1体を生息地から釣り出し、キャンプ地に誘い出して多対一の戦闘に持ち込む事が一般的であるため、マラソンの必要性は殆ど無い。また、キャンプ地の狭さからマラソンを実行する事自体も難しい為、PTでのレベル上げだけを行ってきた冒険者の多くはたとえ高レベルであってもマラソン戦術の経験が無い事が大半である。このため、実行する際は未経験者がいるかどうかの確認や、戦術の説明を徹底しないと「頭で判ったつもりでも」と言うような事故を起こすケースが多い。
赤魔道士が行う場合、通常はパーティ戦同様にグラビデやバインドの助けを借りつつマラソンを行うが、ダメージソースの名を冠して「スリップマラソン」、「精霊マラソン」などと呼ばれることもある。
また、召喚士が行う場合は、常に召喚獣にタゲを取らせる戦法が採られ、プレイヤー自身はタゲを取らない点が、通常のマラソンとは異なっているが、やはり「カーバンクルマラソン」という表現が用いられることもある(通常のマラソンと区別する意味で「カー君ミサイル」と呼ばれることもある)。
通常みられるのは、繰り返し実行可能なクエストを利用した報酬や名声稼ぎを狙いとしたマラソンであるが、何らかのシステム上の不具合が発見された時に、無限のギル引出しを狙いとしたマラソンが盛行した例(ミスリルマラソンなど)もある*1。
初期の頃に盛行したマラソンとしては、エリアチェンジを経ないとクエストを繰り返せなかったバストゥークの「豊かな食卓」がよく知られている。クエストでトレードできる3つのアイテムのうち最も報酬が高額だったワイルドオニオンの名前を取って、「オニオンマラソン」と呼ばれることもあった。だがその後ワイルドオニオンはミスラ風山の幸串焼の素材としてより高値で売れるようになったため、オニオンマラソンは廃れた。
ちなみに前述のミスリルマラソンやオニオンマラソン、クエスト「灯台もと暗し」でのキュスマラソンなど、バストゥークはクエストなどでのマラソン要素が妙に多い。そのため一部FFXI関連のコミックでは(体育祭で)「バストゥークはマラソンが強い」というネタもあったりする。
初心者でも簡単に参加でき、高レベル者もドキドキしながらフィールドを駆け回った昔の気分を味わうことが出来るとあって、ユーザーイベントとしては比較的メジャーの模様。
初心者が参加する場合、高レベル者が有利にならないよう、参加レベル制限・アイテム制限を設ける場合もある。
公式では、Fan Festivalやスクウェア・エニックス パーティで、レベル1のタルタルでモンスターのはびこるマップをレースし、一番遠いところまで行けたプレイヤーを選ぶ「タルタル・マラソン」というイベントが開催されている。
また赤き帽子の使徒やスマイルブリンガー・ブートキャンプのように、一定時間内に荷物を届けるというミニゲームもマラソンの一種とみなすこともできるだろう。
【グラビデマラソン】【絡まれマラソン】【カーバンクルマラソン】【ミスリルマラソン】【オニオンマラソン】【タイタンマラソン】【型紙マラソン】
「モンスターを引きずり回す戦術」への対義語として、モンスターと正面から戦う「ガチ」が挙げられる。
また、イベントの名称に使われることもある。
戦術としてのマラソン 編
何らかの戦術的な理由から、モンスターと相対して戦わずに引きずり回す戦法は、MMORPGでは古くから使われており、古くからのMMOプレーヤーや外人プレーヤーにはカイティング(kiting、凧揚げの意味)と呼ばれたりしている。NMに関して、累次のパッチにより、グラビデやバインドに耐性がついたり、(一部の敵については)時間とともに強さが変化するように修正されたことから、この戦術で勝つことが難しくなったものもいる。また、→2009年11月10日のバージョンアップにて追加されたNMの多くが、グラビデ・バインド・睡眠に完全耐性を持っており、この戦術は開発側から苦々しく思われているようだ。
一口にマラソンと言っても、実際には、TPOに応じて様々な戦術が編み出されている。
パーティ戦 編
多対多の戦闘では眠らせて、個別撃破にもちこむのがセオリーだが、睡眠耐性がある場合には、敵を分断した上で1体を集中撃破し、残りの敵を1人ないし2人ずつで引きずり回す(マラソンする)戦術が採られることがある。敵の属性や実行するプレイヤーのアプローチにより、「グラビデマラソン」、「絡まれマラソン」、「バインドマラソン」「カーバンクルマラソン」など幾つかの類型が存在する。
一般的なレベル上げPTにおいてはそもそも、モンスター1体を生息地から釣り出し、キャンプ地に誘い出して多対一の戦闘に持ち込む事が一般的であるため、マラソンの必要性は殆ど無い。また、キャンプ地の狭さからマラソンを実行する事自体も難しい為、PTでのレベル上げだけを行ってきた冒険者の多くはたとえ高レベルであってもマラソン戦術の経験が無い事が大半である。このため、実行する際は未経験者がいるかどうかの確認や、戦術の説明を徹底しないと「頭で判ったつもりでも」と言うような事故を起こすケースが多い。
ソロ戦 編
ソロにおいても、一部のジョブ(典型的には赤魔道士)では、格上の敵と戦う際に、敵と相対せずに移動を繰り返しながら、スリップダメージや精霊魔法などでモンスターにダメージを与えていく戦法が採られることがある。赤魔道士が行う場合、通常はパーティ戦同様にグラビデやバインドの助けを借りつつマラソンを行うが、ダメージソースの名を冠して「スリップマラソン」、「精霊マラソン」などと呼ばれることもある。
また、召喚士が行う場合は、常に召喚獣にタゲを取らせる戦法が採られ、プレイヤー自身はタゲを取らない点が、通常のマラソンとは異なっているが、やはり「カーバンクルマラソン」という表現が用いられることもある(通常のマラソンと区別する意味で「カー君ミサイル」と呼ばれることもある)。
特定の行為の繰り返しとしてのマラソン 編
特定の行動を機械的にひたすら繰り返す行為も、目的地間の移動やエリアチェンジを実行するための移動を繰り返すさまを長距離走にたとえて「マラソン」と呼ばれることがある。通常みられるのは、繰り返し実行可能なクエストを利用した報酬や名声稼ぎを狙いとしたマラソンであるが、何らかのシステム上の不具合が発見された時に、無限のギル引出しを狙いとしたマラソンが盛行した例(ミスリルマラソンなど)もある*1。
繰り返し可能クエストの例 編
現在でも見られる例としては、バストゥークのクエスト「買い取りなら天晶堂」やウィンダスのクエスト「仲良くしたい?」を繰り返し実行することによる名声稼ぎがある。いずれも、名声を大幅に改善するためには、モグハウスとNPCの間を何度か往復することになる。初期の頃に盛行したマラソンとしては、エリアチェンジを経ないとクエストを繰り返せなかったバストゥークの「豊かな食卓」がよく知られている。クエストでトレードできる3つのアイテムのうち最も報酬が高額だったワイルドオニオンの名前を取って、「オニオンマラソン」と呼ばれることもあった。だがその後ワイルドオニオンはミスラ風山の幸串焼の素材としてより高値で売れるようになったため、オニオンマラソンは廃れた。
ちなみに前述のミスリルマラソンやオニオンマラソン、クエスト「灯台もと暗し」でのキュスマラソンなど、バストゥークはクエストなどでのマラソン要素が妙に多い。そのため一部FFXI関連のコミックでは(体育祭で)「バストゥークはマラソンが強い」というネタもあったりする。
イベントとしてのマラソン 編
ユーザーイベントの他、公式で開催されるものもある。プレイヤーが開催するものは、各国⇔ジュノ間をコースとして誰が最初に目的地に着くかを競うパターンが多い。初心者でも簡単に参加でき、高レベル者もドキドキしながらフィールドを駆け回った昔の気分を味わうことが出来るとあって、ユーザーイベントとしては比較的メジャーの模様。
初心者が参加する場合、高レベル者が有利にならないよう、参加レベル制限・アイテム制限を設ける場合もある。
公式では、Fan Festivalやスクウェア・エニックス パーティで、レベル1のタルタルでモンスターのはびこるマップをレースし、一番遠いところまで行けたプレイヤーを選ぶ「タルタル・マラソン」というイベントが開催されている。
また赤き帽子の使徒やスマイルブリンガー・ブートキャンプのように、一定時間内に荷物を届けるというミニゲームもマラソンの一種とみなすこともできるだろう。
関連項目 編
【ガチ】【グラビデマラソン】【絡まれマラソン】【カーバンクルマラソン】【ミスリルマラソン】【オニオンマラソン】【タイタンマラソン】【型紙マラソン】
- *1
- インフレに繋がるリスクがあるような不具合はいずれもその後修正されている。