デス(です/Death)
1. 黒魔法「デス」 編
PC用の魔法としては2015年8月5日のバージョンアップで解放された。全てのMPを消費して、敵を一定の確率で戦闘不能にする。戦闘不能にならなかった場合は、闇属性のダメージ。不死生物には効かない。
名称 | MP | 習得可能レベル | 詠唱 | 再詠唱 | 属性 | スキル |
---|---|---|---|---|---|---|
デス | 全消費 | 黒99(G) | 3.0秒 | 180秒 | 闇 | 暗黒魔法 |
黒魔道士のギフト(ジョブポイント1200使用)で習得できる。
敵に闇属性ダメージを与え、稀にダメージの代わりに即死効果が発動することがある。
性質については以下の通り。
- 消費MPにほぼ比例するダメージを与える。
- 魔攻・闇天候や闇曜日・闇アフィニティによりダメージを増すことができる。
- INTや装備の魔法ダメージ+などはダメージには影響しない。
- 「魔力の泉」「魔力の雫」「勤倹小心の章」「コンサーブMP」は反映されない(必ずMPを全消費する)。
- プロパティ「与えた属性魔法ダメージのx%をMPに変換」は反映されない。
- ダメージを与えた場合は、マジックアキュメンにより消費MPに応じてTPを得る。即死効果を与えた場合はTPを得ることはできない。
- 収縮、重力及び闇連携の発生中に当てることでマジックバーストさせることができ、大ダメージが見込める。ただし累積魔法耐性に注意しなければ、特に高CLの敵に対しては思わぬ落とし穴に引っかかることになる。
魔防100(標準)の敵に対し、魔攻172(デス習得時の基本値)で以下のダメージを与えることができる。(2015.11.23現在)
消費MP | 与ダメージ |
1 | 60 |
2 | 65 |
1001 | 5220 |
魔攻200では消費MP1で70ダメージ、消費MP1,001で6,070ダメージである。
ここから基本ダメージ量は、
int*1 [ { ( 消費MP × 3 ) + 32 } × ( 魔攻 / 100 ) ]であると推測され、ここから敵の魔防や天候・曜日・アフィニティ・MBによる補正等を経て最終的な与ダメージが決定される。
敵が使用する「デス」 編
PCに解放されるずっと前からデスは敵専用魔法として登場していた。こちらは闇属性ダメージはなく、戦闘不能の効果のみ。単体魔法だが、空蝉を貫通したり、デス耐性装備無しではレジスト不可能であったりと、他の魔法に比べて特殊な性質を持っている。
内部的には闇属性なのだが、闇属性耐性を上げることでレジストできるようになったという報告は見られない。
使用するモンスター 編
対処法 編
- 発動まで若干のキャスト時間があるので、デュナミス各エリアのボス等スタンに耐性の無いモンスターのデスは止めることが出来る。また、ポロッゴ族であれば寝るのでスリプル等で詠唱中断することもできる。
- 一部装備やアートマが持つ「デス耐性」によってのみレジストを期待できるようになる。しかし発動率はレジスト○○並、つまり気休めと考えたほうがよさそうである。
- 召喚獣にタゲを取らせる。倒されてもすぐ呼び出せる。
- 竜騎士がタゲを取り、スーパージャンプなどで不発にさせる。
- 忍者がタゲを取り、微塵がくれで不発にさせてすぐ復帰する。
備考 編
一部の状況で、オートマトンはデスを無効化するという報告がある。*3開発の想定不足でオートマトンがデスを食らう状況(プログラム)を設定してなかった可能性が大いに考えられる。
なお、アサルトの「慰問物資強奪作戦」に登場する青マムージャは、プレイヤーを感知すると強制的にワープさせるが、ペットに攻撃されると詠唱時間ゼロ秒のデスを使う。これは、オートマトンを含む全てのペットが即死する。
残念ながら、ペットやオートマトンの特性ではないようだ。
が、2008/6/10時点でカンパニエでは死の宣告はオートマトン*4に対しては無効である。上記の例に漏れずプログラムし忘れたのであろう。恒例の不具合であるため修正されると思われる。
2. 追加効果「デス」 編
トワイライトサイズやヘイムダルドゥームのように追加効果としてデスを持つ武器も存在する。デス耐性があるNMには効かないようだが、全てのNMにデス耐性があるわけではなく、Waraxe BeakとSea Horrorにトワイライトサイズのデスが発動したという報告もある。
アビセアに通常配置されているアダマンタス族やウィルム族にも発動しないようである。なお、このデス効果はイメージ的に闇属性のように思われがちだが、実は無属性扱いであり、デス耐性さえなければ闇属性完全無効のモンスターですら即死させる。
これらは黒魔道士のギフト魔法と異なり即死失敗時の闇属性ダメージがない、敵専用魔法の方のデスである。
「デスが発動」というログではないものの、Wrathareのような通常攻撃に戦闘不能の追加効果を持つ敵もいる。テラスラッシュのように、追加効果として戦闘不能が発動する特殊技もあるが、こちらについては【即死】項を参照。
装備一覧 編
名称 | 種別 | Lv IL | 装備可能ジョブ | 備考 |
---|---|---|---|---|
オーディアム | 短剣 | 119 | 戦赤シ獣吟狩忍コ踊 | 発動率1% |
ヘイムダルドゥーム | 片手剣 | 99 | 戦暗青 | 発動率:0-2% 発動条件:NM&アンデッド以外 |
斬鉄剣 | 119 | 戦暗青 | ||
ライトリーヴァー | 両手斧 | 119 | 戦 | |
ロスシックル+1 | 両手鎌 | 1 | All Jobs | |
トワイライトサイズ | 90 | 暗 | 発動率2~5%程度 | |
クレパスクラサイズ | 119 | 暗 |
歴史 編
過去作とは異なりFFXIにおいては上記ギフト魔法が実装されるまで、長らく敵専用魔法としてのみ実装されていた。最初は2004年2月26日のバージョンアップにて実装されたデュナミスのボスの専用魔法として実装されてから、デスを使用するモンスターは随時追加されている。
PC側に解放されるまで、データ上ではデスは次のようなプロパティが設定されていた。
名称 | MP | 習得可能レベル | 詠唱 | 再詠唱 | 属性 |
---|---|---|---|---|---|
デス | 666 | なし(敵専用魔法) | 5.0秒 | 10.0秒 | 闇 |
スペック上の消費MPや再詠唱時間はモンスターサイドにしてみれば大して意味がないため適当な設定になっていたようだ。消費MPは不吉な数列を表しているように思える。
プレイヤー側へのデスの解放はまずアイテムプロパティという形で行われ、2010年12月7日のバージョンアップで実装されたトワイライトサイズが最初となる。
その後も魔法としてはなかなか解放されなかったが、2015年8月5日のバージョンアップでプレイヤー用に調整された黒魔法「デス」が実装された。
他のFFシリーズのデス 編
FF1から実装された古参の攻撃魔法のひとつ。以降各FFでも実装されつづけたメジャーな魔法。効果は「敵の心臓を一瞬のうちに停止させる」という成功すればどんな敵も瞬殺の魔法。その強大な攻撃性のためFFXIではプレイヤーへの解放が遅れたのではないかと推測される。
しかし、大抵の作品では効果対象が一体でコストパフォーマンスが悪い、一体で出てくる強敵に限って耐性がある、そもそもの成功率が低い、など、どの作品でも決して使い勝手が良い魔法とは言えなかった。
これらのデメリットは敵側が使う場合はほとんど問題にならないので、「自分では使わないが敵に使われるとイヤな魔法」の代表格であった。
従来のFFシリーズでは作品によって“アンデッド=死にぞこない”の敵に使用した場合の仕様に若干の変化があった。ある作品ではアンデッド系モンスターはこの魔法を完全レジストし、またある作品では既に倒れていたアンデッドモンスターが再び起き上がってしまうという仕様であった。
SF版FF6では敵をステータス異常「透明」(=被魔法必中化)にした上でデスをかけることで確実に即死させるという、通称「バニシュデス」なる裏技があった。シリーズでもっともデスが多用された作品かもしれない。この場合即死魔法であればデスに限る必要はないのだが、知名度の高さから冠されることが多かった。
また「レベル5デス」*5としてデスを使ってくる敵もシリーズには登場し、該当Lvに達したプレイヤーを恐怖に陥れていた。FF11ではさすがにそのままではマズイと判断されたか、デスではなく石化で実装されている。
関連項目 編
【敵専用魔法】【即死】【デス耐性】- *1
- 小数点以下切捨て
- *2
- バフラウ段丘/ワジャーム樹林/ゼオルム火山/カダーバの浮沼にランダムでPOP。
- *3
- 報告元不明。裏のこと? 修正済みの可能性大。
- *4
- 召喚獣や呼び出しペットには有効。
- *5
- レベルが5の倍数のキャラは即死という魔法。プレイヤーが(命と引き換えに)ラーニングし、青魔法として敵に使用することもできた。5の倍数のLvであれば中ボスであろうが一撃で即死した。[FFV]