吟遊詩人

記事名読み
ぎんゆうしじん/Bard/BRD
エキストラジョブの一つ。正式なジョブ略称は「吟」。一般的には「詩」もよく用いられる
注釈1
公式掲示板である「リンクシェルコミュニティ」内のアイテムヘルプメッセージの表記は【詩】となっている。

陽気な唄で仲間を癒し、勇ましい演奏で味方を鼓舞し、
時には禁断の旋律で敵を陥れる、音楽のエキスパート。


取得方法
連続クエスト古い歌碑」「自暴自棄の吟遊詩人」をコンプリートすることで習得可能。
ステータス
HPMPSTRDEXVITAGIINTMNDCHR
D-DDDFDDB

スキル
格闘短剣片手剣両手剣片手斧両手斧両手鎌両手槍片手刀両手刀片手棍両手棍
B-C-DC+
弓術射撃投擲ガード回避受け流し
EDE
神聖回復強化弱体精霊暗黒歌唱弦楽器管楽器忍術召喚
CCC
風水魔法風水鈴
サービス開始当初は両手棍スキルをもっていなかったが、2003年12月16日のバージョンアップで追加された。
名前種別習得Lv敵対心
累積/揮発
ソウルボイスSPアビリティ10/0
レジストサイレスジョブ特性5-
ピアニッシモジョブアビリティ200/80
レジストサイレスジョブ特性25-
レジストサイレスジョブ特性45-
レジストサイレスジョブ特性65-
ナイチンゲールジョブアビリティ75+0/320
トルバドゥールジョブアビリティ75+0/320
コンアニマジョブ特性75+-
コンブリオジョブ特性75+-
C.リデュースジョブ特性80-
レジストサイレスジョブ特性81-
テヌートジョブアビリティ830/80
フェンサージョブ特性85-
C.リデュースジョブ特性91-
マルカートジョブアビリティ950/80
フェンサージョブ特性95-
クラリオンコールSPアビリティ96
ナイチンゲールトルバドゥールコンアニマコンブリオメリットポイントを使用することで覚えることができる。
Lvレベル・名称
1~101重装騎兵のミンネ3猛者のメヌエット5戦士達のピーアン
7魔物のレクイエム9薬草のパストラル10光のスレノディ
11~2011剣闘士のマドリガル12闇のスレノディ13闘羊士のマンボ
14土のスレノディ15戦士達のピーアンII
16水のスレノディ魔物のララバイ17魔物のレクイエムII
18風のスレノディ19小話のオペレッタ20炎のスレノディ
21~3021重装騎兵のミンネII22魅了のエチュード氷のスレノディ
23猛者のメヌエットII24精神のエチュード雷のスレノディ
25魔道士のバラード26知恵のエチュード27魔物達のララバイ
28機敏のエチュード29無敵の進撃マーチ30元気のエチュード
31~4031狩人のプレリュード
32器用のエチュード33鶏のオーバード魔法のフィナーレ
34剛力のエチュード35戦士達のピーアンIII
36耐光カロル第一楽章37魔物のレクイエムIII,ラプトルのマズルカ
38耐震カロル第一楽章39戦場のエレジー40耐波カロル第一楽章
41~5041重装騎兵のミンネIII42耐風カロル第一楽章43猛者のメヌエットIII
44耐火カロル第一楽章45戦士達のピーアンIV46耐寒カロル第一楽章
47魔物のレクイエムIV48耐電カロル第一楽章49ゴブリンのガボット
50耐闇カロル第一楽章
51~6051剣豪のマドリガル53闘龍士のマンボ54黄金のカプリチオ
55魔道士のバラードII56光明のファンタジア57魔物のレクイエムV
59修羅のエレジー60栄光の凱旋マーチ
61~7061重装騎兵のミンネIV62魅惑のエチュード63猛者のメヌエットIV
64理力のエチュード65戦士達のピーアンV66英知のエチュード
67魔物のレクイエムVI68俊敏のエチュード69腹話のオペレッタ
70活力のエチュード
71~8071弓師のプレリュード女神のヒムヌス72妙技のエチュード
73破邪のロンドチョコボのマズルカ74怪力のエチュード
75乙女のヴィルレー魔物のシルベント冒険者のダージュ
76魔物のレクイエムVII78戦士達のピーアンVI80重装騎兵のミンネV
81~9081耐震カロル第二楽章82警戒のスケルツォ83魔物のララバイII
84耐波カロル第二楽章85魔道士のバラードIII
87猛者のメヌエットV,耐風カロル第二楽章90耐火カロル第二楽章
91~9992魔物達のララバイII93耐寒カロル第二楽章95恋情のノクターン
96耐電カロル第二楽章99耐光カロル第二楽章耐闇カロル第二楽章
99(G)炎のスレノディII,氷のスレノディII,風のスレノディII,土のスレノディII,雷のスレノディII,水のスレノディII ,光のスレノディII,闇のスレノディII
99(G)はギフトにて習得。詳細は【呪歌】の項あるいは個別呪歌の項を参照。
これらの項目の効果を受けるためには、メインジョブ吟遊詩人に設定し、かつ吟遊詩人メインジョブレベルが75以上である必要がある。
グループ1
吟遊詩人グループ1内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。
項目効果
ララバイ使用間隔能力値1で使用間隔を1秒短縮
フィナーレ使用間隔能力値1で使用間隔を1秒短縮
ミンネ効果能力値1で防御力を+2
メヌエット効果能力値1で攻撃力を+1
マドリガル効果能力値1で近接攻撃命中を+1
グループ2
吟遊詩人グループ2内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。
項目効果
ナイチンゲール効果時間内、歌の詠唱時間再詠唱時間を半減。
使用間隔:10分
能力値1で歌の詠唱速度が著しく速くなる確率を25%アップします。
トルバドゥール効果時間内、歌の詠唱時間を1.5倍、効果時間を2倍。
使用間隔:10分
能力値1で歌の命中率が著しく高くなる確率を25%アップします。
コンアニマ良い呪歌効果中、自身の被物理ダメージを軽減する。
能力値1で被物理ダメージを1%軽減します。
コンブリオ良い呪歌効果中、自身の被魔法ダメージを軽減する。
能力値1で被魔法ダメージを1%軽減します。

長い詠唱時間リキャスト効果時間による重ねがけ優先順位等を考慮しつつ前衛後衛の間を走り回って、必要な時に切らさないようにマドリガルメヌエットバラード等のパターンを組みつつ隙を見てエレジースレノディレクイエム等を挟み、必要であればエチュードプレリュード等を入れる。

味方詠唱時間は約8秒(実際に行動可能になるまでさらに 4秒)もある事や、前もって掛けておく、+楽器による優先順位差を利用する、密集している前衛陣の中の特定のキャラのみにピンポイントでを掛ける、等様々なテクニックが介在する余地があるため、「人によって立ち回り方が大きく変わるジョブ」という側面がある。

その一方で、パーティメンバーが気付きやすい味方にかける呪歌は、現実にはパターンが限定される(プレリュード盾役ナイトのときのピンポイントバラードを除くと、前衛マーチメヌエットマドリガルの3択、後衛バラード1択となることが多い)ため、中には「適当にやってもどうにでもなるお気楽 EASYジョブ」という認識を持つ脳筋もいるが、を聞く側が立ち位置をまったく配慮しない場合は(仲が悪いのか立ち位置およびヒーリング位置が離れているMP持ちジョブなど)、いくらミリ単位のかけ分けができても効率良く歌えない。また逆に、赤魔道士青魔道士は自ら動いて詩人の歌うを選択する場合もある。

さらに、メリポパーティに参加した場合、MPを消費することなく寝かせが可能な詩人が、サポ忍釣り役を努めることが多い。
歌っているとメヌエットなどがかかる前に、前衛が次の獲物を殴りに移動してしまい歌の効果がない状態となってしまう事がある。こういった事を防ぐためには敵のHP残量を見てもうすぐ倒されそうな場合は、次にターゲットされる獲物の側でメヌエットを詠唱し、丁度移動してきた前衛がかかるようにするといったテクニックを使う事もある。仲間内で思考パターン・行動パターンが解る人達と組んだPTならともかく、野良PTでやるには難易度が高いが身に付けておくとよいだろう。他にも、混んでいる狩場では黄色ネームになった獲物をエレジースレノディなどで赤ネームにするなど、仕事量はとにかく多い。
メリポにおいては、正真正銘、ヴァナ・ディールで最も忙しいジョブになる。
ジョブポイント(項目別)】参照。
ギフト】参照。
種類オリジナルアイテムレベル
アーティファクトコラルアタイアブリオソアタイア
レリック装束バードアタイアビフアタイア
エンピリアン装束アエドアタイアフィリアタイア

以下の内容はフェイス実装前の情報です。フェイスを使用した場合は、その能力や状況等を加味して参考にしてください。
基本形として定着しているサポ。歌の合間にケアルパラナをしたりといった対応をする。前衛に近づく場合が多く範囲攻撃に巻き込まれる事もあるので、ストンスキンブリンクでの自己防衛もしなくてはいけないが、たとえもともとMPがないジョブでもケアル持ちが1名いる安心感は大きい。

メヌエットバラードに代表される呪歌詠唱時間が8秒と、一般的な魔法に比べても長めであり、次の行動をとるためにしばらく詠唱を待つ必要がある。
しかし、サポ赤にすることでファストキャストの恩恵により詠唱時間を短縮でき、次の行動に素早く移れる。
シャイルマンティルミンストレルリングに代表される詠唱時間短縮装備と組み合わせると、歌に取られる時間もかなり短くなる。
リフレシュ配りが出来る事や、自己ファランクスによる防御力強化サポ赤の恩恵と言える。
しかし、サポ白で出来る戦闘後のケアルガ状態異常回復魔法サポ赤だと使えなくなるため、敵によって使い分ける必要がある。

歌の有効性は誰もが知っているところだが、一度歌ってしまえば歌が切れるまで、一番戦場に残っている必要がないのは他ならぬ吟遊詩人であるのも事実である。そのため、メリポパーティを初めとする高速回転PTでは詩人釣り役を担うことが多い。もっとも、比較的新しい戦術ともいえるので、古い吟遊詩人にはサポ忍に違和感を持つ者も多い。

一方でサポ白サポ赤などと異なり回復手段がピーアンに絞られることから、緊急時に瞬間的な回復行動が不可能になるデメリットもあり、釣り役と各種呪歌の管理という2点にのみ特化したサポであるといえる。
そのため、あらかじめ編成や方針が明確に定まったパーティならともかく、野良補充や離脱が多い等の場合は必ずしも有効なサポとはならない点に注意が必要だろう。
PTのサポート役に徹する詩人としては、サポ白が有益であるのは疑いの余地はない。しかし、フィナーレリキャストが意外に長いため、複数の強化を短時間で消し去る場合などは、サポ赤同様に利用価値がある。PTでは自身のみに対して常にバラードを維持できない場合があるため、釣りが忙しい場面では白のグリモアで消費を抑え、机上演習に頼ることで少ないMP枠の枯渇を防げる。

一般的に吟遊詩人ソロ性能は低いといわれている。実際、パーティでの支援に長けているだけに個人で戦闘を行う能力は低い。しかし、やはり呪歌がもたらす恩恵は大きく、前衛向けの歌を使用して自身の攻撃能力アップとエレジーで敵の手数を減らせる。サポジョブケアルを使う場合でも、バラードMP回復ができるので持久力は高い部類に入る。
攻撃に関しても短剣エヴィサレーションを用いたり、また両手武器強化された事により、敵によっては両手棍で殴る等、ある程度の手段は揃っている。

さらに注目すべきなのは、元来中衛的ポジションとして設計されている吟遊詩人は、他の後衛ジョブに比べて前衛寄りの武器防具を多く装備できるという利点がある。今日では様々なアイテムが増えてきたことで、ある程度ソロ向きの装備も整えやすくなっている。入手には資金力と運が必要だが、ブラオドルヒジュワユースといった高性能武器装備可能なほか、特筆すべきは防具である。「五神装備」をはじめ、「ダスクレザーアーマー」や「ヘカトンハーネス」まで装備可能と、地味に防具前衛に比肩するほど恵まれている。その目的であればAF2の「バードジュストコル」も強力だろう。更には楽器の多様性もあり、死にスロットになっていることの多いレンジウエポンの箇所にてエンゼルライアーヘイスト+2など、様々なブーストが可能なのも詩人ならでは。
加えて、敵が強力な耐性を持っていない限りは、最悪ララバイで眠らせて回復や逃走を図れる。

このように、しっかりとした準備を整えていればソロ能力は決して低くない。とはいえ、WSの修得や強い装備を揃えるにはかなりの手間がかかるのも事実であり、強敵との戦闘では呪歌を駆使する必要があるためにどうしても戦闘時間が長くなってしまう。途中で寝かさないと倒せない事がほとんどなので、レクイエムで削る事ができず戦闘時間の長期化は避けられない。連戦には向いていないが時間さえかければある程度の強さの敵は倒せる。しかし、そのためのハードルは低くはないと言えるだろう。

強化弱体の変遷
詩人に対する弱体放置の歴史は長く、2002年9月12日に2曲重ねがけができる様になり、2003年12月のEVWS実装と同時に両手棍スキルC+が与えられた以降、腰を入れた強化が行われていない。最もよく知れられるのは2003年4月15日のバラード回復量減少、マーチの効果減少、ソウルボイス時間短縮という「鬼パッチ」で、他ジョブが軒並み強化される一方で詩人のみが大幅弱体された。この時に、強化魔法強化魔法スキルに効果が依存するようになり、特にバ系魔法で上がる耐性は目に見えて効果が変わった。しかし、呪歌に関してはカロルスキルで効果が変わらない。この放置状態は現在進行形である。

そんな状況であってもパーティにおける信頼度・人気度には全く陰りが見られず、パーティ希望を出せば数分で誘いがくる事が多い。だからこそ放置されているとの見方もありえようが、ヴァナ・ディールに於ける現実として吟遊詩人は高レベルになるにつれ人数が激減してゆく。その理由として以下の理由が多いようだ。

強力であるゆえの人気により放置を招き、放置が人数の減少を招き、相対的にさらなる人気、獲得競争になるという悪循環をたどっているため、この点の改善を望む声も少なからず聞かれる。

2008年6月10日のバージョンアップでようやくメリポアビではないアビリティピアニッシモが追加された。
その他
ジョブ中で風水士と同じく詩人はAスキルを持たない。歌唱楽器の複合スキルを持ち、これは単一スキルのCと良くも悪くも異なっている。高レベル、特にメリポになると歌のレジストが目立つようになってしまう。

サポ詩人の活躍機会はほとんどなく、他ジョブメイン歌唱楽器スキルを持てるわけでもないので、サポに食われることはない。
楽器装備できる唯一のジョブであり、楽器を使うことにより味方への呪歌が2曲かけられ、また前述の楽器スキルによって効果にボーナスを得られるため、サポ吟に比べ大きなアドバンテージを持っているといえる。

盾スキルを持たず、装備できるは大きく制限されている。回避スキルD、受け流しスキルEと魔道士並のスキルではあるが、装備品に関しては魔道士装備以上の防御力を持つ物を着用できる
注釈2
ので、多少は打たれ強い。
しかし、レベル上げの狩り対象となる「とてとて」クラスからリンク時のララバイ等によりタゲをとってしまった場合、2,3数発喰らえば一気にHPが赤くなる事もあり、前衛ジョブ挑発といったサポートは必要となる。

余談ではあるが、吟遊詩人を3人集めて管楽器弦楽器アカペラで同時に歌うと1つの曲になる。
アトルガンクエスト炎熾す鎌」にてその曲を聴ける。
ニコニコ動画 吟遊詩人歌+楽器mix
ヴァナ・ディールには冒険者だけでなくNPC吟遊詩人も多く存在する。

ジュノ下層には吟遊詩人の集う酒場がある。詩人を志す冒険者Lv30になったら、このあたりで話を聞いてみるといいだろう。また、世界の各都市には人々の戦歴を詠い、以前に取得した称号に変更してくれるNPC称号変更NPC)もいる。

ルーウェンハート(Lewenhart)は吟遊詩人たちの間での有名人で、世界中を旅する現役でありながら伝説と呼ばれる吟遊詩人らしい。エラジア大陸にも英雄の詩を作るべく励んでいる(?)吟遊詩人ファリワリ(Fari-Wari)がいる。

街の各エリアに一人ずつ、記憶のウタイビトと称する吟遊詩人たちもいる。彼らに10ギルを渡すと、そのエリアで起こったイベントシーンを再び観られる。

英語名について
吟遊詩人」の英語名は「Bard」であり、やはり「バード」と読む。このため、アーティファクト2防具シリーズにもバードの名が冠されている。

吟遊詩人」を意味する単語は Bard のほかに Minstrel も作中で使用されているが、前者は古代ケルト吟遊詩人、後者は中世吟遊詩人という違いがあるらしい。ちなみにアーティファクトシリーズに使われている「コラル」の冠名は、「聖歌隊の」を意味するChoralからである。

FFIIIにおいて初登場。「おうえん」で味方の攻撃力を上げ、「おどかす」で敵の逃走確率をアップすることができた。なおDS版では「うたう」コマンドが採用され、装備した楽器によって歌の種類と効力が変化した。

FFIVでは仲間キャラのギルバート王子が、吟遊詩人であった。しかしわずかな期間しか仲間にならず、あまり活躍の場が存在しなかった。

FFVでもジョブの一つとして登場。さまざまな効力を持った歌で戦闘をサポートするという要素が、ここで固まったといえる。

異色なのはFFXIVで、弓術士というクラス(同作品特有のジョブ的なもの。)に対応するジョブとしてアタッカー兼バッファーとして登場。「詩人というよりも、狩人が歌を歌っている」スタイルや、なによりトップクラスのアタッカージョブとして扱われる方が多かったことが議論を呼んだ。

FFTにおいてもジョブの一つとして登場。この時は「男性キャラ専用ジョブで、味方を強化する歌を歌う」という特徴があり、女性キャラ専用の踊り子と対になる存在であった。

なおいずれの作品でも吟遊詩人楽器は竪琴ばかりであり、管楽器も採用されているFFXIは比較的珍しい存在である。
関連項目
呪歌】【楽器】【楽譜】【歌数】【サポ吟
マーチ祭り】【「詩人さんが居ると攻撃があたります^^」】【死人】【詩人様】【そんバラピーにゃん

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