レジスト

1. 各種魔法やそれに類する敵対行動が減衰する現象。通称「レジ」。
   
2. 各種ステータス異常に耐性を持たせるジョブ特性群。
   

物理攻撃における「ミス」に相当する現象。
ダメージを伴う魔法だけでなく弱体魔法や、魔法ダメージを与える属性WSの他、ブレスダメージにもレジストが発生する。
ただし、連携ダメージにはレジストの概念が存在しない。

レジストが発生する確率をレジスト率と言い、その対義語は魔法命中率。確率の算出法については【魔法命中率】の項目を参照。

物理攻撃とは違い、1回のアクションに対して内部的には最大3回の判定をしていると考えられている。

レジスト 発生回数	種類	効果減衰
0回	ヒット
1回	ハーフレジスト	1/2
2回	クォーターレジスト	1/4
3回	フルレジスト	1/8・効果無し

弱体魔法はクォーターレジストの段階で効果無しになる。ログ上は効果無しの場合にしかレジスト表示はされず、ダメージ攻撃であればそのダメージ量から推し量ることが出来るが、弱体のハーフレジストは効果時間の切れる早さでしか判別できない。

PC側が攻撃を受ける場合の、そのレジスト段階は属性耐性値と密接な関係がある。
状態異常耐性魔法による「状態異常耐性値+」は、該当する状態異常限定の属性耐性値に等しく、レジスト段階にも影響する。

• 属性耐性値がマイナス
  レジスト判定1回 = ハーフレジストまでしか発生しない。
  
• 属性耐性値がゼロ
  レジスト判定2回 = クォーターレジストまでしか発生しない。
  
• 属性耐性値がプラス
  レジスト判定3回 = フルレジストまで発生しうる。
  

魔法命中率=pとした時のレジスト分布

属性耐性値	ヒット	ハーフレジスト	クォーターレジスト	フルレジスト
マイナスの時	p	1-p	0	0
ゼロの時	p	p(1-p)	(1-p)^2	0
プラスの時	p	p(1-p)	p(1-p)^2	(1-p)^3

モンスター側が攻撃を受ける場合は、耐性ランクに基づいてレジスト段階が決定される。
特にPCとは違い、一部の状態異常は属性耐性値の影響を受けず、状態異常耐性値を参照する点に注意。詳細は【耐性】の項目を参照。

「レジスト○○」という名称を持つジョブ特性も「レジスト」あるいは「レジスト系」として呼ばれることがある。

それぞれに対応するステータス変化を伴う攻撃を受けた際に時折効果を発揮する。
発動した場合は常にフルレジスト扱いでハーフレジストなどの概念はない。

魔法命中率を高めるアビリティや属性耐性などを無視し、常に一定の確率で発動する。ただし、NM相手の場合には効果が半減する。発動率の上限は約90%。
発動の判定順は公式サイドからは「通常レジスト→レジスト特性」との発言があったが、ユーザー検証ではPC側も敵側も「レジスト特性によるフルレジスト→完全耐性によるフルレジスト→確率判定による通常レジスト」の順となっているため、「レジスト特性の確率分だけ、魔法命中率のキャップ及び最終的な魔法命中率が低下する」と言い換えても差し支えない。

この確率はジョブ特性のランクや装備によって変動し、ジョブ特性についてはランクが上がるごとにレジスト率+10%,+15%,+20%…というように効果が上がっていく。

各ジョブのPCのほかジョブを持つモンスターも同じものを習得しているため、ナイトが寝にくい・吟遊詩人に静寂が入りにくいなどはこれによるものである。
ジョブ特性以外に装備品や食事などでも効果を得られる。また、白魔法の状態異常耐性魔法は別種の効果だが、呪歌の状態耐性歌はレジスト特性と同等。

青魔道士は追加特性として得られるものを記載してある。

名称	状態異常	習得ジョブ	状態耐性歌
レジストウィルス	病気・悪疫	戦	-
レジストアムネジア	アムネジア	獣コか	-
レジストパライズ	麻痺	暗コ	-
レジストバインド	バインド	忍	ゴブリンのガボット
レジストサイレス	静寂・沈黙	吟学	小話のオペレッタ 腹話のオペレッタ
レジストグラビティ	ヘヴィ	シ青	-
レジストスロウ	スロウ・エレジー・アドル	召獣か踊	-
レジストペトリ	石化	赤	黄金のカプリチオ
テラー耐性	テラー	-	-
レジストスタン	スタン	-	-
レジストポイズン	毒	狩	薬草のパストラル
レジストチャーム	魅了	-	-
レジストブライン	暗闇	侍	光明のファンタジア
レジストスリープ	睡眠	ナ青	鶏のオーバード
レジストカーズ	呪い・呪詛・死の宣告	-	破邪のロンド
デス耐性	デス	-	-
テナシティ	上記のうち、デス耐性を除く全て	青剣	-

※装備品などのプロパティ「全状態異常のレジスト効果アップ」はテナシティに相当する。

通常のレジストが発生した時のログ
さらにレジストハックが発生した場合は次行に以下のログが追加される。

2.項のレジスト系ジョブ特性が発動した時のログ

完全耐性によってレジストした時のログ


レジスト（Resist）とは「抵抗」を意味する。
なお、拡張データディスクの登録などを表すレジストは「register」（登録・記録）である。

導入当初は、レベリングにおける精霊魔法の有効性が著しく低下する結果となり、黒魔道士の氷河期「漂白時代」の到来を迎える契機となった。

その後、レジストに強弱の幅が導入され、その他の見直しとあいまって精霊魔法は復活を遂げた。今日では、マジックバーストや魔法属性に応じた属性杖を使用することなど、レジストを回避する方法が多数導入されており、装備や中の人のスキル如何によっては、ほぼレジストを受けることなく期待値どおりのダメージを与えることも可能。言い換えれば、TPOに応じた魔法の選択を行うことが重要ということである。

• 2002年9月12日のバージョンアップ
  ハーフレジストの概念が導入された。
  アナウンスされていないがクォーターレジストも同時に導入されている。
  このバージョンアップ以前にはヒットとフルレジストの2択しかなかった。
  
• 2012年7月24日のバージョンアップ
  レジストハックが導入された。
  
• 2014年6月17日のバージョンアップ
  連携の仕様が大きく変わり、レジストの概念が無くなる代わりに、耐性ランクに基づいてダメージが増減するようになった。
  

【レジスト率】【レジストハック】【完全耐性】【7・2パッチ】【レジレジ】【魔法回避率】【耐性】