挑発

記事名読み
ちょうはつ/Provoke
  1. ジョブアビリティの一つ。
  2. 状態異常の一つ。
戦士ジョブアビリティの一つ。

名称習得可能Lv再使用敵対心説明文
累積ヘイト/揮発ヘイト
挑発530秒1/1800自分を攻撃するようにしむける。

対象に対して使用者への敵対心を大幅に上昇させる。
コンフリクトで使用した場合、相手にステータス異常挑発」を与える。(後述)
主にターゲット固定や緊急時のターゲット取り、釣りなどに用いられる。
ただし大量に得られる敵対心のほぼすべてが揮発ヘイトであるため、時間による減衰があり、30秒経過した時にはゼロとなっている。そのためこのアビリティ単体ではターゲット固定をし続けることが難しく、また時間経過以外では敵対心が減少しないため、迂闊な使用で殴られっぱなしになることもありうる。

習得Lv5という低さ、手軽に大量の敵対心を得られること、レベルやステータスなどに影響されない(装備品等による敵対心上昇の効果は受ける)、瞬時に発動する事、移動しながらでも発動可能ということから、このアビリティのためだけにサポ戦を選ぶこともよくある光景であった。

現在では敵対心を稼ぐ方法が他にも多く増えたこと、PC側の大幅強化により盾役以外はむしろ敵対心を減らす方法が求められていることから、かつてほど重要視されるアビリティではなくなっている。

NA圏では「Provoke」を略して「voke」を用いることもある
注釈1
ちなみに「invoke」という似た単語があるがこちらは「発動」という意

からくり士オートマトンストロボ装備することで挑発が可能となる。
挑発可能なペットという性質は、盾役としての能力こそプレイヤーと比べ劣るものの、ペット全般の持つ「魅了無効化」という特性を活かし一部NMなどの魅了連発を無効化することができるため、特定状況下で注目されることがある。

ステータス異常の一つ。
挑発の効果でターゲットが固定されている状態。

コンフリクトでのみ、アビリティ挑発」を受けた際にこの効果が発動する。
効果は「全てのターゲットが発動者に固定される」というもの。

オートアタック魔法などの対象指定の攻撃手段が固定されるのはもちろん、ケアルなどの味方への補助は全て発動者に飛んでいき、トドメとばかりに自身に効果があるアビリティアイテム使用まで全て封印される
注釈2
これらは対象が自分でないと効果がないため

ターゲット変更でターゲットロックを移動しても、その相手に攻撃をすることは不可。時間経過で効果が切れるまでこの状態は続く。

はっきり言って、盾役Postenからこれを受けたら実質スリプルを受けているのと変わらない状態になる。
ただし、挑発が100%決まるわけではなく、スリプル同様にミスも多いため実際はゲームバランスが崩れるほどの脅威ではない。

トリビア

9周年の冒険者さんありがとうキャンペーンでは、この懐かしの挑発マクロを使うNPCが登場している。
Moogle Gatherer : はわわ……。
こ、こわいクポーー!
Moogle's Hireling : 大丈夫だって!
挑発してるから、そっち行かない!
ほらほら、トカゲくん!
ママのスカートから出てきなさいな!!

また、ユグナス調査指令2でも以下のセリフを見ることができる。
Peladi Shalmohr : まったくもう……。
 いつまでママのスカートに
 隠れるつもりなのかしらね……。

2022年5月8日に放映された「ファイナルファンタジーXI 20 周年記念放送 WE ARE VANA'DIEL」によると、このメッセージはEverQuestのバトルログに由来しているらしい。しかし、あまり効果がなく、「銀河英雄伝説」の「ママのスカートに~」というネタが誰にも通じなかった絶望もあり、正式サービス時には削除したとのこと。

なお、元ネタについては後日松井聡彦Pから補足があり、
銀英伝をご存じの方からそんなセリフあったかなというつぶやきを目にしましたので補足させてください。
(中略)
恐らくは、あの金髪の孺子、姉(アンネローゼ)のスカートに隠れおってからにみたいな帝国貴族のセリフ
注釈3
銀河帝国軍の「金髪の孺子(こぞう)」ことラインハルト・フォン・ローエングラムは、姉(アンネローゼ)が皇帝の寵姫だったこともあり、異例のスピード出世を遂げたが、そのことを揶揄して「スカートの中の大将」と呼ばれることがあった。
が元でして、そのまま使ったわけではありません。

スレッド:5月7日(金)~ 5月12日(木)までの投稿一覧(2022/05/13 公式フォーラム
とのことである。


関連項目
ヘイト】【揮発ヘイト

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