ヒーリング

記事名読み
ひーりんぐ/Healing
自己を回復すること。またその行為。英語圏プレーヤーでは、広義でケアルによる回復も含まれる。日本人プレーヤーの場合、本項で説明するヒーリング動作を指す場合が大半である。
何もターゲットしていない状態でターゲットロックと同じ操作をするか、ショートカットコマンドのCtrl/Alt + h 、またはテキストコマンド/healでヒーリングを開始することを指す。その姿勢から「座る」や「しゃがむ」と称される。

ヒーリング行動を取ることで得られる効果・リスクは以下の通りである。

ジョブ特性装備食事による影響を加味しない場合、ヒーリング開始後20秒で10HP / 12MP回復し、以後10秒ごとに各値に+1ずつしながら回復していく。ヒーリング開始後60秒経過時で60HP / 70MP回復しており、その次の10秒で15HP / 17MP増える計算となる。ジョブ特性クリアマインドがある状態でのMP回復量は【クリアマインド】の項を参照されたい。

この回復量の加算は、HP/MP共に全量回復した後もヒーリングし続けることで加算され続ける。通常、衰弱後のヒーリング時はすぐ最大までMP回復してしまうが、これにより、その後もヒーリングし続けることで加算が続き、衰弱回復後に爆発的なMP回復スピードを得ることが可能である。

また、シグネットシギルを受け、その効果エリア内にいる場合、HPのヒーリング量が大幅に伸びる効果がある。これによりHPに対してもヒーリングが有効である場合があるので、しっかり利用していきたい。尚、シグネットに関してはバトルフィールドデュナミスリンバスのような"シグネット対象エリア"では無いエリアでも効果が確認されている。団体戦での全滅時には非常に有効であるため、前衛でも積極的にヒーリングしておきたい。

高レベルになればなるほどHPMPの上限は増えるのでヒーリングの時間も増大する。これを改善するものとして、ジョブ特性クリアマインド」や基本の回復量を底上げする各種のhHP/hMP装備食事などがある。
座り続けることにより徐々に単位時間あたりの回復量が増大するため、こまめに立ち座りを繰り返すよりまとめて長い時間座ったほうが効率はよい。パーティ戦闘においてはこの辺の見極めがスペルキャスタージョブの腕の見せどころである。
ヒーリング中のTPの減少
HP/MP回復同様、開始20秒を起点に、以降10秒ごとにTPが10ずつ減少する。

シグネットシギル追加効果により、それらの効果中はヒーリングによるTP減少は無くなる。勿論、シグネットシギルに対応した効果エリア内で有る必要があるため、アトルガンエリアで被シグネット状態であっても、TP減少を免れることは出来ない。
ヒーリングの中断
ヒーリング中にダメージを受けたりスロウ麻痺といった状態異常になると、強制的にヒーリングが中断される。攻撃回避してミスになった場合や、敵の攻撃が弱い、または、ストンスキンファランクスなどの防御手段によってダメージをゼロに押さえ込んだ場合も中断しない。

スリップダメージを負っていると、ヒーリングに入ってもスリップダメージが入る時点でヒーリングが中断されてしまう。このため、ヒーリングによるHP / MP回復を行なえないが、ストンスキンをかけていれば、ストンスキン吸収量分はスリップダメージを無効にできるため、スリップ中でもヒーリングが可能になる。尚、リジェネスリップダメージを相殺する場合、見かけ上HPの減少を免れているようではあるが、HP回復と減少の判定は別々に起こっているようで、ヒーリングの中断を免れることは出来ない。

またステータス異常病気」「悪疫」を受けると、ヒーリング態勢を取ってもHP / MP回復しなくなる。悪疫の場合はTPMPも減少するため、戦闘終了後はウィルナをかけて治療するのが最善である。しかし、病気の場合はヒーリングしないのであれば実害がない。ウィルナMP消費量が48MPと、ナ系では非常に高いため、ヒーリングが戦術として組み込まれていないメンバーに対してまで処置を施すと、MPの枯渇が加速するので注意されたい。
ヒーリング中の安全確保
ヒーリング中は、アクティブモンスターはレベル差に関係なく感知すれば絡んでくる。
実質ヒーリングによって絡まれる可能性のあるアクティブモンスターは視覚・聴覚・生命探知のモンスターに限られる。

ヒーリングを行なう際には、

などの警戒が必要。

だが、残念ながら生命感知を遮蔽する手段がないため、骨が多数いる場所では距離を取るしかない。

またエレメンタルなど魔法探知しか索敵手段を持たない敵については、目の前に居ようとも重なっていようともヒーリング中に絡むことはない。
但し詠唱中の魔法をヒーリングで停止させる場合は、Lv差に関わらず、索敵範囲内であれば絡んでくる。
ヒーリングとヘイト
ヒーリングは敵対行動の一種として扱われており、PTメンバーが敵対行動をしたときに座っていると僅かな揮発ヘイトが発生している。釣り役遠隔ミスで釣ってきたとき、挑発等が遅れると座っている後衛攻撃対象が移る、という光景は見たことがあるだろう。釣り役後衛の後ろから釣ってくる場合、前述の回復の特性上後衛はギリギリまで座っていたいため盾役は特に気をつけて挑発を早めに入れてあげよう。

なお、ヒーリングによる敵対心増は、対象となるモンスターから、一定距離離れることで0にすることができる。距離は、魔法が届く距離の半分くらい(およそ10Ym)でOK
フェロー飛竜オートマトンは、マスターがヒーリングを始めると同時にヒーリングの体勢に入る。

HPMPプレイヤーと同じく加速度的に回復するが、TPの減少はない。ただし、プレイヤーシグネットシギルがかかっている、いないに関わらず、彼らにはシグネットシギルによるヒーリングのボーナス(ヒーリングHP増加)は一切適用されない。また、装備品の中にはペットヒーリングHPMPにボーナスを与えるものも存在する。

獣使いペットはヒーリングのモーションは存在しないが「まってろ」に同様の効果がある。
召喚士召喚獣はヒーリングが存在しない。しかし呼びなおすことで容易にHPステータス異常回復できるため、全く問題視されない。

モンスターは彼らの存在を攻撃を受けるまで認識しないため、彼らがヒーリングにより絡まれることはない。(バスティオン中を除く)
モンスターとヒーリング
モンスターダメージを負い、その後プレーヤー戦闘不能や逃走・エリアチェンジによって戦闘態勢が解除されると、そのモンスターHP回復し始める
注釈2
一部NMバトルフィールドNMなど回復しないままのものもある。
。通常この現象はヒーリングと解釈されることは無いのだが、ファイナルファンタジーXI 更新のお知らせ(5/15)により、「ハッピーパワーエーススプリンター!」の効果に関する不具合として、非戦闘時のモンスターの速度上昇が挙げられている。

この効果はヒーリングを行うことで得られるため、モンスターの非戦闘時の回復動作の内部処理が、移動可能な「ヒーリング」で有り、それがモンスターにも移動速度アップの効果が現れた要因である可能性が指摘されている。この解釈によれば、バイオディアポイズンなどを与えておくことで戦闘解除されたモンスターHP回復を阻止できるのは、スリップダメージによるモンスターのヒーリング阻害であるという事になる。

実験として、ある程度HPを削ったモンスターディアを入れてエリアチェンジを行い、戦闘解除されたモンスターHP回復が行われないことを確認した後、モンスター自身がストンスキンをかけたところ、ディアが切れる前に一気に自己回復した事象を既に確認している。これだけでは正確な検証には至らないものの、ある程度の信憑性はあると思われる。
その他
モグハウス以外でログアウトシャットダウンを行なうと、強制的に30秒間のヒーリングになる。ヒーリングを中断すると、ログアウトシャットダウンが中断される。スリップダメージを受け、ヒーリングが中断する状態では、効果が切れるまでログアウトできない。

ヒーリングボタンのようなメニューがないため、最初はヒーリング方法を知らないプレーヤーがいるかも知れない。そのようなプレイヤーを見かけたら、ヒーリングの操作方法を教えてあげると良いだろう。
関連項目
ヒーリングHP】【ヒーリングMP】【シグネット】【シギル

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