衰弱

記事名読み
すいじゃく/Weakened
ステータス異常のひとつ。
衰弱して全力で行動できない状態。

最大HP最大MPが著しく下がった状態 。

戦闘不能後にレイズなどで蘇生した場合などにこの状態になる。ただし忍者SPアビリティ微塵がくれを使用して戦闘不能になった場合は、衰弱状態にはならず、最大HPの50%のHP復帰する。
回復方法
時間経過
衰弱は5分間継続し(アレイズ蘇生した場合は3分)、自動的に回復する。ステータス異常ではあるものの、PCが行使可能な魔法アイテムによる治療及び効果時間の短縮は一切出来ない。
忍者に限れば、衰弱中にSPアビリティ微塵がくれを使用して再び蘇生を受けることで、衰弱状態を解除できる。
その他
カンパニエゲストNPCFerreous Coffin」の特殊技レヴィヴィセンス」は衰弱状態を治療できる。

モンストロス・プレッジロビーである「魂の聖櫃」に入ると食事シグネット等を含む全ての状態変化が消されるため、衰弱も治る。

クポ装備クポロッド」のエンチャント:モーグリ祝福衰弱を治療できる。ただし、使えるのは20時間に1回だけ。

ドラゴン族が使用する無の歌衰弱が消えることがあったが既に修正されている。
回復時の注意
衰弱から回復すると、現HPと現MPはそのままの状態で最大HP最大MPだけが元に戻るため、たとえ衰弱中にヒーリングしても回復直後は必ずHPが黄色以下になる。よって生命感知の敵が近くにいるような場所で回復待ちするのは危険であり、「スニークをかけていれば安心」と気を抜いて失敗してしまった経験談が時々聞かれる。

この仕様により、行動に制限のかかる時間は実質5分よりも長くなり、高レベルのソロなどで支援を得られない場合は長時間ヒーリングを強いられ、時間制限のあるコンテンツでは大きな足かせになる。
衰弱中はおとなしくヒーリングや後方支援に徹することが多いと思われるが、制限時間や人数制限が厳しいBFなども少なくないため、以下に記述する衰弱時のペナルティの詳細を覚えておいて損はないだろう。
また、支援に徹する場合もヘイトリストに載っている者にケアル等をすると自分もヘイトリストに載るので、普段よりも戦闘不能になりやすくなっている分、慎重な行動が必要である。

  1. 最大HP最大MPの減少
    裸の状態でHPは平常時の1/4、MPは1/3に減少する。
    HP⇔MP変換装備などは減少後の値に対して作用するため、装備によっては最大HPが1になる場合もある。
  2. 100%スロウ
    攻撃間隔魔法リキャスト等が影響を受け、大幅に戦闘能力が減少する。間隔の広い両手武器を一旦しまうと、次に抜刀できるようになるまで相当の時間を要することがある。
    以前は衰弱中のスロウ効果は特殊なもので、魔法枠のヘイスト効果を100%スロウに固定し、他の魔法枠のヘイスト効果やスロウ効果は反映されない仕様であったが、2008年3月11日のバージョンアップ時に、告知に記載されない裏パッチとして、単なる100%スロウに変更された。
  3. 宝箱カギの開錠制限
    衰弱中は正規のカギによる開錠、シーフによる開錠ともに行うことができない。

衰弱中に再び戦闘不能になった場合のペナルティ
2005年7月19日のバージョンアップで、「衰弱中に再度戦闘不能に陥り、その後蘇生した場合」の衰弱中は、通常の衰弱ペナルティに加え、魔法攻撃力飛攻飛命が最低値
注釈1
魔法攻撃力が0、飛攻飛命がそれぞれ1になる。衰弱中は食事強化呪歌ロール風水魔法など)でも変動しない。
で固定されるようになった。
公式にはこの状態に呼び名が付けられておらず、プレイヤー間での呼称も「再衰弱」「強衰弱」など多岐にわたり、統一されているとは言えない。しかし、ある程度の熟練プレイヤーであれば『二度死んだ』などと言うだけでも意図は通じるだろう。

ここでいう魔法攻撃力とは、ジョブ特性魔法攻撃力アップ」などで増加する魔法ダメージ計算の係数のこと。これが 0 になるとグスタベルグHQ風杖INT100オーバーのトルネドをぶちかましてもダメージが 0 になる。
ダメージ0の図

このような修正が入った背景としては、衰弱時も通常とほぼ変わらぬ攻撃力を発揮する狩人黒魔道士を主体としたゾンビアタックにより、多くのBFでゴリ押しが成立してしまっていた点が挙げられる。
狩人の場合は遠隔攻撃衰弱時100%スロウが適用されないため、攻撃行動に関しては事実上制限を受けていなかった。黒魔道士の場合は魔法リキャストは二倍に伸びるものの、威力も命中率も一切制限がなかった。特に黒魔道士においては特定のENMクエストを「精霊スリップ魔法→死→蘇生ヒーリングスリップ切れ→繰り返し」というルーティンでソロ撃破が可能であったことが問題視されたという事情もあった。

遠隔魔法攻撃能力を強制的に剥奪された状態となるため、ほぼ役立たずとなってしまうが、出来ることがないわけではない。
魔法攻撃力は0になってしまうが、魔法命中率は不変のため、ブラインなど弱体魔法暗闇の術などは通常通り使える。またドレイン魔法攻撃力の影響を受けないため、相手にダメージを与えることが可能となる。
青魔法については、物理系青魔法攻撃力は強衰弱の影響を受けず、平時と変わらない威力を発揮してくれる。ただし、ブレス系青魔法の威力はHPに依存するため、魔法攻撃力の影響こそ受けないが、衰弱中なので十分なHPを確保できず威力が期待できない。
またペット本体の状態に影響を受けない。
特殊な衰弱
関連項目
戦闘不能】【デスペナルティ】【ゾンビアタック

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