戦盾

記事名読み
せんたて
戦士盾役を務めること。「戦士」の略。

盾役としての性能
戦士重装備が可能で、前衛としてのオールラウンダー的な位置付けのジョブである。
この防御力の高さを、自身のアビリティサポートジョブの能力(空蝉の術星眼(心眼)など)で補強することで、盾役として振舞うことを指す。

主に低レベル帯でのレベル上げで多く見られ、高レベルになるに従ってアタッカーとしての装備が充実し、さらに着替え装備も増加てくる為にマイバッグに防御装備を入れて置く余裕が無くなって行き、更に概念的にメインアタッカーを要求される機会が増える等それら理由から徐々にメイン盾役としては見られなくなってくる。

単純な性能だけで言えばナ盾忍盾と遜色は無い。
注釈1
通常の概念には無い工夫を要するが


防御面
VIT
戦士VIT値自体は暗黒騎士忍者のCにも劣り、シーフ白魔道士等と並ぶDである。

防御系スキル
回避はC、受け流しはC-、はC+。特に優れているわけではない。

ジョブ特性

アビリティ (防御系)

ヘイト稼ぎ

他にもアビリティを使用することで同時にヘイトを稼ぐことも可能。基本的にヘイト稼ぎは物理攻撃(与ダメ)と、空蝉+物理防御力(被ダメ軽減) が中心になる。

挑発によるタゲ取りはサポ戦でも可能だが、これを素で備えていることにより、相手によってはサポ赤サポ青などを選んでも盾役をこなせる自由度がある。

また、敵対心+の装備が豊富なのもヘイト稼ぎに有利と言える。特に戦士のアーティファクト一式は、こと敵対心+だけを見れば最高クラスの性能を誇る。盾役を担う場合はもちろんのこと、緊急時等のタゲ保持のためにも、できれば常に所持しておきたい。

攻撃
STR
ジョブ暗黒騎士と並んで最高のSTR

ジョブ特性

アビリティ(攻撃系)

ダブルアタック物理攻撃力アップバーサクアグレッサー等、高いアタッカー能力を持った盾役となることが可能。これにより、物理攻撃により稼げる累積ヘイト量は忍者ナイトを上回る。

まとめ
忍者空蝉の術:弐を習得するまで戦士(サポ忍)同様、同じ性能の空蝉の術:壱のみを使用するため「蝉盾」としての性能はほぼ同レベルである。むしろ戦士の場合、忍者に比べ攻撃を避けられなかった際の物理防御性能が上回る分、Lv24~Lv36に限れば「避ける硬い盾」として最高レベルの防御性能を持っている
注釈2
Lv30制限などでは確実に忍者以上と言えるだろう。
と言えるだろう。

メイン忍者空蝉の術:弐を習得するLv37以降になると、回避スキルも低い戦士蝉盾としてのアドバンテージを失う。
耐える盾としてもディフェンダー以外の防御性能はお世辞にも良いとは言えないため、メイン盾を務めるのはやや心許なくなってくる。

もっとも、中高レベルでも盾役候補がいないPTでの戦盾×2などでタゲ回しを行うことで効率の良い戦闘が可能で、また特別防御力ブースト装備をしていなくても、サポ忍であれば盾役を即時買って出ることも不可能ではない。アタッカーとして誘われた戦士でありながら、緊急の盾役として様々な場面でPTの危機を未然に消化し、戦闘中不測の事態にPTを支援することができる。

忍盾ナ盾に比べて劣るように思われがちな戦盾だが、空蝉を使うことにより盾役に必要な攻撃・防御・ヘイト稼ぎの3要素は一通り備えてはいる。だが、特に防御面において忍盾ナ盾に比べて大きく後れを取り、被弾すると一転ピンチとなる危険性が常に付き纏う。重要なダメージソースであり依存度の高いバーサクが諸刃の剣であること、レベルが高くなると狩り対象モンスターダブルアタックを使用して来るため空蝉の術:壱だけでは回避しきれなくなることなどがこの不安要素を際立たせている。
戦盾1人のみでメイン盾を務めるためには戦士中の人や他パーティメンバーへの負担が大きいゆえに敬遠されがち、というのが実情ではないだろうか。

但し、上記欠点部分は主に戦士装備が『アタッカー仕様』に傾倒している場合の話であり、アダマン一式・ラム一式等の防御特化装備をきちんと揃えた上での場合は一概に言えない事を注意事項として追記しておく。アタッカー仕様装備の大半は防御性能を捨てた物が多く、そんな物を着たままで盾をやれば当然上記のような結論に達してしまうだろう。
もちろんこの場合は与ダメージによるタゲ取り能力を放棄することとはなるが、だまし討ち等を用いたヘイトコントロール、さらに戦士の被弾に対応し得る回復能力を持つヒーラー、そのMPを支えるMPヒーラーの支援を得ることにより、メイン盾を張ることは可能である。

検証に限らず何事もズボラはいけない。基本コンセプトであるオールラウンダー性を活かすも殺すも要は「工夫」次第である。

サポ忍以外の戦盾
忍者盾役として広く認められるようになる以前は、戦盾のサポも忍者にする事はほとんど無かった。(ジラートの幻影発売前は、そもそも忍者が存在しない)
その為、ナイトを確保できなかった場合のメイン盾や、サブ盾を努める時のサポートジョブモンクにする事が一般的であった。
VITアップHPアップ、カウンター回避と防御性能が上がり、集中ためる攻撃性能も上がるが、現在ではLv24からはサポ忍にする事がほとんどなので低Lvの時しか見かけなくなって来ている。

またジラートの幻影後はシルブレ全盛期という事もあり、サポ侍が流行した。TP確保が主目的の選択であったが、サブ盾ならば心眼で一時的にタゲを取ったときの被弾を防ぐことができた。星眼実装以後は、両手斧を使用しつつ敵の攻撃を複数回かわし続けることが可能となっている。2007/08/28のバージョンアップ両手武器が大幅に強化されたこともあり、食事装備を工夫すればサポ侍によるメイン盾も有効である。

アルタナの神兵以降は新たに耐える盾としてサポ踊も有用となってきた。被ダメサンバワルツによる自己回復ステップ弱体のサポート等も可能となる。Lv60以降であれば、リタリエーションとの相性も良い。
また挑発A.フラリッシュを併用すればかなりの揮発ヘイトを出せる為、序盤のタゲ固定や緊急時にすぐさま対応できるのも利点である。
頻繁に静寂効果のある攻撃をする敵との対峙や、戦闘と平行してTPの貯められる環境に赴くのであればサポ選択肢の一つとして十分に成りえるだろう。

その他、ケアルファランクスストンスキンの使えるサポ赤コクーンヘッドバット回復系青魔法の使えるサポ青も状況によっては一考の価値がある。

関連項目
盾役】【ナ盾】【忍盾】【シ盾】【赤盾】【青盾

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