物理系青魔法

青魔法を物理と魔法に大別した際、物理に属するもの。

当辞典では物理系青魔法をさらに多段青魔法・単発青魔法・範囲青魔法・遠隔青魔法と分類しており、ここではそれらの共通仕様について述べる。
なお、遠隔青魔法は共通仕様とは異なる特徴をいくつか持っている。詳細は当該項目を参照。

物理系青魔法は魔法ではあるが、物理の特徴を色濃く持っている。
一般的な魔法にはレジストが存在するが、物理系青魔法ではミスという概念である。
ガードの発動による影響を受ける。発動されると、与ダメージが軽減され、追加効果が発動しない。
通常攻撃と同様に、敵の魔法を詠唱中断させることが出来る。
インビンシブルなどの物理バリアによって無効化されるが、マジックバリアなどの魔法バリアには影響を受けない。
MPを使用して発動する物理WSのようなもの、といった感じが近い。
物理WSと同じように打・突・斬などの物理属性も魔法ごとに設定されている。
連携属性も同じく設定されているものの、こちらはブルーチェーン、ないしアジュールローと併用しなければ連携属性が「ない」物として扱われる。
ブルーチェーン使用時はTP量に関わらず連携属性を付加させることができるため、WS→ブルーチェーン＋物理系青魔法と繋げることで一人連携を発生させることができる。
アジュールローの効果中であれば、物理系青魔法だけでMPの許す限りお手玉をすることも可能。

物理系青魔法のD値は元々次の計算式で表されていた。

2013年7月9日のバージョンアップでは、メインウェポンに武器スキル+のついたアイテムレベル武器を装備することで物理青魔法のD値が上昇するようになった。武器スキルによる上昇値、および2014年8月12日のバージョンアップで計算式が変更されていないかどうかは要検証。

例えばLv99のメリポ8振りだと青魔法スキルは424+16=440であり、武器スキル補正なしでD値は99となる。これは単発青魔法、多段青魔法に関わらず1発につきこの計算で出したD値となる。

ただし、物理系青魔法にはD値にキャップが存在する。Lv60以上の物理系青魔法はD値のキャップが高く、上限はないものと思われていたが、Lv60以上の物理系青魔法にもD値のキャップがあり、武器スキル+でブーストするとそこに到達することがある。青魔法によっては武器スキル+でD値をブーストしても、ダメージが頭打ちになることがあるので注意。

物理WS同様に固定ダメージ算出についてSV関数や青魔法ごとに設定されている修正項目による修正を受ける。

武器ランクは物理系青魔法全てで共通であり、メインのジョブレベルにより変動する。つまり、武器スキル+のついたアイテムレベル武器を使わない限り物理系青魔法のD値は武器が何であろうと変わらないということになる。
Lv75キャップ時代は武器ランクがジョブレベルに関わらず14で固定であったが、キャップ上昇に伴いレベルによって変化するようになった。
Lv75では従来通り武器ランク14で、Lv75未満では武器ランク14を下回る。
Lv75以降はLv5づつに武器ランクが1上がり、Lv99では武器ランク18になる。

なお、魔法D値が上昇する「魔法ダメージ+」のプロパティを持つ装備品は物理系青魔法には影響しない。

物理系青魔法の攻撃力は2014年8月12日のバージョンアップまでは次の計算式で表されていた。

このバージョンアップでは物理系青魔法の攻撃力が引き上げられており、変更後の計算式がどうなっているかは要確認。

元々は物理攻撃力がアップするジョブアビリティや、魔法、食事、装備品などによる効果は、物理系青魔法の攻撃力に反映されなかったが、このバージョンアップで反映されるようになった。また、物理攻撃力が割合でアップするものについては、メインウェポンに装備している武器の強さに応じて物理系青魔法の攻撃力が算出されるようになった。

他、ラムチャージなどは青魔法攻撃力の補正が高めであることが知られており、ウェポンスキルの雪月花やペンタスラストのように攻撃力に補正がかかる青魔法があることが推測される。

例外的にキャノンボールは特殊な計算式を持っており、物理防御力＝青魔法攻撃力となる。詳細は当該項目を参照。

物理系青魔法の命中率はメインウェポンの命中率に依存する。
サポ青など青魔法スキルが十分でない状態でも、メインウェポンの命中率が高ければ物理系青魔法も命中させることができるが追加効果の命中率は期待できない。

クリティカルは基本的には発生しない。不意打ちなど強制クリティカルのアビリティと絡めるか、TP：クリティカルヒット確率修正の青魔法にブルーチェーンなど青魔法にTP修正を加えるアビリティを乗せることで発生することがある。TP：クリティカルヒット確率修正の青魔法であってもブルーチェーンなどを使用しなければクリティカルは発生しない。例外として重い一撃は「クリティカルヒット率100%」である

ヒットさせる事による詠唱者の得TPはなく、敵に与える与TPは「ヒット数×100」TP、バリスタでは「ヒット数×50」TPが基本となる。ここから彼我AGI差・サポ忍などによるジョブ特性モクシャで減少させることが可能。参考

その多くはダメージヘイトのみで、魔法自体には揮発ヘイトも累積ヘイトもないが、シードスプレーのようにいくつかの例外もある。また、Lv89以上の物理系青魔法には累積ヘイト2が発生する。

下表に2013年4月30日時点の一覧を示す。

魔法	敵対心 （累積/揮発）
スパイラルスピン、シードスプレー、アシュラクロー	320/320
デルタスラスト、重い一撃、サドンランジ クアドラストライク、槍玉、偃月刃	2/0
トゥールビヨン、ビルジストーム、ブラッドレイク
上記以外	0/0

ジョブ特性ダブルアタック／トリプルアタックなどの効果は、物理青魔法には乗らない。装備品等も効果がない。

不意打ち、だまし討ち、暗黒などは物理WS同様物理系青魔法にも乗せることができる。
不意打ち／だまし討ちとの併用は有効であり、MPが続く限り不意打ち／だまし討ちのリキャストごとに効果を乗せた強力な青魔法を放つことが可能。
特に範囲攻撃が強力などの理由でTPを貯めることが困難な相手に威力を発揮する。
なお、WSやオートアタックで不意打ちをする際は問題になりにくいが、青魔法に不意打ちを乗せる場合は従来の成否判定に加え自身の視覚範囲に敵がいない場合には成立しないため注意が必要。平たく言えば、魔法の特性をいかして、後ろを向いて魔法を発動しても不意打ちは乗らない。

攻撃力を上げるバーサクやラストリゾートなどは物理系青魔法には効果がなかったが、2014年8月12日のバージョンアップ以降は反映されるようになっている。
マジックアキュメンは精霊／暗黒魔法にしか効果がないため、青魔法には無効。

以下の青魔法が物理系青魔法に属している。この項目では、せいとんでのデフォルト順で表記する。

名称	MP	Lv	MaxD値	HIT数	追加効果	属性	連携属性	TP修正
フットキック	5	1	9	1		斬	炸裂	クリティカルヒット確率修正
パワーアタック	5	4	11	1		打	振動	クリティカルヒット確率修正
スプラウトスマック	6	4	11	1	スロウ+15%	打	振動	追加効果継続時間修正
種まき	9	4	11	1	VITダウン-10	突	貫通	追加効果継続時間修正
マヨイタケ	20	8	15	1	毒2/3秒	突(遠隔)	収縮	追加効果継続時間修正
バトルダンス	12	12	17	1	DEXダウン	斬(範囲)	衝撃	追加効果継続時間修正
ヘッドバット	12	12	17	1	スタン ノックバック	打	衝撃	ダメージ修正
羽根吹雪	12	12	17	1	毒1/3秒	突(遠隔)	貫通	追加効果発動確率修正
ヘルダイブ	16	16	19	1	ノックバック	打	貫通	ダメージ修正
メッタ打ち	16	18	21	3		格闘	溶解	命中率修正
クローサイクロン	24	20	23	2		斬(前方範囲)	切断	ダメージ修正
S.ドライバー	21	26	27	1		突	切断/貫通	クリティカルヒット確率修正
グランドスラム	24	30	33	1		格闘(範囲)	硬化	ダメージ修正
怒りの一撃	28	34	35	1		斬	炸裂	ダメージ修正
まつぼっくり爆弾	48	36	37	1	睡眠最大30秒	突(遠隔)	溶解	追加効果継続時間修正
ジェットストリーム	47	38	39	3		打	衝撃	命中率修正
アッパーカット	31	38	39	1	ノックバック	格闘	溶解	ダメージ修正
テラータッチ	62	40	41	1	攻撃力ダウン-15%	格闘	収縮	命中率修正
M.バイト	38	44	45	1		斬	硬化	ダメージ修正
シックルスラッシュ	41	48	49	1		格闘	収縮	クリティカルヒット確率修正
デスシザース	51	60		1		斬	収縮/振動	ダメージ修正
次元殺	48	60		1		格闘	貫通/衝撃	ダメージ修正
スパイラルスピン	39	60		1	命中率ダウン	斬	貫通	追加効果発動確率修正
シードスプレー	61	61		3	防御力ダウン	斬	硬化/炸裂	追加効果発動確率修正
ボディプレス	74	62		1		打(範囲)	衝撃	ダメージ修正
スパイナルクリーブ	61	63		1		斬	切断/炸裂	命中率修正
F.リップ	61	63		3		格闘	硬化	ダメージ修正
フライパン	65	63		1	スタン	打(範囲)	衝撃	命中率修正
ハイドロショット	55	63		1	敵対心ダウン	格闘	振動	追加効果発動確率修正
テールスラップ	77	69		1	スタン ノックバック	格闘(前方範囲)	振動	ダメージ修正
H.バラージ	61	69		5		格闘	炸裂	ダメージ修正
キャノンボール	66	70		1		格闘	核熱	ダメージ修正
アシュラクロー	81	70		6		格闘	溶解/衝撃	命中率修正
ディセバーメント	74	72		5	毒18/3秒	突	湾曲	命中率修正
サブゼロスマッシュ	44	72		1	麻痺	打(前方範囲)	分解	ダメージ修正
ラムチャージ	79	73		1	ノックバック	打	分解	ダメージ修正
バーチカルクリーヴ	86	75		1		斬	重力	ダメージ修正
ファイナルスピア	88	81		1		突	-	ダメージ修正
ゴブリンラッシュ	76	81		3		打	核熱/衝撃	命中率修正
バニティダイブ	58	82		1		斬	切断/貫通	ダメージ修正
怒りの旋風	73	83		1	スタン	斬(範囲)	炸裂	ダメージ修正
ベンシクタイフーン	43	83		1	防御力ダウン 魔法防御力ダウン	突(前方範囲)	重力/貫通	ダメージ修正
四連突	91	85		4		突	湾曲/切断	ダメージ修正
エンプティスラッシュ	33	87		1		斬(前方範囲)	切断/収縮	命中率修正
デルタスラスト	28	89		3	悪疫	斬	溶解/炸裂	追加効果時間修正
重い一撃	32	92		1	クリティカルヒット率100% 命中低め	打	分解/貫通	ダメージ修正
サドンランジ	18	95		1	スタン	斬	炸裂/衝撃	ダメージ修正
クアドラストライク	98	96		4		斬	溶解/切断/衝撃	クリティカルヒット確率修正
槍玉	79	98		5		突	重力/貫通	ダメージ修正
偃月刃	52	99		1	命中率ダウン	斬	湾曲/切断	ダメージ修正
パラライズトライアド	33	99		3	麻痺	斬	重力/切断	ダメージ修正
グルーティナスダート	16	99		1		突	分解/貫通	ダメージ修正
T.アッサルト	119	99		4		斬	核熱/衝撃	ダメージ修正
シンカードリル	91	99		5		突	重力/振動	ダメージ修正
スイープガウジ	29	99		2	防御力ダウン	打	分解/切断	追加効果時間修正
サウリアンスライド	109	99		1	攻撃力ダウン	斬	分解/湾曲	ダメージ修正

下記のものはノートリアスナレッジの効果中のみ使用できる。

名称	MP	Lv	MaxD値	HIT数	追加効果	属性	連携属性	TP修正
トゥールビヨン	108	97		1	防御力ダウン	打(範囲)	光/分解	追加効果時間修正
ビルジストーム	122	99		1	攻撃力ダウン 防御力ダウン 命中率ダウン	打(範囲)	闇/重力	追加効果時間修正
ブラッドレイク	99	99		3	HP吸収	斬	闇/湾曲	ダメージ修正

燃費も良く、威力の高いものが揃っているため青魔道士の主力として推させることが多い。
特にブルーチェーン・不意打ちを利用した際はアタッカーの主力WSに勝るとも劣らない威力を発揮する。
反面、単発系にはミスという不安要素が付きまとい、多段系には与TPの問題が付きまとう。
そのあたりのデメリットを理解したうえで使い分けていくのが青魔道士の課題といえよう。

エフラックスを利用すれば基本D値を1.5倍に出来るので、ブルーチェーンでの連携をする場合にTP:ダメージ修正ではない青魔法でも、これを利用して効果的にダメージを底上げできる。

現在でも主力足り得る威力を有し、有益な追加効果を発動するものもある物理系青魔法であるが、アデマ装備やヘルクリア装備と言った近接攻撃能力を底上げする装備群が多数実装。そう言った優れた装備とエラチックフラッターやマイティガードにより自力で高ヘイスト状態を維持できる環境ではWSによるソロ連携が比較的容易かつ強力であり、殆どの場合物理系青魔法を連射しているよりダメージ効率は格段に高い。また物理系青魔法以外にも積極的に使うべき他青魔法も過去に比べて増えている。勿論プレイヤー各々のプレイスタイルによるがそれらの事情を含めてダメージを与える目的として物理系青魔法を主軸にしている青魔道士は昔ほど見なくなっているのが現状である。

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