詠唱中断

記事名読み
えいしょうちゅうだん/Spell Interruption
魔法忍術呪歌などを含む。以下同じ)の詠唱がなんらかの理由により発動できずに中断してしまった状態のこと。

詠唱中断する原因

魔法詠唱中に画面左上に表示されるゲージは、詠唱速度への補正がない場合に魔法詠唱の開始からキャラの詠唱モーションが終わるまでにかかる時間を表している。
魔法の発動はゲージが100%になった時ではなく80%の時点で行われる。
詠唱中断の原因としては、以下のようなものが知られている。一つでも該当するものがあれば、中断する可能性がある。
以下、「詠唱中」はキャストタイム(CT)79%までの間を、「詠唱完了」はCT80%の発動判定タイミングを指すものとする。


上述のCTゲージのパーセント表示は、ファストキャストを所持している場合はそれに応じて短くなる。

呪歌だけは若干扱いが異なっており、物理攻撃により詠唱中断することはなく、詠唱中のスタンも完了時に回復していれば中断しない。
また魔法であっても魔力の泉効果時間中であれば、物理攻撃による詠唱中断は無い。加えて残MPによる詠唱中断からも解放される。

ちなみに、遠隔攻撃ダメージでは詠唱中断は一切起こらない。

スキル判定に関する補足
上述の「詠唱中に近接物理ダメージを受けた場合」については、少々ややこしい法則が存在する。
まず、近接物理攻撃を受けた場合の詠唱中断は、100%起こるわけではない。
そしてその中断判定の基準は、彼我のレベルではなく、攻撃側の武器スキルと防御側の当該魔法スキルである。

例えば、サポートジョブ魔法を詠唱する場合、そのほとんどはサポートジョブのレベルを基にしたスキルに制限される。このため「サポレベルから見て」つよ以上にあたるLv40程度以上の敵から1以上のダメージを食らえば、詠唱中断が生じる可能性が高くなる。サポ忍時の空蝉の術サポ白(を除く)のケアルが詠唱中に攻撃を受ければほぼ失敗するのも、このためである。

つまり、詠唱側の魔法スキルと妨害側の武器スキルを比較し、妨害側が高ければ詠唱中断率に上方修正が、詠唱側が高ければ下方修正が加わるものであると考えるのが妥当であろう。そしてこの結果に対し一定量の詠唱中断率緩和をもたらすのが、装備品など詠唱中断率ダウン効果である。

また、アクアベールのように一定回数詠唱中断を防ぐ魔法も存在する。

なお、スキルランクは合計で11の段階があるとされているが、具体的にどのように判定が行われているかは不明である。

詠唱中断関連のマメ知識

魔法の発動は、詠唱完了時(CT80%)で生じるため、この時点以降にどのような状態異常になっても、極端な例を挙げれば戦闘不能になったとしても、魔法詠唱中断されずに発動する。
面白い例では、お互いにスリプルを打ち合って同時に発動してしまうケースすらある。

また、「詠唱開始から数フレーム詠唱中断判定がない」という認識が一般に浸透しているが、これはサーバー-クライアント間のラグによるものである。つまり、詠唱のごく初期では、詠唱をしているという扱いになっていないというわけである。
敵の攻撃も、サーバーの内部的には攻撃モーションに入った瞬間に既に発生している
注釈3
格闘二刀流ダブルアタック等の複数回攻撃も、1撃目の攻撃モーションに入った時点で同時に発生している。
ため、詠唱中断も「敵の攻撃に当たってログに出る
注釈4
このログ表示も、クライアントが受け取ってから、画面に合うようにディレイを挟んでから表示されている。
瞬間」ではなく「敵の攻撃モーションが始まる瞬間」を基準に判定されている。
NPC詠唱時間についてはラグでは済まない疑惑があり、非戦闘時に詠唱を開始すれば、どれだけ移動しても発動するという現象を頻繁に見ることができるため、謎が多い
注釈5
例えばストンスキンの詠唱を開始した敵を遠隔攻撃がギリギリ届く間合いから攻撃すると、PCに一直線に向かってきて一撃攻撃を加えた後にストンスキンが発動、ということもある。


詠唱中断PC側だけに限らないので、NPC詠唱中断を惹起することも可能。例えば、強力な魔法を使うNMと対峙する場合に、詠唱確認と同時に攻撃回数の多い物理WSを打ち込む、スタン静寂等の状態異常を狙う、不意打ちを使ったクリティカルヒットを打ち込む、被ターゲット者が走り去る
注釈6
BF破滅の壺」などで有効な戦術
、といった戦術がありうる。ただし、クリティカルスタンによる中断が無効だったりするケースもあり、必ずしも成功するとは限らない。

なお、詠唱中断状態となった場合、そのPCは一瞬(1~3秒ほど)移動・オートアタックを除く行動が不可能になる。この硬直は、魔法が成功した場合の硬直時間とほぼ同一である。

珍しい詠唱中断条件を持つ例として、Golden-Tongued Culberryがある。具体的には「詠唱中にヘイトリストの一番上の対象が入れ替わる」と詠唱中断が発生するようになっており、挑発フラッシュでも中断が起こるという不思議なNMである。

詠唱中断率低減装備を組み合わせると100%超までその率を上げることができる。
ただし詠唱中断率低減装備は内部的に1024分率で設定されていると考えられており、実際の性能は表示されている数値より僅かに低い。
そのため100%丁度ではなく103%まで上げないと確実に詠唱中断を防げるようにはならない。
詳細は詠唱中断率にて。


詠唱中断率低減が100%を越えているが中断が起きる。


この状態では、被ダメージによる詠唱中断は一切起こらない。

関連項目
詠唱中断率】【詠唱時間】【再詠唱時間

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