猫足立ち

記事名読み
ねこあしだち/Footwork
  1. モンクジョブアビリティの一つ。Lv65で習得する。2008年6月10日のバージョンアップ実装された。
  2. 同名のアビリティによって得られる良性のステータス変化
蹴撃の発動率アップ。
効果時間60秒。再使用時間5分。

使用すると自身にステータス変化猫足立ち」を付与する。
効果時間中は蹴撃発動率が+20%アップし蹴撃装備中の武器D値が加算される。
さらに、蹴り技(双竜脚および闘魂旋風脚)のダメージ計算を蹴撃D値で行うようになる。つまり通常の(素手D値+武器D値)に、蹴撃攻撃力+装備ジョブポイント猫足立ち効果アップ」が加算される。
分類名称効果
両足TTゲートル+1猫足立ち効果アップ蹴撃時の攻撃力+3%)
TTゲートル+2猫足立ち効果アップ蹴撃時の攻撃力+5%)
ビックゲートル猫足立ち+7%
BKゲートル+1猫足立ち+10%
BKゲートル+2猫足立ち+13%
BKゲートル+3猫足立ち+16%
祝融脛当猫足立ち+15%
ジョブポイント猫足立ち効果アップ蹴撃D値+1×20段階
装備品の効果は、装備している間のみ有効。

2015年6月25日のバージョンアップにて仕様が大きく変更された。詳細は後述。なお、旧コンセプトの「手数を減らして一撃の重みを増す」は後に、仕様変更されたためるへと引き継がれた。
同名のアビリティによって得られる良性のステータス変化
蹴撃の発動率がアップした状態。

なお、2008年9月9日のバージョンアップアイコンが「猫の肉球」に変更されている。
歴史
実装
2007年11月17日のFan Festival 2007において、モンクの調整案として発表されたアビリティである。発表直後から、モンクスレでは「どのような能力になるのか」と数多の推測や妄想が囁かれていた。
そして、2008年春に発売された電撃の旅団本、アルタナの神兵編の124ページの開発者インタビューの欄外のコラムに以下の文章が掲載された。
蹴撃関連の調整ですが、もう少しお待ちください。新モーションで制作中です。格闘スタイルは“拳が数で勝負、蹴りがダメージで勝負”という形にしていきたいですね。NMとのバトルでは「敵のTPをためちゃうから少し下がって」と言われることのない形にしたいなと。ただ、「百烈拳」は拳だけが反映される形になりますけど(笑)。
           「権代さんが語るジョブのこぼれ話1」より引用
この文章を読んだモンク達はさらにテンションを上げて、新モーションを伴った新アビリティへの期待に胸を膨らませたのである。
公式サイトの次回バージョンアップの告知ページにも同様の文章がアップされた。
実装
下記内容は当時の性能について解説したものです。
蹴撃に特化する。
効果時間は5分。

効果時間中、通常攻撃蹴撃のみに変化する。



マーシャルアーツ消滅による480への変更をスロウで、延長に伴うTP増加をストアTPで賄うという仕様だった。スロウのせいで猫足立ちをすることでかえって弱くなる度合いは激しかったものの、ストアTPによるWS回数の増加はそれなりの利点であった。

大きく期待していただけに、新アビリティを試したモンク達の落胆ぶりは激しかった。
さらに、予告されたはずの新モーションも見当たらず、公式サイトの告知ページからはその文章が削除されていたのである。

ちなみに8月に発売されたコミックヴァナ通の236ページに掲載された開発者コメントを以下に紹介する。
Q 猫足立ちを追加されたコンセプトは?
A 手数を減らして一撃の重みを増す手段として追加しました。手数の多さによって弊害を受けるような状況でも使えるように、蹴りだけで攻撃するというスタンスになっています。

敵のブレイズスパイクなどで丸焦げにならないようにと草案されたアビリティのようである。

■詳説
装備している格闘武器D値と間隔、追加効果マーシャルアーツは無視され、素手状態の間隔(480)で蹴りによる1回攻撃になる。得TP量はこの隔に相当する量になる。

蹴撃の発生条件が格闘武器攻撃であるので、その他の武器装備時には猫足立ちをしても蹴りは出ない。通常の蹴撃や、サポ戦ブルタルピアスによるダブルアタックも発生し、この場合は二段蹴りのように見える。
二段目の蹴りがダブルアタック蹴撃のどちらに由来しているかの判断はプレイヤー側からはわからない。

猫足立ち中の複数回攻撃は最大2回と設定されているようで、通常+DA+蹴撃の三段蹴りは発生せずに二段で打ち止めになる。とはいえ、2回攻撃の発生率には蹴撃DA複数回攻撃武器がすべて加味されており、猫足立ちなしと比べて蹴撃の頻度が多くなる。詳細な発生率の計算方法は不明。
タントラアタイア+2のコンビネーションは時々蹴撃を2回行うというものだが、これをもってしても3回攻撃は起こらない。

構えの由来からか、直立不動でなければ蹴りモーションは出ず、移動していると拳が出るモーションとなる。この場合でもダメージは蹴り扱いとなる。百烈拳をしても拳(もしくは武器)で攻撃し、百烈キックにはならない。

カウンターは拳で行うが、こちらのダメージ猫足立ちが乗らず、拳のD値が適用される。

■メリットとデメリット
効果中は以下のボーナスが発生する。

このため、猫足立ちの時間が長くなればそれだけ時間あたりの総ダメージは減少してしまう。使うことにより自身を弱体化する珍しいアビリティであり、「手加減攻撃」や「ガッカリ砲」などと揶揄されていた。自身が強すぎてタゲを取った際に背中を向けずに蹴りながら他人にヘイトを渡したり、拳で殴るよりもダメージを抑えられるのでガードスキルを上げる時間を取れる、などが猫足立ちの有効な使い方となっていた。

■蹴りための準備、越えるべきハードル
実装からしばらくは散々な言われようだったのだが、メイジャンの試練実装後、様相が変わり始めた。

上記のように武器D値を無視する仕様である為、比較的容易に作成可能な弱ワーグファング(D+0 隔+140 時々2回攻撃)や、その上位の弱アルサインクロー(時々2~4回攻撃)の低いD値のデメリットを無視して複数回攻撃のメリットのみが享受できる。
なお、詳細の項にあるように攻撃回数は2回が上限なので普通に考えると2~4回攻撃にしても3回以上の攻撃が無駄になるように思われるが、2回攻撃→2~3回攻撃→2~4回攻撃攻撃回数上限が増えるにつれ1回攻撃しか出ない確率が減っていく、つまり2回攻撃を行う確率が増えることになる。
これにより、両手武器並みの得TP単発ダメージを常時ダブルアタックに迫る勢いで得る事が可能となった。

WS双竜脚に絞られてしまうのがネックであったが2010年6月22日のバージョンアップにて、スキル300で闘魂旋風脚を習得することで夢想阿修羅拳を上回るWSダメージが実現できる。

数ある蹴撃攻撃力アップ装備は通常時のヘイスト命中装備トレードオフであったが、強蹴脚絆ポイズシューズタントラアタイア猫足立ち中に潜在能力を発揮する装備が次々と実装された。ヘイスト攻撃力が十分になると、ホードリングといったストアTPを伸ばす余裕もできてくる。

これらの装備を整えた上で猫足立ちを運用すれば、通常攻撃で破壊力満点な蹴りを連発し、WS毎のためるが間に合わないほどの圧倒的なTP速度で次の闘魂旋風脚を撃てるという、手数の不足の弱点を補うことができる。

一時期ネ実でのモンク最強装備論争において、スファライや炎ルートタイパンファングに弱アルサインクロー猫足立ちが食い込むほどの勢いを見せていた。
しかし、2回攻撃が上限による手詰まりと、アビセアで主流となるクリティカルとの相性が悪く、エンピリアンウェポンウルスラグナという、あまりにもかけ離れた存在が登場したことで、一部の愛好家層に留まってしまっている。
2008年6月19日の追加バージョンアップ
公式告知


由来
猫足立ちは空手に実在する構えであり、足を前後に開き、前足の踵を浮かせ、後ろ足はつま先を外側に真横に向け、ひざを少し曲げて立つ。
即座に蹴りを放てるようにする立ち方である。
ヴァナ・ディールではかまえると同様、見た目の構えは変化しない。
関連項目
蹴撃

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