カーバンクル

記事名読み
かーばんくる/Carbuncle
  1. ワールドサーバーの一つ、Carbuncleワールドのこと。
  2. 霊獣のうちの一体、虹の子・カーバンクル
  3. 召喚獣カーバンクル召喚士ジョブ取得と同時に契約する。

普段は深紅の宝石の姿をとっているが、微弱であれアストラル体に対する交感能力を有する者は、紅玉が発する“内なる声”を聴くことができる。ウィンダスの童謡『カーバンクルのうた』はそれと知らずにこの紅玉を持つに至ったタルタルが無意識に“内なる声”を聴いてその内容を唄に残したものであろう、と言われている。
また、その力の専門家や極度に強い魔法力を持つ者(魔法生物とかアジドマルジドとか)ならば見て取っただけでその存在を鉱物ではなく生物(正確にはアストラル体)と認識できるらしい。
中でも内なる声に応えた者には真の姿を現し、異世界の神獣たちを従える召喚士としての力を貸し与える。
ヴァナ・ディールにおいては全8属性のうち光を司る召喚獣であり、プレイヤー召喚士は例外なく初めに契約する召喚獣
外見
一般人や内なる声に興味を持たない者には大きな紅い宝石にしか見えない。
召喚士の力を持つ者が喚び出すことで額に紅い宝石を頂いた蒼い獣の姿を現す。
このときには誰であれこの姿を視認することができるが、恐らく召喚士MPで自身を具象化しているのであろうと推測される。
また、他の召喚獣よりもモーションの一つ一つが丁寧に作りこまれており、その可愛らしい仕草や容姿から溺愛する召喚士も多く、下記の永久召喚を活用し純粋に愛玩目的で連れ歩く輩も散見される。ライバル竜騎士子竜獣使いマンドラゴラ(愛称マンドラたん)だろうか。

方々にてカー君の愛称で親しまれているが、海外プレイヤーの間では『星のカービィ』シリーズの登場キャラのような「Carby」と言う愛称が付けられているらしい。ちなみにKirbyは普通にある人名らしい。
戦闘能力
最大の特徴は精霊召喚を除く召喚獣の中で最も維持費が低いことで、現状召喚士が限界まで成長しても、闇杖でも装備しない限り維持費が2桁になることはない。

必然的にその低燃費を持ち味にした利用法が考案され、召喚釣りカー君釣り)や絡まれ対策などに積極的に利用される。

また、光属性という大抵の敵が耐性を持たない(アンデッドゴブリン族に至っては弱点属性)ことから通常戦闘用の相棒として高い汎用性と信頼性を誇り、ソロ戦闘時の総合的な戦闘持久力に関して全召喚獣でもトップクラスといえる。
回復強化弱体物理攻撃魔法攻撃と一通りのことをできるオールラウンダー的な性格は召喚獣赤魔道士といった趣であり、連れ歩くことで困る事態はそうそう無いだろう。ただペミデ族のような特殊な挙動のモンスターだけは気をつけたほうがよい。
オプション機能
カーバンクルミトンの存在がトピック。維持コストを1/2(端数切り捨て)に減らしてくれるため、装備の組み合わせ次第で永久召喚が可能となる。
具体的にはレベル51~62ではライトスタッフ、レベル63以上ではアポロスタッフアストラルシグナバーミリオクロークオステアローブエボカーリングなどを装備することで、召喚獣維持費ジョブ特性オートリフレシュとの差し引きでゼロにできる。
維持費の最低値が1(0にできない)なので、リフレシュ装備を併用しないと召喚中のオートリフレシュは実現できない。

サポートジョブに付けた場合ではメインジョブLvが51~71迄はアポロスタッフが一本あれば永久召喚は可能である。

Lv24で習得するルビーの輝きについては、多くの攻略資料においてプロテスシェルの効果、と誤解を招くような書き方がなされている。
実際にはプロテスシェルとは別枠で掛かり、効果が重複するので、「ルビーの輝きがかかっていれば、プロテアシェルラを使わなくてもいいんだ」とか思ってる白魔道士達やLv24になり覚えたての召喚士達を落胆させることとなる。
もっとも習得Lvではサポでシェルラは使えないため、無駄かと言うとそうでもない。真空の鎧を覚えるレベルと近接しているが、前衛支援では殴られてすぐ引っ剥がされる真空の鎧よりは一定時間で持ちの良いこちらを選択するのも悪い判断ではない。
名称LvMP対象効果時間履行分類属性TP修正修正項目
シアリングライト1MP敵範囲-幻術魔法×INT
究極履行(アストラルフロウ効果時間中のみ) 光属性範囲攻撃
ルビーの癒し16味方単体-験術魔法-回復量修正×
HP回復
ポイズンネイル511敵単体-幻術近接命中率修正DEX
1回攻撃追加効果: (連携属性貫通)
ルビーの輝き2444PT範囲180験術魔法-××
物理防御力アップ 魔法防御力アップ
ルビーの煌き4462PT範囲180験術魔法-××
能力値アップ(STR/DEX/VIT/AGI/INT/MND/CHRからランダムに1つ)
プチメテオ55108敵単体-幻術魔法ダメージ修正INT
光属性攻撃
ルビーの癒しII65124PT範囲-験術魔法-回復量修正×
HP回復
ホーリーミスト76152敵単体-幻術魔法ダメージ修正INT
光属性攻撃
ルビーの安らぎ9474PT範囲-験術魔法-××
状態異常を複数個回復
ルビーの贖罪9983味方単体-験術魔法-××
標的のパーティメンバー敵対心を減少。
参考
カーバンクルのうた
注釈1
ヴァナ・ディール トリビューンの記事(外部リンク参照)より。タルタルに古くから伝わる民謡、とのこと。
昨日は宝石商の小箱に潜み
今日は貴婦人の薬指を飾り
明日は貧者の命を助く

求むる者へと渡りながら
内なる声聴く主を探す
ひとつの紅玉があると云ふ

その名を“カーバンクル
赤き血潮 流るる石


昨日は街の水路を流れ
今日は干潟の砂に埋れ
明日は森の朽葉に眠る

海や陸を流離いながら
運命の糸ひく主を待つ
ひとつの紅玉があると云ふ

その名を“カーバンクル
夕映えの色 留むる石


昨日は烏巣の卵間に光り
今日は魔物の片目に輝き
明日は少女の胸元を彩る

獣や人に愛でられながら
優しき心の主を試す
ひとつの紅玉があると云ふ

その名を“カーバンクル
七色の光 秘めたる石

出典
ラテン語で「小さな炭」。赤々と燃える炭のこと。ラテン語で「炭」(木炭や石炭、熱せられて光を放つものを含む)を意味するcarboに指小辞-unculusが付いたcarbunculus(カルブンクルス)が英語化してcarbuncleとなった。
これが語源となり、赤い宝石ルビーを意味する。転じて、額に赤く輝く宝石を頂いた小動物のこと。リスのようであるとする資料もあれば、サルとして描かれることもある。手に入れた者には富と幸運がもたらされると言われる。多くの冒険家が追い求めたが、誰一人として見つけたものはいない。

現代の辞典ではカーバンクルガーネットと説明するものも多い。しかしガーネット宝石のグループ名に過ぎず様々な色やレインボーも示す。その中でカーバンクルを指すのはライトレッドのカボッションカットだけである。
ほとんど知られていないが、カーバンクルが初めてFFシリーズに登場したのはFFIIIである。FFIIIでは、最弱クラスの敵として登場した。上記の出典がもとになっていると思われるが、岩のような姿をしていた。召喚魔法が初めて登場したのもFFIIIであるが、カーバンクルは単なる雑魚敵であり、召喚士FFIIIでは幻術師と魔界幻師という名前だった)とは何の関係も無かった。
FFV召喚獣としての初登場となる。姿はFF11のものとほぼ同じで、緑色のリスのような容姿をしていた。召喚魔法として入手するためにはカーバンクルとの戦闘に勝利する必要があるが、敵として登場するカーバンクルは巨大な獣の姿をしており、召喚時のリスのような姿とは大きなギャップがあった。
以降作品では一貫してこの容姿での登場となる。「ルビーの光」という技で、味方全体にリフレクの効果があったが、この効果はFF11では強力すぎるため、実装されないと思われる。
FFVIでは、召喚獣として召喚した際の効果はFFVのものと同じだが、そのほかの効果として、カーバンクルの魔石を装備することで、リフレクヘイストテレポプロテスシェル、の魔法を覚えることが可能だった。
FFVIIIでも「ルビーの光」での味方全員リフレクである。この作品では、召喚獣は「G.F.(ガーディアンフォース)」と呼ばれていた。
FFIXでは、エーコが召喚することができる。使用すると「ルビーの光(範囲リフレク)」だが、装備しているアクセサリによって「ダイヤのかがやき(範囲バニシュ)」「エメラルドの光(範囲ヘイスト)」「しんじゅの光(範囲シェル)」と、効果が変わるのが他の召喚獣とは違って特徴的であった。
FFXIIRW(レヴナントウィング)では低コストで呼び出すことができる召喚獣であった。詳細は「カー君」を参照。
FFXIIIでは召喚獣としての登場はせず、人々の食糧生産を司るファルシにカーバンクルの名がつけられている他、劇中劇のキャラクターとして従来の姿のカーバンクルも登場。
ピエロをモチーフとしたような外見は一部で物議を醸したが、少なくとも作中では大人気のようである。
外部リンク
Vana'diel Tribune Vol.19 紅玉の告白
関連項目
カーバンクルの紅玉】【召喚獣】【カーバンクルミトン

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