カーバンクル
普段は深紅の
宝石の姿をとっているが、微弱であれ
アストラル体に対する交感能力を有する者は、紅玉が発する“内なる声”を聴くことができる。
ウィンダスの童謡『
カーバンクルのうた』はそれと知らずにこの紅玉を持つに至った
タルタルが無意識に“内なる声”を聴いてその内容を唄に残したものであろう、と言われている。
また、その力の専門家や極度に強い
魔法力を持つ者(
魔法生物とか
アジドマルジドとか)ならば見て取っただけでその存在を鉱物ではなく生物(正確には
アストラル体)と認識できるらしい。
中でも内なる声に応えた者には真の姿を現し、異世界の
神獣たちを従える
召喚士としての力を貸し与える。
一般人や内なる声に興味を持たない者には大きな紅い
宝石にしか見えない。
召喚士の力を持つ者が喚び出すことで額に紅い
宝石を頂いた蒼い獣の姿を現す。
このときには誰であれこの姿を視認することができるが、恐らく
召喚士の
MPで自身を具象化しているのであろうと推測される。
また、他の
召喚獣よりもモーションの一つ一つが丁寧に作りこまれており、その可愛らしい仕草や容姿から溺愛する
召喚士も多く、下記の
永久召喚を活用し純粋に愛玩目的で連れ歩く輩も散見される。
ライバルは
竜騎士の
子竜と
獣使いの
マンドラゴラ(愛称
マンドラたん)だろうか。
方々にて
カー君の愛称で親しまれているが、海外
プレイヤーの間では『星のカービィ』シリーズの登場
キャラのような「Carby」と言う愛称が付けられているらしい。ちなみにKirbyは普通にある人名らしい。
昨日は
宝石商の小箱に潜み
今日は貴婦人の薬指を飾り
明日は貧者の命を助く
求むる者へと渡りながら
内なる声聴く主を探す
ひとつの紅玉があると云ふ
その名を“
カーバンクル”
赤き血潮 流るる石
昨日は街の水路を流れ
今日は干潟の砂に埋れ
明日は森の朽葉に眠る
海や陸を流離いながら
運命の糸ひく主を待つ
ひとつの紅玉があると云ふ
その名を“
カーバンクル”
夕映えの色 留むる石
昨日は烏巣の卵間に光り
今日は
魔物の片目に輝き
明日は少女の胸元を彩る
獣や人に愛でられながら
優しき心の主を試す
ひとつの紅玉があると云ふ
その名を“
カーバンクル”
七色の光 秘めたる石
ラテン語で「小さな炭」。赤々と燃える炭のこと。ラテン語で「炭」(木炭や石炭、熱せられて光を放つものを含む)を意味するcarboに指小辞-unculusが付いたcarbunculus(カルブンクルス)が英語化してcarbuncleとなった。
これが語源となり、赤い
宝石ルビーを意味する。転じて、額に赤く輝く
宝石を頂いた小動物のこと。リスのようであるとする資料もあれば、サルとして描かれることもある。手に入れた者には富と幸運がもたらされると言われる。多くの冒険家が追い求めたが、誰一人として見つけたものはいない。
現代の辞典では
カーバンクル=
ガーネットと説明するものも多い。しかし
ガーネットは
宝石のグループ名に過ぎず様々な色やレインボーも示す。その中で
カーバンクルを指すのはライトレッドのカボッション
カットだけである。
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