南海の魔神

記事名読み
なんかいのまじん/Up in Arms
獣人印章60BFの一つ。
ワールンの祠バーニングサークルムーンオーブトレードすることで戦うことができる。

人数制限は3人、制限時間は15分。
敵は頭足族Fe'e1匹。HPは7000台前半。

2006年12月20日のパッチまでLord of Onzozoが落としていたクラーケンクラブは、このBF戦の戦利品へと変更された。おかげで獣人印章60BFの中では最も知名度が高く、挑戦者数も多いものとなった。しかし元から良いアイテムが出ないBFだったうえ、クラーケンクラブドロップ率は、
従来の入手確率を極力保てるような代替の入手手段
と公式にあるように非常に悪く、当たり外れの差がとんでもなく極端な印章BFとなっている。
気になるドロップ率は1/128又は1/256と噂されるほどで、挑戦者全員に等しく入手チャンスができたものの、獣人印章60枚を使うこともあり、以前より供給は減った感がある。

オックスブラッドAF109打ち直し素材として採用されたため、従来の様に店売りではなく競売でそれなりの値段で扱われる様になり、クラーケンクラブが出ない場合でもある程度の金策にはなる様になった。

一般的な攻略
最初は非常に攻撃間隔が短く手数が多いが、一定のダメージを受けるごとに「Fe'eは、腕が1本傷ついた。」というメッセージが流れ、攻撃間隔が延びて攻撃の威力が上がる。
それを繰り返して6回目に「Fe'eは、腕がすべて傷ついた。」と出ると、通常攻撃の代わりにインクジェットを使うモードになる。
序盤は手数が多いだけなので忍者でも盾としてなんとか機能し、腕が傷ついていくごとに手数が減り一撃の威力が増す都合で忍者は徐々に有利になっていくが、腕がすべて傷ついた後は特殊技ばかりを撃ってくるため一転して忍者に盾は務まらなくなる。

敵は1匹のみで弱体魔法精霊魔法も入れ放題なので、黒魔道士赤魔道士を揃えると安全に沈めることができる。
ジョブによってはソロ撃破も可能。

一般的な編成としてはマラソンしつつ精霊で削る赤魔道士と、もう一人精霊アタッカーとしてのいずれかがいればSPアビがなくとも安定して攻略が可能である。
暗黒騎士精霊を扱うことができるが本職に比べればだいぶ劣る。
大体スリプルで寝かせて折り返し・ヒーリングをする作戦となるので、バイオ精霊弱体などのスリップは控えておくとよい。
使用する場合は必ずリーダーに確認をとること。

攻略の特性上、近接物理は役に立たずバインドした際には邪魔者となってしまう。しかしながら遠隔攻撃精霊に近いダメージをだすことができ、バインドに合わせて攻撃を止めやすいので削り役になることも可能。

ソロ基本のグラビデマラソン戦術
サポートジョブは黒or学。
アイテムヒーリングMPを補強するジンジャークッキー等。
こちらが戦闘不能になると敵は初期位置に戻り強力なリジェネHPを即全回復する為、仕切り直しは不可能。

  1. BFに入ったら、プロシェルヘイストリフレシュストンスキン等一通りの強化魔法を使い、開幕グラビデから連続魔サンダーII(約240ダメージ
    注釈1
    INT装備が充実していれば、バーン状態によるINT低下中だと300ダメージを超える
    )を、コンバート後は敵へのダメージと自らのHP回復する目的(MPの節約にもなる)でドレイン(約180ダメージ)。
  2. 連続魔終了後はサンダーIIとブリザドII(約230ダメージ)を交互に使用しドレインリキャスト毎に使用。
  3. MPがなくなったらスリプルIを使用しヒーリングスリプルIの効果が切れる前にスリプルIIで上書きヒーリング
    スリプルIIの効果が切れる前にグラビデを使用し、先程と同様に精霊マラソンサンダーIIとブリザドIIを交互に使用し、ドレインリキャスト毎に使用)。
  4. コンバート使用可能前は上記3.を繰り返す。
    以上手順で二度目のコンバートを使用せずに撃破することが出来るが、撃破出来なかったとしても、二度目のコンバート後に撃破可能。

注意すべきは頭足族WSリジェネレーション
早急にディスペルで消すように心掛けたい。
腕がすべて傷ついた後は頻繁に使ってくる。

バインドグラビデスリプルに関するレジストワーロックタバード属性杖装備すれば、曜日の影響を受けない限り皆無と言える。ただし耐性は徐々に付く模様。

所要時間は11~13分前後。

マラソンに慣れた赤魔道士ならば容易な敵であり、マラソンの経験が少ないプレイヤーでも1-2戦経験を積めば、以降は余裕を持って撃破する事が可能である。ガル赤やエル赤での撃破報告もあるが、MP最大値の問題で、やや難易度が高くなる感は否めない。なお、慣れてしまえば連続魔を使わなくても安定して勝利できる。

参考動画(ニコニコ動画) → http://www.nicovideo.jp/watch/sm1930707

サポートジョブは不問だが、獣使い自身も一緒に殴るなら回復手段のある白や踊が使いやすいだろう。
  1. 苗床を用いてファンガーのしもべを呼び出し、必要に応じてよびだす再使用時間を待ってから攻撃開始。
  2. ペットをぶつけたらチャージが切れるまでフロッグキックを連射。
    ペットイプシロンを用いたいたわる回復しつつ、チャージが貯まり次第フロッグキックを発動させる。
  3. 獣使い自身は一緒に殴っても離れていても構わない。殴る場合はターゲットを取ってしまった際にひきつけろターゲットを戻し、再使用時間が来るまで本体攻撃を中断してペットに任せる。
  4. いたわる再使用時間が間に合わずペットが倒れそうになったら距離を取り、再度よびだすもしくはしょうしゅうを用いて呼び出す。

所要時間は4~7分程度。
慣れるまではアルタナムルスム保険として数本持っておくと楽になる。


基本は連環計中のメルトンを軸にしたスリップマラソンだが、精霊魔法計略を合わせる事で素早く撃破する事が出来る。
サポートジョブ赤魔道士
食事メロンパイクリームパフなどINTが上がるものや魔攻の上がるフルーツパフェなど。
装備も可能な限りINTを意識すると尚良い。特にLv60制限下で最大のINT+を有し、机上演習効果アップも備えるスカラーボードや、スカラーガウンなどのAFも使い勝手が良いため、あればかなりの助けになる。その他では比較的安価に流通している知徳の首鎖や、可能ならモルダバイトピアスなども用意できれば火力の底上げに寄与してくれるだろう。
戦闘時間はメルトン火力増加等が見込める闇曜日が適しているが、デメリットの大きい光曜日以外であればそれほど神経質になる必要はなく、不安なら虚誘掩殺の策を使うことで闇曜日以外でも大きく難易度を変えることなく挑戦出来る。

  1. BFに入ったら食事をとり、机上演習を使用してMPの蓄積を開始しておく。
  2. 白のグリモア使用後に簡素清貧の章と併せてプロシェルブリンクストンスキンアクアベールアイススパイク妖霧の陣などの強化を行う。また、最悪こちらが戦闘不能になってもスリップダメージにより相手も共倒れにして報酬を得るという逆転劇もありうるため、リレイズもかけておくに越した事は無い。
  3. この時、連環計簡素清貧の章を使用してオーラリジェネIIIを使っておけばある程度のダメージは無視できるが、無くてもクリアは可能。
  4. 黒のグリモア使用後に、前項で使っていなければ連環計を使用。黒の補遺勤倹小心の章疾風迅雷の章を使い、グラビデをかける。
  5. 勤倹小心の章疾風迅雷の章気炎万丈の章を使いメルトンを詠唱。好みでバイオ曜日に合わせた計略などを使用する。闇以外の計略を使う際はメルトンの後に陣の属性計略に合わせた者に変更しておく。
  6. 精霊魔法ドレインを使って追撃を行う際は、連環計中ということで上記の戦術魔道書を積極的に使っていきたい。
  7. メルトンは1分で切れるため切れたらかけ直しをする。3回ほどメルトンをかければ戦闘は終わるが、削りきれなかった場合は赤ソロと同じくグラビデマラソンをしつつ精霊魔法削りきる。

赤魔道士での攻略と同様に、リジェネレーションは早急にディスペルで消すように心掛けたい。

以上の作戦で長くとも5~8分ほどで撃破が可能。
メルトンを軸にするため最大MPの低い種族でもクリアは容易。万が一MPが足りない場合は机上演習により蓄積したMPを取り出せばよい。
ただしスリップを中心として削っているためスリプルでの足止めは諦めなければならない。
また、赤魔道士との弱体魔法スキルの差からグラビデバインドも比較的レジストハーフレジストされやすいため油断は禁物。とはいえ疾風迅雷の章を併用出来ることや、スカラーガウンスキル差をかなり詰められるため、慌てなければ立て直しは容易である。
しっかりと強化魔法スキルが上がっていればオーラ一つで多少の被弾もまず無視できるだろう。

この他にも属性杖の代わりにイリダルスタッフチャトヤンスタッフ装備し、と組み合わせてイリデセンス効果による火力増強を狙ったり、メルトンの確実性を増すために虚誘掩殺の策を併用するなど戦術上可能な工夫は多く、実際に挑んで自分なりの最適なパターン構築を行えればそれほど難しい部類ではない。

オートマトン(ホワイトキャンサー)を盾兼アタッカーとして運用、からくり士自身は遠くからマニューバを入れるだけにとどめるか、範囲攻撃から逃れつつ自身も殴って時短を図る。
SPアビリティルブリカント不要。自身が殴らない場合、ストリンガー以外の装備は不要&サポジョブ不問。自身も殴る場合、サポートジョブ獣使い同様にサポ白サポ踊といった回復手段のあるサポートジョブが良い。

ホワイトキャンサーアタッチメント構成の一例>
アタッチメント構築の一例

  1. BF内でアクティベートし、負荷が減少するのを1分
    注釈2
    バフーンカラー装備し、ヒートシンクを使用していない場合。左記に加えてパペトリダスタナ装備している場合は45秒になる。ヒートシンクを組み込んでいる場合はそれぞれ半分の時間でOK。
    待ってから交戦開始。
  2. マニューバ回しはアースマニューバウィンドマニューバファイアマニューバの順が基本。
    オートマトンHPが半分程になったらファイアマニューバライトマニューバ切り替え回復A.リペアキットIVリジェネカニバルブレードHP吸収効果で回復は十分賄える。
    敵が粘膜強化を使ってきたらウィンドマニューバサンダーマニューバ切り替え命中率確保。
  3. 戦闘中にオーバーロードすると敗北が見えてくるので、ヒートシンクを使用しない場合マニューバの使用は焦らずに行う。
  4. 自身が殴る場合、張り切り過ぎてマトンからタゲを取らないようにすること、インヒビターを組み込んで自身→マトン連携を狙うこと、腕が全て傷ついた後は離れて範囲攻撃から逃れることを心掛ける。

所要時間は自身が殴らない場合7~8分、殴る場合で4~6分程。


大当たりのクラーケンクラブ以外はそれほど高価な物が無い。
第2枠は、ほぼ1ドロップだが、稀に2ドロップする事がある。
固定枠のオックスブラッド3個と箱開封時の15000ギル(※ソロ時。複数人なら山分け)は必ず入手できるため、大金とまではいかないがある程度の安定した収入は見込める。

由来
Fe'eはサモア語でタコの意味。
BF名の元ネタは、東宝映画「キングコング対ゴジラ」と考えられる。
キングコングの故郷、ファロ島の島民がコングを讃える唄のサントラでのタイトルが、ズバリ「南海の魔神」である。劇中にはもちろん大ダコが登場する。

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