中国の
兵法書「兵法三十六計」の第三十五計。
本来の意味するところは、強大な敵に対しては
正面からぶつかるのではなく、時勢に応じて複数の
計略を次々に用いて疲弊させよ、というもの。
FF11では、複数の
戦術魔道書を状況に合わせて次々繰り出せるようになるところから命名されたものと思われる。
有名なもので
三国志演義のエピソードに王允が董卓を討つため、董卓と養子の呂布との間に美女で名高い貂蝉を置いて仲違いさせたというものがある。貂蝉は董卓に身を寄せる一方、呂布と
密会し呂布の元へ行きたいと訴えたのである。その後董卓と呂布は貂蝉を廻って争い合い、結果董卓は呂布に殺されてしまう。(美人計と離間計の組み合わせ)
他にも
三国志でも有名な赤壁の戦いで曹操の大艦隊を鎖で繋がせてから、火を放って焼き尽くしたのも連環の計と呼ぶ。この場合も、火計を成功させるまでに複数の
計略が用いられており、一連の流れとしての
連環計とみなすことができる。
また、英語版のTabula Rasaはラテン語であり、白紙を意味するほか、哲学用語で「感覚的経験をもつ前の心の状態を比喩的に表現したもの」である。