ヒーラー

記事名読み
ひーらー
ヴァナ・ディールでは、パーティ内において、仲間の体力や状態異常回復する役割のPCを意味する。

多寡を問わないなら回復が可能なジョブは多いが、白魔道士以外のジョブは瞬間的な回復量やリキャスト等に問題を抱えているため、現在ではヒーラー白魔道士としての側面が強い。
特に範囲回復ケアルV以上の多用が想定される場合には白魔道士のみを想定すれば良いため、白魔道士を補佐するサブヒーラー支援役の選定にリーダーのセンスが問われる時代となってきている。

一方、最近では攻撃や支援をしつつ回復もこなす、といったスタイルが取れるジョブも増えてきたのでアタッカー支援役ヒーラーといった境界線が薄まってきており、サポでケアルIV・ケアルワルツIIIが解放されたことに伴い、ケアルIV以下を想定する場合には、サポートジョブによる回復を含めた中からの選択がコンテンツの難易度や人数との比較で求められるようになっている。

ヴァナ・ディールにおけるヒーラー代名詞となっているジョブ
注釈1
白魔道士アーティファクト白魔道士が関係している装備等に「ヒーラー~」と名付けられているものが多いことからも、それが伺える。

純粋なヒーラーとしての能力という意味では、素で状態異常回復・範囲回復ができ、高位レイズケアルリジェネも使え、トランキルハートヘイト低減・ディバインベニゾンファストキャストを備え、ハートオブソラスストンスキンまで追加される白魔道士が突出しており、回復能力が重要なコンテンツでは一強状態であるが、リフレシュ等のMP回復手段を確保できなければMPが枯渇する危険性も抱えている。ORパンタロン+1(+2)によるMPの節約も有用である。
また、特徴であるケアルV以上による大回復や範囲回復は、他のヒーラーと重複することでMPの浪費となる場合もあり、バ系ヘイスト弱体魔法等による支援役としての役割も大きいため、分担に対する意識も求められる。
敵対心ヘイトの影響が大きなジョブであり、敵対心軽減装備や様々なヘイトを持つ各種の回復魔法MP管理と併せて使い分けることが必要になっている。

白魔道士が突出しているものの、回復量以外の面が重要な局面や役割も存在し、ヒーラーあるいはサブヒーラーを担うジョブは多い。
白魔道士よりも支援役としての割合が大きいがファストキャストにより素早くそこそこの回復が出来る赤魔道士も高いポテンシャルを秘めている。
リフレシュコンバートを利用できるため高いMP持久力を持ち、ケアルIVでまかなえるなら瞬発力にも支障がないが、大ヒールを求められる環境では力不足。
コンバート後の回復に代表されるケアルIV多用の大ヘイトにより、タゲを取ってしまう危険性もある。

素でケアルが使え、ジョブ特性パレードゴルゲットバーミリオクロークといった装備を含めたオートリフレシュ環境に優れ、立ちっ放し状況ならばサポ黒白魔道士よりもMP生産に優れているともいえる。純粋なヒーラーに求められる敵対心マイナス装備は少ないが、むしろヘイトが稼げる事は盾役としては喜ばしい。
マジェスティによってケアル回復量アップ再詠唱時間短縮・範囲化の状態をほぼ恒常的に維持することが可能。

ピーアンPTメンバー全員のHP回復が可能。
戦闘戦闘の合間に前衛にかけたり、低Lvで他に歌う歌がない時、あるいはパーティメンバー全員のHPが少ない時に建て直し目的で使う時があるくらいで、常時ピーアンを使用するという事はまずない。
他には女神のヒムヌスによりパーティメンバーリレイズをかけることも可能だが、歌の枠を消費することもあり、使われる状況はそれほど多くない。

サポ白サポ赤サポ青に代表される子竜ヒールブレスを頼みにパーティメンバー回復することができる。ヒルブレパーティの項で詳解するが、十分な人数が集まらないとレベル上げでは成立できない特殊性を持つ。
サポートジョブにかかわらずLv90で使用可能となるレストアブレスもあるが、こちらは1分に1回となっている。
もっともヒールブレスを多用するにはサポートジョブで決められたジョブを選ぶ事になるので、メインのみの回復能力とは言えない。

カーバンクルルビーの癒し(II)ガルーダ風の囁きリヴァイアサン湧水回復が可能。契約の履行に1分縛りがあるため召喚士メイン能力をヒーラーとして期待されることは少ない。
とはいえ豊富なMPオートリフレシュの特性はサポ白との親和性が高いため、召喚士そのものをヒーラーの一角として見なす人が多いのが現実である。

P.エンブレイスワイルドカロットマジックフルーツいやしの風ホワイトウィンドヒーラーとして立ち振る舞いが可能。虚無の風による範囲イレースもあり、バッテリーチャージによるリフレシュオートリフレシュBP消費次第で付けられるため、ヒーラー補助程度の役割は可能である。またサポ学なら回復魔法スキル机上演習コンサーブMP状態異常回復魔法サポ白では状態異常回復魔法ケアルIVの恩恵もあり、かなり格上の敵でなければメインヒーラーになれる可能性もある。
一方で、BPの関係上、こうした回復系青魔法の全てをセットするのは火力との両立が難しい。また、毒などの状態異常回復できない、レイズリレイズに相当する青魔法が存在しない、回復できるのはパーティメンバーに限られるなど、他のヒーラーに比べて劣る部分もある。
また青魔道士はセットした青魔法により立ち回りが大きく異なるため、ヒーラーとして期待できるかはジョブ性能のみならず中の人による部分も大きい。現状の青魔道士魔法系青魔法のコストパフォーマンスの低さもあって比較的前衛志向が強く、ある程度回復集中してもらいたい場合には事前に打ち合わせなどをしておいた方が無難かもしれない。

ダンサーロールによりPTメンバー全員のHP回復が可能。ただし使用可能なレベルが61と高く、その頃には他のロールを回す方が有用であるため、パーティプレイで使う余地はあまりない。
一般にコルセアはサブヒーラーとして認知されているが、これは専らサポ白回復能力によるものである。特に高レベル帯になると銃弾のコストが跳ね上がるため、射撃を捨てて回復・補助に徹する例も多く見られる。
弱点として、元々MPを持たないジョブであるため、最大MPが他のジョブに劣ることが挙げられる。かつてのメリポパーティのように被弾を極力抑える構成でもない限り、メインヒーラーを務めるのは厳しい。

パールアリエスは動作に制限があるとはいえ白魔道士と同程度の魔法を習得し、敵へのヘイト上昇なしにケアルを行使できる。そのクセを理解して使いこなせば有用だが、魔法の連射性能の制限や優先される魔法が状況に必ずしもベストな選択と言えない、常に使用できる最大のケアルを使うといったクセがあるため『汎用性は高いが反応性に乏しく扱いづらい』といった一面も持つ。
出し入れの併用で無限のMPがあるように振舞えるため、使い手の腕やパーティメンバーの理解度などに大きく影響される。しかしフレーム取得条件により最短でもLv40が必要。また、本体WSの弱さが逆にサポ踊との親和性を高めている皮肉さもある。

TPを消費して回復するタイプ。ドレインサンバパーティ前衛は殴りながらHP回復が可能となり、微量なダメージならば充分な回復手段となる。ケアルワルツPTメンバー以外の回復も可能。踊り子自身のTPが充分に貯められる状況ならば、瞬間回復量的には充分に回復役となる力はある。リキャストの関係上、複数のPC大ダメージを被る・リキャストを上回るペースでダメージを被るような状況への対処は難しい。
また、レイズリレイズ効果のある踊りは存在しないため、戦闘不能回復サポ白やその他の後衛ジョブでなければ不可能である。

ナイトと同じLvケアルの習得が可能。リジェネ系は最速で習得でき、白のグリモア連環計による効果値・効果時間ボーナスを得られる。デフォルトでは範囲回復状態異常回復魔法を持たないが、それらは戦術魔道書によって補うことが可能。特に、高い頻度で放てる範囲化された状態異常回復魔法が強力。単純な回復量が求められる場合は、と同様に力不足・タゲ取りの懸念がある。
グリモア戦術魔道書による消費MPの軽減・詠唱時間の短縮が可能な上にコンサーブMPを持ち、机上演習アスピルによりMP回復することも可能なため、持久力は高い。リキャスト待ち、Charge節約などの理由で黒のグリモアケアルリジェネを行うことも出来るが、リキャストに注意。

サポートジョブを含め考察
状態異常回復・全体回復に関しては、高レベルになるほどサポ白サポ学でほとんどの状態異常の治療が可能となる。またサポ忍の普及によって被弾の機会はずっと少なくなっているため、Lv75キャップ時代ではサポートジョブの性能だけでヒーラーを担うケースもあった。
ケアルワルツIIIのレベル引き下げとそれに伴うサポ踊への解放は、潜在消し素材狩りなど格下相手や被弾しない状況のヒーラーとしてサポ踊の地位を高めている。

サポ白サポ学によるヒーラーとして代表的なのはMPmaxアップオートリフレシュといったMP面でのアドバンテージがあり履行技による状態異常回復も可能な召喚士が第一候補となる事が多いが、召喚士本来の仕事とは大きく異なり、メインヒーラーとされる事に不満を持つ召喚士は多い。
それでもPTに誘われる為に、コメントに「【メインウェポン】【ケアル】ok」と書く人もいる……。

赤魔道士ナイトはデフォルトでケアルが可能だが、状態異常回復や全体回復を使えるようにする為にサポ白にする事もある。
ナイトサポ白PT参加する事は昔はそこそこ事例があったが、今ではあまり見かけない。
赤魔道士の場合、サポ白PTメンバーからリクエストが多いジョブの筆頭候補となっている。

漂白に徹すれば黒魔道士ヒーラーとしての能力は高い。
Lv10代20代といった低Lvでは、PT白魔道士がいてもMPがすぐに枯渇する事が多いので、ある程度の回復サポートはしてあげた方がいい場合が多い。

暗黒騎士MP持ちでアスピルMP補給もできるので、サポ白と親和性があり
注釈2
特に低レベル
回復能力は高いと言える。

MPとは無縁ながらもTPの獲得手段に優れるためサポ踊ヒーラーとして立ち回る事も出来る。

竜騎士は自身はMPを持たないもののヒールブレスを多用するためにMPを持つサポートジョブが必要になることもあり、サポ白MP管理に優れたサポ赤サポ学で行動することも多い。その結果、サポートジョブの能力自体でもサブヒーラーとして活動することが可能となっている。

吟遊詩人コルセアは歌やロールで自分のMP回復する事ができるので、最大MPMP持ちジョブより少なくても持久力があり、サポ白で立ち回る事もある。

青魔道士MPを持ち、MP吸収キッス等によるMP吸収バッテリーチャージによるリフレシュ青魔法セットによるオートリフレシュMP事情も良好。また、青魔道士サポ白サポ学にする目的として、回復魔法スキルを得ることにより回復系青魔法の効果が増強できることも大きな要因の一つとなっている。

からくり士は、装備後衛系のジョブと重なるため装備自体のMPを活かせるサポ白サポ学による回復と、命中を補うと共に回復が可能となるサポ踊の選択がある。

踊り子の場合ダンスを使うのにTPが必要なため、TPを稼ぎ易いサポの方がヒーラーとして動くには都合がいい。

学者の場合は状態異常回復魔法や範囲回復戦術魔道書で賄えることから、高レベルになるにつれサポ白の重要度は低くなってくるが、緊急時(黒のグリモア中や戦術魔道書Chargeを使い果たしている場合など)の対応を考えサポ白にする場合もある。

状態異常が多く範囲ダメージが少ないという状況であれば、状態異常対策にサポかパールアリエスを運用する手もあるが、ペット及びレンジウェポンスロットとの相性が悪いという難点がある。

関連項目
盾役】【アタッカー】【支援役】【MPヒーラー】【Healer】【ケアルタンク

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