ガルーダ
ヴァナ・ディールの伝承
では次のように伝わっている。
さる小国の王子は、お気に入りの小鳥を庇って毒蛇に噛まれてしまった。小鳥は彼の命を救おうと、奇跡の風を起こすという鳥の王に会うため飛び出した。行けども行けども鳥の王には会えず、ついに力尽きる。しかし、そのとき奇跡が起き、小鳥は自ら鳥の女王になっていたのだった。
女王となった小鳥は奇跡の風を起こし、王子は一命を取りとめた。
後に二人は結ばれ、安息の日を迎えてから
女神に招かれて天に昇ったという。
バッドエンドの多い
神獣のエピソードの中では珍しくハッピーエンドで終わっている。
インド神話で維持神ヴィシュヌの乗り物として登場する。
人間の身体と四肢、鷲の頭と翼と爪を持つ半人半鳥の鳥の王。
ヴァナとは違いこちらは男性である。
ガルーダの母が
イカサマの仕組まれた賭けに負けナーガ族(半人半蛇)の奴隷にされていた。ナーガ族は不死の霊薬を天界から奪ってくる事を引き換えに母の解放を約束する。
ガルーダはその強さで霊薬を手にするも帰路でヴィシュヌと対峙することになってしまう。互いに戦うものの互角で勝負がつかなかったが、その力に感心したヴィシュヌによって彼の乗り物になるのと引き換えに不死の身体を与えられる。その後ナーガ族に霊薬を示し、母を解放するとナーガ族を騙して霊薬を取り返す。このため
ガルーダは蛇を食べる霊鳥として民間に広く信仰されることとなった。
過去の
FFシリーズでは
ガルーダは
召喚獣として登場したことはないが、たびたび敵として登場している。中でも印象深かったと思われるのは、
FFIIIにおける
ガルーダ戦であろう。中盤に立ち寄る都市「サロニア」で、中ボス扱いの
ガルーダと対戦するのだが、通常のプレイで上昇した味方の
レベルでは、その時点で到底
太刀打ち出来ないような強さであり、全体
攻撃「かみなり」を二発も受ければ、あっという間に
パーティは
全滅してしまう。
でんせつの かいちょう
ガルーダを たおすことが
できたのは りゅうきしと よばれるものだけ
だったと きいたことがある。
つまり、サロニアで初めて登場する「やり」系の
武器を手に入れ、味方全員を「りゅうきし」に
ジョブチェンジさせる。そして、1ターンの間画面外へ飛び出て敵の
攻撃対象から外れ、次のターンで落下し
大ダメージを与えるコマンド「
ジャンプ」で、
ガルーダのかみなりをやり過ごしながら戦うというものであった。
ある意味、
FFIIIのこの
ガルーダ戦が、全
FFシリーズの中で
竜騎士が一番輝いていた瞬間かもしれない。また、
FFIIIの飛行系の敵は総じて「
エアロ」に弱く、
ガルーダも
風属性が
弱点である。
なお、
FFIXではねだる
アイテムをあげると代わりに
アビリティポイントや
宝石などをくれる特殊な敵として登場している。
FFXIIでもボスとして登場しており、ある
アイテムを使わないと普通のレベルでは
太刀打ちできない強さになっている。
FFXIVでも敵(「蛮神」の一柱)として登場し、やはり該当レベルでは厳しい戦いを強いられる強さである。
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