支援役

記事名読み
しえんやく
パーティメンバーの能力を底上げしたり、敵の能力を低下させることで、有利な状況を作り出す役割。

支援役とは
他のパーティメンバーに、状況に応じた能力補強を行ったり、敵に不利な状態異常を付与することなどで、結果的にパーティの個々の能力又は総合的な戦力をアップさせ、より有利な戦闘を可能にするのが主な役割。
中衛とポジションが被り気味だが必ずしも一致する物ではない。
英表記での「Buffer」に近しい。

この役割を担当するメンバーが1人いることで、MP総量の事実上の増加・ヒーリング時間の短縮、盾役被ダメ詠唱中断回数の削減、再詠唱時間の短縮、敵の殲滅速度向上によるチェーンボーナス戦闘回数の増加など、パーティの受ける恩恵が大きいため、パーティ編成においては大きなポイントの一つと言っても過言ではない。

FF11で言えば吟遊詩人赤魔道士コルセア召喚士風水士等がこの役割を果たすことが多く、特に吟遊詩人に関してはこれに特化したジョブである。踊り子学者支援役としての色が濃い。
昨今ではヘイストの重要度が高いため白魔道士支援役と言えなくはないのだがヒーラーの王道なだけに支援役とは呼ばれないことが多い。

なお、吟遊詩人赤魔道士は、(黒魔道士などと並んで)リンク処理でも大きな役割を果たす。狩場でのトラブル発生時にもその対応一つで、パーティの命運(全滅から無傷での撃破まで)を握ることがあるので、危機に慌てない冷静さと戦況の把握能力も求められる。

また、一部のアタッカーアタッカーとしての側面を持ちつつも、この役割を行う事ができる。低レベルではアシッドボルトシルブレの有無により劇的に火力は向上するし、スタン系を極めれば危険なWSを封殺する事もできる。
自分単体の削りを追求するのではなく、パーティ全体を見渡す視野が有れば、アタッカー支援役といった分類は目安に過ぎないともいえる。

支援役の「人気」
前述の通り重要度の高い役どころであり、パーティへの誘いが来ることも多い。一方、これはヴァナ・ディールにおける支援役が万年不足気味ということでもあり
注釈1
実際にシャウトなど、ジョブ限定で募集される機会も多いが、そこでも後衛共々最後まで残っていることが珍しくない。
、実際に動かすプレイヤーの側からは、需要ほどの人気を獲得できていないともいえる。高レベルになるごとに姿を消してゆく詩人はその典型的な例であろう。

こうした現象の理由としては、

などが挙げられる。
特に最後の点は、主要な装備競売で揃うこともあって、メインジョブでなくてもそこそこの投資で一定の活躍を期待できるという利点にもなり得るが、甚だしくは「心のメインジョブ」の装備メリポを調達するための手段と成り果て、ジョブ自体の面白さに注目されることが少ないのは残念な点といえる。

支援する側・される側
支援される側と支援する側との認識のズレが生じることもあり、支援される側が、自分に有利になるような支援を求めるあまり、全体のバランスやTPOを踏まえない要求をする場合もある。結果としてパーティ解散が早まることになれば、全員の獲得経験値が目減りすることになるので、支援役のプレイスタイルに口を出していることを念頭に入れ、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけるのが賢明かも知れない。例えば、パーティ全体のバランスを考慮に入れつつ発言するだけでも、受け入れられやすくなるはずである。

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Buffer】【buff】【debuff

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