リンク狩り

記事名読み
りんくがり
  1. リンクを利用してごく少数の敵を集め、連戦を可能とするスタイル
  2. 少数のリンクを発生させて、一気に狩るスタイル。範囲魔法での削りスリプガを駆使する黒パーティなど。
  3. 敵を故意に大リンクさせて狩ること。

いずれも「リンク」とあるが、アクティブ複数からの絡まれやリンクしない敵複数を釣る場合でも本質的には大差がない。
連戦
リンク属性を持つ敵をあえてリンクする条件で釣ることで、一度に複数の敵を釣るスタイル。連戦を目的とする場合に容易に必要な敵を確保できるが、占有権を発生させた対象以外は横取りの危険性があり、対処可能な数を超えて釣ると犠牲者を出したり全滅する可能性もある。
また、他者から見るとピンチに陥っている場合との区別が一見しただけでは付かず、善意による妨害を受けることもある。

かつてのメリポ稼ぎで、複数釣ってきた敵を次のターゲットとして寝かせて準備するのも、このスタイルである。

小規模
強力な範囲攻撃スリプガを任意に放てる黒パーティには、対処可能な数の敵を集め、範囲魔法ダメージを与えてはスリプガで足止めする戦法がある。対処可能な数を超えたり、足止めに失敗すると窮地に陥るのは1項と同様である。

アイテムレベル装備により格下となった多くの敵が、内部的にはLv99との比較となることから大量の経験値メリットポイントを供給するため可能となったスタイル。元々、レベル差補正アドゥリンエリアには存在しないため格上との戦闘が比較的容易となる素地があったが、アイテムレベル装備の充実により、複数の敵を集めても維持できる環境が生まれた。
さらにフェイスの充実により、狩場と数に注意すれば、ソロでも十分に可能となっている。安全性を重視して連戦程度の数とし、チェーンをつなぐ方法も効果的である。


といった条件を満たす敵を大量に集める方法。トラブルを引き起こしやすいスタイルである。

サービス開始初期に行われた金策の方法。最盛期は7・2パッチ直後あたりと見られ、現在は廃れている。

上記の条件等を満たすことに加えて、ある程度金目の物をドロップするモンスターが多数配置されている場所で、1匹釣って走り回り大量にリンクさせたところを範囲攻撃で一掃する。これをドロップ品がマイバッグを埋め尽くすまで繰り返し、競売店売りで換金すると言うものである。レベルの低い獣人が多数生息するゲルスバパルブロ鉱山ギデアスホルトト遺跡などで行われている姿が良く見られた。

当時は攻撃を受けた時に貯まるTPが一律10%と高効率で、多数のモンスターから袋叩きに遭うと瞬く間にTPが300%まで貯まったため、範囲WSを連発出来た。この手軽さがリンク狩りの更なる人気に繋がった。

しかしこれに端を発するプレイヤー間のトラブルも後を絶たず、一人で多数のモンスター占有することで他のレベル上げ目的のプレイヤーの獲物が干上がったり、倒されたモンスターが一度に大量にリポップするため後から知らずに訪れた無防備なプレイヤーに絡みMPKになるなど、問題点も多かった。

後に裏パッチで同時に複数の敵を倒すと各個体のドロップ率が絞られる措置が取られ、2002年10月2日のバージョンアップでは直接の対策として格下モンスターから受けるダメージが大幅に増加、同年11月26日にはこの格下からのダメージは緩和されたものの、攻撃を受けた時のTP増加が2%に修正され回転が悪くなり時給も激減、金策としての人気は衰え自然消滅した。

強力な範囲攻撃であるアストラルフロウを複数同時使用することで、パーティー外の高レベル者がまとめた楽以上の黄色ネームの群れを一気に始末し、大量の経験値を得る戦術レベリング中の者より遥かに高レベルなプレイヤーのヘルプが不可欠な、手の込んだパワーレベリングである。ワイルドカードによるSPアビ回復や、レベルシンクによる狩場の固定がこの戦術を(狩場への影響には目を瞑れば)実用レベルの物にした。

何時頃編み出されたものかは定かではないが、2009年初夏頃からその様子を見かけた者からの報告が多くなり、遂にはレベルシンクによる調整要員として誘致され実際に参加した者からの報告も上がるようになった。ワイルドカードがあるとは言え詰めにはSPアビを用いるため、出来る限り一度に多数のモンスターをかき集める傾向にあり、極端な例ではそのエリア全体に生息するモンスターの半数以上を一箇所に丸め込むケースもあると言う。その他者への影響を顧みない手口から、業者が短期間で強引にジョブレベルを上げるため開発した戦術と見られている。

初期はコロロカ等のやや人気の少ない狩場で、その辺りに有り余っているコウモリ等を相手にひっそり行われていたが、後に業者以外でも手口を真似る者が現れはじめ、メジャーな狩場である砂丘でもトカゲゴブリンが姿を消す事態となっている例も報告されるようになった。また、昨今では一般の狩場を荒らさずに迷惑をかける心配が無く安心して実行可能である事からMMMを利用した手法も行われるようになった
注釈2
ただしMMMでは、レベル差から絡まれない敵はヒーリングしても襲って来ることが無く(/sitのみ有効)、しかも、釣りたい敵の感知範囲(視聴覚関係無しに聴覚感知範囲で判定される)に『既に絡んでいる敵』が居ても絡んで来る事が無い、そのためそのまま走り回ってもリンクさせる事が出来ない。一旦ダッシュして距離を開けてから/sitするという慣れを要するテクニックが必要となる。


なお、現状ではGMに直接意見を求めた際のコメントとして『現時点では不正行為ではない』とされているが、あくまで『現時点では』と言う事であり且つ余り褒められた行為ではないと言う事と、此方もGMコメントで『推奨はしない』と言う意見、更にこういう行為を極度に毛嫌いし、徹底的に敵視する過激なプレイヤーも数多く居る事も念頭に置いておいた方が良いだろう。

範囲攻撃を使用せず、大量に集めた敵の攻撃PLするキャラクターが一身に受け、低レベルパーティが一つずつ引き抜いていくスタイルもある。これは、1項のリンク狩りパワーレベリングの組み合わせであるが、獲物の取り合いという観点では同様の迷惑がかかるのも事実である。

アートマによる極端な強化が可能なアビセアでは、自身と同レベルの敵多数に囲まれている状況でも比較的容易に生き残ることが可能である。
また、同時期にフェルクリーヴをはじめとする強力な範囲WSが追加されており、これらを使用することで「釣り役が敵を大量に集める→攻撃に耐えつつ、範囲WSで一網打尽にする」といった狩りスタイルが可能になった。範囲WSにはガ系魔法とは異なり、敵の数によってダメージが減衰しないという特長がある。このため、巻き込む敵の数が多ければ多いほど一体当たりの効率は跳ね上がることになる。
通常のレベリングではアビセア乱獲で事足りるため、これが用いられるのは専ら金箱からのだいじなもの集めなどの「箱出し」がメインとなる。

限りあるリソースを奪い合う都合上、他のリンク狩りと同様のリスクをはらんでいると言える。
前述の特性から敵は可能な限り多い方がよいとされているため、生息域の敵を全部集めるといった常軌を逸したケースも見られる。
また、多数の敵を(一体ずつ連続で倒す場合に比べて)長時間拘束するため、少数の団体で狩場を食い潰してしまうというデメリットも存在する。
過疎エリアではなく日夜多くの人が訪れるアビセアでの狩りのため、トラブルが顕在化しやすいのも特徴である。

初出は戦士アビリティリタリエーション」とフェルクリーヴを組み合わせた戦術であったため「フェルクリ無双」「フェルクリ乱獲」等呼ばれたが、十分な耐久力(白魔道士によるケアルなど)と短時間のTP獲得手段があればイオリアンエッジカタクリスム等の範囲WSでも可能である。
また、後に黒魔道士のガ・ジャ系範囲精霊魔法や、チャージドホイスカーを代表格とする青魔道士属性攻撃系青魔法を用いた範囲魔法等での乱獲手法も成立し、これらも上記フェルクリ無双にならい「○○無双」等と呼ばれるに至った。

アビセア実装から時を経た現在では、一般的なアビセア乱獲ドミニオンopsにおけるメジャーな狩場とそうでない狩場がある程度明確に区別されるようになり、またGoV実装によって、アビセア外で制限時間を気にせず長期間自分のペースでレベル上げをするPCも相応の数になったことも重なってか、狩場モンスターを選ばないジョブ編成乱獲の手法次第でそれほど取り合いをせずとも稼ぐことは可能となっている。

特にアビセアではハイペースで狩りをするほど敵のリポップ数が増大することや、往時ほど多数の乱獲アライアンスがひしめいているわけでもなくなったため、範囲攻撃持ちとヒーラー、それに箱役が居れば少数からでもそれなりに稼げることもあって、空いている狩場でこれら無双乱獲を行うPCもしばしば目撃される
注釈3
副産物として、業者によるフェルクリ無双でのレベル上げ代行業も横行している模様。


2011年5月10日のバージョンアップにより旧裏が占有エリアでは無くなると共に弱点システムが導入され、赤弱点を突くと旧貨幣ドロップが確定するというシステムとなった。この時、範囲攻撃であっても確率が低下しないことからリンク狩りが発生することになった。

競合相手が少ないことからオハリアンに代表される範囲WSによる弱点狙いが猛威を振るい、大量の旧貨幣が産出された。だが、この時点ではWS弱点リンク狩りアビリティ弱点の一般PCの棲み分けが成立していたことから、問題は産出量に限られていた。2011年9月20日のバージョンアップ新裏の仕様も変更されると、ほどなくSPアビリティが無く比較的弱い動植物の弱点システムが判明、さらに効率化が進んだ。
その後、2011年10月5日に範囲攻撃によって弱点を突く可能性が引き下げられる一方、黄色ネームに対するアビリティによる弱点突きは据え置かれた。このため、大量にリンクさせて個別にアビリティ弱点を突くという方法に変化し、アビリティ弱点の敵にリンク狩りを行っていたPC集中する結果となった。
金策であるばかりか、レリック装束劣化レリック装束
注釈4
2014年10月現在では、デュナミス-バルクルムの頭、デュナミス-タブナジアの胴以外は「忘れ去られた~」を20個余分に投入する方が割安。
の取得、レリック装束+2メイジャンの試練にも影響するため、ワールド全体の旧貨幣の産出量は低下したかも知れないが、一般PCにつけを回す形となっている。

問題点
いかなるスタイルであっても問題点は、適した敵で行えば有利であるが、狩場が少なく敵が枯れることにより「他のプレイヤーのプレイが不可能になる」という一点に尽きる。そのためマナー的には共存を図りたいところである。

アビセアに見られるような生息域の敵を一気に集めるようなスタイルは、特に問題を起こしやすい。
しかし、建前としては通常のリンクとの区別が付かないため、競合相手が出現するとリンク狩りを始めるようなハラスメント・迷惑行為であっても原則として処罰されることはない。一応「黄色ネームは誰のものでもない」ため、横取りは可能であるが、相手がDQNプレイヤーであるため、悪質なプレイヤーとの軋轢を好まないプレイヤーが一方的に被害を被る構図となっているのは、他の迷惑行為と同様である。
関連項目
リンク】【絡まれ釣り】【横取り
メリポ稼ぎ】【コロロカアスフロ】【フェルクリ無双】【無双】【オハリアン

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