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占有権
記事名読み
せんゆうけん/claim
なんらかの対象を占有する権利。
公式サイト
においては、
モンスター
を対象とした交戦権を占有することに関してこの言葉が用いられる。
BF
等の
エリア
の占有については「
占有
」という言葉は使用していても「
占有権
」という言葉は使用していない。ただし、
プレイヤー
間においてはその限りではない。
ここでは、
公式サイト
の記述に則り、
モンスター
の占有に関して解説する。特定
エリア
の占有に関しては【
占有
】を参照していただきたい。
ページ内メニュー
占有権の仕組み
モンスターとの交戦権を得る
占有状態の維持・解除・消失
敵対心と占有権変更
救援要請・大規模バトルにおける占有権
占有権が発生した状態で出現するモンスター
占有権に関する問題と対策
MPKと敵対心
キープとハイパー化
ツール釣りと占有ディレイ
占有権に対する主な修正
関連項目
占有権の仕組み
モンスター
との交戦権を得る
他者が占有していない
モンスター
(
黄色ネーム
)に対して、
オートアタック
や
遠隔攻撃
、
魔法
攻撃
・
アビリティ
などで敵対行動をすると、対象の
モンスター
との交戦権を得る(
赤ネーム
にする)ことができる。この行動をファーストアタックと呼称する事もある。また、同様に
ファーストタッチ
と表現される事もあるが、こちらは「最初に敵対行動を取った場合に発生する
ヘイト
ボーナス」の事を指す場合が多い。詳細は【
ファーストタッチ
】を参照。
占有権は基本的に
PC
一名につき一体の
モンスター
に対してのみ持つことができ、他者が占有している
モンスター
(
紫ネーム
)には、あらゆる敵対行動を取ることができない。例外として、占有権を得た
PC
が
パーティ
・
アライアンス
に属している場合、占有権は
パーティ
・
アライアンス
メンバーで共有され、
パーティ
・
アライアンス
メンバーは対象の
モンスター
に対して自由に
攻撃
などを行うことが可能になる。
ソロ
で占有権を持った後に
パーティ
・
アライアンス
へ入った場合も同様である。
占有状態の維持・解除・消失
占有権は、
PC
一名につき一体の
モンスター
に対してのみ持つことができる。同時に複数の
モンスター
と交戦している場合、現在の
オートアタック
の対象のみが
赤ネーム
となり、他の
モンスター
の占有権は失われる。
オートアタック
をしていない(非
抜刀
状態)場合は、最後に敵対行動を取った
モンスター
が
赤ネーム
となる。
ガ系魔法
や
魔物達のララバイ
などの
範囲攻撃
を行った場合は、
範囲攻撃
の
ターゲット
となった
モンスター
のみ占有権を持つことができる。
パーティ
・
アライアンス
に属している場合、
PC
一人につき
モンスター
一体の占有状態を維持することで、同時に複数の
モンスター
の占有権を保持することが可能である。
メニューから
戦闘解除
を実行すると
モンスター
の占有状態を解除することができる。ただし、
戦闘解除
をしても即座に占有状態が解除されるわけではなく、
モンスター
が
黄色ネーム
に戻るまでには数秒
注釈1
状況により若干幅はあるが、おおよそ20秒で
黄色ネーム
に戻る。
のラグがある。また、
モンスター
と離れすぎて
オートアタック
が自動的に終了した場合も、
戦闘解除
と同様に見なされて占有権が失われる。
占有権を持つ全ての
PC
が
戦闘不能
になったり
エリアチェンジ
・
ログアウト
をすると
モンスター
の占有権は失われる。
敵対心
と占有権変更
一体の
モンスター
が占有権を
持たない
PC
に対しても
敵対心
を持っている場合、占有権を持つ
PC
と持たない
PC
の
敵対心
の変動により、占有権が移動する場合がある。
複雑な仕様になっているが、詳細な説明が
公式サイト
に掲載されているのでそちらを参照して頂きたい。
外部リンク【
モンスターの敵対心に関して(2006/04/28)
】
救援要請
・大規模バトルにおける占有権
占有権を持つ
PC
がメニューから
救援要請
を実行すると
モンスター
の占有状態は解除され、同時に全ての
PC
が対象の
モンスター
を
攻撃
できる状態に変化する。
救援要請
については、【
救援要請
】を参照。
仕様変更前の
デュナミス
・
ビシージ
・
エインヘリヤル
・
カンパニエバトル
などの
フルアライアンス
を超える人数が同時に参戦する大規模バトルでは、
モンスター
の占有権は設定されず誰でも自由に
攻撃
できる。
Memory Receptacle
のように、通常
エリア
に配置された、
占有権
の存在しない
モンスター
もいる。
占有権が発生した状態で出現する
モンスター
一部の
クエスト
進行中にのみ出現する
モンスター
や、特定の
トリガーアイテム
を
トレード
することで出現する
モンスター
は、
クエスト
条件を満たした
PC
や
トリガーアイテム
を
トレード
した
PC
が占有権を持った状態(
赤ネーム
)で出現する。
また、
アクション釣り
で
モンスター
を
釣り
上げた場合も、
釣り
上げた
PC
が占有権を持った状態で出現する。
特殊な例として、
トゥー・リア
の
NM
"
Despot
"は特定の
モンスター
を倒して
Despot
の出現条件を満たした
PC
が参加している
パーティ
に占有権がある状態で出現する。
モンスター
"
Despot
"に関して、特定の
モンスター
を倒して出現条件を満たした
PC
が参加している
パーティ
に占有権がある状態で出現するようになりました。
2007.8.28 バージョンアップ
占有権に関する問題と対策
レベル上げ
の対象から希少な
ノートリアスモンスター
まで、
モンスター
との交戦権を巡りサービス開始当初から様々な問題が発生した。
MPK
と
敵対心
サービス開始から
アトルガンの秘宝
発売まで、
モンスター
占有権は
敵対心
に関係なく保持され、
戦闘解除
などで解放されるまで占有権の移動は発生しない仕様となっていた。これを利用して
MPK
を行うことが可能であった。
一例として、
モンスターの敵対心に関して(2006/04/28)
から条件を引用する。
プレイヤー
「A」が
モンスター
「M1」と「M2」の二体と戦い、それぞれの
モンスター
に「A」への
敵対心
が発生しているとします。「A」が占有できるのは一体だけなので、「M1」の占有権を持っているなら、「M2」の占有権を持つことはできません。この場合、「M2」には誰でも
攻撃
をすることができます。
ここで
プレイヤー
「B」が「M2」に
攻撃
を始めたとしましょう。
「A」が「M1」と交戦し、
リンク
した「M2」を
スリプル
などで寝かせていたとする。「B」が「M2」に(
ディア
などで)微少な
ダメージ
を与えると、起きた「M2」は
敵対心
が高い「A」を
攻撃
し始める。
2009年1月時点の仕様では、
攻撃
を受けた「M2」は「A」への
敵対心
が「B」へのそれを上回っているため、「B」は「M2」の占有権を持つことができず「M2」は
黄色ネーム
のままである。よって「A」は再び寝かせたり
バインド
や
グラビデ
などの
睡眠
以外の手段で「M2」の行動を阻害し「M1」との
戦闘
に専念できる。
アトルガンの秘宝
以前の仕様では、
攻撃
を受けた「M2」は即座に「B」に占有され、しかし「M2」の「A」への
敵対心
は占有権を持った「B」の
敵対心
を上回っているため、「M2」は「A」を
攻撃
し続けていた。「A」が「M2」の行動を阻害しようにも、「M2」は既に
紫ネーム
となっているため一切の手出しができず、「B」が最初の行動以外に一切の敵対行動を取らなかった場合は
紫ネーム
の敵から延々と、
戦闘不能
になるまで
攻撃
を受け続ける
事態になっていた。
これを利用し
MPK
が可能であったため、
2006.04.18 バージョンアップ
で特定の条件における
モンスター
の占有権確保の仕様が変更された。
この
バージョンアップ
により
MPK
は殆どの場合で不可能になるなど改善されたが、
敵対心
を稼ぐことで占有権を持たない他者が
モンスター
の占有権を強引に奪い取る手法が可能となってしまった。
具体的には、ある
モンスター
と交戦中の
PC
に対し外部
ケアル
などをして
モンスター
の
ヘイトリスト
に自身を載せ、
インビンシブル
などを使用して高
ヘイト
を瞬間的に稼ぐことで
モンスター
の
ターゲット
を自身へ向け、そのまま
敵対心
を稼ぎ続けて占有権を奪取する、といった手段が用いられた。
この問題は現在も残っているが、
/blockaid
コマンドを使用して無関係の他者からの支援行為を遮断することで対処が可能である。
また、多数の
PC
が
集中
する一部の
エリア
では、
戦闘
中の
モンスター
の占有権が意図せず解除されてしまう事態が稀に発生していた。かつては占有権を持っていない
モンスター
に対して
挑発
などを繰り返すことで、瞬間的に解除された占有権を奪取(
横取り
)することが可能であったが、上記の
バージョンアップ
に伴う仕様変更によりこの問題は解決された。
キープ
と
ハイパー化
稀少な
HNM
などを長時間
キープ
する問題に対処するべく、
2005.08.02 バージョンアップ
で特定の
ノートリアスモンスター
を長時間占有し続けると、
モンスター
が
ハイパー化
し倒せなくなるように修正された。
キープ
とその弊害についての詳細は【
キープ
】を参照。
ツール
釣り
と占有
ディレイ
取り合いが熾烈な
HNM
などでは、
Windows
ユーザー
が外部ツールを用いて
POP
直後の
ノートリアスモンスター
を
人間
の反射速度では対応不可能な速さで
釣り
勝ってしまうといった問題が起こっていた。外部ツールの使用は当然ながらは規約違反であり、明らかにおかしい(
挑発
の
射程
範囲外から
モンスター
を
釣り
勝つなど)場合は
GM
に報告することで対処してもらえた場合もあったが、外部ツール使用者は後を絶たない状況であった。
この問題に対して、
2005.08.02 バージョンアップ
で
モンスター
出現直後から一定時間、占有権を得ることができないタイミングが設定されることになった。
外部ツール側でタイミングにあわせた
ディレイ
を設定することで対処が可能だが、
NM
が出現した時点で既に
紫ネーム
という全く
太刀
打ちできない状況は改善されている。
占有権に対する主な修正
ペット
に「
ほんきだせ
」を実行している間に占有権がはずれてしまう可能性を排除しました。 また「
ほんきだせ
」は、
ペット
が
戦闘
中でしか使用できなくなりました。
バージョンアップ(2002年11月26日)
モンスター
の占有権解放までに、若干の時間的猶予を設けました。
これにより操作
ミス
による
戦闘解除
や、占有権を有する
プレイヤー
の意図しない操作等では、大幅に占有権が外れにくくなりました。
ただし
獣使い
等が
ペット
を自身の
戦闘
対象と異なる
モンスター
に対して
攻撃
させた場合は、従前どおり互いが異なる敵へ敵対行動を行う度に、時間的猶予が与えられることなく占有権の対象が移り変わります。
バージョンアップ(2004/06/29)
釣った
モンスター
の占有権を、釣った人が持つように変更されました。
バージョンアップ(2005/04/21)
以下の
ノートリアスモンスター
を占有した状態で一定時間(※)が経過した場合、徐々に強さが変わるように変更されました。
King Arthro
/
Simurgh
/
Roc
/
Serket
/
Capricious Cassie
Lord of Onzozo
/
Behemoth
/
King Behemoth
/
Adamantoise
Aspidochelone
/
Fafnir
/
Nidhogg
※時間は、
ノートリアスモンスター
ごとに異なります。
モンスター
が出現した直後に、敵対行動で
モンスター
を占有することができないタイミングを設定しました。
そのタイミングで敵対行動とみなされる
アビリティ
や
魔法
を使用した場合、それらが再使用可能になるまでには一定時間がかかります。
ファイナルファンタジーXI 更新のお知らせ(2005/08/02)
バインド
中の
モンスター
の
攻撃
対象が、
モンスター
の近くにいる
PC
から、
モンスター
の占有権を持っている
パーティ
/
アライアンス
メンバーに変更されました。
2005.12.13 バージョンアップ
モンスター
プレイヤー
キラー
(
MPK
)対策として、
モンスター
の挙動が変更されました。
2006.04.18 バージョンアップ
モンスター
"
Despot
"に関して、特定の
モンスター
を倒して出現条件を満たした
PC
が参加している
パーティ
に占有権がある状態で出現するようになりました。
2007.8.28 バージョンアップ
「
花鳥風月
」で戦うことのできる
ノートリアスモンスター
を占有した状態で一定時間が経過した場合、徐々に強さが変わるよう変更されました。
≪2008.9.9 バージョンアップ≫
関連項目
【
赤ネーム
】【
ヘイト
】【
ファーストタッチ
】【
占有
】
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