黄色ネームは誰のものでもない

記事名読み
きいろねーむはだれのものでもない
獲物争いが日常的なFF11の世界において、獲物取得時に取った手段の正当化につかわれる言葉。

占有時の取り合いの場合
この場合、本質的な問題となるのは挑発に代表される即時的な釣り手段の有無によるジョブ間の公平さの欠如であって、横取りと呼ばれる概念は発生しにくい。
釣り手段を持たないジョブにとってはシステム面での不公平は厳然として存在し、100%ドロップでは無いEx品の取り合いであれば、トレハンの有無を含めてジョブ間での格差は存在している。
抽選POPの敵と戦うために、目的外の抽選対象を狩りつづける一方、別のPCは目的のMob沸くのを待ってそれだけを狩る、1時間以上抽選対象Mobを狩りつづけてやっとPOPしたNM広域スキャン持ちのPCが釣るといったことも起こりうる。
しかしいずれもパーティ以上の単位で行動することで対処可能な問題であり、取り合いそのものにはそれほど大きな問題はない。

この状況を念頭に置けば、「黄色ネームは誰のものでもない」ことは何ら問題がない。問題があるとすれば、それはクエストNMドロップを要求する(茶帯クエメイジャンの試練等)、代替装備品がない
注釈1
バンピリッククローに対するバードベーンの様に、代替装備品実装したがそちらもNMレアドロップという不条理な例もある。
などのシステム側の問題である。

POPした瞬間の黄色ネームは誰のものでもないことは、未だに真理で、FFXIサービス終了まで真理であると多くのプレイヤーが信じている。
絡まれ・リンク時・複数釣り横取りの場合
アクティブに絡まれた場合やリンクした場合のいずれにしても、支援の意図で取っていくことがあり、そこに悪意があるとは限らないが、寝かせた敵を起こして占有もせずに離れる
注釈2
MPKを引き起こすこともある。
チェーンボーナスなどを狙って連戦するために準備した(大抵寝かせか足止めが入っている)次の敵を持って行く、リンクを利用して抜いた敵を占有権の発生前に奪うなどは、悪意があると思われる。

意図的に少数(数匹)のリンクを引き起こす狩りとして、Lv75キャップ時代に盛んであった黒パーティによるWamoura Prince狩り等が知られているが、このように定番化している場合に横取りを仕掛けるならば、横取り側が非難されることもある。

カンパニエバトルにおいては占有の概念はないが、被ダメージが査定の対象となることから、強引にタゲを集めるPCも存在する。この状況は、攻撃をしのぎきる能力に欠けるジョブ、レベルのPCにとっては、比較的安全に稼ぐ機会となる。最終的にはNPCの強力な攻撃タゲを奪われることも多く、被ダメージについても範囲攻撃の被弾だけでも十分稼げると見なすならば、たいしたことは無いとも考えられる。
また、他のMobが残っているのに、釣りの危険を回避する・そもそも釣りの技術がないなどの理由で他PCが釣った敵のタゲを奪う例もあるが、これについてはむしろタゲを取ってもらうことを前提とした釣りがなされる場合も少なくないことから、問題とされるのは横取りではなく戦闘位置となることが多い。安易にタゲを取ることで、危険な位置での戦闘にならないか注意すべきである。
非難の対象となるのは、複数の敵から同時に殴られることで被ダメージを稼ごうとするあまり、既に1体以上のタゲを持っているにもかかわらず、他のPC戦闘中である敵のタゲまで奪うことぐらいである。

コロロカアスフロ素材目当ての低レベル狩場での大リンク狩りPL目的でのリンク狩り等、リンクを利用して大量の敵を集める力業とも言える狩りに対して横取りを行うことは考えられるが、これは多数の獲物を専有する側にこそ問題があると考えられることが多い。
占有時の横取りの場合
取合いの時ならば納得が行き、リンクについては議論はあるが、戦闘中に一瞬黄色ネームになった瞬間を狙って横取りする場合
注釈3
モンスターの強さや状況によっては、モンスター攻撃対象が元の持ち主にあり、MPKになる事もある。
においては、奪い取った者は明白な悪意があると推定される。このため他者への配慮が足りない、と考えるプレイヤーが多い。

特に高価なアイテムを落とすNM横取りされた場合などにこの心理は多くのプレイヤーに顕著に現れ、レベル上げの敵一匹二匹ならば横取りされたものは少しの経験値であるが、それこそギルに換算すれば数百万を超える価値を持つ(または換算不可能な価値を持つ)アイテムを落とす敵、それもPOPするのを何時間も待ったとなれば、横取りされた側のショックが大きいことは想像の及ぶところであろう。

モンスター占有は「獲物を途中で横取りされることを防ぐ」という、特定のプレイヤー達が最初から最後まで責任を持って、しかし他者からの妨害を受けることなくモンスターを処理できる、という特徴を持たせるために実装されているシステム。
実際、長期の占有を防ぐため、ハイパー化と呼ばれる別の方向性で長期占有を防ぐシステムも遅れて導入されている。
それと同時に、倒す意思を持たない長時間のマラソンなどでNMを独占し次のプレイヤー達が挑戦する権利を妨害することを防ぐ行動もみられる。

中には、敵対行動が途切れている状態が長く続くと赤ネーム黄色ネームに戻るNM、地形も存在するが、スリップマラソンからくり士精霊マラソンなどで倒しやすい反面、黄色ネームとなると横取りを狙うPCもいる。これらの戦術を時間をとるため嫌い、横取りを正当化する者もいる。
また、中には、連続した敵対行動を行っている最中に、一定の条件に於て占有者の意図しない場面で黄色ネームに戻ってしまうことがある。このときに他者はNMなどに敵対行動を行い、占有権を奪うことができてしまう。
この現象は、先に論じた「獲物の横取りを防ぐ」という占有システムの構造から予想される信念と相反するものの、システム的に不正な点はないという主張も存在する。

この現象について「横取りした側にとっての正当性」を一言で論じると黄色ネームは誰のものでもないとなる。システムの穴を突いた行為であるが、規約上は不正行為・迷惑行為とはならない。
マナー面では、問題のある行為であるが、これらの問題点をGMに対して報告すると「それは仕様です。」との回答を頂けた時期は古くから長く続いた。

トリガー式のNMなどでは最初から赤ネームPOPさせるなど
注釈4
こちらには、横掘りと同様の横入りが行われることもある。
、徐々に占有システムの不備は改善されてきてはいるが、未だにこの言葉で横取りの正当化が図られることもあるのが現状である。

なお、ネ実外部板等での晒しによる対抗がなされることがあるが、「既に問題プレイヤーとして知れ渡っていて事例が増えただけ」か「人ごととして等閑視」という結果に終わることが多い。

亜種として、勝てる戦力がないにもかかわらずNMを釣って死亡することでNMを消去する(かつての過去フォモルNM等)、ヘイトを乗せたままターゲットを切ることでだいじなものの入手権を奪う(エンシェントジェイドNM)というものもある
注釈5
こちらも改善されているのか、ターゲットが切れた時点で入手権が移る場合が見られる

関連項目
横取り】【ペット狩り】【我々のコリブリ】【ハイパー化】【占有

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