食事革命(しょくじかくめい/Gastro-revolution)
食事関連の仕様の大規模な変更の俗称。15周年エミネンス・レコード目標食事革命01」が実装されたため、公認の名称となった*1

過去食事関連に大幅な修正が加わったのは2回あり、2002.9.122004.12.9でそれぞれ行われた。
この項では、それぞれ第一次・第二次食事革命として説明するが、他項において単に「食事革命」と呼ばれているものは、第二次食事革命にあたる変更のことである。

革命前夜

食事革命以前にも一部の冒険者の間では食事におけるステータスブースト効果が注目され、レベル上げPT食事をすることはあった。
しかし当時の食事効果といえば、

…というように、高スキル料理と低スキル料理の差もあまりなく、一部に至っては料理食材の差すらほとんどなかった。
よって、一手間かけた高い料理よりも、店で安く買える料理、果ては食材そのもので済ませる傾向が強かったのである。
この頃の冒険者マイバッグには、前衛ならゆで卵ウィンダスで90G程度)、INT重視の後衛ならサンドリアグレープサンドリアで60G程度)、白魔道士マイバッグにはなにも入ってないかキノコの塩焼きサンドリアで240G前後)ということがほとんどであった。

2002.9.12「第一次食事革命

この革命を簡潔に表すなら、「人々が料理手に取った」革命であるといえる。

具体的には、

といった修正が盛り込まれた。
これによってゆで卵は単にHPMPをわずかに上げるだけの食事となり、肉料理STR攻撃力を伸ばし、スィーツINTMPを大きく高めるものへと変化した。
その結果、冒険者たちはこぞって料理合成素材マイバッグに入れ、常に食事を採ったり戦闘の合間を縫って合成しながら狩りをするという現在のスタイルが定着したのである。

また、この日よりミスラが魚(水産物の一部)を生食できるようになった。
それまでもガルカは肉を生食できたし、ミスラβ時代においては生でいけていたのだが、なぜか正式サービス後はできなかったようである。当時のミスラプレイヤーの一部はこの変更をたいそう喜んでいたようだ。もっとも、生魚も食材の一部であるので、効果のほどは微々たるものではあったのだが…。ロールプレイ用の小道具として喜ばれた形だろう。

ただ、この修正も、実装当初は攻撃力防御力の上昇値が固定値だったため、戦闘の実情に合ったものとは言えなかった。
山串はレベルに関係なくSTR+5に+30の効果を得られたため、低レベル時では黒魔道士ですら山串を食べて殴ればそれなりのダメージを与えられるなど、戦闘バランスに大幅な不安定さをもたらしてしまったため、翌月のバージョンアップによって上昇量が固定値から相対値へと変化した。

しかしその修正を加えても、例えば肉料理の中でも野兎のグリルSTR+2、+9.8%他、山串ならSTR+5、+22.8%他…といったように、ある料理の効果が他の料理の効果を常に上回ってしまうことや、また当時60だったスキルキャップが時を経て100に開放されても、調理スキル38の山串よりも効果の高い料理が現れなかった*2など、極端な需要の一極化は回避できなかった。
結果として「前衛は常に山串でおk」という風潮が定着し、これが二度目の食事革命へと繋がることになる。

このような大きな変化が特に語られていなかったのは、これがサービス開始から4か月目と、まだゲームバランスそのものが不安定な時期で、このような大規模な仕様変更自体があたりまえのように行われていた時期であったことが理由である。
同日のバージョンアップ内容だけを見ても、「チェーンボーナスの導入」「マジックバーストの導入」「HNMの追加」など、今日においての根幹要素ともいえる変更が同時に行われている。このような変革期にあって、ヴァナ・ディール食事情を決定付ける変更も数々の変更の一つとして人々の記憶に埋もれていった。

しかし、15周年エミネンス・レコードで「ゆで卵サンドリアグレープを指定数使う」という目標食事革命01」と、「ミスラ風山の幸串焼アップルパイを指定数使う」という目標食事革命02」が実装されたことで、サービス開始初期に行われたこの調整に再びスポットライトが当たることになった。

2004.12.9「第二次食事革命

山串の台頭より二年余、プロマシアの呪縛のシナリオが徐々に実装されていく中、歴史上二度目の食事効果大幅見直しが行われた。
一度目の革命に対し、これは「人々が料理選ぶようになった」革命であると位置付けることができる。

具体的な変更点としては以下のようなものがある。


大きな変更点の一つは、肉料理攻撃力上昇と魚介料理防御力上昇に対して、上昇率と上限が設けられたことである*3。この変更を受けて、従来の山串一択から、自分に合った食事の選択を求められるようになった。
さらに、2004.9.14に追加された活魚合成を使用する寿司が、命中率上昇食事であることの公式アナウンスがあった*4ことも追い風となった。これにより、命中の確保に頭を悩ませてきた前衛食事が一斉に寿司へとシフトし、まさに革命と呼べるほどの変化が起こった。

その結果、前衛山串一択から肉・寿司の選択、さらには「迷うなら寿司食っとけ」といった風潮へと変化していった。

実際には、信仰対象が山串から寿司に変わっただけという前衛も多いと思われるが*5、それでもTPOによって攻撃力命中率どちらに比重を置くかを選択できるようになったことは大きい。とりわけメリポにおいては、(ジョブ、使用武器にもよるのだが)命中装備だけで十分な水準に達することもあるため、このチョイスは実質的に意味を持っていると言える。

一方、後衛に対しても、スィーツ類の効果変化(hMP大幅アップ)やスタック数の増加によるヒーリング時間の短縮、MPの大幅アップ食事の導入など、やはり何を重視するかに応じた選択肢の増加という改善が見られた。

なお、この変更についてはトリビューン内でも取り上げられている。
→一流コックが語る料理のフシギVana'diel Tribune II

また、15周年エミネンス・レコードでは「スキッドスシキノコの塩焼きを指定数使う」という目標食事革命03」と、「イエローカレージンジャークッキーを指定数使う」という目標食事革命04」が実装されている。

第二次革命以降

食事効果に直接の修正が加えられたのは以上2回のバージョンアップのみであるが、周辺環境の変化に伴って食事情が変化したことはある。

最も顕著だったのが両手武器強化祭りと呼ばれた2007年8月28日のバージョンアップ、そしてその終焉後で、この時期は両手武器の使用において空腹時でも(従前の水準で言えば)寿司食並みの命中を確保できる状態にあり、両手武器の使用者は挙って肉料理にシフトした。
2007.11.20の修正量見直しによってこの状況は沈静化し、再び寿司の二択となったが、このときに肉食のメリットが見直され、高レベル帯での肉食が片手両手問わずに波及した側面もある。

その後も、寿司肉料理の中間性能を持つピザポトフ合成のリスクを軽減するマカロン等、新たな料理も追加され、冒険者達の食事事情も日々進化している。

関連項目

食事
*1
同時に"Gastro-revolution"(胃の革命)という英名もつけられた。
*2
イエローカレーなど山串と「並ぶ」料理はいくつか出たが、コストその他で山串の牙城を打ち崩すことはできなかった。
*3
一部の上昇率が低い食事には、上限が存在しないものもある。
*4
合成板の調理スレッドでは、9月の時点で既に検証が開始され、高レベルでの顕著な命中率上昇が知られていたが、効果が一般に広く知られるようになった契機はこの公式告知だった。
*5
脳筋さんにとってはとりあえず寿司食ってればいい程度の認識しかない場合もある。
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