カンパニエバトル

記事名読み
かんぱにえばとる/Campaign Battle
アルタナエリアを舞台に行われる、バトルコンテンツ
カンパニエの中核を成すバトルシステムであり、このカンパニエバトルを指して単純にカンパニエと呼ばれることもある。



概要
カンパニエバトル」とは、対象リージョンのどこかのエリアで発生している、カンパニエバトル専用モンスターとの戦いのことです。戦闘を繰り返し、該当リージョンから獣人軍を撤退させれば、所属している軍がそのエリアの支配率を上げることができます。
エリアに配置されているNPCカンパニエ審理官から「アライドタグ」の発行を受けていれば、カンパニエバトルで貢献した内容の査定を任意のタイミングで受け、それに応じたカンパニエ専用のポイント「連合軍戦績」や経験値を得ることができます。また、カンパニエバトルでは戦闘不能になった際に、経験値を失うこともありません。

公式サイト:2007.11.20 カンパニエより引用

上記の説明から分かる通り、ビシージ市街戦と共通する部分が多い。もっとも大きな相違点は、獣人血盟軍が殴りこんでくるのはアルタナエリアのほぼ全てと広範囲に渡り、それがあちこちで同時多発的に起こっていることだ。三国の本拠地は例外で、本拠地以外の管轄エリアがすべて獣人血盟軍に支配されない限りカンパニエバトルが発生しない。

五蛇将などごく一部の友軍を除き基本的にPCモンスターであったビシージとは異なり、カンパニエバトルでは多くの味方NPCが登場し、彼らと協力しての戦闘となる。登場するNPCには今まで名前だけが登場していた歴史上の人物が登場することもある。味方の強さ、及び獣人たちの強さは各エリアカンパニエにおける戦力や各軍の戦略方針により影響を受けるようだ。

カンパニエバトル発生中のエリアでは専用のBGMが流れ、バトルに関係しない一部のNPCがいなくなる。また、リージョン情報カンパニエで表示されるエリアアイコンの丸の上に剣が表示され区別されている。

開始と終了
カンパニエバトル開始の条件ははっきりしておらず、さながらゲリラ戦のごとく突然に始まることがほとんどである。各エリアにおける獣人血盟軍の支配率が高いほど頻繁に起こるようである。

以下のNPCに話しかけ、カンパニエ最新情報を選択することにより、開始予定や交戦中の状況を知ることができる。内容を見る限り、「カンパニエ最新状況」で三国で流されるカンパニエ関連のログの攻撃側のログのみを取り出して情報を提供し、「部隊の状況」で敵軍の防衛準備の状況が提供されており大雑把ではあるが掴むことができる。正確な時間をつかみたければカンパニエ関連のログを直に見て、そのログが発生した時間を見て計算する必要がある。

NPCエリア座標
Voucheramme南サンドリア〔S〕(J-9)
Hinrichバストゥーク商業区〔S〕(F-8)
Dallus-Mallusウィンダス水の区〔S〕北(G-10)

終了の条件はエリアの支配状況によって異なり、以下のとおりとなっている。


また、2008年3月11日のバージョンアップにより、カンパニエの戦況を知らせるためのシステムメッセージが追加された。仕様は以下のとおり。

上から、カンパニエバトルの開始時間、Fortification攻撃可能になる時間、拠点攻略中に敵に絡まれそうになる時間がわかるため、そのエリアへ参加する人は互いに情報交換をしあうとより安全確実に参加することが出来るようになる。特に工作部隊が無視できない影響力を持つようになっているのに該当エリアでログが出てからでは殲滅が間に合わないケースもあるため待ち伏せて倒すという場合に非常に都合が良いつくりになっている。

手順
過去世界三国いずれかの軍団に入団していることが大前提となる。つまり、だいじなもの二級連合従軍章」を所持していることが、カンパニエバトルに「正式に」参戦するための最低限の条件である。

その上で、カンパニエバトル発生中に各エリアカンパニエ審理官NPCに話しかけ、「アライドタグ」を受けることによってカンパニエバトルに「正式に」参戦することになり、「査定」の対象となる。すなわち、カンパニエバトルにおける自らの貢献に対する評価とそれに応じた報酬を受けられるようになる。

カンパニエ審理官NPCは、その週の支配権が三国なら拠点位置に、獣人側ならテレポで飛ばされた位置の近くに現れる。
あらかじめリージョン情報で確認しておかなければ、いざ戦いの場に着いたと思ったらカンパニエ審理官がいなくて来た場所に走って戻るハメになってしまうので注意しよう。

三国が支配するエリアの場合、獣人血盟軍はバトル開始と同時に姿を現すわけではなく、あたかもビシージのそれのようにどこかに出現し、そこから行軍を開始する。彼らの目指す場所は各エリアに存在する「拠点」と呼ばれる施設で、PCや味方NPCはこれを迎え撃つかたちになる。獣人側が有利なエリアではこの逆となり、拠点を守る大量の獣人のもとへ殴りこむかたちになることが多い。

現地への出発には三国本拠地に滞在するカンパニエ審理官より受けられる戦績テレポを使うと拠点のすぐ近くに到着できて便利である。利用には連合軍戦績が必要で、エリア支配状況によりコストが変わる。

自国支配エリアに限り、現地のカンパニエ審理官連合軍戦績を支払うことで各種のテンポラリアイテムを支給してもらえる。
なお、テンポラリアイテムの品揃えには自国の技術力と一部のゲストキャラが関係しており、それ次第では選択できない物もある。
以下、テンポラリアイテム連合軍戦績との交換レートを挙げる。

名称戦績名称戦績
ハイポーション+330エクスポーション+345
ハイエーテル+3スーパーエーテル+3
呪符リレイズカトリコン
レーテー水軍者の薬
牧者の薬王者の薬
竜鳴丹覇者の薬
ブラックマインエリクサー60
バインドチューブダイダロスウィング
パラリシスチューブ体力の薬
サイレンスチューブ魔力の薬
猛者の薬侠者の薬
験者の薬聖者の薬
諜者の薬愚者の薬
武者の薬尊者の薬
隠者の薬 
走者の薬
賢者の薬

オーク帝国軍クゥダフ兵団ヤグード教団軍のほか、闇の王親衛隊に属するアーリマンタウルス巨人フォモルなども確認されている。いずれも隊伍を組んで向かってくるため、迂闊に手を出すと袋叩きにされてあっという間に踏み潰されることは請け合いである。反面ビシージ蛮族NMのように異常な攻撃力を誇ったり攻撃スカスカ魔法レジレジになるような敵は少ない。ソロに強いジョブであれば、1vs1でも倒せる程度の強さ(Lvは戦況に応じて変動する。おおよそLv65-75程度)なので少数で各個撃破を狙って動くのも良いだろう。但しスリプルバインド弱体魔法には徐々に耐性がつくため、引きずり回していると完全にレジられるようになる。
獣人血盟軍モンスタージョブによらずMPを付加されているため
注釈1
ただしベルフリーから現れる敵のみMPがない。このためカンパニエバトル終了時に生き残っていた場合はデジョンせず(できず)凄まじい速度で走って帰る。
MP吸収魔法アビリティ吸収すると戦況を有利に運ぶことができるだろう。

なお、獣人血盟軍側に必ず1体は固有名称を持つボス格のNMが登場する。これらの個体の戦闘力は並外れていることが多いため、少人数で迎え撃つ場合などは注意したい。
また、固有名称のNMは一部を除いて俊足であるためマラソンで無力化することが非常に困難である
注釈2
この俊足さが仇となり、ボスが雑魚よりも早く現地についてしまい、雑魚が到着するまでに倒されてしまうという滑稽なシーンを見れることも多々ある
。そのためこのNMを如何に処理するかで戦局が大きく変わってくる。なお、シャドウは名前に関係なく、常に俊足である。(常にとんずら並の速度で走り回る)

モンスターの使用する範囲特殊技魔法攻撃にはそれぞれ巻き込まれるレンジが存在する。
一般的に特殊技と呼ばれているアクションはNPC>タグ有PC>タグなしPCという優先順位があり、ターゲットが上位にあるならば下位はそのダメージを受けない。また、一般に魔法攻撃と呼ばれているアクションはNPC、タグ有PC>タグなしPCという優先順位があり、ターゲットが上位にあるならば下位はそのダメージを受けない。
注釈3
魔法攻撃については2008/11/08現在、特殊な現象が確認されており、バトル中でないとき、タグなしPCNPCガ系魔法を受けると、パーティメンバーがいる場合でも、ターゲッティングされているPCのみダメージを受けるようになっている。つまりガ系特有の人数によるダメージ減衰のない攻撃を直接食らうことになる。


カンパニエバトルに参加する敵モンスターは、元の感知能力に関係なくアクティブリンク聴覚感知視覚感知となる。また「呆ける」ことがなく、POP直後からガンガン絡んでくる。
NPCの軍容
通常部隊
実際に戦闘を行う部隊。上の獣人血盟軍側同様にアルタナ連合軍側にも複数存在し、エリアによってどの部隊が出陣するか大まかに決まっている。

カンパニエバトル発生時に参加するアルタナ連合軍側のNPCは非戦闘時は所属国内のどこかに佇んでいるが、バトル発生と同時に国内から姿を消し対応地域に現れる。味方NPCは隊長格を除き基本的に敵と一対一で戦ったら負けてしまうほどの強さであるが、それでも防衛側の人数が揃わない際は非常に頼りになる。また、各軍団の正規軍のほかにスカウト成果によって参戦の左右されるゲストと呼ばれるNPC部隊も存在する。

これらNPCの詳細は、アルタナ連合軍側は【友軍】、獣人血盟軍側については【オーク帝国軍】【クゥダフ兵団】【ヤグード教団軍】【闇の王親衛隊】、ゲストについては【スカウト(カンパニエ)】を参照。

補給・工作部隊
エリア支配時には拠点への補給を、攻略時には拠点への破壊工作を担当する部隊。基本的にPCに対して攻撃を仕掛けることはなく、周りには目もくれず拠点へと突き進む。
前者では彼らが無事拠点に到着するとデジョンで撤退した後、その地域の拠点防衛力や戦略物資が若干上昇する。後者では、彼らが拠点に到着すると爆弾を仕掛け破壊工作を行い、その地点の拠点防御力を下げる。

味方の回復強化を行う部隊。当該項を参照。

兵器
エリアの支配状況、及び各勢力の技術力によって参戦が左右される。

査定
カンパニエ審理官アライドタグを返却することでカンパニエバトルから離脱できる。このときに戦場でのPCの戦いを査定してもらえ、活躍に応じて経験値(orリミットポイント)と連合軍戦績を入手できる。
ここで得られる連合軍戦績叙勲審査に大きく関わってくるため、現状維持もしくはより上位の勲章を得たい場合は常にカンパニエバトルでの活躍が必要となる。

2007年12月6日のバージョンアップ以降は、バトル終了時に自動的に査定が行われるように変更がなされた。終了時に戦闘不能だった場合は蘇生時に清算される。蘇生を諦めてホームポイントに戻った場合は対象外。
戦いにおける評価はプレイヤーからは分からないが、ビシージのそれとよく似た基準で評価されるようだ。なお前述した通り戦闘不能時の経験値ロストはないが、評価が下がる他、獣人血盟軍の支配ゲージが上がる。

1回のカンパニエバトル(1回のアライドタグ発行)で獲得できる経験値は、プレイヤーがとった各行動(与ダメ被ダメ弱体回復強化連携発生、レイズなど)ごとに細かく定められた点数が加算され、その総合点数に基づいて付与される。それぞれの行動ごとに点数の上限が設けられているため、単一行動(たとえば自己ケアルのみ)を繰り返しても定められた上限を超えた分に関しては評価されない。

上記評価には、行動ごとの上限に加えて、アライドタグ発行後の経過時間(1分単位)による上限も設けられている。1分経過するごとに、定められた経験値キャップが解放されると考えると分かりやすい。この時間キャップは各プレーヤーの保持する勲章ランク(数)によって異なる。

TODO:2011年7月12日のバージョンアップにより変更された査定基準の検証

1分当たりの評価点上限
58+(勲章数×2)
例えば連合白兵章(3つ目にもらえる勲章)なら、58+3×2=64/1min、
騎士戦功水晶章(11個目にもらえる勲章)なら、58+11×2=80/1min
となる。

ちなみに戦績は上記の式に当てはまった満額をもらえるが、経験値は5ポイントごとに区切られる。
例を挙げると、102ポイント相当の活躍をした場合はもらえる経験値が100に切り捨てられる。同様に107ポイント相当の活躍の場合は105となる。
さらに経験値は同じ評価の活躍をしてもレベルによって得られる量が異なる。
具体的にはLv61以上Lv75以下のPCが100とすると

とレベルに応じて割引かれてしまうため、低レベルの人ほど経験値を稼ぎにくくなっている。
連合軍戦績についてはLvによってもらえる量が左右することは無い。

以上をまとめると、このような式で表せる。
カンパニエバトルでもらえる経験値戦績
それぞれの行動におけるポイントをまとめたものを「行動評価点」とする。
評価点上限…時間(分)×{58+(勲章数×2)}
経験値取得量…行動評価点と評価点上限のいずれか低いほうを5ポイント区切りにしたもの×レベル係数
戦績取得量…(行動評価点÷2)と評価点上限のいずれか低いほう
※レベル係数…Lv1~15=0.2、Lv16~30=0.4、Lv31~45=0.6、Lv46~60~0.8、Lv61~75=1.0、Lv76~=1.2

例えば二級連合従軍章のみを保持しているプレーヤーの場合、時間キャップ解放は1分ごとに60点である。このプレーヤーがたとえ200経験値分の行動を行っていたとしても、アライドタグ発行後2分しか経過していない場合は、2分×60点=120点がキャップになり、取得できる経験値は120になる。連合軍戦績は200点の半分の100となり、時間キャップを下回っているため満額(100)獲得できる。
これがレベル50のプレイヤーなら、経験値は2分×60点×係数0.8で96、戦績は100となる。
同じくレベル80のプレイヤーなら、経験値は2分×60点×係数1.2で144、戦績は100となる。
なお、最初の時間キャップ解放は1分後なので、アライドタグ発行後59秒以内に査定を受けた場合は、獲得できる経験値戦績は0になる。

1回のアライドタグであまりにも長時間に亘る戦闘を続けると、行動ごとの上限点数を越える項目が多くなり獲得経験値が伸び悩むことになる。逆に、あまりに短時間で戦闘を終えるのも、時間キャップが解放されず、働いた分の点数が評価されない。
ジョブやレベル、獣人軍の侵攻具合や各プレーヤーの動き方によって様々なので一概には言えないが、だいたい20分から30分を目安に、一度査定をしてアライドタグを受け直したほうが獲得経験値的には有利になるだろう。

なお、ビシージ同様黒魔法トラクタで移動をした場合、アライドタグが外れそれまで稼いだ評価が全てリセットされるので注意が必要である。

※2012年4月時点
カンパニエの獲得経験値は(レベル99で暁女神勲章
最大9000で(約15分)
1分ごとに600ずつ最大経験値が増加すると思われる。
13分くらいで一度査定に向かうくらいが
効率良く経験値が稼げるのではなかろうか。
査定対象となる行動
備考
基本的にアライドタグのないPCに対してカンパニエバトルモンスター攻撃を仕掛けてくることはないが、実装当初は範囲攻撃などにはきっちり巻き込まれてしまった。このため、アライドタグ張替え時などにうっかりこれで戦闘不能になり経験値ロストすることがあった。現在では、アライドタグを持たないPCには範囲攻撃が当たらないようになっている。アライドタグの仕様・注意点などについては【アライドタグ】項を参照。

また、カンパニエバトルと関係のないNPCが消えてしまう仕様のため、アルタナの神兵スタート当初はクエストが行えず行き詰まるプレイヤーが続出した。幾度かのアップデート・緊急メンテナンスを経てクエストに絡む一部のNPCは消えないように修正が施されることとなる。2008年9月9日のバージョンアップにて、懸案とされていた戦時での三国NPCの保持が実現した。

ユニオンに参加していると、カンパニエ終了後も「ロット権がはく奪されました…。」とログが表示される既定の時間(5分?)が経過するか、エリアチェンジするまで、カンパニエアイコンが頭上に表示されたまま、参戦状態が続いてしまうことがある。この状態のまま現地の通常敵を討伐しても経験値アイテムともに入手できないため注意。GMによると「仕様」とのこと。
外部リンク
関連項目
カンパニエ】【アライドタグ】【連合軍戦績】【勲章】【叙勲審査】【Roar of the Battle Drums】【ユニオン

コメント表示/書き込み コメントはありません