エリアチェンジ

エリアから別のエリアへ移動すること。略して「エリチェン」といわれることもある。

モンスターはエリア間を移動することはできないため、モンスターがリンクした場合にこれを行なうと、安全に逃げることができる。ただし、エリアチェンジの際は、画面が暗転し若干のローディングが発生する。このローディング間にHPを削られて、エリア移動後に死体で転がっている場合もある。

定型文辞書には【エリアジャンプします。】という言葉が入っていることから、「エリアチェンジ」は正式名称ではなく、プレイヤーにより広まった言葉であると判断できる。
定型文辞書の実装がサービス開始後かなり時間が経ってからであったことや、「エリアジャンプ」だと略しにくいといった点が背景にあると考えられる。

英語ではzoning（zoneすること）という表現が最も一般的である。

changeは「交換する」「取り替える」といった意味の英単語であるため、例えば「タロンギからブブリムへエリアチェンジする」と言ったら、『タロンギのマップをブブリムのマップに取り替える』のようなすごい意味になってしまうので、特に英語圏の方との会話の際には注意されたし（文脈から察してくれるとは思うが）。

エリアチェンジを行うことで、以下のような事象が発生する。

• TPがリセットされる
  
• 一部の強化が解除される（SPアビ・グリモア・乱れ撃ち・一部のエンチャント効果など）
  
• 魔法の再詠唱時間がリセットされる
  
• エリアチェンジ前のエリアにいたモンスターのヘイトリストから外れる

  注釈2

  厳密には、ヘイトリストに乗っていたPCがヘイトトップになった際にエリアチェンジしていた場合にヘイトリストから外れる。
  
  
• 飛竜やオートマトンなどのペット、及びフェローに掛かっている状態変化が解除される（エリアチェンジ先が呼び出し可能エリアの場合）
  
• ビシージド・アライドタグ・レベルシンクが解除される
  

暗転中はリンクシェル・パーティを含めたすべての会話が届かなくなる。このため、会話を聞き逃さないために「エリアします」と断っておくことも多い。
この間に/tellが届くと/tellした側に届かなかった旨のメッセージが返る仕様、であるが、これが返らないことがしばしばある。この場合、/tellされた側は全く関知不能であるし、した側も届かなかったことを知るすべがない。
/tellしたのに反応がない場合、「無視された」のではなくこのような可能性を疑う必要もある。特に募集/shoutを複数エリアにわたって行ってるような企画主に/tellする場合は注意が必要である。

また、エリアチェンジ直後は以下のような現象が一定時間発生する(ことがある)。

• リンクシェルを装備していない状態、PTを組んでいない状態になる。結果的に(暗転中から引き続き)リンクシェル・パーティ会話が届かない時間がある。
  
• 周辺のPC・NPCが表示されない。
  
• アイテム・装備欄・だいじなものが空で表示されない。それゆえアイテムや地図等が使用不可。
  
• モグ金庫・ロッカーなどのアイテムが表示されない。また宅配が使用できない。
  
• ステータス表示がおかしい場合がある。
  
• 魔法欄が空で表示されない、または現在のジョブでは使用不能なものまで列挙される(使用はできない)。
  
• /blacklistが機能せず、リストにあるPCの発言が届いてしまう。
  
• アビリティが使用できない。
  

暗転中にまずエリアデータを取得し明転、直後に「PC・周辺の情報」をサーバーからロードしていると思われ、これが完了するまでの間発生しているものと思われる。それゆえいわゆる「重いエリア」にエリアチェンジした場合に顕著でありその時間も長い。ロード完了次第問題は回復するが、場合によっては十数秒かかることもある。

エリアチェンジで効果が消失するステータス変化もいくつかある。例を挙げると呪歌・ファントムロールの効果、エンチャントの大半や、HPmaxアップ、乱れ撃ち、リゲインなど。過去、SPアビはエリアチェンジでも効果が残っていたが、2007年11月20日のバージョンアップで効果が消失するように変更された。
同様にエリアチェンジでTPも0にリセットされる。

過去、フェローもエリアチェンジで消えていたが、現在ではエリアチェンジした先がフェロー呼び出し可能エリアであればフェローは消えずに残ってくれる。

また、エリアチェンジ後は一定時間チョコボ掘りができなくなる。これについてはチョコボ掘りの項を参照。

なお、黒魔法「トラクタ」による移動もエリアチェンジと同様に扱われる。
ミッションやクエストの中には「エリアチェンジすることでリセットされるイベント」というものがFFXIには多数存在するため、うっかりこれを使ってしまった場合は再度戦闘なりを行わなくてはならなくなる場合がある。
同様にビシージやカンパニエバトルの最中にトラクタを行うとそれまでその人が稼いだポイントがリセットされる為、使用する側も使用された側も要注意である。
逆に、一部のイベントはログアウトしてもエリアチェンジしていなければ進まないことがある。前日に「あと1日待ってくれ」と言われて、ログアウトして寝て起きてログインしたがイベントが進まない、という場合は一度エリアチェンジしてみると変化が起きるかもしれない。

付け加えるなら装置などによる「ワープ」もエリアチェンジとして扱われることが多い。
ただし、ワープ中画面右下に「Loading」の文字が出ないワープの場合はエリアチェンジ扱いとなっていない。そのため、これらのワープでタゲを切ったと安心して元の場所に戻ると敵に再度絡まれるという事態が発生する。

「デジョン」によるワープも（同じエリア内のホームポイントへの移動であっても）エリアチェンジとみなされる。

何らかのワープをした際にログに、あるエリアに新たに入ったことを示す「=== Area: [エリア名] ===」という行が表示されれば、それはエリアチェンジが行われたことを示す記録となる。

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