Iroha(いろは)
1.項 登場人物 編
星唄ミッションにおけるメインヒロイン。自身を滅びの未来からやってきたと語る、陣羽織の少女。その名前と出で立ちが示す通りひんがしの国の出身であり、(未来世界における)醴泉神社の宮司を務めていた。
冒険者(PC)を師匠と呼び慕っている。これはいずれ来る未来において、彼女がPCに師事することになっているため。
滅びの定めを回避するため現在(884年)のヴァナ・ディールに降り立った彼女は、PCが正しい歴史を辿れるように醴泉神社の勾玉を託し、現在の師匠を導いていくことになる。最初のミッション「鳴くはクリスタル」中での年数とのずれについては後述する。
武器や衣装に霊獣フェニックスの意匠が感じられるが、これは醴泉神社に祀られているものに関係している。また彼女自身も現代に渡る際フェニックスの加護を得ており、詳しくは星唄ミッションのストーリー中で語られる。
両親についてはミッション終盤まで明確にされないが、第2章の時点で以下のヒントが提示されており、その素性についてはかなり絞り込める。答えはネタバレ項にて。
- 両親ともに冒険者と面識がある。特に父親とは親しい間柄。
- 父親の名は途中で遮られてしまったが、隠そうとする意思はない。
また、ひんがしに冒険者が来るよう懇願するという立場からひんがしの国の出身者である。
- 母親は醴泉神社に縁有る者であり、クノイチの心得も弁えている。
イロハの降り立った時代 編
最初のミッション「鳴くはクリスタル」の中で、イロハは「ここが天晶暦898年のヴァナ・ディール?」と発言している。898年は現代(天晶暦884年)の14年後にあたるが、後に「累々たる想い」の中で「早い時代へ転がり落ちた」と言っていることから、元々は天晶暦898年を目指していたところ、天晶暦884年にまで遡ってしまったということらしい。また最初のミッションでは「醴泉島に渡って師匠を探す」という発言をしている。醴泉島はひんがしの国に存在する島だが、ギルガメッシュによるとなぜか「厄介な西の方の海」でイロハを拾っている。「いろはでござる」を見る限り、どうも方向感覚には難があるようである。
2.項 フェイス 編
イロハ 編
2015年11月10日のバージョンアップで実装された。星唄ミッション第3章第28節「雲ひとつなし」をクリアすると入手できる「盟-イロハ」を、許可証に対応するフェイス担当NPCに渡すことで、フェイス「イロハ」を習得できる。
特徴 編
ジョブ | 侍/白魔道士 |
---|---|
戦闘タイプ | 近接物理 |
武器 | 両手槍 |
WS | 天つ水影流・花時(振動/衝撃) 天つ水影流・鳥雲(溶解) 天つ水影流・風雅(衝撃) 天つ水影流・月輪(光/分解) |
アビリティ | 八双、心眼、葉隠、黙想 |
魔法 | プロテア/シェルラV |
その他 | MP+50% |
- TP2500まで連携トスを待つ。
- TP1000で葉隠を使用し連携に備える。
- 黙想が使用可能な時はTP2000で一人連携を狙う。
必ず花時>鳥雲>風雅>月輪と繋ぐ、花鳥風月を意識した構成となっている。
花時と月輪は光属性、風雅と鳥雲は火属性の属性WS。モーションが弓術なものも全て内部的には両手槍扱い。
- ターゲットを取ると心眼を使用する。
- プロテア/シェルラはVのみ。Lv75以上で使用する。
一人でもプロシェルのかかっていないパーティメンバーがいれば使用する。
白魔道士フェイス同様、開幕にかける場合他にプロテア/シェルラを使用するフェイスがいると被らないように分担する。
この時通常は先に呼び出された(=前列寄りの)キャラがプロテア>後ろのキャラがシェルラを唱えるが、イロハは八双を優先し一手遅れるため必ずシェルラ側になる。同じくハートオブソラスを優先するミリ・アリアポーやヨランオランの場合は通常の順序になる。
- HPが0になった時、一度だけHP全快で蘇生する。
フェイスの絆キャンペーン-HQにも同様の効果があるが、重複せずキャンペーン中でも蘇生できるのは一度だけ。
特殊台詞 編
- テンゼンがパーティにいる時にイロハを呼び出す。(テンゼンIIには反応しない)
- セルテウスがパーティにいる時にイロハを呼び出す。
(セリフの優先度はテンゼン>セルテウス)
- 蘇生時
ヴァナ・ディールよ、今しばらく私めの存在をお許しください!
- 天つ水影流・月輪使用時
観念いたしなされッ!
イロハII 編
2015年11月10日のバージョンアップで実装された。星唄ミッション第3章第35節「すべてが星の唄となる」をクリアすると入手できる「盟-イロハII」を、許可証に対応するフェイス担当NPCに渡すことで、フェイス「イロハII」を習得できる。
特徴 編
ジョブ | 侍/白魔道士 |
---|---|
戦闘タイプ | 近接物理 |
武器 | 両手槍 |
WS | 天つ水影流・鏡裏(硬化) 天つ水影流・花時(振動/衝撃)(追加効果:ディスペル) 天つ水影流・水烟(核熱) 天つ水影流・月輪(光/分解) ライズフロムアシェズ |
アビリティ | 八双、心眼、黙想 |
魔法 | プロテア/シェルラV、フレアII |
その他 | HP-5%、MP+350% |
- TP3000まで連携トスを待つ。
- 黙想が使用可能な時はTP2000で一人連携を狙う。
必ず鏡裏>花時>水烟>月輪と繋ぐ、鏡花水月を意識した構成となっている*1。
花時と月輪は光属性、鏡裏と水烟は火属性の属性WS。モーションが弓術なものも含め全て内部的には両手槍扱い。
- MB狙いでのみ耐性を無視してフレアIIを使用する。
- ターゲットを取ると心眼を使用する。
- プロテア/シェルラはVのみ。Lv75以上で使用する。
一人でもプロシェルのかかっていないパーティメンバーがいれば使用する。
- ライズフロムアシェズ
自身中心範囲に、HP25%回復、ストンスキンの効果。
ストンスキンは500ダメージカット?、効果時間15分。
パーティメンバーが3人以上HP75%以下または睡眠時に使用する。
基本的な動作はイロハと同じ。葉隠は使わなくなっているが、MB狙いでフレアIIを使用するようになっている。蘇生能力が無くなった代わりに、範囲回復WSを習得している。
連携トス待ちのロジックではあるが、TPが3000に達した時点で、たとえ既に発生してる連携に対してイロハの持ちWSで〆が可能であっても、強制的に鏡裏を発動させてくる。また、トスに対してイロハの持ちWSでは連携を繋げられない時は、基本静観しているのだが、まれに月輪や水烟などを暴発させて連携を潰されてしまうことが起こる。仕様か不具合か不明だが、その場合両者ともに、WS使用後に棒立ちになりしばらく武器を振らなくなってしまうので、動き出して次のWSが打てるようになるまでに通常より時間がかかってしまう。
特殊台詞 編
- ライオンIIがパーティにいる時にイロハIIを呼び出す。(ライオンには反応しない)
- プリッシュIIがパーティにいる時にイロハIIを呼び出す。(プリッシュには反応しない)
- ナシュメラIIがパーティにいる時にイロハIIを呼び出す。(ナシュメラには反応しない)
- リリゼットIIがパーティにいる時にイロハIIを呼び出す。(リリゼットには反応しない)
- アシェラIIがパーティにいる時にイロハIIを呼び出す。(アシェラには反応しない)
(セリフの優先度はライオンII>プリッシュII>ナシュメラII>リリゼットII>アシェラII)
- 天つ水影流・月輪使用時
朧月*2 異邦にそよぐ 星が唄……!
各ヒロインに対する台詞は全部食べ物関係である。
ライオン殿、各地の名物の話をもっと詳しくお教え頂きたく……。
プリッシュ殿、テンゼン殿が握る「将軍おにぎり」は絶品でございます。
アフマウ殿、茶屋シャララトのお噂は師匠からかねがね伺ってございます。
リリゼット殿、トップアイドルへの差し入れというものに大変興味がございます。
アシェラ殿、西方のスィーツとやらをぜひご一緒させて頂きたくございます。
漫画「いろはでござる」のイロハは食いしん坊キャラとして描かれているが、あまり表に出さないだけで本当にそうなのかもしれない…。
外部出演 編
2015年11月11日から2015年12月31日までおよび、2020年5月28日から2020年6月22日までの期間限定でFFXIVとのコラボイベント「星唄異聞」にて出演。ヴァナ・ディールの師匠に会う為に時空転移を試みるが、何故かエオルゼアに到着してしまい、ヴァナ・ディールに戻るために、おぼろげに残る記憶から「天つ水影流・鏡裏」の極意を修めようと、プレイヤーキャラと共に鍛錬に赴くことになる。
各地で発生するイベント戦闘では味方NPCとして参戦*3し、両手槍を携え、「我流花時」「我流月輪」という技を披露してくれる。ただし戦闘モーションはヒューラン族女性の流用で、前者はフルスラスト、後者はドゥームスパイク(どちらもエオルゼアの槍術の技)の名前違いでしかない。
なお、その戦闘でのBGMが「Battle Theme」だったり、撃破するモンスターが、鍛錬に最適な浅瀬の魔物ロバークラブだったり、偉大な侍の証を得るためのデーモン族だったり、多くの冒険者が挑むことすら叶わなかったとされる幻の魔蠍だったりするなど、FF11プレイヤーなら思わずクスリと懐かしくなることうけあいであった。
イベント報酬として、イロハが装備している防具一式*4を、おしゃれ装備として得ることができる。
ファミ通×電撃 ゲーム実況エクストリーム『FFXI』チャンネルの特別企画、アテレコ動画 第4弾:『ヴァナ・ディールの星唄』では小清水亜美がキャラクターボイスを担当した。
ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニアでは第3部3章より参戦。声優は水瀬いのり。
「未来からやってきた世界最後の人間」という共通点からFFXIII-2のノエルとの絡みがある他、醴泉島を再現した地ではある存在と同じ名を持つ者とのバトルも待っている。
名前の由来 編
→月刊ファミ通コネクト!オン 2015年 7月号[雑誌] ではなぜイロハという名前に決まったのかが明かされている。以下、該当の部分を引用する。伊藤 戦国時代に奥州で活躍した伊達政宗の長女である五郎八姫(いろはひめ)という人物が、イロハの名前の由来になっています。
齋藤 五郎という男勝りに育って欲しいという願いと、縁起のよい末広がりの八を付けた五郎八が非常に気に入りました。ゲーム内では漢字で表記できませんので、カタカナにしていますが、そういった意味が込められています。
伊藤 あとはイロハニホヘトの"始まり部分"でもあるので、新しい時代の始まりを築いて欲しいという意味も込めてカタカナでイロハにしました。
第18回もぎたて ヴァナ・ディール(12:40頃~)では、彼女の名前が決まるまでのいきさつの一端が明かされている。それによると、最初はイロハは仮称だったが、一旦決まりかけた別の名前をググったところ、「けっこう似た感じでちょっと強烈なキャラ」が引っかかったことでボツになり、議論の末にイロハが正式に採用されたらしい。ファミ通Connect!Onでは、その名前が「非常に有名なキャラクター」と同じであること、シズカという名前も候補にあったが多数の作品で使われていたために諦めたという話も紹介されている。
いろは歌はすべての仮名を重複させずに使って作られた誦文で、プロマシアミッションの名前の1文字目を繋げるといろは歌になるという仕掛けが織り込まれたこともあった。
外部リンク 編
→五郎八姫(Wikipedia)3.項 BGM 編
醴泉島や星唄ミッションのイベントシーンで流れるBGM。作曲者は水田直志。雅楽器のような独特の音色で静謐を感じさせる旋律が奏でられる、ひんがしの国の醴泉島らしい和風の楽曲。
FFXIVでも醴泉神社のBGMとして使われており、サウンドトラックにも収録されている。
収録メディア・配信 編
- →Amazon Music - ヴァリアス・アーティストのFINAL FANTASY XI Gifts from Vana'diel: Songs of Rebirth Soundtrack - Amazon.co.jp
- →Amazon Music - 水田 直志のIroha - Amazon.co.jp
関連項目 編
【Iroha/ネタバレ】【ヴァナ・ディールの星唄】【いろはでござる】【フェイス】【フェイス/一覧】Copyright (C) 2002-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
- *1
- 途中で割り込まれた場合、割り込まれたWSに対して残りの連携を成立させようとする。割り込まれたタイミングが悪かったり、連携を繋げられないWSだった場合、TPが貯まりすぎて、その後鏡裏一発で終了してしまう。
- *2
- 読みはおぼろづき。同名の片手刀に朧月(ろうげつ)がある。
- *3
- イロハが撃破されると敗北。
- *4
- 種族を問わず男女ともに装備可能。