魔法ダメージ(まほうだめーじ/Magic damage)
  1. ダメージの一種で、「魔法によるダメージ」に分類されるダメージのこと。
  2. アイテムプロパティの一つ。


ダメージの一種としての魔法ダメージ

シンプルに解釈すれば、魔法ダメージは「魔法によって生ずるダメージ」だが、FFXIにおけるダメージの大部分は検証により物理ダメージ魔法ダメージブレスダメージのいずれかに分類できることが分かっており、本項ではこちらの意味での魔法ダメージについて解説する。

魔法ダメージの定義

ダメージ属性上は「被魔法ダメージ」特性が働くかどうで他のダメージと区別できる。属性物理WSのような複合ダメージのケースもあるので一概には言えないが、概ね女神の聖域が反応するかどうかで判別できると言えるだろう。

ただし、モンスターステータス変化の特性上、何が「魔法」として扱われるかはケースバイケースで異なっており、魔法ダメージを生ずるものが必ずしも無効化されるわけではないし、逆にブレスダメージなどその他のダメージと一緒に扱われていることも多いため、これらは個別に判断する必要がある(後述)。

魔法ダメージの特徴

魔法ダメージは、の8属性と、メテオマジックモーターなどの無属性のものに細分できる。

多くは(攻撃者の魔法攻撃力)÷(被攻撃者の魔法防御力)(以下「魔攻/魔防」)によってダメージが増減するが、エン系ドレインなどのようにこの影響を受けないものもあるし、ネザーブラストのようにブレスダメージでありながら魔攻/魔防ダメージ計算に含まれるものもあり、魔攻/魔防の参照とダメージ属性とは必ずしも一致しない。

物理ダメージによる攻撃はある程度の幅を持つものが多いが、魔法ダメージを与える攻撃は条件さえ揃えればダメージが一定になるものが多い。その代わり、レジストというダメージに影響を及ぼす概念が存在し、レジストされた場合にはダメージが減衰されてしまう。攻撃者の魔法命中率が高く、被攻撃者の魔法回避率が低いほどレジストされにくくなる。例外はあるものの、術者INT天候曜日の影響を受けることが多い。

またその多くは必中だが、青魔法針千本」のようにミスになるものもある。

魔法ダメージを与える手段

代表的なものは精霊魔法神聖魔法忍術のうち、直接ダメージを与えるものが挙げられる。魔法系青魔法の場合、ブレスダメージを与えるものと魔法ダメージを与えるものの両方がある。

魔法以外で魔法ダメージを与える例としては、WSのうちバーニングブレード等の属性WS契約の履行の一部、ランジなどがある。なお、ホットショット四之太刀・陽炎等のように、物理特性と魔法特性の両方の特性をもっている特殊なWS属性物理WS)も存在する。

また、エン系などの追加ダメージ*1スパイク系の反撃ダメージ魔法ダメージである。

魔法ダメージが効かないケース

一般に「魔法耐性」とされる敵は、必ずしもピンポイントで魔法ダメージのみを防御するわけではない。例えば以下のような挙動があり、魔法耐性吸収の敵が他にどのような攻撃を防御・吸収するかは、各ケースで判断する必要がある。



魔法ダメージを防ぐには

被魔法ダメージカット(もしくはダメージカット)の装備を用いることで軽減できる。魔攻/魔防ダメージ計算に含まれていれば(魔法ダメージか否かに関わらず)ダメージを軽減できる。

魔法回避率を上げたり、対応する属性耐性を上げるなどしてレジスト率を上げるのも対策として有効である。

類似のダメージ

ダメージの計算式

上述のとおり、魔法ダメージには様々な類型があるが、精霊魔法属性WS魔法アビに関しては、ダメージの計算式は以下のようになっていると考えられている。
文章として見易さを重視した計算方法と、計算式として1行で記述するタイプを併記する。
文章型は、上から順番に積算していき、各項目の計算結果ごとに小数点以下の数値を切り捨てる作業を繰り返し終えた値が結果となる。

予備
知識
floor(x)xの小数点以下を切り捨て
INT(MND)関数INT(MND)差×系統倍率(系統係数)
魔法ダメージカットシェルルビーの輝き被魔法ダメージカット装備の効果の合計(50%で頭打ち)
曜日天候効果曜日天候、および装備補正の合計
上限40%で、下限はない
ガンビット消費したルーン1つにつき+10%(最大+30%)



特殊なケース

上記以外の魔法ダメージの計算については以下に概説する。詳細は各項目を参照。

アイテムプロパティ

装備品に付される性能として表記される「魔法ダメージ+」には2種類ある。
アフィニティのサブプロパティとして記されている場合と、それ単体で魔法ダメージ+と記される場合である。

先に登場したのは前者の、アフィニティに付随する性能としての表記である。
アフィニティ魔法ダメージ+1は当該属性魔法ダメージを10%増加/減少させ、魔法ダメージ+3は20%増加/減少させる。このことから、魔法ダメージ+nは魔法ダメージを5×(n+1)%増加/減少させるプロパティであると推測される。

例:ボルカシャI
Aug Ex
57 366
アイスアフィニティ:魔法命中+1
アイスアフィニティ:魔法ダメージ+6
アイスアフィニティ:詠唱時間-14%
Lv99~

2013年7月9日のバージョンアップにて、後者に当たる「魔法ダメージ+」単体での表記を持つ装備が追加された。

例:タマシチ
Rare Ex
88 216 INT+5 MND+5 魔攻+12
魔法ダメージ+99 片手棍スキル+188
受け流しスキル+188 魔命スキル+167
ケアル回復量+22%
Lv99~
               <ItemLevel:115>

こちらの表記では、魔法D値に数値分加算される。
主にIL付きの片手棍両手棍にその効果が付与されており、その他の武器防具にも同プロパティを持ったものが存在する。
魔命スキル等とは異なりサブウェポンでも機能し、二刀流でより大きな効果を得ることができる。

実装時点では魔法D値×1.25を最大値とするキャップが掛けられていたが、続く2013年8月6日のバージョンアップに於いて解除され、魔法D値の低い精霊I系魔法等の威力を大幅に増すことが可能となった。

属性攻撃系青魔法を使用する際にも同様にD値に加算され、魔攻と併せてブーストすることにより大きく威力を増すことができる。
魔法攻撃力アップと比較すると、精霊I系*8や強衰弱中であれば魔法ダメージに軍配があがり、それ以外であれば魔法攻撃力に軍配が上がる傾向が強い。

魔法ダメージ装備一覧

魔法ダメージアップ装備】頁へ。

関連項目

レジスト】【カット】【物理ダメージ】【アフィニティ】【魔法ダメージアップ装備
*1
ブラッディボルト吸収のように、物理突属性を持つ追加ダメージもある。
*2
おそらくアポリオンSEイビルウェポン族
*3
これは無効型の魔法バリアに限った話。物理バリアは無効型と吸収型で動作条件が異なっており、魔法バリアも無効型、ストンスキン型、吸収型で動作条件が異なる可能性がある。
*4
ポーラーブルワーク物理バリア)やパイリックブルワーク魔法バリア)が展開されていないことが条件だが。
*5
INT関数は、精霊I系サンダー以降は、有意に意味を持つケースはほぼ無いとして、ダメージ計算式から捨象されることもある。
*6
例外として、シャイン○○/セラフ○○/オムニシエンスMND射撃属性WSAGIプライマルレンドCHRを参照する。
*7
→Studio Gobliより
*8
ガ系も含む
本記事に対して情報がある方は下記コメント機能をご利用ください。