針千本

1. サボテンダー族が使用する特殊技の一つ。
   
2. 青魔法の一つ。
   

サボテンダーの象徴とも言える特殊技。
自身の周囲に針を1000本飛ばし、周囲のプレイヤーに合計で1000のダメージを与える。
頭数で割った余りはその時点でタゲを受けていたプレイヤーに加算される。
つまり、3人で受けた場合タゲを受けていたプレイヤーが334ダメージ、残りの2人が333ダメージを受ける事になる。

ダメージは物理ダメージ扱いで、被物理ダメージカット装備で軽減できる。
ガ系魔法と異なり、多目標時のダメージ減衰が激しいため人数が多ければ大地の守りや金剛身、女神降臨の章＋ストンスキンなどでほぼ無効化することもできる。
また、必中のようで雑魚相手にIL装備で身を固めていても、ミスになることはない模様。

なお、獣使いの「ほんきだせ」によって、突属性であることが判明している。
突属性50%カットのスケルトン族に当てた場合は500ダメージ。バード族などの突特効種族には1250ダメージに変化する。

また、上位に位置する特殊技が存在する。

名称	使用するモンスター
針弐千本	Nightmare Sabotender（デュナミス-バルクルム）
	Emperador de Altepa（アビセア-アルテパ）
針四千本	Nightmare Sabotender（デュナミス-バルクルム）
	Emperador de Altepa（アビセア-アルテパ）
針万本	Nightmare Sabotender（デュナミス-バルクルム）
	Cactrot Rapido（東アルテパ砂漠）
針？本	Cuijatender（アビセア-アルテパ）

効果は名前の通りで、合計ダメージ2000/4000/10000の範囲物理攻撃。
針？本は針千本のダメージ上限がランダムになったもの。運が悪いと針万本を軽く超える、合計数万ものダメージに及ぶことがある為、盾役以外のメンバーも常に接近してダメージ分散に努める必要がある。

ダメージ計算が他の技に比べ容易であることを利用し、ストンスキンやファランクスなどダメージカットの検証に用いられることがある。

当青魔法は非常に特徴的な下記仕様となっている。

• 消費MPが350と古代魔法並み
  習得レベル帯で1000ダメージは迫力があるが、MP効率は極めて悪い。青魔道士には魔力の泉のようなMP救済措置がないため、使用できる局面がかなり限られる。ガル青にいたっては長らくの間Lv62の習得レベルでは素の状態で詠唱できなかった

  注釈1

  2014年4月8日のバージョンアップにて、Lv62のガル青の素の最大MPが388に改善された。
  。
  
• 属性攻撃系青魔法
  本家は物理ダメージで突属性だが、青魔法版は光属性の魔法攻撃扱いであり、シェルや魔法ダメージカットでダメージが軽減される。物理耐性の雷エレに1000ダメージ、シェルIIのかかったナイトオークに859のダメージを確認。
  
• 魔法攻撃力アップ適用外
  常に1000ダメージが基本値となる。複数ヒット時はこの1000ダメージの頭割となるため、威力減少が著しくガ系魔法に比べてMPコストが悪い。
  
• ミスの可能性
  他の魔法では通らなかった場合は通常レジストと表示されるが、この魔法のみミスと表示される。1000ダメージきっちり入ることもあるが、1/2^nのダメージになるレジストや、0ダメージとなるミスが存在する。350もMPを使って0ダメージは泣けてくる。
  
• 12秒もの詠唱時間
  本家もスタンを入れる余地くらいはあるものの、青魔法版の12秒はまさに冗長の一言。
  

シリーズ伝統でその効果が大いに期待されていた青魔法なだけに、この過剰なまでのマイナス要素付加には愕然とさせられる。

また後述する事情から、今日ではアビセアでの弱点魔法としての出番も失われており、青魔道士によっては習得していないという人も結構見られる。

なおメリポアビ「コンバージェンス」を習得することにより攻撃対象の単体化＋魔法命中率アップのほか最大で25%のダメージアップが可能となり、針千二百五十本が可能となっている。
魔法命中率をブーストすることによってはやっと使える…かもしれないが、コンバージェンス自体グループが同じで恩恵を受け易いアシミレーションやディフュージョン、エンチェーンメントにメリットポイントを食われる関係で5振りされることは稀であり、総じて宴会芸の域を出ない。

「使わせなければ覚えられない」というラーニングの性質上、青魔道士得意のヘッドバットで止めるわけにもいかないため、当該レベル（あるいは青魔法スキル）に達したばかりの青魔道士がソロでラーニングに挑むのは危険極まりない。それゆえ、ラーニングはレベルを大幅に上げてからか、LSやフレンドの助力が得られる場合に挑む傾向にある。どうしても当該レベルで覚えたいならば、フェローを呼び出してダメージを分散するという手もある。

また、対象となるサボテンダー族で最もレベルが低いのは東アルテパ砂漠の個体だが、こちらにはNM「Cactrot Rapido」が生息しており、ただでさえ長期化しやすいラーニング目的の戦闘中に絡まれると事故死しかねないことから、西アルテパ砂漠や流砂洞あたりに生息するものを相手にすることが多い模様。

2010年6月22日にてアビセアが追加され、この魔法がアビセアNMの弱点魔法候補になった。
これにより雷光闇曜日における黄色弱点を突くために必要となり、セットすることを強いられた。
元来の魔法命中率の低さからフルレジストによるミス、長い詠唱時間という二重苦により弱点が突きにくく、青魔道士たちを悩ませた。
そのためなのかどうかは不明だが、2011年5月10日のバージョンアップで、この魔法そのものを弱点候補から外されている。

【魔法系青魔法】【属性攻撃系青魔法】【宴会芸】