アシュタリフ号船長暗殺指令

記事名読み
あしゅたりふごうせんちょうあんさつしれい/Targeting the Captain
アトルガンクエストの一つ。2006年10月19日のバージョンアップ実装された新しいクエスト型のBF戦。連続クエストの3番目。

依頼者は、ナシュモ・港(H-10)にいるハルシャーブ(Halshaob)。発生条件は、クエスト宮廷絵師護衛指令」を終えた状態で、ハルシャーブにアトルガン霊銀貨トレードすること。
参謀本部において、賊船アシュタリフ号の足
を止めるためには頭目である船長を倒すしか
ない、との結論が下された。海象旅団は少人
数からなる暗殺部隊を編制してアシュタリフ
号に送り込み、同船の船長を暗殺せよ。

クエストの依頼を受けたら、カダーバの浮沼ドゥブッカ島マップ(F-9)よりアラパゴ暗礁域へ入り、(H-8)のCutterを目指す。これを調べると、バトルフィールドアシュタリフ号」へ侵入できる。


BF概要
Cutthroat Kabsalah

Lv無制限、1~6人用
注釈1
2014年2月18日のバージョンアップで3~6人用→1~6人用に人数制限が緩和された。
。制限時間30分。突入時に強化は消滅する。

アサルト同様、バトルフィールドはいわゆる「インスタンス」形式をとっており、予め決められたパーティ数を上限としてバトルフィールド占有されてしまうことはない。
クエストクリアの成功・失敗を問わず、地球時間0時をまたげば何度でも繰り返し挑戦可能。

クエストクエスト
宮廷絵師護衛指令アシュタリフ号船長暗殺指令
攻略
この記事はLv75キャップ時代の情報を基にしています。

クエストは、3つあるアシュタリフ号クエストの中では最も難易度が低いとされる。

様々な攻略方法が編み出され、Lv75キャップ時代の頃から最低突入人数(当時)の3人ぎりぎりでクリアできる戦術が編み出されていた。
船上には敵はおらず、船倉にインプ族「Windjammer Imp」(以下インプ)が2匹、その奥の部屋にオポオポ族「Bubbly」(以下オポオポ)が1匹、そして船長でコルセアタイプのフォモルNM「Cutthroat Kabsalah」(以下ボス)がいる。
前半
Windjammer Imp 以下「インプ」が船倉に2匹見張りのように配置されており、移動することはない。

インプが使用するTP技アブレーシブタンタラデフェニングタンタラの範囲内にボスがいると、後述する宝箱の出現条件に引っかかるため、その場で戦うことはタブーとなる。まず船外へと釣り出して甲板上で始末すること。

なお、このプロセスでボスに気付かれていると、オポオポと一緒に船室を激しくうろつくようになるので失敗が見てわかる。

ボスに気付かれないよう手際よく倒しておきたいが、後に控えるオポオポのためにTPは使わずに貯めておきたい。

Bubbly 以下「オポオポ
インプを片付けたあとは船長室へと向かい、オポオポかボスを相手にするのだが、どちらを釣っても互いにリンクする。

オポオポはほとんどの弱体魔法に絶対の耐性を持ち、たとえ精霊の印を入れても効かない。一応ディアバイオ精霊弱体アブゾ系など入る魔法はあるにはあるが、スタンは無効である。

さらには防御が高く、物理攻撃ではなかなか削れない。攻撃自体も1発で200~300ダメージもくらうため、ボス同様かなり手強い相手である。

ただしボスとオポオポヘイト連動をしていないため、ボスを延々マラソンしている間にオポオポだけを先に倒すことが可能である。
後半
Cutthroat Kabsalah 以下「ボス」への不意打ち

通常は船室内で左右で往復するオポオポの「だるまさんがころんだ」をかいくぐり、船室奥にいるボスにオートアタックをヒットさせて戦闘を開始する。
ボスへの不意打ちオートアタック命中した時のみが成功となり、空振り魔法遠隔アビリティ全般(ダメージを伴ってもだめ)、WSはどれも失敗と判定される。
奇襲に失敗した場合、ボスの台詞は「んん?おのれ、どこからっ!?」となる。

この観点からは、ファーストヒット役に向いているのはとんずら必中になる不意打ちを持つシーフサポシではあるが、これらのジョブアビリティがなくてもファーストヒットさせるのはそんなに難しいことではない。
命中キャップしていれば二刀流格闘なら完全にスカるのは1/400以下であるし、とんずらがなくてもオポオポをかいくぐるのはそんなに難しくない。パウダーブーツを使ってもいいだろう。

ただしオポオポ視覚感知だが見破りを持つため、インビジは無効。
オポオポは段差の下が見えていないのか、ど真ん中を直進した手すりの真下まで進んでも見つかることはない。

Cutthroat Kabsalahとの戦闘

常時ダブルアタック+銃の攻撃をし、リゲイン状態である。その為、空蝉の術などはすぐ剥がれてしまう。

とにかくこのボスを相手にする際は、攻撃力手数共に尋常ではないのでマラソンが主流である。
ボスの足はPCと同じ速さだが、距離が開いているうちは遠隔攻撃メインとなるためよく立ち止まるし、グラビデも入る。また、条件は不明だが勝手にグラビデ並みに遅くなることもある。マラソンしつつ、黒魔道士精霊魔法で削っていくのも有効。黒魔道士タゲを取っても大きく逃げれば安全だからだ。
また、吟遊詩人青魔道士の支援もつけると忍盾ナ盾どちらでもしっかり固定して倒すことも可能。前衛が多ければ多いほどタゲを回せて楽になる。

また、ボスは距離が開くと途中でタゲが切れて船室へ帰ってしまう性質を利用して、ボスにスタングラビデを入れて置き去りにしてオポオポだけ遠くへ連れて行って叩く戦法もある。ボスのマラソンが必要なく、少人数で挑む際はこちらが採られる。ただし距離に無関係に突然ボスがワープしてくるバグもあるので、油断はできない。

なお、2007年11月20日のバージョンアップで、ボスが幾つかの弱体魔法に対してある程度の耐性を持つようになった。ディアバイオスタン精霊弱体各種は従来通りの命中率だが、特にグラビデがほぼ無効になっているのでマラソンの難度が上がり、スロウ無効によりボスの猛攻も遅くできない。また、青魔道士ヘッドバットによるスタン効果も発動し難くなっており、同様に注意が必要である。

…が、このバージョンアップの二日後に不具合として修正されたので、無効から若干入りにくい程度の微強化に落ち着いている。
このバージョンアップでは他アトルガンコンテンツのモンスターにも大幅な強化がなされたが、こちらもすぐに修正された。

射撃の頻度に関しては変更が無いため空蝉マラソンは従来どおり可能。

全滅してからのゾンビ作戦や、タゲが切れてボスが船室へ戻ってしまってからでも、ボスの感知範囲外から釣れば奇襲は成立している。衰弱待ちの時間が厳しいが、オポオポさえ倒せてしまえば建て直しが効く。
ただし帰っていくボス、あるいは船室でうろつくボスに絡まれるとアウト。
無事にクリアする事で、宝箱が最高3つまで出現する。

それぞれの出現条件は以下のとおり。
  1. ボスを倒す…箱1つ(A)
  2. オポオポを倒してからボスを倒す…箱2つ(A+B)
  3. ボスに気付かれないまま奇襲した上で2.の条件を満たす…箱3つ(A+B+C)

最後の3.の条件は厳しく、いくつもの条件が重なっている。

これらの条件を全て回避しているとボスは船外を注視している。このボスを直接殴ると奇襲成功。「ヌぐおォっ!!何が……っ!!」と叫ぶ。
なお全ての敵はペット感知しないため、からくり士であれば白兵戦フレームをけしかけるだけで問題なく奇襲を成功させることが出来る。
とのことだがマトンをけしかけた場合、失敗扱いになるケースも確認しているため要注意。


箱Cの中身が???ボックスだった場合、高確率(100%?)でアタッチメントが入っている模様。

かつては箱Aから稀に出る両脚装備バルバロッサゼレハが劣化白虎佩楯と言われ、このクエストの人気の一因となっていた。しかし出てくる確率は非常に低いため、希望者は何度も足を運ぶことを覚悟する必要があった。
また、箱Cから手に入るバルバロッサムフルコルセアシーフには良品とされ、入手も容易なため一定の人気があった。
必ず手に入る宝石類は大抵店売り(1,200G~3,800G)となっていたが、2007年11月20日のバージョンアップよりかばん拡張クエストで要求されるデスストーンエンジェルストーンが一躍、新しく当たりアイテムに加わった。

Lv75キャップ時代が終焉を迎えてからは、素材装備類はなりを潜め、各種アシュタリフアタッチメントが高額で取引されている。
ソロで突入できるようになって以降は値段はかなり落ち着いたものの、任意のアタッチメントを手に入れるには運が必要なため、有用なものに関してはそれなりの高値を維持している。
オファーについて
3つのアシュタリフ号関連クエストは、以下のルールを守れば並行してオファーが可能。
  1. 地球時間1日で受けられるクエストは1つまで(リアル0時越えで制限解除)
  2. 受けられるクエストは既にクリアしたものと、その1個先のものまで
  3. 既に受けているクエストを重複受領することは出来ない

従って、リアル3日かけて3種類のクエストを受け、ナシュモに戻らずに最大3回まで(威力偵察・宮廷絵師護衛・船長暗殺を1回ずつ)BF戦を行うこともできる。
また3.について、クエスト受領後戦闘せずに地球時間0時を跨いだ場合、1.により受領制限が解除されているため、バトルフィールド戦闘後に再度同じクエストを受領して遂行することが出来る。

なお当初は、クエストを受けた時に何かアイテムだいじなものがもらえるわけではなかったので、自分が受けたクエストを把握しておく必要があった。2006年12月19日のバージョンアップより、ハルシャーブに聞けばどのクエストを受けているか聞けるようになったが、それでもやはりだいじなものオファーリスト等、自分が現在進入可能かどうかを常時確認できるシステムが欲しいところであった。
2007年6月6日のバージョンアップで繰り返し受けられるクエストオファーリストに載るよう修正され、当クエストのこの問題もようやく解決された。

かつてはクエストを受けていないメンバーが取り残されることもありえたが、現在では、パーティメンバーに一人でも受けていない者がいれば警告メッセージが出て、パーティそのものがBFに入室できないようになっている。
NMの名称について
Windjammer Imp:Windjammerは「帆船、帆船の乗組員」という意味。彼らもアシュタリフ号のクルーということなのだろう。

Bubbly:元々は「泡の多い」という意味の単語なのだが、オポオポであることを考えると、マイケル・ジャクソンのペットだったチンパンジーのバブルス君が元ネタかも知れない。

Cutthroat Kabsalah:
Cutthroatは「厳しい、冷酷な、人殺し」という意味。このNMはさしずめ「人殺しのカブサラ」といったところか。
関連項目
アシュタリフ号】【バルバロッサゼレハ
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