ドイツ語で「前掛け」という意味で、発音としては
シュルツェンと言うほうが正確。第二次世界
大戦のドイツ
戦車の車体側面や砲塔に取り付けられた増加装甲のこと。
独ソ戦において、ソ連軍は膨大な対
戦車銃
を投入しドイツ軍
戦車を迎え撃った。これらは
戦車の主要な装甲を撃ち抜くことはできないが、装甲の薄い部分や覗き窓に
命中すれば多大な損害を受けた。この対策として取り入れられたのがシュルツンである。後にアメリカ軍の用いるバズーカ等にも有効なことがわかり多くの
戦車に取り付けられている。現用
戦車では戦場で対
戦車銃が使われることも無いため、主にキャタピラ周りの防御に
装備され、アーマースカート、バズーカプレートなどと呼ばれている。
戦車が
弱点を
攻撃される=大破という問題に対処するシュルツンは、次の
攻撃による大破を免れるという形で
アタッチメントになった。