マイケル

記事名読み
まいける/Michael
本名 Michael-Christopher Koji FOX
注釈1
Michael-Christopherがファーストネーム、Kojiがミドルネーム(両親が日本風の名前を希望してつけたらしい)、FOXが名字である。
、アメリカ合衆国オレゴン州出身。現在は某県オレゴン州在住。

FF14においてはミドルネームの「コージ」で呼ばれることが多い。


FF11における、ローカライズ(翻訳)チームの前リーダー。後にFF14及びFF16のローカライズリーダー、世界観監修を務めている。

両親が親日家で、本人も日本の文化(主にゲーム)に精通しており、そこいらの日本人よりも日本語を喋る。1990年代に留学のため来日。北海道で大学生活を送った後、函館で英語教師となり、FF11のサービス開始後の2003年にスクウェア・エニックス(入社面接時にはスクウェア)に入社。以後ローカライズチームの一員としてFF11のローカライズに携わる。ちなみにβテスト参加者で、現在も某に潜伏中の噂。種族ミスラらしい
注釈2
2010/6/9に公開されたFFXIVの潜入動画でも「I Love Miqo'te」(注:ミコッテ(Miqo'te)はFFXIにおけるミスラのような種族)と発言していることから、相当好きなようだ。


オフィシャルサイトの「FFXI Creator's voice Ζ」で「身長2m50cmの謎の外国人」というあまりにベタなネタと共に公の場に初登場
注釈3
なお、各所で見受けられるマイケルの姿はネコミミ&尻尾装備、公園のポールに意味も無くよじ登る、某ゲームのザコ敵(クリボー)がプリントされたTシャツを着ているなど、必ずと言っていいほどネタが仕込まれている。
。コメントもノリが良かったことから一部で話題になる。なにしろ他の面々が一言二言喋っているのに対し、マイケルだけは倍近く喋っていたのである。おまけにジョークまで飛び出す始末であった。好評を博したのか、以後マイケルは「クリエーターズボイス」に数回登場している。

後に海外版FF11の内容が明らかになり、英語版ホームページはもとより、本編もNPCの台詞、アイテムの説明(とりわけ食事HQ品)に至るまでパロディとギャグが満載であることが有志の手により判明したことで、マイケルへの評価は急上昇した。「マイケルを応援するサイト」と銘打った著名サイトまで登場している。

マイケル(およびローカライズチーム)のセンスが最も顕著に現れているのは、「新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行」の海外版「A Little Goblin's Adventure」であろう。本筋は守りつつも、登場するキャラクターの性格から台詞まで大幅に手が加えられ、破天荒極まりない内容になっている。一見の価値あり
注釈4
あのセンスの「よさ」をそのまま日本語版でも用いてもらえないものだろうか? 正直、悔しい思いすらする。


やがて関係書籍での英語監修としてクレジットされることも増え
注釈5
元英語教師だけあってスペリングのチェックは相当厳しいらしい。
、ついにはプロマシアミッションエンディングテーマ「Distant Worlds」の歌詞の英訳も手がけることに。今日では、FF11のクリエイターの一員の地位を確立した言ってもよいかも知れない。

ちなみにマイケル水田直志氏のアレンジによるアルバム「THE STAR ONIONS」の収録曲でも作詞を行っているが、それだけに留まらず2005年8月27日に行われたFF11サマーカーニバルにおける同バンドのドラム担当として名を連ね、さらにリハーサル風景を写したムービーにおいて玄人はだしの腕前でリズムを刻んでいる姿に多くのファンを驚かせ、ライブでも堂々たるドラムプレイを見せ完全にファンの心を掴んでしまった
注釈6
ついでにクリボーTシャツを仕込んでグッジョブポーズをとる、トークでボケまくる、と会場を爆笑の渦に巻き込み美味しいところをほとんど持って行ったとか。


アルタナ祭りin大阪の「THE STAR ONIONS ライブ」でもドラムを担当。その際はTHE STAR ONIONSのTシャツに加え「ロックマン」のTシャツ、クリボーTシャツまで重ね着する始末。さらには「32なのに!」と言って帽子を取り、半ばタブーと化していた頭髪ネタまで繰り出すなど、相変わらずのネタ師ぶりを披露した。

その後はFF11ローカライズチームから離れ、FF14等他作品のローカライズを手がけるほか、FF11に関する海外メディアやファンサイトからのインタビューで通訳を勤めるなど、「何でも屋」と自称するほど多岐にわたり活躍している。

FF11開発スタッフ陣において、最も愛されていると言っても過言ではない。次は何をやらかすのか……彼の動向には今後も目が離せない。

なお「身長2m50cm(公称)」とされているが、様々な所で目撃される彼の身長は(確かに大きい方ではあるが)2mに達していないようにも見受けられる。これについては「遠近法の関係でそう見える」「伸び縮み自由自在である」などの諸説がある。
音楽活動に参加した経緯
特設サイト「WE ARE VANA'DIEL」ではFFXIの開発に参加するまでどのような道のりを歩んできたのか、FFXIでどのようなことをしてきたのかが、パート1からパート4にかけての長尺のインタビューで特集されている(下記外部リンク参照)。

それによると、小学校5年生のときにパーカッション(打楽器)を始めたのが音楽活動のきっかけで、高校までパーカッションを続けた後、日本に来てからも大学でバンド活動をしていたらしい。ドラムの技術はこの頃に磨かれたようである。

後に水田直志氏の発案でバンド「THE STAR ONIONS」を立ち上げるにあたり、社内でドラムを叩ける人として指名され、社内オーディションのようなものを経てドラマーとして参加することになった。

マイケルFFXIVでも公式バンド「THE PRIMALS」にボーカルとして参加しているが、それにあたっては次のような経緯がある
注釈7
「THE PRIMALS」東京ドーム公演に至るまで(「スクエニの創りかた」動画シリーズより)
マイケルは「マリオバスケ 3on3」の英語版の開発時(英語版は2006年9月11日に発売)に、英語圏における"Mario"のイントネーションが日本語とは異なることを指摘し、歌手に発音の仕方を指導していた。そのときに祖堅正慶氏(後のFFXIVサウンドディレクター)にエンディング曲に追加するラップを歌うよう突然依頼され、編集をすれば十分使えるレベルでそれに応えたことから、「こいつは使えるぞ」と目をつけられていたようである。FFXIVのローカライズに関わるようになってからも祖堅氏との交流(主に無理難題)は続き、なんやかんやで「THE PRIMALS」に参加することになってしまったらしい。

結果、職歴は全く音楽とは無関係にもかかわらず、現在ではすっかり「バンドもやる人」というイメージが定着している感がある。
関連項目
ローカライズチーム】【THE STAR ONIONS】【Distant Worlds】【新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行
外部リンク
-WE GREW VANA’DIEL-“『FFXI』20年の軌跡”インタビュー 第8回 マイケル・クリストファー・コージ・フォックス(特設サイト「WE ARE VANA'DIEL」より)
このリンクはパート1だが、パート4まで続いており、ページ下部から各パートに飛ぶことができる。

以下で先輩社員としてコメントしていた。(現在削除済み)
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