コイン武器(こいんぶき)
メイジャンの試練で作成可能な、固有WSとしてエンピリアンWSを使用可能な武器のこと。
試練の課程でウォークオブエコーズで入手する「○○のコイン」を使うことからこう呼ばれる。
正確にはコイン収集で出来上がる武器ではエンピリアンWSは使用できず、次の試練を完遂して装備Lvを85以上にすることで初めて使用可能になる。
もっとも、その試練とは高レベルプレイヤーなら有り余っているであろう魔人印章を20個納品するだけのものであり、実質コイン収集が終了した時点で実用的となっていたため、ルート分岐後の最初の壁であるコイン収集の名をとり、こう呼ばれるようになった。
最初はウォークの仕様から廃人装備という扱いを受け、緩和後はエンピリアンウェポンに手が届かない層が目指せる最終装備として注目された。レベルキャップ上昇に伴い第一戦からは退き、アドゥリンの魔境実装後はクエスト「クポフリートの秘術」でエンピリアンWSを習得するためのアイテムという立場に落ち着いている。
その間、バージョンアップによって評価や入手難度が何度も変わった歴史のある装備である。これについては項末にて詳述する。
装備Lvが85,90,95のものは末尾に+1,+2,+3(片手刀、両手刀は語頭に改、真、極)が付く。
2013年11月5日のバージョンアップで、必要な印章・コイン・トリックダイス・リミナルレジデの必要個数が緩和されている。
NM回避ルートで鍛える武器は初期武器からLv99装備であり、完成武器の末尾に-1(片手刀、両手刀は語頭に劣化)が付く。そのためNMルートであれば最速Lv85からエンピリアンWSを使用できたが、NM回避ルートの武器は全てLv99専用である*1。これらをメイジャンモーグリの隣の箱から入手し、3回強化することで完成する。完成武器はNMルートと同一性能である。
武器の性能としては、Lv90キャップまでの時代には優秀な武器として受け入れられていた。エンピリアンウェポンに比べれば性能的に見劣りするものの、コイン収集を終了すれば一足飛びに完成が見込める作製難易度は魅力であった。
エンピリアンウェポンよりは現実的な作成難易度と、Lv90キャップ当時としては高いD値を持つという長所もあったため、コイン収集に多少の労力は必要ではあるものの人気は低くなかった。
2011年9月20日のバージョンアップでウォークの仕様変更によって、参加ジョブを絞る必要がなくなり、ソロでの完成も視野に入る状況となった。また、この時点では完成形実装への途上という面から、他のLv95装備とLv90のコイン武器及びエンピリアンウェポン等との性能、作製難易度面での比較と考えれば未だ魅力は失われておらず、他人と争うことなくストレスを感じずに作製できるという長所も生まれたことで、その人気は衰えず、多くのプレーヤーがウォークオブエコーズに参加し、コインの収集に励むこととなった。
目標コインの絞込みこそできなくなったものの、1種類のコインを30枚集めるころには他の種類のコインも相当枚数集まっているため、同時に他のコイン武器の作製を始める者もいた。
Lv99キャップ時代を迎えた2011年12月15日のバージョンアップ以降ともなると状況は変化し、以下のような問題点が現れた。
これらの問題は、試練の難易度が性能に見合わないという点に収束されるだろう。とはいえ、Lv90の武器でエンピリアンWSが打てれば良いという状況もあり*3、少なからぬPCが完成を目指して日々エコーズを訪れ続けた。
だが、ウォークオブエコーズは攻略に10人ほどを必要とする大人数コンテンツであることもあり、かねてからコインを欲していたプレーヤーが早々にコイン収集を終えるにつれ、コインの入手が容易な#7以下の下位ウォークに人が集まらなくなり衰退していくことになった*4。このような新たな理由により、後続プレーヤーによるコイン収集は困難な状況が生まれた。
さらに武器のレベルをLv95、Lv99に上げるために必要なトリックダイス・リミナルレジデ各100個の収集も、武器作成の壁となっていた。ギルによる購入が可能であるとはいえ、1度の参加で1個手に入るか否かという低入手により流通量は少なく高価であり、自力での収集も膨大な時間を要するものとなった。Lv99コイン武器は優秀な武器であったが、その労力は武器性能と釣り合わないと感じるプレーヤーが多数を占めた。
実際にヴァナ・ディール国勢調査による所持数データにも表れているように、強化が楽なLv90までは所持数が多いものの、それ以降は難度がかなり上がるため一気に所有人数が減る傾向にあった。
2013年3月27日のバージョンアップにより再度ウォークオブエコーズの難易度が調整された。コインのバザーによる売買、トレードも可能となり、またLv95、Lv99への強化に必要なトリックダイス、リミナルレジデの取得難易度が大幅に緩和された。これにより、コイン武器でエンピリアンウェポンスキルを撃つ事は以前よりさらに容易となり、またLv99まで強化することもようやく現実的なものとなった。
しかし、その後のアイテムレベル装備の追加によって、エンピリアンWS以外に見るところがないコイン武器は大幅に見劣りするようになり、作成する必要性自体が見出せなくなっていた。
2013年11月5日のバージョンアップでは、Lv99まで鍛えたコイン武器(もしくはLv90以上のエンピリアンウェポン)を所持していればエンピリアンWSを習得できるようになった。これにより、再びコイン武器を鍛える意義が生まれた。
また、従来のメイジャンの試練で必要なアイテムの数が緩和されると同時にNM討伐を回避するルートも追加された。ただし、こちらはNMを回避できる代わりに、これまでのルートと同じ数のコイン・トリックダイス・リミナルレジデが必要となる。
【コイン】【古い小袋】【魔人印章】【魔王印章】【トリックダイス】【リミナルレジデ】【クポフリートの秘術】
試練の課程でウォークオブエコーズで入手する「○○のコイン」を使うことからこう呼ばれる。
正確にはコイン収集で出来上がる武器ではエンピリアンWSは使用できず、次の試練を完遂して装備Lvを85以上にすることで初めて使用可能になる。
もっとも、その試練とは高レベルプレイヤーなら有り余っているであろう魔人印章を20個納品するだけのものであり、実質コイン収集が終了した時点で実用的となっていたため、ルート分岐後の最初の壁であるコイン収集の名をとり、こう呼ばれるようになった。
最初はウォークの仕様から廃人装備という扱いを受け、緩和後はエンピリアンウェポンに手が届かない層が目指せる最終装備として注目された。レベルキャップ上昇に伴い第一戦からは退き、アドゥリンの魔境実装後はクエスト「クポフリートの秘術」でエンピリアンWSを習得するためのアイテムという立場に落ち着いている。
その間、バージョンアップによって評価や入手難度が何度も変わった歴史のある装備である。これについては項末にて詳述する。
コイン武器一覧 編
能力的にはエンピリアンウェポンとその他メイジャン武器の中間あたりに位置し、アビセア全盛時は2番手グループを形成していた。ただしエンピリアンWSが使えること以外、特殊なプロパティは持ち合わせておらず、アフターマスも発生しない。NMルート 編
装備Lvが85,90,95のものは末尾に+1,+2,+3(片手刀、両手刀は語頭に改、真、極)が付く。
メイジャンの試練 編
Lv75の初期メイジャン武器からNMを討伐してD値を伸ばしていき、エンピリアンウェポンとの分岐でコインを納入する方を選択するルート。以下では分岐後に必要になるアイテムを示す。装備Lv | 試練内容 | ||
---|---|---|---|
必要なアイテム | 必要な個数 | ||
変更後 | 変更前 | ||
80 | 指定のコインを納品する | 15枚 | 30枚 |
85 | 魔人印章を納品する | 15個 | 20個 |
90 | 魔王印章を納品する | 20個 | 50個 |
95 | トリックダイスを納品する | 35個 | 100個 |
99 | リミナルレジデを納品する | 35個 | 100個 |
2013年11月5日のバージョンアップで、必要な印章・コイン・トリックダイス・リミナルレジデの必要個数が緩和されている。
NM回避ルート 編
2013年11月5日のバージョンアップで追加されたルート。大変に時間のかかるNMの複数討伐や印章の納品が必要ない緩和策として実装された。代わりに必要なアイテムの個数は多めになっている。NM回避ルートで鍛える武器は初期武器からLv99装備であり、完成武器の末尾に-1(片手刀、両手刀は語頭に劣化)が付く。そのためNMルートであれば最速Lv85からエンピリアンWSを使用できたが、NM回避ルートの武器は全てLv99専用である*1。これらをメイジャンモーグリの隣の箱から入手し、3回強化することで完成する。完成武器はNMルートと同一性能である。
歴史 編
入手難易度の変遷 編
初期のウォークオブエコーズでは攻略の難易度、特殊なジョブ縛り、また主に攻略に貢献しないジョブでの乱入者*2の存在により、コイン収集は困難な状態にあった。武器の性能としては、Lv90キャップまでの時代には優秀な武器として受け入れられていた。エンピリアンウェポンに比べれば性能的に見劣りするものの、コイン収集を終了すれば一足飛びに完成が見込める作製難易度は魅力であった。
エンピリアンウェポンよりは現実的な作成難易度と、Lv90キャップ当時としては高いD値を持つという長所もあったため、コイン収集に多少の労力は必要ではあるものの人気は低くなかった。
2011年9月20日のバージョンアップでウォークの仕様変更によって、参加ジョブを絞る必要がなくなり、ソロでの完成も視野に入る状況となった。また、この時点では完成形実装への途上という面から、他のLv95装備とLv90のコイン武器及びエンピリアンウェポン等との性能、作製難易度面での比較と考えれば未だ魅力は失われておらず、他人と争うことなくストレスを感じずに作製できるという長所も生まれたことで、その人気は衰えず、多くのプレーヤーがウォークオブエコーズに参加し、コインの収集に励むこととなった。
目標コインの絞込みこそできなくなったものの、1種類のコインを30枚集めるころには他の種類のコインも相当枚数集まっているため、同時に他のコイン武器の作製を始める者もいた。
Lv99キャップ時代を迎えた2011年12月15日のバージョンアップ以降ともなると状況は変化し、以下のような問題点が現れた。
- コイン武器をLv99(最終段階)まで鍛えても、作成難度的にも比較されるLv90のエンピリアンウェポンに見劣りすると考えられるようになった。
- 武神流秘奥義の実装に伴い、コイン武器の大きなメリットであったエンピリアンウェポンスキルの価値が薄れることとなった。特に作製難易度の現実的なLv90コイン武器は、D値がLv90キャップ時代相応のものでしかないことも問題として無視できなくなってきた。
- 単純に高D値を求める場合、Lv99まで完成させてもヴォイドウォッチのドロップ品と同等になる武器がある。武神流秘奥義との兼ね合いで、コイン武器が劣る場合もある。
これらの問題は、試練の難易度が性能に見合わないという点に収束されるだろう。とはいえ、Lv90の武器でエンピリアンWSが打てれば良いという状況もあり*3、少なからぬPCが完成を目指して日々エコーズを訪れ続けた。
だが、ウォークオブエコーズは攻略に10人ほどを必要とする大人数コンテンツであることもあり、かねてからコインを欲していたプレーヤーが早々にコイン収集を終えるにつれ、コインの入手が容易な#7以下の下位ウォークに人が集まらなくなり衰退していくことになった*4。このような新たな理由により、後続プレーヤーによるコイン収集は困難な状況が生まれた。
さらに武器のレベルをLv95、Lv99に上げるために必要なトリックダイス・リミナルレジデ各100個の収集も、武器作成の壁となっていた。ギルによる購入が可能であるとはいえ、1度の参加で1個手に入るか否かという低入手により流通量は少なく高価であり、自力での収集も膨大な時間を要するものとなった。Lv99コイン武器は優秀な武器であったが、その労力は武器性能と釣り合わないと感じるプレーヤーが多数を占めた。
実際にヴァナ・ディール国勢調査による所持数データにも表れているように、強化が楽なLv90までは所持数が多いものの、それ以降は難度がかなり上がるため一気に所有人数が減る傾向にあった。
2013年3月27日のバージョンアップにより再度ウォークオブエコーズの難易度が調整された。コインのバザーによる売買、トレードも可能となり、またLv95、Lv99への強化に必要なトリックダイス、リミナルレジデの取得難易度が大幅に緩和された。これにより、コイン武器でエンピリアンウェポンスキルを撃つ事は以前よりさらに容易となり、またLv99まで強化することもようやく現実的なものとなった。
しかし、その後のアイテムレベル装備の追加によって、エンピリアンWS以外に見るところがないコイン武器は大幅に見劣りするようになり、作成する必要性自体が見出せなくなっていた。
2013年11月5日のバージョンアップでは、Lv99まで鍛えたコイン武器(もしくはLv90以上のエンピリアンウェポン)を所持していればエンピリアンWSを習得できるようになった。これにより、再びコイン武器を鍛える意義が生まれた。
また、従来のメイジャンの試練で必要なアイテムの数が緩和されると同時にNM討伐を回避するルートも追加された。ただし、こちらはNMを回避できる代わりに、これまでのルートと同じ数のコイン・トリックダイス・リミナルレジデが必要となる。
関連項目 編
【メイジャンの試練】【ウォークオブエコーズ】【ウォーク】【エンピリアンWS】【コイン】【古い小袋】【魔人印章】【魔王印章】【トリックダイス】【リミナルレジデ】【クポフリートの秘術】
- *1
- 試練自体はアイテムを納品するだけなので装備している必要は無く、Lv98以下でも達成可能。
- *2
- 詳細はウォークの仕様変更前の問題点を参照。
- *3
- 属性WSの射撃、回復目的の片手棍と両手棍が代表的。
- *4
- 第8ウォーク以降では、古い小袋が出ない。また、仕様変更後のウォークによるコインの絞り込みが判明していない。