クラウドスプリッタ(くらうどすぷりった/Cloudsplitter)
片手斧のエンピリアンWS。
連携属性は闇/分解。
武器が雷をまとい、それを敵に叩きつけるようなモーション。
エンピリアンウェポン「ファルシャ」(Lv85~)か、アラルアクス(+1以上)、サクリパンテ装備時、もしくはクエスト「クポフリートの秘術<片手斧>」をクリアしていれば、Lv99の戦士、獣使いで使用できる。
属性WSで、威力はPCのレベルやメインウェポンのアイテムレベルに応じて上昇する。
片手斧で分解属性を持つ唯一のWSであり、また戦士にとってはLv3闇連携属性を持つWSとして、片手斧で出せる属性WSとして無二の価値を有する。
片手斧の属性WSとしてはこの他に獣使い専用のプライマルレンドが存在する。
両者を比較してみると、
レジストを受けないことが前提とはなるが、格上の敵に対しても低いながらも安定したダメージが見込める反面、格下の敵に対してもダメージの増加が期待できない。
さらに実装当時は獣使いが装備できる魔攻ブースト装備は非常に限られており、入手経路も新ナイズルやVWといった高難易度コンテンツのものばかりであった。
実装当初の性能・事情をまとめると、TP貯めによるダメージ修正率こそ高いものの、系統係数によるD値ボーナスがなく魔攻ブーストも行えないため、「必中のみが売りの残念性能のWS」でしかなかった。
そして後述するが、このあんまりな状態が長きにわたって続いていたのである。
このバージョンアップでは修正項目・魔法命中率は据え置かれているが、ダメージのレベル補正変更、TP2,000以上でのTPボーナスの引き上げなどが行われている。
2017年10月11日のバージョンアップで、ヘルプテキストに連携属性が追加されている。
同様の立ち位置にあるエンピリアンWS「ワイルドファイア」の威力と比べてもその差は歴然であり、その調整に疑問を覚えるプレイヤーもいた。
そこで「習得難易度に対して弱すぎるのでは?」という疑問に対して公式フォーラム*2にて回答が行われたのだが、これが獣使いの怒りの炎にさらに油を注ぐ結果となってしまった。
回答を要約すると、「アビセアエリアでクラウドスプリッタ用に専用のチューニングをすれば強いです!」というもの。
たしかにそうすれば目に見えてダメージは上がるが、その場合灰塵のアートマや凶角のアートマといった物理攻撃強化アートマを捨てることになり*3、結果クラウドスプリッタのダメージこそ上がるものの、時間あたりのトータルダメージで大きく劣る結果となってしまう。この質疑応答が行われた当時は獣使いのダメージソースがマスターとペットの物理攻撃であったため、ペットの魔攻を上げるなど以ての外であった。
当然ながらフォーラムのスレッドには「現状を理解しているのか?」という困惑の声が続出。
「現状に即した実用的な性能であるか(もしくはファルシャ取得の苦労に見合っているか)否か」にプレイヤー側は問題のフォーカスを当てているにも関わらず、運営側は「クラウドスプリッタのダメージそのもの『しか』見ていない」頓珍漢な回答をしてしまっていたのだ。
2013年11月5日のバージョンアップで追加されたクエスト「クポフリートの秘術<片手斧>」をクリアすれば、ファルシャ以外の片手斧でもクラウドスプリッタが使用できるようになった。
2014年6月17日のバージョンアップにて調整が入り、他のWSと比較するとまだまだ弱いものの基本性能自体は以前より上がった。
決定的となったのがアルビオン・スカーム防具の追加である。
MNDブーストこそ後衛用装備に劣るものの、魔攻に関しては後衛用装備と遜色ないブーストがようやく可能になり、その他アクセサリーの類もソロで取得可能な品が増えているため、以前に比べ実用レベルに持っていくまでのハードルは相当低くなっている。2016年現在の主戦場であるアドゥリンエリアや星唄エリアでは、イオニスや神符による魔攻+も有効である。
ただし、意図的なものなのかどうかは不明であるが、IL時代に追加されたほぼ全ての片手斧には魔法ダメージ+のプロパティが付与されていない*4。
2016年現在ではシニスターレインで得ることのできる装備群によって、飛躍的にダメージを伸ばすことが可能となった。
これらで十分に魔法攻撃力ブーストをした上で、風水士にジオマレーズを貰えばTP3000で3万ダメージを超える事も可能。
戦士のメインウェポンが両手斧になって久しいが、連携の選択肢の一つにあると面白いのではないだろうか。
以上のように、実装当初と比べれば大きく強化されているものの、単純に大ダメージを拝みたいだけならば、物理WSの方がダメージが高くなる傾向にある。さらにBFの敵は魔防が高い者も多く、レジストこそされないがダメージは大幅に軽減された結果、物理WSよりも低ダメージに終わるということも少なくない。
また、物理WS用と属性WS用の装備を両方持ち歩くとなるとかばん問題ものしかかってくる。
プライマルレンド(=原初の分割)と対比させたネーミングだろうか。
雷属性ダメージ。TP:ダメージ修正。ファルシャ使用時:アフターマス発動。連携属性:闇、分解。
連携属性は闇/分解。
TP1000 | 2000 | 3000 | Hit | 修正項目 | 系統係数 |
3.75 | 5.50 | 8.50 | ×1 | STR40% MND40% | - |
武器が雷をまとい、それを敵に叩きつけるようなモーション。
エンピリアンウェポン「ファルシャ」(Lv85~)か、アラルアクス(+1以上)、サクリパンテ装備時、もしくはクエスト「クポフリートの秘術<片手斧>」をクリアしていれば、Lv99の戦士、獣使いで使用できる。
属性WSで、威力はPCのレベルやメインウェポンのアイテムレベルに応じて上昇する。
片手斧で分解属性を持つ唯一のWSであり、また戦士にとってはLv3闇連携属性を持つWSとして、片手斧で出せる属性WSとして無二の価値を有する。
片手斧の属性WSとしてはこの他に獣使い専用のプライマルレンドが存在する。
両者を比較してみると、
- クラウドスプリッタはTPによるダメージ修正こそ上回っている物の系統係数が設定されていないため、即撃ちはもちろんTPを貯めた場合でも威力はプライマルレンドの方が高くなる傾向にある。もし強化版アイムールを所持しているなら、この傾向はさらに強くなる。
- 魔命への修正値はクラウドスプリッタの方が優れており、各上の敵にもレジストされにくい。実装当初は魔命への修正値はプライマルレンドの3倍以上と高めに設定されていた*1。ただし、2014年6月17日のバージョンアップでプライマルレンドの魔命が引き上げられているため、現在修正値においてどれほどの差があるのかは不明。
レジストを受けないことが前提とはなるが、格上の敵に対しても低いながらも安定したダメージが見込める反面、格下の敵に対してもダメージの増加が期待できない。
さらに実装当時は獣使いが装備できる魔攻ブースト装備は非常に限られており、入手経路も新ナイズルやVWといった高難易度コンテンツのものばかりであった。
実装当初の性能・事情をまとめると、TP貯めによるダメージ修正率こそ高いものの、系統係数によるD値ボーナスがなく魔攻ブーストも行えないため、「必中のみが売りの残念性能のWS」でしかなかった。
そして後述するが、このあんまりな状態が長きにわたって続いていたのである。
歴史 編
2014年6月17日のバージョンアップでは他のWS共々基本性能が調整されている。それまでは以下の性能だった。TP1000 | 2000 | 3000 | Hit | 修正項目 | 系統係数 |
3.75 | 5.00 | 6.00 | ×1 | STR40% MND40% | なし |
このバージョンアップでは修正項目・魔法命中率は据え置かれているが、ダメージのレベル補正変更、TP2,000以上でのTPボーナスの引き上げなどが行われている。
2017年10月11日のバージョンアップで、ヘルプテキストに連携属性が追加されている。
エンピリアンWSへの期待と…… 編
かつては即撃ちではプライマルレンドにも劣るダメージしか出せず、強力なWSを想像して武器を鍛えたプレイヤーは試し撃ちしてがっかりしたという。同様の立ち位置にあるエンピリアンWS「ワイルドファイア」の威力と比べてもその差は歴然であり、その調整に疑問を覚えるプレイヤーもいた。
そこで「習得難易度に対して弱すぎるのでは?」という疑問に対して公式フォーラム*2にて回答が行われたのだが、これが獣使いの怒りの炎にさらに油を注ぐ結果となってしまった。
回答を要約すると、「アビセアエリアでクラウドスプリッタ用に専用のチューニングをすれば強いです!」というもの。
たしかにそうすれば目に見えてダメージは上がるが、その場合灰塵のアートマや凶角のアートマといった物理攻撃強化アートマを捨てることになり*3、結果クラウドスプリッタのダメージこそ上がるものの、時間あたりのトータルダメージで大きく劣る結果となってしまう。この質疑応答が行われた当時は獣使いのダメージソースがマスターとペットの物理攻撃であったため、ペットの魔攻を上げるなど以ての外であった。
当然ながらフォーラムのスレッドには「現状を理解しているのか?」という困惑の声が続出。
「現状に即した実用的な性能であるか(もしくはファルシャ取得の苦労に見合っているか)否か」にプレイヤー側は問題のフォーカスを当てているにも関わらず、運営側は「クラウドスプリッタのダメージそのもの『しか』見ていない」頓珍漢な回答をしてしまっていたのだ。
暗雲にようやく射した光 編
現在では実装から実に5年の時を経て、クラウドスプリッタはようやく「何とか使えないこともない」性能に引き上げられている。2013年11月5日のバージョンアップで追加されたクエスト「クポフリートの秘術<片手斧>」をクリアすれば、ファルシャ以外の片手斧でもクラウドスプリッタが使用できるようになった。
2014年6月17日のバージョンアップにて調整が入り、他のWSと比較するとまだまだ弱いものの基本性能自体は以前より上がった。
決定的となったのがアルビオン・スカーム防具の追加である。
MNDブーストこそ後衛用装備に劣るものの、魔攻に関しては後衛用装備と遜色ないブーストがようやく可能になり、その他アクセサリーの類もソロで取得可能な品が増えているため、以前に比べ実用レベルに持っていくまでのハードルは相当低くなっている。2016年現在の主戦場であるアドゥリンエリアや星唄エリアでは、イオニスや神符による魔攻+も有効である。
ただし、意図的なものなのかどうかは不明であるが、IL時代に追加されたほぼ全ての片手斧には魔法ダメージ+のプロパティが付与されていない*4。
2016年現在ではシニスターレインで得ることのできる装備群によって、飛躍的にダメージを伸ばすことが可能となった。
これらで十分に魔法攻撃力ブーストをした上で、風水士にジオマレーズを貰えばTP3000で3万ダメージを超える事も可能。
戦士のメインウェポンが両手斧になって久しいが、連携の選択肢の一つにあると面白いのではないだろうか。
以上のように、実装当初と比べれば大きく強化されているものの、単純に大ダメージを拝みたいだけならば、物理WSの方がダメージが高くなる傾向にある。さらにBFの敵は魔防が高い者も多く、レジストこそされないがダメージは大幅に軽減された結果、物理WSよりも低ダメージに終わるということも少なくない。
また、物理WS用と属性WS用の装備を両方持ち歩くとなるとかばん問題ものしかかってくる。
名称について 編
名称は「雲を分つもの」を意味する。プライマルレンド(=原初の分割)と対比させたネーミングだろうか。
関連項目 編
【ファルシャ】【アラルアクス】【サクリパンテ】【エンピリアンWS】【アフターマス】- *1
- →スレッド: 獣使いのエンピリアン武器ファルシャのクラウダスプリッタのダメージについて(2011/08/12 公式フォーラム)より。
- *2
- →スレッド: 獣使いのエンピリアン武器ファルシャのクラウダスプリッタのダメージについて(2011/08/12 公式フォーラム)
- *3
- 例外はトリプルアタック付与と雷魔攻強化を同時に行える獅子のアートマくらいか。
- *4
- 例外はガトラー、アイムール、ファルシャ、トライエッジと軒並み取得難易度が高く、さらにレリミシエンピは最終段階まで強化しなければこのプロパティが付与されない。