クラウドスプリッタ

記事名読み
くらうどすぷりった/Cloudsplitter
片手斧エンピリアンWS

連携属性/分解
TP100020003000Hit修正項目系統係数
3.755.508.50×1STR40% MND40%-

武器をまとい、それを敵に叩きつけるようなモーション。

エンピリアンウェポンファルシャ」(Lv85~)か、アラルアクス(+1以上)、サクリパンテ装備時、もしくはクエストクポフリートの秘術片手斧>」をクリアしていれば、Lv99の戦士獣使いで使用できる。

属性WSで、威力はPCのレベルやメインウェポンアイテムレベルに応じて上昇する。
片手斧分解属性を持つ唯一のWSであり、また戦士にとってはLv3闇連携属性を持つWSとして、片手斧で出せる属性WSとして無二の価値を有する。

片手斧属性WSとしてはこの他に獣使い専用のプライマルレンドが存在する。
両者を比較してみると、


レジストを受けないことが前提とはなるが、格上の敵に対しても低いながらも安定したダメージが見込める反面、格下の敵に対してもダメージの増加が期待できない。
さらに実装当時は獣使い装備できる魔攻ブースト装備は非常に限られており、入手経路も新ナイズルやVWといった高難易度コンテンツのものばかりであった。
実装当初の性能・事情をまとめると、TP貯めによるダメージ修正率こそ高いものの、系統係数によるD値ボーナスがなく魔攻ブーストも行えないため、「必中のみが売りの残念性能のWS」でしかなかった。
そして後述するが、このあんまりな状態が長きにわたって続いていたのである。
歴史
2014年6月17日のバージョンアップでは他のWS共々基本性能が調整されている。それまでは以下の性能だった。
TP100020003000Hit修正項目系統係数
3.755.006.00×1STR40% MND40%なし

このバージョンアップでは修正項目魔法命中率は据え置かれているが、ダメージのレベル補正変更、TP2,000以上でのTPボーナスの引き上げなどが行われている。

2017年10月11日のバージョンアップで、ヘルプテキスト連携属性が追加されている。
エンピリアンWSへの期待と……
かつては即撃ちではプライマルレンドにも劣るダメージしか出せず、強力なWSを想像して武器を鍛えたプレイヤーは試し撃ちしてがっかりしたという。
同様の立ち位置にあるエンピリアンWSワイルドファイア」の威力と比べてもその差は歴然であり、その調整に疑問を覚えるプレイヤーもいた。

そこで「習得難易度に対して弱すぎるのでは?」という疑問に対して公式フォーラムにて回答が行われたのだが、これが獣使いの怒りの炎にさらに油を注ぐ結果となってしまった。
回答を要約すると、「アビセアエリアクラウドスプリッタ用に専用のチューニングをすれば強いです!」というもの。
たしかにそうすれば目に見えてダメージは上がるが、その場合灰塵のアートマ凶角のアートマといった物理攻撃強化アートマを捨てることになり
注釈3
例外はトリプルアタック付与と雷魔攻強化を同時に行える獅子のアートマくらいか。
、結果クラウドスプリッタダメージこそ上がるものの、時間あたりのトータルダメージで大きく劣る結果となってしまう。この質疑応答が行われた当時は獣使いダメージソースがマスターペット物理攻撃であったため、ペット魔攻を上げるなど以ての外であった。

当然ながらフォーラムのスレッドには「現状を理解しているのか?」という困惑の声が続出。
「現状に即した実用的な性能であるか(もしくはファルシャ取得の苦労に見合っているか)否か」にプレイヤー側は問題のフォーカスを当てているにも関わらず、運営側は「クラウドスプリッタダメージそのもの『しか』見ていない」頓珍漢な回答をしてしまっていたのだ。
暗雲にようやく射した光
現在では実装から実に5年の時を経て、クラウドスプリッタはようやく「何とか使えないこともない」性能に引き上げられている。

2013年11月5日のバージョンアップで追加されたクエストクポフリートの秘術片手斧>」をクリアすれば、ファルシャ以外の片手斧でもクラウドスプリッタが使用できるようになった。

2014年6月17日のバージョンアップにて調整が入り、他のWSと比較するとまだまだ弱いものの基本性能自体は以前より上がった。

決定的となったのがアルビオン・スカーム防具の追加である。
MNDブーストこそ後衛装備に劣るものの、魔攻に関しては後衛装備と遜色ないブーストがようやく可能になり、その他アクセサリーの類もソロで取得可能な品が増えているため、以前に比べ実用レベルに持っていくまでのハードルは相当低くなっている。2016年現在の主戦場であるアドゥリンエリア星唄エリアでは、イオニス神符による魔攻+も有効である。
ただし、意図的なものなのかどうかは不明であるが、IL時代に追加された多くの片手斧には魔法ダメージ+のプロパティが付与されていない
注釈4
例外はガトラーアイムールファルシャトライエッジいったRMEAアンバスケード武器パングなど、最高クラスの片手斧でなければこのプロパティが付与されない。


2016年現在ではシニスターレインで得ることのできる装備群によって、飛躍的にダメージを伸ばすことが可能となった。
これらで十分に魔法攻撃力ブーストをした上で、風水士ジオマレーズを貰えばTP3000で3万ダメージを超える事も可能。
戦士メインウェポン両手斧になって久しいが、連携の選択肢の一つにあると面白いのではないだろうか。

以上のように、実装当初と比べれば大きく強化されているものの、単純に大ダメージを拝みたいだけならば、物理WSの方がダメージが高くなる傾向にある。さらにBFの敵は魔防が高い者も多く、レジストこそされないがダメージは大幅に軽減された結果、物理WSよりも低ダメージに終わるということも少なくない。

また、物理WS用と属性WS用の装備を両方持ち歩くとなるとかばん問題ものしかかってくる。
名称について
名称は「雲を分つもの」を意味する。
プライマルレンド(=原初の分割)と対比させたネーミングだろうか。
関連項目
ファルシャ】【アラルアクス】【サクリパンテ】【エンピリアンWS】【アフターマス

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